日大櫻丘の留学制度でニュージーランドへ。たくさんチャレンジした1年間

日本大学櫻丘高等学校
ネイティブ教師による英会話授業、英検の全員受験、留学生の受け入れ、デュアル・ディプロマプログラムなど「グローバル教育×ダイバーシティ」に力を入れる日本大学櫻丘高校(以下、日大櫻丘)は、留学制度も充実しています。1年生の1月から2年生の12月まで1年間、ニュージーランドのオークランド近郊でホームステイをしながら現地の高校に通う単位認定留学制度に参加した2人に、留学の動機から、留学を通じて何を得られたのか、将来のことなど、お聞きしました。

幼少期から英語に慣れ親しみ留学に興味

英語に興味を持ったきっかけを教えてください。

H.M.さん 小学校の時にオーストラリア人の先生から英語を教わっていて、ゲームをしたりカンガルーの話を聞いたりするのがすごく楽しくて、英語に親しみがあったんですね。それと小学4年生の頃、母の台湾の友達の娘さんで、イギリス留学経験もある大学生が1年間日本に留学に来ていたんです。よくうちでご飯を食べたり、一緒にいろいろなところに出かけたりして仲良くしてくれました。その人と英語でコミュニケーションするのが楽しくて、もっと英語が好きになりました。

ニュージーランドに留学したH.M.さん
留学したくて日大櫻丘を選んだH.M.さん

M.T.さん 僕も幼少の頃から英語を上手に話せるようになりたいと思っていました。それに父が大学生の頃に留学経験があって、ずっと僕にも留学を勧めてくれていたんです。父は今、外資系企業に勤めていて、日常的に外国人と英語でコミュニケーションしています。僕もそういうふうになりたいなって思っていました。なので、小学校も中学校でも英語の授業は好きだったし得意でした。

日大櫻丘に入学する前から、海外留学を考えていたんですか。

M.T.さん 高校で少なくとも1年は留学したいと思っていたので、学校の制度で長期留学ができる高校を探して、日大櫻丘を見つけました。他にも候補はありましたがここは海外の学校の単位を認めてくれるので、留年する必要がないというのがポイントでした。

ニュージーランドに留学したM.T.さん
M.T.さんはニュージーランドでギターも購入したとのこと

H.M.さん 僕も留学したくて日大櫻丘を選んだのですが、期間まではあまり考えてなくて、3か月の中期留学にするか、1年の長期にするか悩みました。でも、僕はもともと自分の考えを人に伝えるのが得意じゃなくて、その性格を変えたいという思いがあって、留学はそのチャンスかなって思っていたんです。そう考えると、3か月だけじゃ友達もできないし足りないなと思い、1年を選びました。

言葉の壁を乗り越え、新しいことへのチャレンジの連続

ニュージーランドでの学生生活はいかがでしたか。

M.T.さん いろいろなことに挑戦しました。選択授業で音楽を選ぶと、強制的にオーケストラ部に入ることになって、僕は小さい頃に少しピアノを習ったことがあったのでピアノ担当になったんです。ホームスティ先の家にピアノがあったので、久しぶりに猛練習しました。オーケストラでコンクールにも出たんですよ。
またバンドを作って僕はボーカルを担当し、文化祭にも出ました。部活ではサッカーとバレーもやっていました。それと、ラグビーが好きなので、留学中にオールブラックス(ニュージーランド代表チーム)の試合を観に行きました。ハカの迫力はすごかったです。

バンド演奏の様子
文化祭ではバンドのボーカルとして演奏
海の清掃ボランティアに参加
海の掃除ボランティア

いろいろ挑戦しましたね。友達はすぐにできましたか。

M.T.さん バディという制度があって、現地の生徒が僕の世話係になってくれていたので、すぐに仲良くなりました。そのバディの友達とまた友達になって、部活でも友達ができたし、どんどん広がっていきました。会話は耳が慣れていないうちはすごく難しかったんですが、友達が欲しかったので、最初は頑張っていろんな人に自分から話しかけていました。

