将来の可能性が広がる!高校2年生が紹介する探究フィールドワークの魅力

神田女学園中学校高等学校
「ニコル(NCL)プロジェクト」と名付けられた探究活動を通して、生徒の主体性と行動力を育む神田女学園中学校高等学校(以下、神田女学園)。今年8月には高大連携協定を結ぶ北陸大学と金沢工業大学を訪れ、2泊3日の探究フィールドワークを実施しました。今回はプログラムの内容や現地での学びの様子について、探究科主任の先生と参加した生徒にお話をうかがいました。

全国75大学とのつながりが生む生徒の探究力

金沢でのフィールドワークを引率した江森華子先生に、探究学習に込めた思いやプログラムの狙いをうかがいました。

江森華子先生

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・担当教科:社会科、探究科
・役職:教育推進部、探究科主任

探究フィールドワークの概要を教えてください。

江森先生 各地域の特色を活かした大学や施設と連携し、生徒が自分の進路や学びについて具体的に考える機会を提供しています。中学3年生から高校2年生を対象に、看護・医療体験や外国語の模擬授業、国際交流など、生徒の興味・関心に応じた多彩なプログラムを展開し、一人ひとりの成長を後押ししています。

広域の大学でフィールドワークを実施した狙いは何ですか。

江森先生 地方の大学にも特定の分野に強みや特色をもつ学びの場が数多くあります。そうした魅力を生徒に知ってもらうことで、進路選択や学びの視野を広げることを目的としています。また、大学生や地域の方々との交流を通して、日常の学校生活では得られない新たな視点に気づく機会にもなります。さらに、本校は全国75の大学と高大連携を結んでおり、そのネットワークを活かして、探究活動のアドバイザーとなる大学教員と生徒をマッチングする仕組みも整えています。

外国語の模擬授業_01
グローバルな視点を育み視野を広げる授業

今回の探究学習で、生徒は自身の進路について視野が広がったようですね。

江森先生 生徒たちは実際に大学の先生の講義を受ける中で、「自分に合っている学部はどこか」を改めて確認できたようです。また、探究に取り組む心構えや研究の難しさを学ぶとともに、抱えていた悩みを相談できたことで不安が解消され、自分の探究テーマに誇りを持って意欲的に取り組む姿も見られました。さらに、学習意欲の向上や主体性・自立心の成長に加え、地域の方々との交流が生徒たちに良い刺激を与えていました。

専門的な知識に触れ実践的な経験を積んだ3日間

金沢でのフィールドワークに参加した理由や現地での活動内容について、高校2年生のお二人にお話をうかがいました。

T.H.さん

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・神田女学園への志望動機:先輩が通っていて楽しそうだったのと、説明会に参加した際に、明るく温かい雰囲気が気に入ったから。
・在籍コース:キャリアデザインコース
・NCLプロジェクトのテーマ:AIを活用したバレエの姿勢分析について

M.F.さん

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・神田女学園への志望動機:学校説明会のとき、先生方の雰囲気がほかの私立校よりも温かくて親しみやすく、生徒との距離も近いと感じたことです。また、自宅から通いやすい距離にあったことも志望の決め手になりました。
・在籍コース:キャリアデザインコース
・NCLプロジェクトのテーマ:ワクチンについて

探究フィールドワークに参加した理由は何ですか。

T.H.さん NCLプロジェクトで取り組んでいるテーマに関連する研究内容があり、直接アドバイスをいただきたいと思ったからです。その研究をされている先生の講義を受けることで、より質の高い探究学習ができると感じました。

M.F.さん 将来は医療系の仕事に就きたいと考えており、その中でも特に看護師に強い関心があります。自分により合った進路を見つけるために、理学療法や薬学、医療技術などを幅広く学び、視野を広げたいと思ったからです。

当日の活動内容を教えてください。

T.H.さん 金沢工業大学で「デジタルツールで身体運動解析」という体験授業に参加しました。スマートフォンで撮影した動画をもとに骨格推定を行い、関節の座標をグラフ化して姿勢や動きをデータとして分析しました。また、探究学習の進め方や着眼点のつけ方などについて、大学の先生から具体的なアドバイスを直接いただけたことがうれしかったです。

