
先生もびっくり!英語力が大きくアップした1年間
入学から1年が経ちましたが、国際コースでの学校生活はどうですか。
Aくん 入学してから、英語漬けの毎日に変わりました。入学したばかりの頃は大変でしたが、先生と1対1で英語を話すうちに、少しずつ英語での生活に慣れてきました。先生がしっかりサポートしてくれるので安心です。
Bくん 僕は小学校ではインターナショナルスクールに通っていました。今は英語と日本語を使う授業が両方あるので、英語力も日本語でのコミュニケーション力も、どちらもバランスよく伸びていると感じます。

この1年で印象に残っている授業や行事を教えてください。
Aくん 体育です。特にイギリス発祥のクリケットは、国際コースだからこそ体験できる競技だと思います。体育は1年生と合同で行うこともあり、人数が多くなってより楽しくなりました。それに、体育大会は高校生と一緒に行うのでとても盛り上がりました。
Bくん コーディングを学べる「コンピューティング」の授業や、「デジタル・リテラシー」など、小学校にはなかった授業がとても新鮮でした。
ロブ先生、2年生の成長ぶりはいかがでしょうか。
ロブ先生 この1年での英語力の伸びには、本当に驚いています。特に印象的だったのは、先日ケンブリッジからの視察があったときのこと。ある生徒がとてもスラスラと英語で自己紹介をしていたのです。入学当初は「英語に自信がない」と言っていた生徒だったので、その成長に感動しました。視察の方も「あなたはどちらの出身なの?」と聞いてしまうほど流ちょうな英語で、私も後で「さっきの英語は素晴らしかったよ!」と声をかけました。もちろん、相談ごとなどを英語で話すのはまだ難しいこともあると思いますが、それでもみんな、一生懸命取り組んでいます。
1年間での変化は大きいのですね。改めて、国際コースの魅力を教えてください。
ロブ先生
ご紹介したい特長はたくさんあるのですが、代表的な3つに絞ってお話しします。
一つ目は、最大20名の少人数クラス制です。生徒一人ひとりの理解度や学習ペースに合わせて、丁寧な指導を行っています。
二つ目は、「4つのC」(※1)を用いた内容言語統合型学習(CLIL)(※2)の実践です。たとえば、「英語」の授業ではX軸・Y軸といった「数学」の専門用語を英語で学び、「コンピューティング」の授業ではグラフの作成方法を習得します。さらに、「サイエンス」の授業でそれらを組み合わせて分析を行い、実践的なスキルとして定着させます。このように教科を横断して学ぶことで、英語が自然に身につく環境が整っています。
三つ目は、「グローバル・パースペクティブス」という授業を通して、あるトピックを多様な視点から分析する力を養っている点です。これにより、批判的思考力や問題解決力が自然と身につきます。
※1 4つのC:Content(内容)・Communication(言語)・Cognition(思考)・Culture(文化)
※2 CLIL:Content and Language Integrated Learning

先生のサポートの他、友達同士でも切磋琢磨できる環境
授業で大変だったことや、これは国際コースらしいというところを教えてください。
Aくん 英語を使って各教科の専門用語を覚えることです。最初は本当に苦労しましたが、先生のサポートが心強かったです。国際コースでは、放課後に各教科の先生が学習を見てくれる時間があるので、僕もよく難しい課題について質問しています。そのおかげで、「新しいことを学ぶために、新しい英単語を覚える」という挑戦にも、だんだん慣れてきました。
Bくん クラスのみんながフレンドリーな上に、学習面ではお互いに切磋琢磨しています。授業中もテスト前の勉強でも、誰かが困っていると、他の生徒が自然とサポートする雰囲気があります。真剣に勉強に向き合う生徒ばかりなので、仲も深まりやすいです。
Aくん 数学の授業では、プリントの問題をペアで解く「ペアワーク」があります。自分だけでは思いつかない解き方やヒントを相手から知ることができて、とても良い刺激になっています。

