成長の舞台はKASEI!新制服に込める想い

東京家政大学附属女子中学校・高等学校
「KASEIから新しいSEKAIへ」をキーワードに、2025年度から高校での新コース制導入や中高大連携プログラムの強化など、教育環境をアップデートし続ける東京家政大学附属女子中学校・高等学校(以下、東京家政大附属女子)。同じく来年度からは制服もリニューアルされます。今回は、生徒会に所属する中学生2名と高校生1名に学校生活の様子や制服リニューアルについてうかがいました。

中学校生活を彩る行事

まずは中学生3年生のお2人に中学校で過ごした3年間についてうかがいます。

女子生徒
生徒会会長 樋口さん(中学3年生/バレーボール部)
女子生徒
生徒会議長 桐本さん(中学3年生/バスケットボール部)

家政で過ごした中学生活の中で印象に残っているイベントを教えてください。

樋口さん 私は緑苑祭が印象に残っています。私たちの学年は環境をテーマに模造紙にまとめて発表したり、ペットボトルのキャップをつなぎ合わせて海の生き物を再現するペットボトルキャップアートを作成したりしました。小さいお子さんが来てくれて「可愛い」と言ってくれたのが嬉しかったです。学年やクラスで協力して1つのものを作るので、結束力が高まったと思います。

ペットボトルキャップアート
環境をテーマとしたアート作品は大好評でした!

桐本さん 私は、中学3年生で行く修学旅行「ふれあいと学びの旅」が印象に残っています。沖縄に行ったのですが、沖縄県平和祈念資料館では戦争の過酷さを学び、戦争の大変さや当時の人々の感情を考える良い機会となりました。2日目には、グループに分かれて島ぞうり作り、シーサーの絵付け、三線、バナナボートをそれぞれ楽しみました。私はバナナボートを体験しましたが、スリルがあって楽しかったです。

作業に没頭する女子生徒たち
沖縄伝統の島ぞうり作り体験
シーサー作りの様子
一人ひとり違う個性的なシーサーを作りました
バナナボートを楽しむ様子
スリル満点のバナナボートで大はしゃぎ!

樋口さん 毎年、代々木第一体育館で開催される運動会は、とても盛り上がるので記憶に残っています。中学3年生は「石神井川渡り」が学年競技であり、クラスごとに作戦を立てて朝や授業の合間を縫って練習しました。赤・青・黄の3チームに分かれて声援を送り、クラスで団結力を高められたイベントだったと思います。

石神井渡り
中学3年生の名物競技「石神井川渡り」
石神井渡り
チームに分かれて白熱した時間になりました!

定期考査にあたってはどのように学習を行っていますか?

樋口さん 私はテスト1週間前から自習室に通い、英語の文法などつまづいてしまう箇所を重点的に先生に教えてもらいました。そのおかげで、点数を伸ばすことができました。

桐本さん 自習室には大学生のチューターの方が常駐されています。私は部活動が休みの火曜日に行くようにしているのですが、集中して課題を終わらせたり、わからない部分をすぐに解決したりできるので、定期考査対策でも役立っています。

将来を模索し始めた高校生が過ごす日々

続いて、高校で過ごす日々について高校2年生の塩谷さんにうかがいます。

女子生徒
生徒会会長 塩谷さん(高校2年生/ダンス部)

東京家政大附属高校で過ごす日々はいかがですか?

塩谷さん 私は高校から家政に入学しました。一貫生との合流は緊張しましたが、話してみるとすぐに仲良くなれました。特に運動会などクラスで連携する行事の後には、みんなで話せる雰囲気ができたように思います。

家政のどんなところが好きですか?

塩谷さん 勉強のサポート体制が手厚い点です。分からないことは各教科の担当の先生に聞くと、理解できるようになるまで寄り添って教えてくれます。また、並行して予備校の先生が講師として授業をする「特別進学講座」も活用しています。そのおかげで、塾に通っていませんが問題なく勉強についていけている状況です。
また、主体的に行動する生徒が多く行事が盛り上がるのも好きなところです。緑苑祭ではクラスで「喫茶しんご」というカフェを出店しました。ケーキ屋さんと連携してサブレやワッフルを売り、2日とも追加補充をしたうえで完売するほど大盛況でした。

進路について考えるきっかけになったイベントはありますか?

