いよいよ始まる高等部! ドルトンの新たなる幕開け

いよいよ始まる高等部! ドルトンの新たなる幕開け

inter-edu’s eye

2019年度に開校したドルトン東京学園中等部・高等部(以下、ドルトン)。ついに2022年度から高等部がスタートします。生徒を主役とした独自の教育メソッド「ドルトンプラン」による、自由度の高い学びが高等部ではどのように反映されるのか、また、ドルトンが力を入れる国際・英語教育について迫ります。

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高等部の自由度の高いカリキュラムに注目

ドルトンの高等部は必履修科目以外はすべて選択科目となります。コース制ではないため「文系・理系」にとらわれず、生徒の興味関心に応じて科目を選択できるのが大きな特徴です。
例えば、「高校3年生まで“美術”でデザインを勉強しながら“物理”も同時に学ぶ」ことができたり、半期で成績を確定させる学期完結制を採用しているため、「留学前の学期は英語の授業を重点的に履修し、帰国後は理数科目を中心に履修する」といったカリキュラムの組み方が可能です。さらに、高校3年生で高校2年生の科目を選択することもできるので、留学中に履修できなかった科目を帰国後に履修することも可能です。
午後は主に「ラボラトリー」の時間とし、自分でテーマやプロジェクトを選んでじっくりと学びを深めます。

ドルトンの6年間のカリキュラムはこちら ≫

世界へ羽ばたく広い視野を養う“国際・英語教育”

実体験を重視したプログラムにより、グローバル社会を肌で感じる「国際教育」と、実践的な英会話で実力をつける「英語教育」について、英語科の布村奈緒子先生にお話をうかがいました。

インターエデュ(以下、エデュ):オンラインを活用した国際交流について教えてください。

布村先生:オーストラリアやネパールで暮らす現地の人々と交流を行いました。マンゴー農園を営むネパールの方との交流では、生徒が“How big is your mango farm?”と尋ねると、現地の方が“Do you want to see?”と、広大なマンゴー農園の景色を見せてくれました。こうしたリアルタイムの交流は、その場で感じたことをすぐに言葉にして聞いたり、聞いた質問のフィードバックを映像で見せてもらえるので、生徒に刺激を与えてくれます。

エデュ:海外大進学者によるワークショップでの生徒たちの反応はいかがでしたか。

布村先生:ワークショップでは、直に海外で学んでいる大学生と交流できるので、具体的な海外の大学生活を知るだけでなく、エネルギーや心理学などの本格的な大学レベルの学問追求のおもしろさを体験することができ、生徒たちは目を輝かせていましたよ。

国内施設を活用した英語教育では、中学2年生が全員参加で3日間「東京グローバルゲートウェイ」で学習。「新聞を頼む」というミッションでは、“New York Times please.”とちょっと一工夫を加えて依頼をするなど、English Speakerとの交流を楽しんでいました
国内施設を活用した英語教育では、中学2年生が全員参加で3日間「東京グローバルゲートウェイ」で学習。「新聞を頼む」というミッションでは、“New York Times please.”とちょっと一工夫を加えて依頼をするなど、English Speakerとの交流を楽しんでいました

エデュ:希望参加制のターム留学の内容を教えてください。また生徒にどんなことを期待しますか。

布村先生:中学3年生の1月~3月の間に行われる希望参加制のターム留学は、1期生は20名参加する予定になっており、留学先はアメリカのサンディエゴとアイルランドのどちらかを選択できます。留学中は現地の授業に参加し、同世代の海外の生徒がどのような考えを持っているのかを直接肌で感じる機会となるはずです。
高い教育水準を誇るアメリカのサンディエゴでは多様性を尊重する姿勢を学んでもらいたいですね。また、アイルランドでは現地の企業での1週間のインターンがあるので、キャリア観を育んでくれることも期待しています。生徒には現地の生活文化を体験して、自律性を養ってきてほしいですね。

エデュ:中学3年生が実施した初の英語スピーチコンテストの様子を教えてください。

布村先生:予選を勝ち抜いた13名が英語スピーチコンテストに参加しました。「左利きの日常」、「昆虫食とは」、「障がい者としての苦労」などのユニークな題材が揃い、どれも自らの経験を元にした身近な社会問題ばかり。ときには観客を笑わせながら話を続ける様子は、実にドルトンの生徒らしく個性的で、大変感動しました。
残念ながら予選を勝ち抜けずに当日参観していた生徒たちも13名の勇姿に感化され、中には「スピーチコンテストで発表していた生徒のように、自分も英語を頑張りたい」とターム留学に応募した生徒もいました。

