
異文化に出会い、自分の視野が大きく広がった語学研修
高校3年の生徒2名に第二外国語の授業について詳しく教えていただきました。
Y.C.さん

・神田女学園への志望動機:学校説明会の際に在校生の楽しそうな姿を見て憧れたためです。
・在籍コース:キャリアデザインコース
・所属する部活や委員会:部活/和太鼓部、委員会/風紀委員会
・第二外国語の選択科目:フランス語
K.M.さん

・神田女学園への志望動機:小さいころから英語が好きだったことと、この学校には多国籍の生徒が多いと聞いて、日常的にさまざまな言語に触れてみたいと思ったからです。
・在籍コース:アドバンストコース
・所属する部活や委員会:部活/軽音部とバスケ部、委員会/運動委員会
・第二外国語の選択科目:韓国語
お二人が第二外国語に選択したフランス語と韓国語の授業の特長を教えてください。
Y.C.さん フランス語の授業はとにかく楽しく、笑顔を一番にしていることが特長だと思います。また、「話す」「聞く」に重点が置かれているので、スピーキングやリスニングが強くなりました。授業ではフランス映画の鑑賞もあるのですが、自分の知らない世界観の作品を知ることは新鮮です。
K.M.さん 韓国語もフランス語と一緒です。まず韓国語そのものに耳が慣れること、そして自分で話してみる時間が多いです。先生はまるで“韓国のお母さん”のように優しい人なので、リラックスして授業を受けられます。廊下で会うと韓国語で「元気?」「ご飯食べた?」などと声をかけてくれます。

語学研修ではどんな体験をしたのでしょうか。
Y.C.さん 高校1年の春休みに、1週間のパリ語学研修に参加しました。現地ではルーブル美術館やモン・サン=ミッシェルなどを訪れて、フランスの文化や歴史について学びました。研修中はフランス語で店員さんに話しかけながら、自分たちで買い物をしたりと、実際の場面で言葉を使う楽しさも体験できました。
K.M.さん 私は2つの語学研修に参加しました。1つ目は高校1年の12月に1週間、ホームステイをしながら韓国の文化や歴史を学び、梨花(リファ)女子大学と延世(ヨンセ)大学を見学しました。研修中に、ホストファミリーがキンパを作って振る舞ってくれたのがうれしかったです。2つ目の研修では1か月間、梨花女子大学内の寮で生活しながら、中国や台湾の生徒たちと一緒に韓国人の先生から文法を中心とした授業を受けました。


留学生をおもてなし!ゲームセンターやアニメショップで深まる交流
姉妹校の生徒たちとはどのような交流をしていますか。
Y.C.さん オーストラリアからの留学生が来日したときは、英語でコミュニケーションを取って仲良くなりました。フランス語選択の生徒3~4人のグループに留学生を加えて、学校の周辺を散策するなどして交流を深めました。
K.M.さん 韓国の徳成(トクソン)女子高校の生徒とはオンラインでお互いの国の文化を紹介しあいました。その後、徳成の留学生が来校した際には、ペアを組んで一緒に授業を受けたり、課外プログラムで自分たちがよく遊びに行く場所を紹介したりしました。
留学生との交流で、印象に残っているエピソードを教えてください。
Y.C.さん 最初はお互いに緊張して上手く会話できませんでしたが、コミュニケーションを取るにつれて緊張がほぐれると、自然に笑顔が増えたのを覚えています。留学生の希望を聞き、皆でつけ麺を食べて、ゲームセンターで太鼓の達人をしたことが楽しい思い出になっています。
K.M.さん 語学研修時に仲良くなった韓国の友達が日本に留学してきて、再会できたことがとてもうれしかったです。その子は日本のアニメが好きなので、一緒にアニメショップに行ったり、おすすめの恋愛映画をお互いに紹介しあったりしました。


コミュニケーションを取る際に苦労したことはありましたか。
Y.C.さん 言葉がうまく出ずに固まってしまうことがありましたが、知っている単語を使いながら、小学生レベルの簡単な表現で伝えようと工夫しました。笑顔で話すことも意識し、気持ちが伝わるように心がけました。
K.M.さん 自分の伝えたいニュアンスが相手にうまく伝わらず、誤解されてしまうことがありました。特に日本語にしかない表現を韓国語に変換するのがとても難しく、伝え方に悩みました。そういうときは、翻訳機を使いながら言い方を工夫して気持ちを伝えました。
日々の学びで将来の目標が明確に
国際交流を経験して、変わったこと、成長したと思うことを教えてください。
Y.C.さん 語学研修で言語の楽しさを学び、フランス語検定(仏検)に挑戦するようになったことです。フランス語や英語でコミュニケーションをする苦手意識がなくなり、実際にやってみると「できる」ことに気づけました。
K.M.さん 現地の人の話すスピードに慣れて、自分の言葉で伝えられるようになるなど語学力が上がったと実感しています。また、語学研修では自分のことは自分でやらなければいけなかったので、自力で解決する力や行動力が備わりました。

今後の目標を教えてください。
Y.C.さん フランス語が学べる大学に合格することと仏検3級取得です。これからも留学をして他文化にもっと触れたいと思っています。
K.M.さん 私はその国の言語で自分の気持ちを伝えて、相手の気持ちをしっかりと理解できる理学療法士になることです。韓国語や中国語、英語などの勉強を頑張りつつ、大学の留学制度を使って、韓国で理学療法士の研修に参加したいです。
受験生へのアドバイスをお願いします。
Y.C.さん 神田女学園は語学中心のイメージがありますが、実は理系を選択する生徒も多いです。私自身、今は文系に進学して語学を勉強していますが、入学時は理系への進学を考えていました。受験生の皆さんには「神田女学園に入ってから、選択肢を見つけても大丈夫だよ」と伝えたいです。
K.M.さん 深く考え過ぎずに受験勉強を頑張ってください。神田女学園は自分がやりたいことを叶えられる環境があると思います。また多言語に触れる機会がとても多いので、語学が好きならぜひ入学してみてください。先生は良い人ばかりで、生徒との距離がとても近く、進学や就職先を考えるときも「この先生たちと一緒なら大丈夫」と思える安心感があります。
編集後記
取材中、生徒たちが国際交流で得た体験を生き生きと語る姿が印象的でした。神田女学園では、多言語教育に非常に力を入れており、第二外国語も生徒の希望に応じて教員が配置されるため、自分の学びたい言語を安心して選べる環境が整っています。受講する生徒の割合は、韓国語の履修者が最も多く、中国語とフランス語はほぼ同じとのこと。充実したサポート体制のもと、楽しみながら自然と語学力を身につけていく様子に、神田女学園の教育の強みが伝わってきました。
| イベント名 | 日時 | 備考 |
|---|---|---|
| 姫竹祭(文化祭) | 2025年9月20日(土)、21日(日) 9:30~15:30 | |
| 高等学校教育内容説明会 | 2025年10月4日(土) 14:00~ | |
| 中学校教育内容説明会 | 2025年10月5日(日) 9:00~ | |
| 中学校・高等学校授業見学会 | 2025年10月18日(土) 10:30~ |

