目黒日大2024年度中学入試の速報!~入試動向とイベント情報も~

目黒日本大学中学校高等学校
次年度で中学受験を突破した1期生~6期生が揃う目黒日本大学中学校高等学校(以下、目黒日大)。2024年度の中学入試ではどのような動向があったのでしょうか。受験生の当日の様子や併願先、2025年度の受験生になる新小6におすすめしたいイベント情報をいち早くお届けします。

2024年度の中学入試の動向をチェック!

過去6か年の「中学入試結果」と、2024年度の「志願者情報」から受験生の動向をチェックしてみましょう。

中学入試結果(過去6か年)※( )内は前年比

 
令和1
令和2年
令和3年
令和4年
令和5年
令和6年
出願者数
677
797
(118%)
1028
129%)
1165
(113%)
1464
(126%)
1177
80.4%)
受験者数
290
313
(108%)
476
(152%)
519
(109%)
614
(118%)
563
91.7%)
合格者数
119
165
165
168
181名 
172名 
実倍率
2.44
1.98
3.01
3.24
3.39
3.27

志願者情報 ※( )内は前年比 

実施日
21
22
24
AM/PM
AM
PM
AM
PM
科目
4
算理
適性
2
4
2
出願者数
211
84%)
164
74.5%)
57
98%)
64
73.6%)
293
87%)
388
76.2%)
受験者数
152
96%)
93
81.6%)
53
95%)
44
67%)
173
90%)
261
90.3%)
合格者数
44
95.7%)
22
100%)
14
82.4%)
7
100%)
35
79.5%)
50
98%)
学業奨学生数
3 9
合格倍率
3.45
4.23
3.79
6.29
4.94
5.22

2024年度目黒日大中学入試は出願数が昨年比80%でしたが、受験者数自体は昨年と大きな変化はなく、受験生からの変わらぬ人気がうかがえます。4科試験の受験生が多い中、2月4日の2科型試験も多くの受験生が集まりました。算理と適性検査型入試は昨年とあまり変わらない受験者数で、適性検査型入試の合格者の中から3名、4日の2科型からは9名、合計12名の学業奨学生が出るなど、レベルの高い受験生が多かった印象です。

中学入試を総括! 目指す合格ラインは6割

広報部主任の天野正貴先生に2024年度の中学入試の動向や入試当日の様子をうかがいました。

2024年の中学入試はどのような受験区分で行われましたか。

天野先生 受験区分は一昨年に2月1日(第1回)AM入試を4科型のみに変更をしましたが、今年は昨年と同様です。

今年度の入試動向を教えてください。

天野先生 初日に2科目がないことで、2日の2教科受験が初めてという受験生が多かったようです。中でも、2教科受験の女子は高得点者が多かったです。説明会で伝えていた「合格ラインは6割を目指すように」というメッセージがしっかりと届いていたと感じます。合格者平均も概ね6割前後でした。

天野先生
「倍率にとらわれず、各入試回で得点率6割を取れるように過去問題にしっかり取り組んで、得点を伸ばしてほしいです」と語る天野先生

目黒日大らしい入試問題の特徴を教えてください。

天野先生 算理はもともと算数1科目入試でしたが、5年前から教科横断型の合教科型としております。入学した1期生や2期生からは、「入試問題がとても面白かった」「算数の力を発揮できる理系科目があったためこの入試を受験した」との声がありました。学習塾の先生方からも教科横断型の対話文を含む、計算力を問う問題は好評をいただいています。

入試当日の受験生や保護者の様子を教えてください。

天野先生 受験生は緊張しながらも、入試へ立ち向かう真剣な面持ちで登校していました。保護者控室は体育館で200席程用意したのですが、最終日は日曜日だったこともあり満席で、保護者もお子さまの受験に真剣に向き合われているのが伝わりました。

受験生の併願校を教えてください。

天野先生 第1回入試(2月1日AM)の併願先は、上位に日大の付属校がランクインしました。男子は日本大学、女子は日本大学第一が一番多く、その他、青稜、法政大学第二、文教大学付属が上位でした。
第2回入試(2月1日PM)では男女共に成城学園が1位、第3回入試(2月2日AM)の2教科型・4教科型は、日本大学や成城学園のほかに、日本学園、日本大学第一、かえつ有明、多摩大学目黒、法政大学、なども併願先となっていました。また、第4回入試(2月4日PM)では、日本大学の付属校を中心に併願されている印象です。全体では都立はほとんどが桜修館。女子は成城学園が人気でした。

2025年度受験生の新小6へメッセージ

次年度の説明会やイベント情報を教えてください。

天野先生 イベントスケジュールが確定しましたのでお知らせします!

イベント情報 

イベント名 日時
1回学校説明会 2024年5月25日(土)
すずかけ祭(文化祭) 2024年6月15日(土)・16日(日)
第2回学校説明会 2024年6月29日(土)
学校公開 2024年8月25日(日)
第3回学校説明会 2024年9月21日(土)
第4回学校説明会 2024年11月2日(土)
第5回学校説明会 2024年12月14日(土)

※詳細は新年度を迎えた、4月以降に学校HPのイベント情報をご確認ください。

目黒日大の学校説明会に参加した受験生と保護者からはどのような反応がありますか。

天野先生 「在校生の様子や教員の熱意、きめ細かな対応などが伝わりました」とお声をいただいております。説明会では「偏差値が高い学校に進学すること=幸せ」ではないことをよくお話します。また、本校が教育の柱とし、生徒に目指してほしい姿を示した「学校ルーブリック」にも共感いただき、受験につながっていると感じます。

校舎
目黒日大には教育の柱として生徒が目指すべき姿を示す「学校ルーブリック」があり、そうした教育への共感から、在校生の兄弟や姉妹が受験をするケースが毎年見られるそう
生徒の一日午前授業
「学校ルーブリック」は、「共生」「向上心」「思考力」「表現力」など、生徒が卒業後に活躍していくために必要な9つの力を示しています

次年度の受験生にメッセージをお願いします。

天野先生 学校説明会では在校生がプレゼンテーションを行いますが、台本もプレゼン資料もすべて生徒が作成しています。受験生には本校自慢の在校生の姿を必ず見てほしいです。そして、「自分もこんな風に成長したい」と思っていただけたらうれしいです。

編集後記

説明会で登壇した在校生の保護者からは、「わが子の成長が感じられるプレゼンテーションでした。本当に感謝します」と声が届くとのこと。授業や探究学習で培ったプレゼンテーションによる表現力やコミュニケーション力が活きているのだと思います。目黒日大で6年間を過ごせば、卒業後にも役立つスキルが身につき、大きく成長できると感じます。