国際理解教育が充実の大東一高!留学経験者のリアルボイスを紹介

大東文化大学第一高等学校
東京・板橋区の共学校、大東文化大学第一高等学校(以下、大東一高)は、大東文化学園の「東西文化の融合という多文化共生の中で、新しい文化の創造をめざす」という建学の精神をふまえ、国際理解教育に力を入れています。国際教育部で副主任を務める先生や、留学経験者にその特色をうかがいました。

さまざまな国の同世代と交流を図れる国際理解教育

大東一高が特徴とする国際理解教育について、国際教育部で副主任、グローバルコミュニティ部で顧問を務める小倉勇壮先生に説明いただきました。

国際教育部で副主任を務める小倉勇壮先生
国際教育部で副主任を務める小倉勇壮先生

大東一高は国際理解教育に力を入れていますね。

小倉先生 普段の学校生活では「ホスピタリティ プログラム」が特徴的です。海外の生徒と本校で1日交流する取り組みで、2024年度は19団体が来校しました。これまでは姉妹校のあるニュージーランドとカナダのみの受け入れでした。昨年度からは姉妹校も韓国が増え、それに加えアメリカ、オーストラリア、イギリス、オランダ、中国、インド、インドネシアなどから受け入れました。

大東一高の教育目標には「中正」というものがあり、偏った考えに陥らず、広い視野で多様性を受け入れる姿勢を育みたいと考えています。その点で、ホスピタリティ プログラムは生徒たちに好影響を与えています。

「ホスピタリティ プログラム」では、海外の生徒を2週間ほど迎え入れます
「ホスピタリティ プログラム」では、海外の生徒を2週間ほど迎え入れます
ホスピタリティ プログラムでの経験を留学に活かす生徒も少なくありません
ホスピタリティ プログラムでの経験を留学に活かす生徒も少なくありません

他にはどのような取り組みを行っていますか。

小倉先生 姉妹校との交換留学制度があります。2024年12月に韓国の梧柳(オリュ)高校と教育提携を結び、姉妹校が一つ増えました。カナダもニュージーランドも、さらには韓国も現地の学校に留学します。期間は約3か月の短期、約5かの中期、約1年の長期から選択でき、向こうで取得した単位を大東一高として受け入れるかたちをとっています。留学しても、大東一高で留年しなくて良い点が特色です。

留学制度の利用について、どのような効果を期待していますか。

小倉先生 英語力の向上はもちろん、人間的な成長ですね。実際、主体性や積極性、寛容性を強めて帰国してくる生徒が多いです。

留学がしたくて大東一高に!役に立った事前準備とは?

実際に留学を経験した高校2年生の2名に、その概要や事前準備についてうかがいました。

高校2年生のK.H.さん。大東一高の授業で“英語耳”が鍛えられたとのこと
高校2年生のK.H.さん。大東一高の授業で“英語耳”が鍛えられたとのこと
高校2年生のM.I.さん。「もともと英語が好き」だったそう
高校2年生のM.I.さん。「もともと英語が好き」だったそう

まず大東一高に入学した理由を教えてください。

M.I.さん 留学制度が充実していたからです。もともと英語が好きで、高校の進路を決めるときに大東一高の国際交流や留学プログラムに魅力を感じました。

K.H.さん 私も同じく国際理解教育の留学が決め手の一つになりました。一つ年上の兄が大東一高に通っていて、短期語学研修に行っていたので留学への憧れがありました。

実際にどちらに留学したのですか。

M.I.さん 私はニュージーランドの姉妹校のアボンデールカレッジに留学しました。期間は1年生の終わりからの3か月で、2年生の4月に大東一高に戻ってきました。

K.H.さん 高校1年生の9月にカナダに行きました。期間は5か月で、ウェリントンハイスクールで学びました。

M.I.さん(右端)はニュージーランドに3か月留学
M.I.さん(右端)はニュージーランドに3か月留学
K.H.さん(右)はカナダに5か月留学
K.H.さん(右)はカナダに5か月留学

留学前にはどんな準備をしましたか。

M.I.さん 特に活用したのはホスピタリティ プログラムです。イギリスやアメリカ、あるいは中国など、さまざまな国から来ている人と英語で積極的に話し、“国内留学”のような雰囲気を味わえた経験はとても大きかったと思っています。

K.H.さん 私もM.I.さんも同じグローバルコミュニティ部に所属しているのですが、そこで簡単な英文を反射的に発話することを繰り返していました。おかげで日常会話に対しても瞬発力がつき、カナダ留学中では普段のコミュニケーションに活きました。

M.I.さん 私はSNSなどで「これは使えそう」と思った英語の日常表現をチェックするようにしていました。それとグローバルコミュニティ部で使っているテキストをひとり言のように反復していました。

K.H.さん 当然、学校の授業も役立ちました。リスニングの時間はネイティブと同じくらいのスピードなので、“英語耳”を鍛えられました。

早い段階での留学を通じて英語力以外の面でも大きく成長!

