本記事では、実際の授業や部活動体験に参加したイベント当日の様子をレポート。模擬授業を担当した先生や、参加した保護者の声もご紹介します。
英語での自己紹介に、鏡を使った物理実験。中学校の授業を体験!
イベントは午前と午後の2部構成。朝から小学生とその保護者が続々と学校を訪れます。参加者は受付を済ませると、まず「しいの木ホール」で行われる開校式に参加しました。その後、各教室で開かれる授業体験へと分かれていきます。授業は、国語、数学、英語、社会、物理、生物、化学、音楽の8科目で、事前に予約した教室に集まります。
授業体験のうち、英語と物理に参加してみました。
日常生活で使える英語力を。ネイティブ教員による英語の授業
英語は中川先生の担当です。授業の冒頭から英語のあいさつで始まり、まずは参加者同士で、自分の好きなものを交えて英語で自己紹介をします。
積極的に話しかける子がいる一方、戸惑いを見せる子もいますが、中川先生の声がけによって徐々に緊張がほぐれていきました。その後、同じ自己紹介を一人ずつ教室内の全員に向かって披露。どの子も英語で上手に話していました。合間でネイティブの先生が発音を披露してくれるので、ヒアリングの練習にもなります。
今回の体験授業について、中川先生にうかがいました。
中学生の英語の授業について教えてください。
中川先生 城西の英語は、日常生活で使える英語を最終目標にしています。言葉なので、体験して使うことが何より大事。そして、教える方もわくわくするような授業にしようといつもプランニングしています。中1のときは静かだった教室も、中2になるとみんな元気よくしゃべるようになります。
今回の体験授業の様子はいかがでしたか。
中川先生 自己紹介で緊張していた子どもたちも、授業が進むにつれて表情がキラキラしてきて、最後のカードゲームでは盛り上がりすぎたくらいです。
日常にあふれる身近な「物理」を、実験を通じて学習
物理では「鏡で反射する光の道筋」を実験で調べる内容です。光源と鏡を使って、紙の上に光の道筋を記録して、光がどうして見えるのかを体験していきます。担当の山本先生は「物理は日常にあふれていますよ」と、アニメや漫画の話を折り込みながら解説。子どもたちだけでなく、保護者からも笑いが漏れる楽しい時間でした。
補助スタッフとして、在校生も参加していました。実験中は参加者に「大丈夫ですか」と話しかけるなど授業をサポート。授業の終了後に参加者と話し込む姿も見られました。参加した保護者からは「話が面白くて頭に入ってきやすかった」と満足そうな様子がうかがえました。
山本先生に、今回の体験授業についてうかがいました。
山本先生 中1最初の中間試験までの範囲をダイジェストで伝えました。小学生でも中学校レベルの問題が理解できるんだという体験をしてもらうことが大事だと思います。普段の授業でも大学入試の問題を出してみると、生徒たちは解けることが自信になって、次はもっと頑張るようになるのが面白いなと思います。
城西のリアルな学校生活を伝える!在校生がスタッフとして参加
イベントには、たくさんの在校生がスタッフとして参加していました。授業サポートだけでなく、参加受付や校内での道案内も在校生が担当。来校時に「おはようございます」と大きな声で迎えてくれただけでなく、校内ですれ違うたびに「こんにちは」と笑顔であいさつしてくれる姿が印象に残りました。
物理の授業サポートをしていた中2の女子生徒は「自分が受験生だった頃を思い出して、今が大変な時期だろうなあと思いました」と参加者のことを思いやっていました。このように、イベントを通じて在校生と接することで、より学校の雰囲気をダイレクトに感じられます。
しいの木ホールで行われた学校紹介にも、在校生が学校生活を紹介するパートがありました。昼休みの過ごし方や食堂のメニュー、放課後の過ごし方など「城西のリアル」が伝わってくる内容で、参加者たちも熱心に聞いていました。
また学校紹介と併行して、個別の進学相談コーナーも開設。城西の先生が保護者一人ひとりの疑問や悩みに丁寧に答えていました。
部活動やランチの体験会で授業以外の学校生活を体感
先輩たちと一緒に部活動に参加
城西の体験入学では、授業だけでなく部活動も体験できます。体育館にバスケットボール部と女子バレーボール部の部員たちが集まり、参加者たちとプレーを楽しみました。華道部ではペットボトルを使った生花体験、ダンス部では一緒に踊ってみるなど、中学校の部活動の様子が垣間見える内容でした。
小6の娘と参加していた女性は「子どもが中学に入学したらバレーボールをしたいというので、参加しました。先輩たちとコミュニケーションを取る様子が見られるのは部活動ならではだと思います。どんな生徒がいるのかを身近で見られるので、自分の子どもに合う校風かどうかを判断する上で、とても参考になります」と話していました。
食堂では生徒たちに人気のランチを味わう
授業体験や部活動体験を終えた後、希望者はランチ弁当(事前予約制)を「しいの木ラウンジ」で食べました。しいの木ラウンジは2021年にリニューアルした食堂で、木目を基調とした明るい雰囲気のスペースです。カウンター席やソファー席など約170席が昼休みには多くの生徒でにぎわうそう。ボリュームのあるAランチ、ヘルシーなBランチをはじめ、生徒に人気のポテトフライなどメニューも豊富。ランチ弁当は、実際に生徒たちが食べている味が体験できるとあって、たくさんの参加者が予約していました。
編集後記
中学校での授業の雰囲気を伝えようと先生たちが工夫を凝らした模擬授業、参加した小学生と在校生がコミュニケーションを取りながら楽しんだ部活動体験など、城西に入学するとどんな学校生活を送ることができるのかが伝わってくる1日となりました。
何より、スタッフとして参加している生徒たちの積極的な姿勢が印象に残りました。生徒たちの笑顔を見ているだけで、学校生活を楽しんでいることが伝わってきます。
部活動体験やランチ体験などもリアルな学校の雰囲気や校風を知る絶好の機会です。ぜひ次回の体験入学イベントに足を運んでみてください。
イベント情報
日時 | イベント |
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2024年9月7日(土) 14:30~ |
第二回中学校説明会
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2024年9月21日(土)・22日(日) 9:00~ | しいの木祭 |
2024年10月2日(水) 18:00~ |
第三回中学校説明会
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2024年11月23日(土・祝) 9:00~、13:50~ |
第二回中学体験入学
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2024年12月14日(土) 14:30~ |
第一回中学入試説明会
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