M.F.さん 1日目は英語やジェスチャーを使って楽しくコミュニケーションを取りながら、食文化の違いについて学びました。2日目は理学療法のストレッチや筋力トレーニング、PCR体験、臨床工学技士による透析実習などを通して、医療現場への理解を幅広く深めることができました。

モーションデータ
最先端の技術を使って体の動きを測定します
外国語の模擬授業
ネイティブティーチャーによる授業

地方大学を訪問して良かったことは何ですか。

T.H.さん 普段の生活ではなかなか感じることのできない、広々とした土地や静かな環境、豊かな自然に触れることができ、首都圏にはない落ち着いた学びの環境が魅力的でした。

M.F.さん 大学生の方から直接話を聞き、大学ごとの特色ある学びや学校生活の様子を知る機会となりました。進路を考えるときには、「場所」で選ぶのではなく、自分の興味に合った学びができる環境かどうかを大切にしたいと感じました。

大学生とのグループワーク
大学生の話を聞き、大学生活のイメージを膨らませる生徒たち

フィールドワークでの学びが未来を拓く力になる

今回の経験を通して、今後の探究活動にどのように活かしたいですか。

T.H.さん どのような技術やツールを使うのか、またそれぞれのメリット・デメリットを比較し、何を重視するかを見極めることが大切だと分かりました。1つの方法にとらわれず、複数の手法を比較・検討しながら、より深く探究を進めていきたいです。

M.F.さん 医療の分野にはさまざまな専門領域があり、それぞれに役割や学び方があることを知りました。看護だけにとどまらず、興味のある分野を幅広く調べ、自分に合った進路を見つけていきたいです。

経験豊富な大学教員による講義体験

探究フィールドワークを経験して、成長したと思うことを教えてください。

T.H.さん ただ講義を受けるだけでなく、大学の先生に積極的に質問することを意識したことで、専門的な知識を深め、視野を広げることができました。自ら意識し、それを実践できたことが、何よりも大きな成長につながったと思います。

M.F.さん 医療職について幅広く理解を深めるだけでなく、知識や経験を積むことができました。さらに、計画を立てて主体的に行動することや、優先順位をつけて取り組む大切さにも気づき、意識が高まりました。

専門家によるアドバイス
心理情報デザインの専門家から直接アドバイスをもらう貴重な機会となりました

受験生へのメッセージをお願いします。

T.H.さん ときには迷いや不安で胸がいっぱいになることもあると思いますが、自分から一歩踏み出して行動するうちに、きっと気持ちが前向きになっていきます。さまざまな体験の中で多くの知識や発見が得られるので、興味を持ったことには積極的に挑戦してみてください!

M.F.さん 受験では大変なことも多いと思いますが、自分の興味や関心を大切にし、焦らず少しずつ努力を重ねてください。ときには息抜きも忘れずに、無理せず楽しみながら頑張ってください。応援しています!

江森先生 神田女学園では、全国75の大学と連携して「広域高大連携フィールドワーク」を実施しています。大学の学びに直接触れ、大学教員や学生と交流できるのは、本校ならではの取り組みです。フィールドワークを通して、自分の意識を大きく変え、成長できる環境が本校には整っています。また、11月と12月の学校説明会では、金沢フィールドワークに参加した生徒が、自身の体験や学び、気づきをプレゼンテーションします。ぜひ生徒たちのリアルな声を通して、本校の学びの魅力を感じてください。皆さまのご来校を心よりお待ちしております。

編集後記

神田女学園は、多言語教育に加えて理系教育や生徒の進路拡大にも力を注いでいます。金沢のフィールドワークは、「看護以外の医療分野を知りたい」「専門家からアドバイスを受けたい」という生徒の声をきっかけに実現しました。生徒一人ひとりの関心や将来の夢を全力で支える先生方の手厚いフォローにより、生徒たちは自分の将来について深く考えることができ、その経験が進路選択の大きな強みになったことが伝わってきます。今後も生徒の可能性を伸ばし、成長を力強く後押しする神田女学園の取り組みに注目していきたいと思います。

イベント名 日時
高等学校教育内容説明会 2025年11月8日(土) 14:00~
中学校教育内容説明会 2025年11月9日(日) 9:00~
中学校・高等学校授業見学会 2025年11月15日(土) 10:30~
高等学校個別相談会 2025年11月28日(金) 12:00~17:30、29日(土) 9:00~13:30