高校1年生という早い段階での留学は、英語力以外の面での成長も促したようです。

二人とも「また留学したい!」と話してくれました
二人とも「また留学したい!」と話してくれました

留学当初で印象的だった出来事を教えてください。

M.I.さん 登校初日に悔しい思いをしたんです。勉強してきたフレーズが通じず、コミュニケーションがほとんど取れないことに落ち込みました。でも、せっかく来たんだからと気を取り直して、その翌日からできるだけクラスメイトの輪に入って質問したり自己紹介をしたりして、徐々に慣れていきました。

K.H.さん 私は学期始めの留学だったこともあってか、周りも「初めまして」の人が多くて、友達作りのタイミングだったんです。みんなで一から友達作りをすることが楽しくて、すぐに仲の良いグループができました「英語が完璧に通じなくても距離は近づけられるんだな」と感じました。

最初に大きな達成感を感じたのはいつ頃でしたか。

M.I.さん 留学して1か月半ぐらいしてから、ホストマザーに「英語力がついているね」と言われた際はうれしかったです。実際、そのときは先生が言っていることも友達が話していることも大体理解できるようになっていました。

K.H.さん 私は一人で買い物に行って、店員さんと一対一で話をして注文が通ったときに大きな手応えを感じました。留学して3か月くらい経ってからの出来事だったと思います。4か月目には英語でコミュニケーションを取ることに自信がついていました。

M.I.さん(左端)は留学を通して積極的な性格になりました
M.I.さん(左)は留学を通して積極的な性格になりました
K.H.さん(右)は4か月目には英語力に自信をつけていました
K.H.さん(右)は4か月目には英語力に自信をつけていました

留学を通じて、英語力以外で成長した部分を教えてください。

M.I.さん おとなしい性格だったんですが、ニュージーランドでの3か月を経験して積極的になった部分があると思います。向こうでできた友達は特に自己主張が強かったので、「これくらい自分を出していいんだ」と実感した影響は大きいかもしれません。日本に帰ってきてからはグループディスカッションなどでも自分から話し出すような場面が増えてきました。

K.H.さん 私は小さいことで悩まなくなりました。向こうでできた友達はみんな明るく前向きな人ばかり。カナダでの5か月間は「悩んだり考え込んだりしていても前に進まないな」と気付いた貴重な機会となりました。また、カナダ滞在中はお昼のお弁当を自分で作っていたんです。さまざまなことを行う中で「自分でもこれだけできるんだ!」という発見が多かった留学だったと感じています。

今後、留学の経験をどのように活かしたいですか。

M.I.さん 留学は人間的成長ができる場です。これからさらに英語力を伸ばして、大学は留学制度が充実しているところに進学したいです。将来は客室乗務員や通訳など、英語を使って人の役に立つ仕事に就きたいと思っています。

K.H.さん まず、高校1年生でこれだけの留学経験ができる環境はとても貴重だなと思っています。もっと勉強して大学などでもう一度留学したいですし、将来は日本にせよ海外にせよ、英語力を生かして誰かをサポートする仕事をしたいです。

編集後記

大東一高の国際理解教育は「互いの文化や考え方を知ることで双方の『違い』を理解し、相手を尊重することで相互理解の態度を養う教育」のこと。留学した2名が証明したように人間的な幅が広がる、大きな成長の機会となったことは間違いありません。留学を視野に入れている受験生にとっては、ぜひとも志望したい学校と言えるでしょう。

イベント紹介

イベントは開催日の1か月前の同日から予約可能です。

オープンスクール

当日のタイムテーブルは学校公式サイトの「説明会・個別相談会」ページにて掲載しています。

イベント名 日時 備考
第4回オープンスクール 2025年10月18日(土)9:00〜 体験授業、留学説明会、学校説明会、個別相談会、在校生による校舎見学ツアーにご参加いただけます。
第5回オープンスクール 2025年11月15日(土)9:00〜

学校説明会・個別相談会

日程 学校説明会 個別相談会
2025年11月1日(土) 13:20〜/14:50〜 14:00〜16:30
2025年11月29日(土) 13:20〜 14:00〜16:30
2025年12月6日(土) 13:20〜 14:00〜16:30
2025年12月25日(木) 13:20〜 14:00〜16:30