
2025年度の入試では単願の受験者数が増加
2025年度の一般入試と推薦入試の志願者数を教えてください。
木村先生 一般入試と推薦入試を合わせると、志願者数703名、受験者数686名でした。受験者の在住エリアは東京都が最も多いですが、割合としては東京在住者55%、埼玉在住者45%です。推薦入試では、単願の入学希望者が増加しました。
2026年度推薦入試の特徴とは?
2026年度の推薦入試について変更点はあるのでしょうか。
木村先生
2026年度の推薦入試の特別進学クラスの定員は20名、選抜進学クラスと進学クラスの定員は合わせて155名です。東京都と神奈川県の公立中学校出身の受験生は単願のみとなりますが、それ以外の受験生は併願推薦が受けられます。入試科目は英語、国語、数学の3教科による適性検査と面接です。
また受験資格として、中学3年間の学習生活に真面目に取り組み、人物・行動面に優れていて、3年間の欠席合計が15日以内、9教科の内申点に「1」がなく、5教科の内申点に「2」がない生徒という条件があります。
変更点としては、26年度入試では加点の条件が変更になっています。詳しくは個別相談で相談員にご相談ください。
充実の学習環境、大東一高の魅力
大東一高の学習環境について教えてください。
木村先生
現役大学生が放課後の自習室に常駐し、学生の学習をサポートする「メンターシステム」があります。
さらに、クラブ活動の一つとして、2020年に勉強部が発足しました。週に1回以上、自習室に行き、勉強するクラブです。勉強部は進路指導部の先生全員が顧問で、学習履歴のチェックを受けながら自習学習を進めることを活動内容としています。夏休み、冬休み、春休みには通い型の勉強合宿もあります。
自分のペースで受験勉強ができるようになり、志望校に合格する生徒も増えてきています。
国際理解教育、留学制度が充実
国際理解教育として特徴的なイベントについて教えてください。
木村先生
Hospitality Program(ホスプロ)は本校の国際理解教育の柱の一つです。研修目的で来日する訪日団を本校で受け入れ、交流するプログラムで、例年16以上の国や地域の団体と交流しています。授業交流では書道体験もあり、本校の生徒が外国の生徒に書き方を教えています。
ホスプロに参加した生徒からは、「いろんな国の人と交流ができて楽しい」「他国の言葉や文化についてゲーム活動を通して知ることができる」といった前向きな感想や、「日本人はシャイな所があるので、もっと積極的に話しかける必要があると思う」といった感想も上がっています。


留学制度についても教えてください。
木村先生
1年間の長期留学、半年間の中期留学、3か月の短期留学制度があり、学費免除の交換留学と私費留学があります。長期交換留学は、ニュージーランドとカナダにある当校の姉妹校に通います。
私費留学では、姉妹校以外にも提携するカナダの教育学区内の高校で学ぶことも可能です。現地のコーディネーターやエージェントと本校の教員が連携し、生徒が安心して留学生活を送れるようサポートしています。
「英語を活かしたい!」2年生が語る大東一高の魅力
大東一高の国際理解教育に惹かれて入学した生徒たちにもうかがいました。
大東一高への志望動機と将来についていかがですか。
M.I.さん 私は航空会社の客室乗務員になりたいという目標を持っています。そのためには英語力を身につけないといけないと思い、留学システムがある大東一高を志望しました。学校生活は少し厳しいのかと想像していましたが、みんなが伸び伸びしていてとても楽しく、充実した学校生活を送っています。

K.H.さん 将来の夢は英語を多く使える職業に就くこと。いろいろな国に行ってさまざまな文化に触れたいと思っています。大東一高は兄が通っていて、留学に力を入れていることを知り志望しました。今、Global Community部に所属し、世界中の人とオンライン英会話で話をしたりしています。留学した経験も活かして、英語を自分の言葉にしたいです。

全国大会トップレベルのクラブも!部活の魅力
クラブ活動の最近の実績について教えてください。
木村先生
書道部やチアダンス部は全国大会の常連です。書道部は令和7年の全日本高等学校書道コンクールで大賞を受賞しています。チアダンス部は「USA Nationals 2025」において3位入賞となるなど、全国大会でも輝かしい成績を収めています。
各部ごとに部活動体験も行なっています。本校ホームページにある部活動のページに顧問のメールアドレスが記載されていますので、直接連絡を取って日程等を確認してください。


学校の魅力を直接体験!オープンスクール
受験生におすすめのイベントをご紹介ください。
木村先生
ぜひ来ていただきたいのはオープンスクールです。学校説明会、在校生が行う校舎案内ツアーのほか、オープンスクールでのみ授業体験や留学説明会に参加でき、書道パフォーマンスやチアダンス部の演技、吹奏楽部の演奏やクラシックギター部の演奏も見学できます。
9月には文化祭の「雄飛祭」が開催。生徒たちのいきいきとした姿を見ることができる貴重な機会です。
オープンスクール開催日
| 日程 | 学校説明会 | 個別相談会 | |
|---|---|---|---|
| 第2回 | 7/20(日) | 〇 | 9:00-15:00 |
| 第3回 | 8/30(土) | 〇 | 9:00-15:00 |
| 第4回 | 10/18(土) | 〇 | 9:00-15:00 |
| 第5回 | 11/15(土) | 〇 | 9:00-15:00 |
文化祭・学校説明会・個別相談会情報
| 日程 | 学校説明会 | 個別相談会 | |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 9/6(土) | 13:20-/14:50- | 14:00-16:30 |
| 第2回 | 9/20(土) | 文化祭 | 12:00-15:00 |
| 第3回 | 9/21(日) | 文化祭 | 9:00-14:00 |
| 第4回 | 10/4(土) | 13:20-/14:50- | 14:00-16:30 |
入学前にもさまざまな体験ができますね。入学後も国際交流、部活と充実した高校生活が送れそうです。
木村先生 国際交流が盛んな本校は、長期・短期の留学制度はもちろん、校内にいても交流が行えるプログラムも多数用意されています。英検は全員受験を必須としているほか、全校統一英単語テストなどもあり、英語に触れる機会が多くあります。また、本校は高校の食堂だけでなく隣接する大東文化大学の食堂やコンビニ、大学生協も使用でき、さらに昼食時にはキッチンカーも来ています。高校生のときからキャンパスライフを楽しめるのも本校ならではの大きな特長といえるでしょう。
編集後記
留学制度や国際交流が充実しており、留学を目的に同校を志望する生徒が多いとのこと。単願の志望者が増えている理由も納得です。オープンスクールなどでぜひ大東一高の魅力を肌で感じてみてください。

