
先生は基本ノータッチ!でもイベント当日は計画通り!

学園祭の感想を教えてください。
長田くん 開催前日までは本当に大変だったのですが、いざ始まってみるとイベント全体が計画した通りに進み、目立つトラブルもありませんでした。学園祭からだいぶ経ちましたが、まだ終わった実感がありません。「明日も仕事があるかも」という気がしています。

生徒たちが学園祭にどう取り組んでいたかを教えてください。
寺尾先生 芝の学園祭は、教員側は基本的に関わらず、生徒たちが主体となって運営します。準備期間のスケジュールも生徒が決めるほどです。今年の生徒たちはだいぶゆっくり準備を進めている印象がありましたが、開催が近づくと急ピッチで動くようになりました。生徒の底力を感じましたね。
男子校にもミスコンがある!
印象的だった出し物を教えてください。
長田くん 特に盛り上がったのは校庭ステージで開かれたミスコンですね。ミスコンは、生徒が女装して一番可愛い娘を決めるというコンテストで「こっちを見てー!」「大好きー!」と歓声が飛び交いました。来場者の方も盛り上がっていたので良かったです。


長田くん バスケ部が行った中学3年生対先生チームの試合も面白かったです。先生方は生徒と対峙すると「絶対に負けない!」という気持ちになるそうです。体育館に入りきらないくらい観客が集まりました。


長田くん お化け屋敷も完成度が高かったです。学園祭の出し物は学年ごと・部活動ごとに企画するほかに、実行委員会の各部署が企画するものもあり、こちらは装飾部によるものでした。
ポジティブな声かけが多彩なアイデアを生む
来場者の方と接するときに気をつけたことを教えてください。
長田くん 笑顔で接することはもちろんですが、「自分自身も学園祭を楽しむこと」を大切にしました。来場者の方は生徒の明るさ、元気の良さを見に来ています。ですから、実行委員長であっても、一人の生徒としての素直な気持ちをなくさないようにしました。生徒全体を見ていて、仲間同士では男子校らしいノリを持ちながらも、来場者の方には丁寧に関わろうとする姿が目立ちました。そうした積極性が芝の生徒の長所だと思います。


運営に関して大切にしていたことを教えてください。
長田くん 生徒に対してポジティブな声かけをすることです。やる気も引き出せるし、良い企画にもつながると思って、実践していました。
寺尾先生 教員側も生徒のアイデアにストップをかけず、新しいチャレンジをさせたいと考えています。今回の生徒発案の取り組みに、飲食の模擬店に並んでいる行列の近くにモニターを設置して、ステージの模様を届けるというものがありました。順番待ちをする人に寄り添うやさしい視点を感じました。


最後に受験生へのメッセージをお願いします。
長田くん 芝は行事だけでなく、勉強も部活も「先生に言われて」ではなく、「自分からやる」という自由な校風の学校です。入学してからこれまでを振り返っても、いつもありのままの自分でいられました。そのうちにだんだんと大人になってきたと思います。
寺尾先生 生徒が行事を運営することは、保護者の皆さまの想像以上に成長につながります。自分が計画したことに対して、結果がダイレクトに返ってくるからです。思いを実現させる過程を経験させられるように、生徒を見守っていきたいです。
編集後記
長田くんは高校1年生のときに学園祭実行委員に初参加し、学校全体で一つのことを成し遂げる面白さに気づいたとのこと。新しい出会いがいっぱいの芝の6年間。入学後の大きな成長に期待です!
イベント日程
イベント名 | 実施日時 |
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学校説明会 | 11月4日(土) 11:00~13:00(後半は学校見学会) |
私学体験フォーラム in TOKYO(会場:麴町学園女子中学校・高等学校) | 11月12日(日) 9:15~13:00 |