「左利きとマイノリティ」についてスピーチを行う生徒の様子。堂々と生徒たちの前で発表ができるのは、普段の授業でも多くプレゼンテーションをこなしているからこそ
「左利きとマイノリティ」についてスピーチを行う生徒の様子。堂々と生徒たちの前で発表ができるのは、普段の授業でも多くプレゼンテーションをこなしているからこそ

エデュ:英語科におけるクラス編成や授業について教えてください。

布村先生:ドルトンの英語科は、2クラス3展開の授業です。1クラス8~22名の少人数制で、英語力のレベルに応じた「アカデミック」「アドバンスト」「スタンダード」に分かれています。アカデミックでは週6時間ネイティブ単独の高度な授業、日本人と外国人TAがチームで担当するアドバンストとスタンダードでは、週6時間の授業中2時間をネイティブ主導で実施しています。

エデュ:英語科で取り組んでいるユニークな授業はありますか。

布村先生:多様なプレゼンとプロジェクト制作に取り組んでいます。例えば、My Favorite Places(お気に入りの場所について動画制作)、Magazine(英語科教員にインタビュー、雑誌形式でまとめてプレゼン)などを行いましたよ。

ドルトンの「意思を伝える英語力の習得」についてはこちら ≫

探究的な深い学びを養う“ラボラトリー”

生徒の探究心と深い学びを養うラボラトリー。中等部でどのような成果があったのか、また、高等部ではどのようなことが行われるのか、お話をうかがいました。

エデュ:中等部で実施してきたラボラトリー(テーマラボ)の授業例と成果を教えてください。

布村先生:ラボにはさまざまなものがあるのですが、生徒たちの将来に直結するおもしろいラボとして例に挙げるなら「起業ゼミ」でしょうか。民間企業にサポートをしてもらいながら、中学生が実際に起業を目指すラボです。ラボを通して生徒は社会との関わり方や責任感、コミュニケーション能力を培っています。
実際に事業成果をプレゼンするピッチ大会で高評価を得た生徒には、民間企業から法人設立費用として200万円の投資をしてもらっています。

気象予報士の資格試験に取り組むラボ。授業では扱わない専門的な分野もラボでは学べます
気象予報士の資格試験に取り組むラボ。授業では扱わない専門的な分野もラボでは学べます
途上国支援の手術室看護師から話を聞くラボの様子。実体験による話に生徒たちも興味津々です
途上国支援の手術室看護師から話を聞くラボの様子。実体験による話に生徒たちも興味津々です

エデュ:高等部で実施するラボラトリーの授業イメージを教えてください。

布村先生:ラボラトリーには、プログラミングを使ってデザインをしたり、レゴロボティクスを活用して車を走らせたりする教科横断型の「STEAMラボ」、教科の内容を深堀りする「教科探究ラボ」、自身で課題設定をして実験や制作に取り組む「Projectラボ」があります。企業や大学との連携プログラムも多数あり、その中から気になるプロジェクトに参加できます。

エデュ:高等部での学びにかける先生方の思いや意気込みを聞かせてください。

布村先生:高等部は中等部で学んだ「自ら学ぶ姿勢」をより深めることができる学びの場としたいと考えています。ニューヨークのドルトンスクールがChildren’s Universityと呼ばれていたように、本校も学内のあちらこちらで高校生が自らの考えや計画について外部の社会人や教員と議論をしたり、実験や研究などに没頭していたりする学校でありたいです。

生徒の知見を深める「ラボラトリー」 ≫

編集者から見たポイント

自分で好きなようにカリキュラムを組み立てられるドルトンの高等部では、生徒たちが学びたいと思うことに対して全力で没頭できる環境が整っています。体験を通した実践的な国際・英語教育も非常に充実しており、将来国際社会で活躍したいと考える生徒にぴったりな学校です。生徒たちがこれから築き上げていく自由でハイレベルな高等部に期待が高まります。

生徒が主役になって学ぶ「ドルトンプラン」 ≫

イベント日程

イベント名 日時
新入試説明会 2021年10月23日(土) 10:00~12:00
入試体験【来校型】【自宅参加型】 2021年11月6日(土) 10:00~12:00
入試体験【来校型】【自宅参加型】 2021年11月13日(土) 10:00~12:00
過去問題解説【オンライン開催】 2021年12月4日(土) 10:00~
学校説明会【新規参加者向け】 2021年12月18日(土) 10:00~12:00
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