ロブ先生は、クラスの雰囲気についてどう思われますか。
ロブ先生 皆、とても仲が良いですね。授業ではペアワークが多く、互いにサポートし合うフレンドリーな雰囲気があります。2年生の「どんなことにも協力する精神」は、1年生にも少しずつ根付き始めています。
素晴らしいですね。先生と生徒の関係はいかがでしょうか。
ロブ先生 先生と生徒という立場はしっかり保ちつつも、フレンドリーな関係を心がけています。給食の時間にフリートークをしたり、体育大会では一緒に応援したりと、生徒が学習面以外のことも気軽に相談できる雰囲気作りに努めています。
先生方は、生徒の学びをどのようにサポートしていますか。
ロブ先生
私たちは生徒の学力向上だけを支えているわけではありません。自分で考え、自分で選び、自分で行動する「オーナーシップ(主体性)」を持って学ぶ姿勢を育てることを大切にしています。関心のあることを自分の意思で選ぶことで、学習意欲は高まります。そのため、国際コースではさまざまなプログラムを用意し、生徒が「これだ」と思えるものを見つけられる機会を増やしています。
2025年度からは、中学2年生以上を対象に、英国エジンバラ公国際アワードに参加します。これにより、生徒は学業だけでなく、ボランティア活動やスキル習得、アウトドア活動など、多彩な経験を積むことができます。実際に、ある生徒は幼稚園で英語を教えるボランティアに挑戦する予定です。これも本人が主体的に見つけ出し、自分で参加を決めたもので、まさに「自ら考え、選び、行動する」姿勢の表れです。

海外の大学を目指す生徒も!自分の「やりたい」を見つける6年に
上野学園は部活も活発ですね。二人はどんな部活に入っていますか。
Aくん 念願だった陸上競技部に入りました。短距離走の選手として、これからどんどん大会に出られるよう頑張ります。
Bくん 僕は入学時からずっと作りたかったチェス部の設立に向けて動いています。1年生にもチェスの魅力を伝えながら、部員を集めていきたいです。
充実した学校生活ですね。今後の目標を教えてください。
Aくん 以前は「オーストラリアの大学に進みたい」と考えていましたが、国際コースで学ぶうちに、他にも興味が湧いてきました。この6年間で、自分の進路や将来の夢をじっくりと考えたいと思います。
Bくん 将来は海外での大学進学や留学を考えています。その夢に近づくために、今は英検1級合格やTOEFLで高スコアを取ることを目標に、勉強に励んでいます。
ロブ先生 生徒は日々成長します。「この道へ進みたい」と思っても、次の年には「別の道も面白そう」と興味や将来の希望が変わることもあります。その点、国際コースでは、学習指導要領とケンブリッジ国際教育プログラムを融合した日本初の一条校として、多様な分野に触れる機会を提供しています。生徒のモチベーションを大切にし、「やりたい」と思ったことを一緒に探し、サポートしていきたいと考えています。

最後に受験生へのメッセージをお願いします。
Aくん 「英語が身につく環境に興味はあるけれど、自信がない」という人も多いと思います。でも国際コースでは、先生が成長をしっかりと支えてくれるので安心できます。体験授業で皆さんに会えるのを楽しみにしています。
Bくん 国際コースは、とにかく仲が良いことが誇りです。友達と高め合いながら、毎日メリハリをつけて勉強に向かう人は、大きく成長できると思います。
ロブ先生 ぜひこの国際コースで、アイデンティティを大切にしながら、他者や世界のことをオープンマインドで学んでください。英語力やグローバルな視点、そして高い思考力を、楽しみながら磨いていきましょう。
編集後記
以前取材したAくん、Bくんはこの1年でめざましい成長を遂げていました。上野学園国際コースのテーマは、英語を使ってさまざまな学問や価値観を知り、考えを深めること。英語力はもちろんですが、人として大切な「生きる力」を、10代という貴重な時期に深められる環境です。まずは体験授業などで、この魅力を体感してみてはいかがでしょうか。
イベント紹介
| イベント名 | 実施日時 | 備考 |
|---|---|---|
| ミニ学校説明会 | 2025年8月23日(土) 13:30~ | 学校説明 / 入試概要 / 施設見学・個別相談(希望者) ※これまで上野学園に来校したことのない小学生(中学受験)・保護者 |
| 国際コース 第4回 無料体験授業&学校説明会(対象:小学5~6年生) | 2025年9月27日(土) 13:30~15:30 | コース説明・個別相談・体験授業「グローバル・パースペクティブス」 |
| 国際コース 第5回 無料体験授業&学校説明会(対象:小学5~6年生) | 2025年10月25日(土)13:30~15:30 |
コース説明・個別相談・体験授業「デジタル・リテラシー」 |