H.M.さん 僕の通った学校はすごく留学生を受け入れている学校だったので、タイやメキシコなどいろいろな国の人たちがいて、現地の生徒もそれに慣れていて、とてもグローバルで楽しかったです。学校では広報委員になって、学校新聞みたいなものを作る役割を受け持ったんです。広報委員会では写真コンテストを企画して参加者を募集するポスターを作る係になったのですが、初めてのことだったので、どのように表現したらいいのか結構悩みました。
高校1年の時は写真部だったので、写真を撮るのが好きだったんです。向こうにも一眼レフを持っていったので、1年間で2000枚くらい撮りました。ニュージーランドはどこを撮っても絵になるんです。

学校の友達と一緒の写真
クラスメートの友達とH.M.さん

羨ましいです。ホストファミリーとの交流はいかがでしたか。

M.T.さん ホストファミリーがフィリピン人で、ニュージーランドとは違うカルチャーにも触れられて楽しかったです。フィリピンの話もしてくれたし、日本にすごく興味がある人たちで、日本のことをたくさん聞かれました。ホストマザーと一緒に、夕食の前や後にほぼ毎日一緒に散歩していたので、それで結構、英会話が上手になったと思います。

H.M.さん 語学学校に通っていた時と高校の時で、2つのお家にお世話になったのですが、どちらの家族もとても親切でした。語学学校の時の家には2週間しかいなかったのに、その後も5、6回ぐらい会って、誕生日もお祝いしてくれました。高校のホストファミリーも自分の子どものように接してくれたので、悩み事の相談とかもしていました。クリスチャンなのでクリスマスをとても大切にしていて、僕はクリスマスの10日前に帰国してしまうため、かなり前から家中を装飾してくれて、僕が帰る前にクリスマスパーティをしてくれたんです。すごく名残惜しかったです。

ホストファミリーとM.T.さん
ホストファミリーとM.T.さん
ホストファミリーと一緒にレストランで食事
ホストファミリーと一緒にレストランで食事
ホストファミリーとM.T.さん
語学学校のホームステイ先のホストブラザーと
ホストマザーと友達とお出かけ
ホストファミリーと友達とのお出かけ

英語で教わる授業は難しくなかったですか。

M.T.さん キリスト教の学校だったので、宗教の授業が一番難しかったです。分厚い聖書を読むのですが、本当に分からなくて。でも友達が結構教えてくれて、なんとかついていきました。逆に数学は簡単だったので、教えたりしていました。

H.M.さん 僕は歴史と経済の授業を取っていたのですが、経済学が特に難しかったです。内容も難しいし、ビジネスに関する知らない単語がどんどん出てくる。でも理解するために自分でプリントを作ったり、ホストファミリーに教えてもらったりして、なんとかついていきました。最終的にその授業の最後に、「一番努力した生徒だ」と先生が僕のことを表彰してくれたんです。ものすごく嬉しかったです。

将来は英語を使って仕事がしたい

もうすぐ高校3年生ですが、進路についてはどう考えていますか。

M.T.さん 将来は海外で働くか、日本で働くかはまだ決めていないですが、英語を使う仕事には就きたいと思っています。進路も、海外の大学を今調べていて、悩んでいるところです。これからIELTS(海外留学時の英語力証明テスト)を受けて、その点数を見て判断しようかなと思います。

H.M.さんとM.T.さん
将来は英語を使う仕事がしたいという2人

H.M.さん 僕は英語以外の言語も身につけたいなという気持ちがあります。ホストマザーが20年前にペルーから来た人で、友達が来るとスペイン語でよく話をしていたし、一緒の家にホームスティしていた留学生がドイツ人だったのでドイツ語を教えてもらったりとか、いろんな言語や文化が身近にあったので、興味が沸いたんです。将来は何か言語に関する仕事に就けたらいいなと思います。大学では国際関係についても学びたいです。

編集後記

幼少期から英語に親しみを持ち、海外留学をしたいという確固たる意思を持って日大櫻丘に入学した2人。留学先では素敵なホストファミリーと友人に囲まれ、積極的にたくさんのチャレンジをし、本当に素晴らしい体験をしてきましたね。そして将来の大きな夢を手に入れました。これからの2人はきっと、世界に羽ばたく大人になっていくことでしょう。