
「熱気」がキーワード!学園祭のテーマは「BOOM」に決定
芝の学園祭は今年で78回目を数える、長い歴史を誇る行事です。伝統あるイベントを取り仕切る学園祭実行委員の委員長と副委員長の3名が、学園祭に向けた思いを話してくれました。
島千瑛さん

高等学校 2年生
学園祭実行委員 委員長
・学園祭実行委員長に立候補した理由:昔からリーダーシップをとることや企画を考えることが好きだったからです
・所属クラブ:水泳部
武藤晴人さん

高等学校 2年生
学園祭実行委員 副委員長
・学園祭実行委員の副委員長に立候補した理由:性格的に二番手の立場で物事に取り組むのが得意だったからです
・所属クラブ:少林寺拳法部
小川正哉さん

高等学校 2年生
学園祭実行委員 副委員長
・学園祭実行委員の副委員長に立候補した理由:全体を見ながら学園祭を動かしていく役割に魅力を感じたからです
・所属クラブ:バスケットボール部
芝の学園祭を初めて体験したのはいつですか。
島さん 僕が芝の学園祭を初めて体験したのは小学5年生のときでした。熱気に溢れていて、みんなが心から楽しんでいるのが印象的でした。あのとき、自由な雰囲気を味わって芝を受験することに決めたという経緯があります。
武藤さん 僕は小学4年生のときに芝の学園祭を初めて訪れました。中高生のみなさんが積極的に声をかけてくれてとてもうれしかったです。あのとき目を輝かせていた先輩たちのように、僕たちも思い切り楽しめる学園祭を開きたいと考えています。
小川さん 僕が芝の学園祭を初めて経験したのは中1のときです。そのときの学園祭はコロナの影響で芝の生徒だけで行ったのですが、参加者として楽しさを存分に味わうことができたことを今年の学園祭に生かしたいと思います。
学園祭実行委員の委員長や副委員長として、どのような学園祭を目指していますか。
島さん 僕自身が小学生のときに感じたように、芝の学園祭の魅力は熱気だと思っていて、僕たちの熱量をどう発信しようか話し合いを重ねています。
武藤さん 学園祭には受験を検討中の小学生たちもたくさん来ると思います。同じ空間にいることによって学校の雰囲気も感じられるはずなので、芝の自由な校風に魅了されるような学園祭にしたいです。
小川さん 2人と同じで、学園祭はその学校の特色が特に出る行事だと思っているので、男子校ならではのエネルギーに満ちた2日間にしたいです。
島さん 「熱気」が一つのキーワードなので、今年の学園祭のテーマは「BOOM」に決まりました。アメリカン・コミックで爆発や衝撃を表す効果音ですね。シンプルな英語で僕たちが狙っていることを表現できているので気に入っています。


