中学3年間の集大成！ニュージーランド語学研修

姉妹校との深い交流から生まれる実践の場

中学3年生のほとんどが参加するニュージーランド語学研修は、英語力の向上だけではなく、長期留学を見据えた海外生活の適応力の強化も狙いの一つです。ホームステイや現地校での語学研修に加え、異文化交流や現地の主要スポットの見学など、充実のカリキュラムとなっています。中学3年次の2月にニュージーランド語学研修に参加した、高校1年生の3名にインタビューを行いました。

K.Iさんプロフィール

・所属コース：国際教養コース
・英検取得級：準2級
・神田女学園に入学したきっかけ：ダブルディプロマプログラム（以下、DDP）での留学希望のため

E.Kさんプロフィール

・所属コース：国際教養コース
・英検取得級：3級
・神田女学園に入学したきっかけ：特色のある学校に通いたかったから

A.Uさんプロフィール

・所属コース：高度教養コース
・英検取得級：2級
・神田女学園に入学したきっかけ：英語教育に特化していることに魅力を感じたため

現地校で授業を受けた感想を教えてください。

K.Iさん 学校ではAGGSの生徒とバディを組んで行動するので、バディが受ける授業に一緒に参加するのですが、英語で行われる授業が難しくてもバディが助けてくれるので、困ることなく、毎日楽しく過ごせました。授業で面白かったのは、先住民族のマオリ語の授業です。先生やバディが歌にして内容を教えてくれたのがとても印象的でした。

E.Kさん 私は化学の授業が楽しかったです。実験方法を示すチャートを見ながら自分たちで実験を進めるスタイルが新鮮でした。また、友達が参加した授業の話を聞いても、先生は見ているだけで生徒同士のプレゼンテーションだけで進む授業があったり、数学の授業で電卓の貸し出しがあったりと、日本の授業との違いが面白いと感じました。

授業や英会話でどのようなことに苦労しましたか。

A.Uさん 1歳の頃から英語に親しんできたのでリスニングもスピーキングも自信があったのですが、現地の方たちは早口で、使う単語も難しく、はじめはなかなか聞き取れませんでした。普段、学校でネイティブの先生と話しているときは、先生が理解しやすい単語を選んで話してくれていたことに気がつき、英語の語彙力をもっと身につけなければと思いました。

K.Iさん 会話の中のちょっとしたニュアンスの違いで、勘違いされてしまう場面がありました。そのときの経験をバネに、帰国してからはオンライン英会話でより実践的な英語力を磨いています。

現地校で行ったプレゼンテーションとワークショップについて教えてください。

E.Kさん 現地校の日本語クラスの生徒に向けて、各グループが日本文化をプレゼンテーションで紹介し、その後、実際に日本の文化に触れてもらうためにワークショップを開催しました。私のグループは「水引」を紹介し、ワークショップでは水引作りに挑戦してもらいました。楽しそうに参加をしてくれたので、準備をしたかいがありました。

A.Uさん 私は「はんこ」についてプレゼンテーションをしました。当日、準備したスライドが使えないハプニングがありましたが、神田女学園では授業で月に1回ほど英語でのプレゼンテーションがあるため、発表にも慣れており、慌てずにスピーチだけで乗り切ることができました。

ホームステイや語学研修での楽しい異文化交流

ホストファミリーはどのような方でしたか。休日の過ごし方などを教えてください。

K.Iさん 私のホストファミリーは、ファザーとマザー、ブラザーの3人家族で、とても優しかったです。休日には2回、ホストファミリーの親戚の誕生日パーティーに連れて行ってもらい、豪華な食事がずらりと並ぶ海外らしいホームパーティーに参加できました！

E.Kさん 私の家には6歳の男の子と2歳の女の子がいたので、カードゲームをしたり、アニメーションを見たりしながら遊びました。子どもたちの英語での表現や反応がとてもかわいかったです。

A.Uさん スイスとロシアの大学生が同じ家にホームステイをしていたので、みんなで食事をするときは、いろいろな国の文化の違いについて話すなど、異文化交流が盛んでした。日本食をホストファミリーに振る舞うという課題があったので、私は肉じゃがと抹茶のお蕎麦を振る舞い、みんな美味しいと言って食べてくれました。

AGGSの生徒との思い出を教えてください。

K.Iさん 私はバディととても仲良くなれました。お互いの文化について教え合ったり、一緒にランチを食べたり、ショッピングに行ったりして、本当に楽しかったです。お別れのときは泣きながら別れを惜しんでくれました。帰国してからもメールでの交流が続いています。

E.Kさん バディが友達を紹介してくれたので、たくさん現地の友達ができました。授業では教えてもらえない、流行りの言葉や略語などを教えてもらえたのはうれしかったです。

A.Uさん 私は通学中のバスでAGGSの生徒と仲良くなりました。彼女から授業で使用する日本のゴミ問題についての記事を見せてもらい、他国から見た自国の課題を知るきっかけになりました。

高校生活で取り入れたい多様な留学制度

今後、学校の留学制度をどのように活用したいですか。

K.Iさん 私はDDPを活用して、カナダへの留学を考えています。将来は海外で働くことが夢なので、カナダのきれいな発音の英語を学びに行きたいです。また、アメリカにも近いので、留学の際に足を延ばせたらと思っています。

E.Kさん イギリス留学に行ってみたいです。1年ぐらいの留学が自分には合っているかなと思っています。イギリス文化が好きなので、実際に肌で感じてみたいです。

A.Uさん 私は高度教養コースなのですが、3か月の短期留学なら可能だと思うので、今後利用するかもしれません。留学に行かなくても、個人的に夏期休暇などを利用して、海外に長期間滞在をして英語を学んでみたいです。

受験生へのメッセージ

受験生へメッセージをお願いします。

K.Iさん 神田女学園では先生と生徒の距離が近く、普段の勉強はもちろん、留学の相談もしやすいです。留学前のサポートも充実しているので、安心して留学に挑戦できる環境があります。

E.Kさん 留学を経験した先輩がたくさんいて、体験談や現地の雰囲気を教えてもらえるので、留学がしたい方にはとてもおすすめの学校です。留学に行く生徒も多いので、友達から「いってらっしゃい」と明るく送り出してもらえるのも良いと思います。

A.Uさん コミュニケーション力のある明るい子が集まっているので、とても楽しい学校生活が送れます。「海外の学校で学びたい」「将来は海外で働きたい」など、アクティブな生徒が多いので、積極的に楽しく英語を学べます。神田女学園で同じ志を持つ友達をたくさんつくってください。

編集後記

ニュージーランドへの短期留学は、中学3年間で培ってきた英語力を発揮する貴重な場です。親密な姉妹校との連携があるからこそ、生徒が多くの学びを得られる語学研修になるのだと感じました。留学を目指す生徒には、是非、さまざまな留学制度のある神田女学園の門を叩いてほしいです。

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