大学との連携でさらに深まる進路の選択肢

大学との連携でさらに深まる進路の選択肢

inter-edu’s eye

隣接する大学との関係強化を進めることで、卒業後の選択肢がさらに広がり続ける東京家政大学附属女子中学校・高等学校。社会・経済での見通しが不明瞭な情勢の今こそ、女性が社会で活躍するために必要な進路を実現する中高大連携教育への期待が高まっています。

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社会で輝ける女性を育成する新たな学びがスタート

2021年、東京家政大学の教授として教鞭を執られている大澤力先生が、中高統括責任者・高等学校校長に着任しました。今後の教育方針や大学との連携を深めた学びについて、大澤先生のコメントをご紹介します。

大澤力先生(中高統括責任者・高等学校校長)
大澤力先生(中高統括責任者・高等学校校長)

大澤力先生 プロフィール

初等教育から大学教授までを歴任し、子どもの成長や学びの過程を教育現場の最前線で長年見守ってきた大澤先生は、一人ひとりの人生における中高時代の過ごし方や人との出会いを大切にした女性教育を実践しています。

インターエデュ(以下、エデュ):これからの教育方針や注目すべきポイントを教えてください。

大澤先生:建学の精神である「自主自律」を核として、生活信条となる「幸福な生活を創造できる女性(愛情)」「生涯学び続ける女性(勤勉)」「希望を持ち未来に活躍する女性(聡明)」を実践するために、学力と進路実績向上に取り組んできました。
刻々と変化する国際化・情報化に対応すべくインターナショナルスタンダードを目指し、探究学習と国際バカロレア教育を導入するだけでなく、生徒が卒業した後に社会で活躍するための知性・教養を育む重要性にも着目しています。
したがって、附属校の強みを活かした専門的な授業や、メディア情報技術と国際交流を取り入れた中高大連携を推し進めながら、「KASEI(家政)」から「SEKAI(世界)へ」を合言葉に、インターナショナルスタンダードに基づく、世界で活躍する輝きある女性の育成に取り組んでまいります。

大澤先生からのメッセージ ≫

進路の選択肢が広がる中高大連携のメリット

大学附属校ならではの推薦制度や外部大学への進学状況など、中高大連携が可能にしたトピックスの数々について、進路指導部長の和田圭太先生からお話をうかがいました。

エデュ:附属校推薦枠の利用傾向や生徒への指導内容を教えてください。

和田先生:過去5年間で附属校推薦制度を利用した進学者は年間平均で約35%となっています。進学面での安心感をもっていただけるものと考えています。特に中高一貫生は6年間のさまざまな取り組みの中で視野を広げていき、東京家政大学にはない外部大学の学部・学科に進学する生徒が多い傾向にあります。一方で、高入生は本校への入学時点で東京家政大学への進学を目指している生徒が多く見受けられます。
東京家政大学では、幼稚園教諭や保育士を養成する児童系の学科や栄養学部での高い就職率が人気を集めており、近年は心理カウンセリング学科への志望者数も増えてきています。

進路指導部としては、附属校推薦制度の利用を希望する生徒を対象に、大学側が附属生向けに実施している「学科別説明会」や「家政大模擬授業」への参加を後押しすることで、進学後に学ぶ内容や学科ごとに必要な学力をしっかりと理解してもらいます。このような機会を通して、普段の授業やボランティア活動などの課外活動の大切さを意識できるように指導しています。

授業の様子
環境教育学科の先生からラベンダーオイルを蒸留する方法を教えていただきました
授業の様子
子ども学部では、子どもの目線になってみる体験もしました
進学実績と附属校推薦枠の詳細 ≫

エデュ:保護者から寄せられる期待の声をお聞かせください。

和田先生:以前と比べてより一層、将来の仕事につながる進路指導が求められていると感じています。また、東京家政大学はもちろんのこと、就職や資格取得に強い女子大学への進学を希望されている保護者は毎年一定数いらっしゃいます。もちろん、そうした大学からも指定校推薦枠を数多くいただいているのでご安心ください。

エデュ:附属校ならではの進路指導について教えてください。

和田先生:本校の進路指導の特長は、幅広い選択肢を実現できる点にあります。東京家政大学が擁する6学部・15学科に加えて、外部大学への進学を視野に入れた受験指導を実践しており、多くの卒業生が国公立大学やGMARCH以上の難関大学、理系の大学にも進学しています。中高の6年間を通して将来のキャリアを考える「ヴァンサンカン・プラン」によって、進路を明確にする取り組みが実を結んでいます。

東京家政大学 注目のポイント

①2022年度に新設される「栄養学部」:従来の栄養学科に加えて、多様な職業に直結する管理栄養学科が誕生します。
②管理栄養士国家試験の現役合格率:2020年度は96.6%となり、全国平均の合格率64.2%を遥かに上回る実績を出しています。(そのほか国家試験の合格率:看護師98.9%、社会福祉士96.7%、保健師100%など)
③2020年度の教員等の採用者数:保育士246名、幼稚園教諭92名、小学校教諭61名、中学校・高等学校教員24名、公務員241名など、学生の希望を叶える体制が整っています。

編集者から見たポイント

女性の自立に欠かせない就職に強みを持つ東京家政大学との連携が強まることで、より早い段階でのキャリア教育や専門性の高い特別授業を実践することが可能になります。中高大連携に限らず、次世代に必要とされる国際教育によって伸びるであろう、外部大学への進学実績にもご注目ください。

公式サイト最新のお知らせ ≫

イベント日程

イベント名 実施日 時間
第3回 中学校説明会 2021年10月16日(土) 14:00~
緑苑祭(文化祭) 2021年10月23日(土)・24日(日) 10:00~16:00
第4回 中学校説明会 2021年11月21日(日) 10:00~
第5回 中学校説明会・入試体験プログラム 2021年12月19日(日) 10:00~
第6回 中学校説明会 2022年1月9日(日) 10:00~
ミニ学校説明会 2021年10月2日(土)・9日(土)・30日(土)、11月13日(土)・20日(土)・26日(金)、12月4日(土)、2022年1月14日(金)、29日(土) 10:00~12:00
中学校イベント情報 ≫

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