目指せ「文武両道」!巣鴨生が語る学校生活

巣鴨中学校・巣鴨高等学校
伝統的な有名進学校の一つである巣鴨中学校・高等学校(以下、巣鴨)。巣鴨の生徒たちは、部活動や委員会、課外活動と勉強を両立する「文武両道」を目指しています。そんな巣鴨での学校生活を、中学2年生のお二人に語ってもらいました。ユニークな伝統行事の魅力や男子校ならではの雰囲気、そして日々の勉強の工夫まで、生徒たちの飾らない言葉を通して、巣鴨で過ごす充実した日々の様子をお伝えします。

巣鴨で過ごす「文武両道」の日々

巣鴨が掲げる文武両道の学校生活について、生徒委員も務める中学2年生のお二人に、日常をうかがいました。

R.N.さん(中学2年生)

プロフィール画像

・部活:硬式テニス部、英語部
・印象に残っている出来事:球技大会のドッジボールで、仲間からの熱い声援を力に変えて逆転勝ちした経験

S.S.さん(中学2年生)

プロフィール画像

・部活:バスケットボール部
・印象に残っている出来事:文化祭で夜遅くまで残り、クラスメイトと協力して巨大なダンボール迷路を完成させたこと

巣鴨のどんなところに魅力を感じ、入学したのでしょうか。

R.N.さん 海外留学などのグローバル教育プログラムに魅力を感じて、巣鴨への入学を決めました。昨年参加した「イングリッシュ・シャワー」という夏のイベントでは、外国からたくさんの先生方が来校し、英語でのコミュニケーションを楽しむ貴重な機会となりました。

S.S.さん 個性的な学校行事が面白いなと思ったのが入学のきっかけです。ふんどしで海に入る「巣園流」や寒稽古など、ほかの学校にはないイベントが魅力的だなと思います。実際に巣園流を体験すると、ふんどし姿で海を泳ぐのは想像以上に楽しかったです。

男子校での学校生活についてどう感じていますか。

R.N.さん 正直に言うと、入学前は「女子がいないのは少し寂しいかな」と思っていました。でも実際に男子校生活が始まると、男子だけで気兼ねなくワイワイ騒ぐのがすごく楽しくて。今ではそんな心配もすっかりなくなりました。

S.S.さん 僕は逆に、共学だった小学校時代、異性の目を少し気にしてしまうのが嫌だったので、男子校がいいなと思っていました。実際、全員男子だと本当に話しやすいですし、先生方もそれを分かった上で授業をしてくれるので、クラスはいつも明るい雰囲気で楽しいです。

勉強と部活動を両立する工夫を教えてください。

R.N.さん メリハリを何より大切にしています。勉強のときは勉強に、運動のときは運動に集中する。もちろん、ゲームをしたりYouTubeを見たりしたいときもありますが、そこは自分の中でルールを決めているんです。例えば「勉強を1時間くらいやったら動画を1本見て休憩する」というように、集中と休憩を繰り返すようにしています。
部活は英語部とテニス部に入っていて、それぞれ活動曜日が違います。ただ、たまに二つの部活が同じ曜日になってしまうときは、状況に応じてどちらに参加するかを選んでいます。英語部での活動は勉強している感覚に近いですが、一方テニス部は、運動できていい気分転換になっていると思います。

英語劇「アラジン」
R.N.さんは文化祭で英語劇「アラジン」を披露しました

S.S.さん バスケットボール部の活動がない曜日や休みの日に、勉強する時間をあらかじめ決めています。勉強すると決めた時間には、必ず集中して取り組みます。その時間にしっかりやっておけば、ほかの時間は遊びや好きなことにあてられるので、ストレスもたまりません。「やるときはやる」と決めてしっかりやることが大事だと思います。

バスケットボール部の様子
S.S.さんは中学からバスケットボールをはじめました

自然と成長できる、巣鴨の最高の環境

巣鴨の先生や先輩からの言葉で、印象に残った言葉はありますか。

R.N.さん テニス部の顧問の先生から受けたアドバイスが印象に残っています。力が入りすぎてうまくボールが飛ばなかったときに、「力感のないスイングをしろ」と指導されたんです。その通りに力を抜いてみたら、本当にうまく打てるようになりました。
それから、担任の先生が最初のホームルームで話してくれた「やるべきことはやる」という言葉も印象に残っています。人として守るべき最低限のことをきちんとやっていれば、先生たちは僕たちをむやみに怒ったりしない、と。以来、自分の行動の基準になっています。