今年の学園祭で目玉となる新たな企画とは?
今年の学園祭にはどのような注目ポイントがあるのでしょうか。引き続きお話をうかがいました。

学園祭のプログラムで目玉となる企画を教えてください。
島さん 例年は校庭と地下ホール1階の広いスペースにステージをつくっていたのですが、今年は体育館にステージを集約させます。そこで照明や音響なども活用して、バンドやダンスのパフォーマンスが行われます。実は去年、群馬県みなかみ町で行われた校外学習でフェスを開催したんですが、それが大盛況だったんです。
武藤さん あれはすごかったよね。あの盛り上がりの影響で、学園祭のステージに立てるバンドは8組だけなんですが、オーディションには約20組のバンドが参加する予定です。
小川さん 芝の体育館にはステージがないんですよ。そこに業者さんにお願いして本格的なステージを組むので、それぞれのパフォーマンスを思い切り楽しめると思います。
島さん 今年はキッチンカーも新たに出します。僕たちが昼食でお世話になっているキッチンカーの方々にお願いして、出店してもらうことになりました。それから、女子校の山脇学園さんとのコラボにも注目してほしいです。
武藤さん 去年と同様、学校のそばにある東京タワーさんとのコラボも行います。スタンプラリー企画や展望台の割引に協力していただけるうえ、グッズも販売してもらう予定です。
小川さん 今年は学校のすぐ近くにある増上寺さんとも連携します。増上寺の宝物殿の割引について協力していただけないか、今話し合っているところです。
体育館のステージなど、新しい取り組みは注目ですね。
島さん 今までの伝統を守りながら、僕たちなりの新しい要素を加えたかったんです。そうした化学反応のような部分から新たな熱気が生まれてくると考えていて、その思いを「BOOM」というテーマに込めました。
武藤さん 例年どおり、部活単位での出し物もあります。文化系の部活は主に普段の研究成果などを発表し、運動系の部活は軽食をふるまう店を出します。
小川さん 僕が所属するバスケットボール部では、中3生と先生方の試合も行われます。毎年盛り上がる対戦なので、こちらも見ものだと思います。
島さん 例年の来場者は2日合わせて1万6,000人程度なんですが、今年は2万人を目標にしています。新たな企画が大きな引き金になるといいなと考えています。「shiba_fest」というアカウントのインスタグラムで随時情報を発信しているので、そちらもぜひチェックしていただきたいです!
「芝温泉」や「遵法自治」、「芝漬ゼミ」も魅力
学園祭の成功に向けて励む3名は学校の魅力をどのように感じているのでしょうか。受験生やその保護者に対するメッセージもいただきました。

芝で学んで5年目、この学校の特色はどこにあると感じていますか。
島さん のびのびとした校風から「芝温泉」と言われることもありますが、僕はこの言葉を気に入っています。それこそ裸の付き合いというか、誰にでも温かい環境だからこそ本音で話し合える友達がたくさんできました。
武藤さん 僕は「遵法自治(じゅんぽうじち)」という校訓が好きです。僕はこの言葉を「最低限のルールは守り、そのなかで最大限自分で楽しむこと」だと解釈していて、芝にはそういう生徒がたくさんいます。
小川さん 生徒だけじゃなく、先生方も個性的だと思います。授業に引き込む力が強いですし、どの授業も楽しいです。距離感が近いので、授業中もその後も質問しやすいと感じています。
島さん 先生方の好きなことを一緒に学ぶ「芝漬ゼミ」も魅力です。僕自身はアニメをとことん文学的に読み込むというゼミがとても楽しかったです。
武藤さん 先生も生徒も十人十色というか、それぞれが好きなことを追求している雰囲気があります。アジア物理オリンピックで銀メダルを獲得した生徒もいて、とても刺激を受けますね。
小川さん 僕にとって芝は家族のような場所です。先生方は生徒を信頼してくれるし、だからこそ僕たちは責任感が強まり、いろいろなことを思い切り楽しみながらやり抜くことができます。
最後に、受験生やその保護者に対してメッセージをいただけますか。
島さん 芝の持つ熱量を特に感じられるのは、学園祭だと思っています。今年の新しい企画には自信がありますし、ぜひ学園祭に足を運んでいただきたいです。
武藤さん 学園祭で僕たちの自由な校風を感じてほしいです。きっと芝を受験したいという気持ちになるはずです。
小川さん 芝は仲間と一緒に成長できる場所です。学園祭を体験して、ぜひ芝を進学先に選んでほしいです。
編集後記
3名が強調していたのは、芝に溢れる熱気の強さ。自由な校風に基づいて開催される学園祭は、芝ならではのエネルギーを存分に感じられる2日間となるはずです。9月の学園祭はもちろん、10月に行われる学校説明会にも足を運び、芝の魅力をぜひ感じてください。
イベント紹介
イベント名 | 日時 |
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学園祭 | 2025年9月13日(土) 2025年9月14日(日) |
第3回 学校説明会 | 2025年10月24日(金) 11:00〜12:00 |
第4回 学校説明会 | 2025年10月25日(土) 11:00〜12:00 |