塩谷さん 将来は看護師になりたいと考えていて、国公立大学の理系を志望しています。看護系の入試では面接や小論文で医療系のテーマを問われることが多いので、「看護・医療系進学講演会」に参加しました。出題傾向などの参考情報を教えてもらったことで、受験時に必要となることのイメージがつきました。
また、外部模試を受けた際には模試を実施している企業の方が来校し、同学年の全国的な統計や苦手分野、今後の方針などを解説してくださいました。自分の学校だけでなく他校の実情も聞くことで、「もっと勉強を頑張らないといけないな」と鼓舞されました。

生徒の希望を盛り込んだ制服リニューアル

東京家政大附属女子では、2025年度から制服がリニューアルされます。スカートとスラックスが選べることに加えて、新制服ではリボンとネクタイの選択も可能に。デザインには生徒の声も反映されています。生徒会プロジェクトメンバーでもある3名に、新制服のポイントや周りの反応をうかがいます。

リニューアルされる制服について教えてください。

塩谷さん 中学・高校共通でスカートは3種類あります。無地のスカートと、好みに応じて選べるチェック柄のオプションスカートが2種類です。オプションスカートの1つは生徒中心にデザインしたもので、もう1つは複数候補の中から全校生徒に投票してもらって決まりました。
襟元はリボンだけでなくネクタイも選ぶことができます。中学生がゴールド、高校生がシルバーです。旧制服のリボンは中学生がえんじ色、高校生が紺色です。そのため、ゴールドの方にはえんじ色のライン、シルバーの方には紺色のラインが入っており、旧制服の名残もあるデザインとなっています。

樋口さん 生徒会が中心になって作ったオプションスカートは、チェック柄の中にゴールドとシルバーのラインを取り入れて、中学・高校どちらにも合うように意識しました。

桐谷さん デザインだけではなく、生地にもこだわってブレザーにはウール素材を使っています。デザインに凝ったポリエステル素材のものと着心地がいいウール素材のものの2択だったのですが、生徒会とプロジェクトメンバー内で投票を行い、旧制服と同じウール素材で着やすい制服に決めました。

制服
好みに合わせてアイテムが選べるようになりました!

新しい制服に関して、周りの反応や皆さんの感想を教えてください。

樋口さん 旧制服のオプションスカートが好きな子も多いんです。一方で新しいリボンやネクタイをつけたい気持ちもあるので、どちらの制服を着るか悩ましいですね。

桐谷さん 私の学年ではネクタイにしたいという声が多かったです。スカートとネクタイを合わせるのがかわいいと思うので、ネクタイも選べるようになって嬉しいです。

塩谷さん 私の学年では、リニューアル後のリボンの方が華やかでかわいいといった意見が多いです。私は来年高校3年生であと1年しかないので新制服に変えない予定ですが、新しいリボンを着けてみたい思いはありますね。

3名の女子生徒
生徒会メンバーを中心に全校生徒の意見も取り入れてリニューアルしました!

編集後記

インタビュー中のお話からは、学業だけではなく行事にも全力で取り組んでいる様子が伝わってきました。来年度からは高校での新コース制の導入や中高大連携プログラムの強化に加え、制服リニューアルも行われてアップデートが加速する東京家政大附属女子に期待感が高まります。少しでも興味を持った方は、ぜひ学校説明会に足を運んでみてください。

イベント日程

※詳細は学校公式サイトよりご確認ください。(すべて要予約)

イベント名 日時 備考
予約制個別説明会(中学) 2024年12月25日(水)・26日(木)・27日(金) 9:30~15:00 小6対象
※時間予約制
予約制個別相談(高校) 2024年12月25日(水)・26日(木)・27日(金) 9:30~15:00 中3対象
※時間予約制
第6回 学校説明会(中学) 2025年1月12日(日) 10:00~ 小5・6対象
入試直前アドバイスあり
ミニ学校説明会(中学) 2025年1月25日(土)  10:00〜 小3〜6対象
授業見学・スクールランチ体験(有料)あり