今回は、グローバルプログラムのひとつである「ニュージーランド3ヶ月留学コース」に参加した生徒にインタビューしました。また、麴町学園女子の英語教育を支える国際教育推進室室長の深瀬由布子先生にもお話をうかがっています。
3ヶ月間の海外滞在。慣れない生活を支えた留学先の学習環境とは
K.S.さんが留学先で通ったのは、勤勉で、友達を作りたいと思う生徒を広く受け入れている「サークレット・ハート・ガールズ・カレッジ」。日本以外に、中国・タイ・マレーシア・台湾・ドイツからの留学生も通う伝統的な女子高等学校です。まずはK.S.さんが学習した環境についてうかがいました。
現地ではどのような授業を受けましたか。
K.S.さん 私は英語・数学・理科・社会・美術を習いました。英語と数学以外は自分で受講したい教科を選択します。選択した教科をもとに先生が時間割を作ってくれるので、生徒は一人ひとり時間割が異なるシステムでした。
現地校の生徒とはどのような交流をしましたか。
K.S.さん お昼ご飯のときにみんなでふざけ合ったり、恋バナをしたりしたのがとても楽しかったです。また、体育祭などの行事のときに写真やSNS動画を撮り、仲が深まったと思います。
ホームステイ先での思い出はありますか。
K.S.さん ホストファミリーはとてもフレンドリーな雰囲気で、質問したり話しかけたりすると明るく応じてくれました。特に、原住民のマオリ語を教えてもらったことが印象に残っています。海に行ったりひまわり畑に行ったりと、思い出がたくさんできました。
留学の醍醐味、異文化交流の魅力
続いて、現地での生活や学んだことについて話していただきました。留学先では、周囲の人に自ら声をかけ、積極的にコミュニケーションを取ることが求められたそう。麴町学園女子で学んだ「使える英語」を活かして、K.S.さんはどのように周囲の人と打ち解けたのでしょうか。
積極的に話しかけることの大切さ
留学中、楽しかったことはありますか。
K.S.さん 放課後、友達とショッピングモールに行って買い物をしました。そのとき、ニュージーランドで流行っている洋服や音楽を教えてもらったり、逆に日本の流行を教えたりしました。
それでは、どんなことに苦労しましたか。
K.S.さん 下校中、降りるバス停を間違えてしまったときは困りました。バスのドライバーさんに伝えて帰り方を教えてもらいました。
留学生活の中で学んだことはありますか。
K.S.さん 今回の留学で、海外の友達を作り、コミュニケーション能力をつけることを目標にしていました。最初は話しかけるのに戸惑っていましたが、話して仲良くなってみると、文化は違っても感じていることが同じだったり、好きなものが似ていたりします。とにかく自分から話しかけてみることが大切だということを痛感しました。慣れない中でも自分から声をかけてできた友人は、今では貴重で大切な存在になっています。
英語学習を続ける理由にもつながった留学経験
留学を通して英語学習へのモチベーションに変化はありましたか。
K.S.さん ホストファミリーや友達と話していて、気持ちがうまく伝わらないときや、わからない単語が出てくるたびに「もっと勉強していればよかった」と思いました。留学でできた友達と再会するまでに、もっと話せるように勉強したいです。
留学経験や英語学習の成果を将来どのように活かしたいですか。
K.S.さん 将来の夢はまだはっきり決まっていないのですが、どんな職業に就いても英語が話せるような仕事をしたいです。日本に来た外国人の助けになることが、留学中お世話になった人たちへの恩返しになると思っています。
「使える英語」を身につける、麴町学園女子の国際教育
グローバル時代を豊かに生きるためのカリキュラム
麴町学園女子では、大学入試の英語に必要とされる「聞く・話す・読む・書く」の4技能だけでなく、コミュニケーションツールとして日常に使える英語を身につけるための「アクティブイングリッシュ」の実践に取り組んでいます。ICTをフルに活用し、音声教育やペアワーク・グループワークで英語への興味を育みます。
K.S.さんが麴町学園女子に入学したきっかけでもある「東洋大学グローバルコース」では、東洋大学との学校間教育連携により、高大7年間の充実した教育を受けられます。また英語教育・グローバル教育だけでなく、「みらい科」と呼ばれるキャリア教育を毎週1時間の授業として展開していることも特徴です。
こうした麴町学園女子の教育について、国際教育推進室室長の深瀬由布子先生に詳しくうかがいました。
習った英語を実際に使ってみる機会が豊富
麴町学園女子の国際教育・英語教育の強みを教えてください。
深瀬先生
英語教育では、アクティブイングリッシュを実践し、「使える英語」の習得を目指しています。授業は音声活動を中心に進めており、ペアワークやグループワークなど、生徒が学んだ英語を使う時間を多く取っています。
海外に行くチャンスが多いことも強みです。高校では修学旅行も海外ですし、ニュージーランドへの3ヶ月留学・1年留学やアイルランドへのダブルディプロマ・プログラムなど、多くの留学プログラムを用意しています。
ダブルディプロマ・プログラムとはどのようなものですか。
深瀬先生
アイルランドのRockwell Collegeと連携し、2年間の留学で現地の卒業資格(ディプロマ)と本校の卒業資格を両方得られるプログラムです。
本プログラムの生徒は、英語でコミュニケーションを取る力がつき、海外の友人に囲まれて楽しく過ごしている様子です。積極性も身につき、休暇中には校外でもさまざまなことにチャレンジする生徒が多いです。
留学生活の中で生徒にどのようなことを学んでほしいですか。
深瀬先生
どうしたら英語でうまくコミュニケーションを取れるようになるかを、考え学んでほしいと思います。それには、英語が話せるだけでなく、異なる文化・価値観を持つ人々を理解し尊重することや積極性なども大切です。そういったことを現地で実際に学び、身につけてほしいです。
また、留学中は自分で考え行動することが求められます。受け身にならず、主体的に行動できる力もつけて帰ってきてほしいと思います。
麴町学園女子に興味がある生徒に向けて、メッセージをお願いします。
深瀬先生 生徒たちは日々、さまざまな場面で楽しく主体的に英語を学んでいます。ぜひ一度、本校の特色であるアクティブイングリッシュを体験しにいらしてください。
編集後記
ニュージーランド3ヶ月留学の経験から、コミュニケーションにおける積極性を学んだK.S.さん。勇気を持てた背景には、麴町学園女子の英語教育で培った「使える英語」があったのではないでしょうか。コミュニケーションツールとして学んだ英語を実際に使ってみる機会を多く得られるのが、麴町学園女子で学ぶメリットと感じられました。
イベント情報
日程 | イベント名 |
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9/21(土) 14:30~15:40 | 英検対策講座 |
9/28(土) 9:00~15:30、9/29(日) 9:00~15:00 | 葵祭(学園祭) |
10/14(月・祝) 9:00~11:30、13:30~16:00 | 入試問題チャレンジ |
11/24(日) | 入試模擬体験 |