S.S.さん 生物の先生が授業中に言っていた、「めんどくさいは、できること」という言葉が印象に残っています。家事の手伝いや、簡単なのに後回しにしてしまう宿題って「めんどくさい」ことなんですよね。でも、めんどくさいと感じることはどれも、自分に「できること」なんです。この言葉を聞いて以降、めんどくさいと感じたことは意識的にスイッチを入れ、すぐに取り組むようになりました。

巣鴨の施設でお気に入りの場所はありますか。

R.N.さん 施設ではないのですが、お気に入りの場所は校門です。登校中にぎやかだった生徒たちが、校門をくぐると「巣鴨生」の顔つきに切り替わる。その様子に、こちらも身が引き締まる思いがして、校門はいいなと思います。

S.S.さん 僕にとって大切な場所は、ギムナシオン(体育館)です。昼休みや部活の練習のときに、いつもバスケットボールを練習する場所です。白っぽい照明と自然光が混ざった、独特の明るさが好きですね。ギムナシオンで仲間たちとバスケットボールをしていると、いい環境で運動しているなと感じます。たくさんの思い出が詰まっている場所です。

バスケットボール部の様子
バスケットボール部では、単に勝つことだけでなく、目標達成までのプロセスから多くのことを学んでいます

お昼休みの過ごし方を教えてください。

R.N.さん 教室でお弁当をさっと食べて、残りの時間は外で運動しています。友達と鬼ごっこをすることが多いです。お弁当は基本的に家から持ってきますが、たまに寝坊してしまったときなどは、校内で販売されているお弁当を買うこともあります。たまにお弁当を買って食べるのも楽しみなんです。

S.S.さん 僕も早めにお昼ご飯を済ませてバスケットボールの練習に行くことが多いですね。ギムナシオンが混んでいて練習できないときは、部活の友達とおしゃべりして過ごしています。昼休みの過ごし方は本当に人それぞれで、静かに読書している人、中には宿題をやっている人もいますよ。

巣鴨での成長目標と、未来の受験生へのメッセージ

今後の目標を教えてください。

R.N.さん まずはテニスがもっと上手くなれるよう部活を頑張ります。1ゲーム、1ポイントもおろそかにしないで、大会では1戦でも多く勝ち進めるように努力していきたいです。勉強面では、中3からある「数学クラス」という選抜クラスに入って、安定して上位を取れるようになりたいです。そして、僕もいつかは留学に挑戦したいと思っています。

S.S.さん 僕もバスケットボール部でもっと練習して、スタメン入りを果たすことが目標です。それから、巣鴨の海外教育プログラムを利用してイギリス留学に行ってみたいと思っています。僕の母もアメリカに留学した経験があり、「英語は覚えて損がない」と言ってくれているので、流暢に話せるようになりたいです。

巣鴨への入学を目指す受験生へ、応援メッセージをお願いします。

R.N.さん 巣鴨には、巣園流や寒稽古などの伝統行事や、グローバルな海外プログラムなど、魅力がいっぱいあります。貴重な経験がたくさん待っているので、ぜひ勉強を頑張ってください。

校内英語スピーチコンテスト
英語部による毎年恒例の「校内英語スピーチコンテスト」

S.S.さん 巣鴨は行事や勉強など、自分を成長させてくれる機会が本当にたくさんある学校です。この素晴らしい環境で学ぶためには、まず入学できないと始まりません。大変な時期だと思いますが、頑張ってほしいです。

編集後記

巣鴨には、ユニークな伝統行事と、魅力的な海外プログラムが盛りだくさんです。厳しい受験勉強と入学試験の先には、文武両道の充実した日々が広がっています。部活動や、中学生らしい遊びの時間、そして勉強。どれ一つ諦めない巣鴨での学生生活によって、いまの楽しさも、成長の先にある明るい未来も、両方を手にしてみませんか。ぜひ学校説明会や文化祭などで巣鴨の雰囲気を体感してみてください。

イベント情報

イベント名 日時
巣鴨祭(体育祭) 2025年9月18日(木)8:30〜15:00
巣鴨祭(文化祭) 2025年9月20日(土)9:00~16:00
2025年9月21日(日)9:00~15:00
第2回高等学校説明会 2025年10月4日(土)10:00~
第3回中学校説明会 2025年10月11日(土)10:00~
第4回中学校説明会 2025年11月8日(土)10:00~
第3回高等学校説明会 2025年11月15日(土)10:00~