
英語力向上だけじゃない!研修を通じて得られる学び
2つの研修の概要と、そこに込められた教育への想いについて、英語科主任の杉田竜之介先生にうかがいました。

中学2年生全員が参加する「ブリティッシュヒルズ研修」について教えてください。
杉田先生
福島県にある「パスポートのいらない英国」と呼ばれる施設で、毎年2泊3日かけて行う国内留学型の研修です。英語のみの環境に身を置くことで、実践的な英語力を養います。英国様式の施設で、スコーン作りやマナーハウス見学といった文化体験もできるため、語学だけでなく異文化理解とマナーも学べます。
レッスンは会話やゲーム形式のものから、理科の実験、イギリスのスポーツなど多岐にわたります。生徒たちはレベルに関わらず楽しみながら主体的に参加でき、普段あまり話さない他クラスの生徒と協力する良い機会にもなっています。英語に苦手意識がある生徒も、コミュニケーションが取れたという成功体験が自信となり、その後の学習意欲につながっています。
「ニュージーランド短期留学」について教えてください。
杉田先生
毎年3月の約16日間で実施している、中学1、2年生を対象にした希望制の語学研修です。ニュージーランド南島ののどかな町Ashburtonでホームステイをしながら、現地の公立校Ashburton Collegeの授業に参加します。安全面や豊かな自然環境が、初めて海外を経験する生徒にとっても安心できるため、研修地に選びました。
本校ならではの特徴は、現地の生徒に日本文化を「教える」機会が豊富にあることです。Ashburton Collegeには日本語の選択授業があり、その受講生たちと交流します。日本にいる間に準備したプレゼンテーションを披露するなど、一方的に学ぶだけでなく、文化の発信者としての役割を担います。現地の幼稚園を訪問して児童と交流する活動もあり、生徒たちの視野を広げています。
生徒にどのようなことを学んでほしいですか。
杉田先生
英語力向上は二の次だと考えています。13、14歳という感受性豊かな時期に、自分のいる世界から一歩飛び出し、「世界は広く、可能性は無限に広がっている」ということを知ってほしいです。また、多様な価値観に触れ、その中で生き抜く自信をつけてほしいと思っています。
もちろん、海外研修では安全面や学びの質を確保するためのサポートも徹底しています。3回の保護者説明会に加え、生徒には事前学習で防犯対策や困ったときの英語表現などを指導。また「研修団」としての目標を生徒たち自身で決めさせることで、主体性と連帯感を育んでいます。
異文化体験から得た「気づき」と「成長」
ブリティッシュヒルズ研修とニュージーランド短期留学の両方に参加したS.N.さんに、現地でのエピソードや、経験を通して得られた学びについてうかがいました。

ニュージーランド短期留学に参加したきっかけは、英語に触れる機会を増やしたかったことに加え、異文化を実際に体感してみたいと思ったから
どのような事前準備をして両研修に臨みましたか。
S.N.さん
自分の経験や自分自身について、ある程度英語で話せるように準備しました。
現地の方々はとても楽しそうに話を聞いてくれて、相手もいろいろな話をしてくれるので、コミュニケーションがとても楽しかったです。
それぞれの研修で、特に印象に残っていることは何ですか。
S.N.さん
ブリティッシュヒルズ研修では、卵を高いところから落としても割れないように試行錯誤する授業が印象的でした。先生の英語の説明を聞きながら、班のみんなで協力したことが良い思い出です。
ニュージーランド短期留学では、日本のアニメが好きな同世代の子がとても多かったことに驚きました。パソコンに「呪術廻戦」のステッカーを貼っている子がいたり、バディだった友人からは「鬼滅の刃」のシールをもらったりしました。そのバディとは今でも連絡を取り合っています。
異文化体験を通じて、文化の面で新しい発見はありましたか。
S.N.さん ホームステイ先のホストファミリーは、お風呂は夜に入らず、朝に入るか日によっては入らないことがあり驚きました。日本では毎日湯船に浸かるのが当たり前だったので、文化の違いを感じました。また、夜11時頃には就寝していたので、日本人の睡眠時間の短さを実感しました。
研修での経験をどのように活かしていきたいですか。
S.N.さん ニュージーランドでは物怖じせず話せるようになり、コミュニケーション能力が上がったと実感しています。この経験を活かし、今後も多くの人と積極的に関わっていきたいです。

未来へつなぐ!豊山女子の国際教育
貴校のほかの国際交流プログラムについても教えてください。
杉田先生
本校では多様なプログラムにより、英語力と文化理解を育みます。
「英語スピーチコンテスト」は、授業内で全員がスピーチに挑戦し、人前で英語を伝える自信につなげます。その後、各クラスの代表が競い合うことで、自分の限界を超えて高みを目指そうとしています。また、約3か月間の「ターム留学」は、周りに日本人がいない環境で自立が求められますが、その分、語学力も精神面も飛躍的に成長できます。「JETプログラム(日本政府主導の国際交流事業)」で来日しているALTの先生方とは、授業中だけでなく部活動や学校行事といったリラックスした場面でコミュニケーションを図ることで、生きた国際交流を体験できます。
国際交流教育の今後の展望についてお聞かせください。
杉田先生
これまでは交流といいながら、「ゲスト」としてサービスを享受することが中心でした。今後は「ホスト」としておもてなしをする交流を展開できればと考えています。
今年の2学期から、アメリカの留学生を1年間受け入れています。留学生がいるだけで、学校全体の国際観や意識が変わっていき、海外研修や留学制度に参加する生徒だけでなく、全校生徒が国際交流から学びを得られる環境をつくっていきたいです。
豊山女子を目指す受験生やその保護者に向けてメッセージをお願いします。
S.N.さん 短期留学があるのは豊山女子の最大の魅力だと思います。少しでも興味があるなら、絶対に参加した方が良いです。自分で進んでみないと分からないことだらけの世界なので、皆さんにはたくさん挑戦してほしいと思っています。豊山女子は、自分の「やりたい」を応援してくれる素敵な学校です。
杉田先生 本校の英語の授業やALTとの交流を通して、英語の楽しさや世界の広がりに気づいてもらえたら嬉しいです。そして、その気持ちが膨らんできたら、ぜひ海外研修・留学にチャレンジしてください。きっとこれまでの生き方をガラッと変えるような経験になります。もはや留学は「誰でも挑戦できる選択肢」です。プログラムの内容や目的を十分に吟味いただいた上で、本校の国際交流教育にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度学校に足をお運びください。
編集後記
豊山女子の国際交流教育は、語学力の習得にとどまらず、異文化への深い理解と、主体的に行動する力を育むことを重視しています。世界へ羽ばたくための土台となる「広い視野」と「自信」を育む同校の教育は、これからの時代を生きる生徒たちにとって、かけがえのないものになるでしょう。
イベント情報
中学校イベント情報
| イベント名 | 実施日時 |
|---|---|
| 第4回 学校説明会 | 2025年11月22日(土) 10:00~ |
| 池袋ミニ説明会(中・高共通) | 2025年11月28日(金) 18:15~19:30 |
| プレテスト(2科:国語・算数)(英語1科)より選択 | 2025年12月13日(土) 10:00~ |
高等学校イベント情報
| イベント名 | 実施日時 |
|---|---|
| 第3回 学校説明会 | 2025年11月22日(土) 13:30~ |
| 池袋ミニ説明会(中・高共通) | 2025年11月28日(金) 18:15~19:30 |
| 個別相談会 | 2025年11月29日(土) |
| 第4回 学校説明会 | 2025年12月26日(金) 9:00~ |

