学年トップ3人が語る!学力向上と充実した学校生活の秘訣

城西大学附属城西中学・高等学校
城西大学附属城西中学・高等学校(以下、城西)の適性検査型入試を経て入学し、中学の各学年でトップレベルの成績を収める生徒3人へのインタビュー。学力向上の秘訣や将来の夢についてうかがいます。さらに、優秀な生徒・伸びる生徒の特徴とは何なのか、入試広報部の竹内廉太朗先生(担当教科:社会)に教えてもらいました。

学年トップが語る学びの意識と工夫

中学1年生のW.K.さんと中学2年生のN.S.さん、そして前回も記事に登場した中学3年生のM.Y.さんにお話をうかがいました。

M.Y.さんが登場した過去記事をチェック▶学年成績トップの女子に聞く「できる生徒」の勉強法

W.K.さん(中学1年生)

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部活動:文芸部
委員会など:クラス委員長
習い事:ダンス・Crefus(クレファス)

N.S.さん(中学2年生)

プロフィール画像

部活動:弦楽部
委員会など:クラス委員長・生徒会総務
習い事:水泳

M.Y.さん(中学3年生)

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部活動:ソフトテニス部
習い事:テニススクール

得意科目と苦手科目を教えてください。

W.K.さん 得意科目は国語と社会です。苦手科目は今のところありません。小学生の頃から国語の作文と社会が好きで、城西の授業も楽しく、好きな気持ちが続いています。

N.S.さん 受験で算数の勉強に力を入れていたことから、今でも数学が得意です。一方で暗記が多い科目や、保健体育・音楽・家庭科などの実技教科に苦手意識があります。

M.Y.さん 以前得意と話していた数学が、苦手になってきました。問題のパターンがある程度分かってきて、慣れが出てきたのかもしれません。一方で理科や社会、英語は得意なままです。

学力向上の秘訣はありますか。

W.K.さん 書くことです。授業では先生が板書せずに話しただけのことも、ノートにメモを取るようにしています。書くことでより理解が深まり、覚えやすくなる感覚があります。

W.K.さんインタビュー
集中力が切れやすいので、自習室や学校など、家以外で勉強する工夫もしています

N.S.さん 集中力が高まる朝に、苦手な暗記科目に取り組んでいます。授業中は先生が「テストに出る」と言ったら必ずメモを取り、テスト期間中は教科書やノートを毎日1回は読み返します。

M.Y.さん 社会は、赤シートで重要ポイントを隠しながら何度も書いて覚えています。英語も単語を繰り返し書いて記憶し、理科は問題集を解き直して間違えた部分をもう一度復習しています。
文章問題は内容を予想し、分からない部分を先生に聞いて答えられるようにしていて、その予想は当たることが多いです。

先生から見た3人の学校生活

勉強はもちろん、部活や委員会、習い事にも力を入れているという3人の各活動について、竹内廉太朗先生にうかがいました。

竹内廉太朗先生

プロフィール画像

担当教科:社会

学習面について教えてください。

竹内先生 3人とも学習意欲が非常に高く、基礎学習のような地道なことも、コツコツと取り組める生徒です。物事を自分の言葉で咀嚼し、説明することが上手で、この背景には作文のある適性検査型入試に向けた勉強の経験もあると思います。

部活や委員会への取り組みについて教えてください。

竹内先生 W.K.さんは、クラス委員長としてリーダーシップを発揮し、個性的なメンバーが揃うクラスを明るくまとめています。スローガンを決めるような話し合いの場面では、彼女が中心となることで、クラス全員が意見を言いやすい雰囲気が作られています。

W.K.さん文芸部
文芸部での様子
W.K.さんホームルーム
W.K.さんが中心となって議論を進めます

N.S.さんは、クラス委員長も学園祭の実行委員も務め、クラスや学年の中心的な生徒です。彼の担任曰く、1年次よりも勉強に対する競争意識が強くなったとのことで、勉強や部活動はもちろん、あらゆる面で向上心があることが大きな成長につながっているのでしょう。

N.S.さん弦楽部
弦楽部ではヴィオラを演奏しています
N.S.さん学年レク司会
学年レクリエーションでは司会を務めました

M.Y.さんは、部活動と学業を高いレベルで両立しています。休日は友達と遊んだり、テニススクールに通ったりと、プライベートも充実させており感心するばかりです。何事もより高いレベルを目指して取り組む彼女の姿勢に、付いていきたいと思う同級生や後輩が多く、周りを惹き付ける力があると感じます。

M.Y.さんソフトテニス部
ソフトテニス部だけでなく、習い事でもテニスをはじめました
M.Y.さん京都研修旅行
中学2年次の京都研修旅行では、日本の歴史や文化に触れ、民泊体験も行いました

伸びる生徒の特徴を教えてください。

竹内先生 3人のように、勉強や部活など何事に対しても前向きに取り組む生徒は伸びると思います。はじめは上手くいかなくても、その中に面白さを見つけ、前向きに取り組み続ける。たとえ時間がかかったとしても、継続することで次第に力が付き、結果が出てくると感じます。

学年トップの3人が目指す先には

3人はそれぞれ、将来にどのような夢や展望を描いているのでしょうか。特にN.S.さんは、5月から「U.S.デュアルディプロマプログラム」のプレップ(準備)コース(※)に挑戦中です。

※本プログラムへの参加を見据えた8か月間の事前プログラム

「U.S.デュアルディプロマプログラム」への参加理由と展望を教えてください。

N.S.さん 小さい頃から好きな恐竜を海外で研究することが夢で、そのため英語力や英語でのコミュニケーション力を身につけたいと思い、参加を決めました。
また以前、海外の方に英語で話しかけられたとき、何を言っているのか全く分からないという苦い経験をしました。英語力を磨き、スマートに対応できるようになりたいです。

N.S.さんインタビュー
週3で「U.S.デュアルディプロマプログラム」のプレップ(準備)コースを受けています

将来の夢を教えてください。

W.K.さん 小さい頃から警察官になることが夢で、キッザニアでの体験がきっかけです。自衛官の親戚の影響もあり、人を守る仕事に憧れています。
今は体力があまりないので、体育の授業を含めて積極的に身体を動かしていきたいです。

M.Y.さん 以前は薬剤師になることが夢でしたが、最近は興味の幅が広がってきて、別の道を模索しているところです。
授業で化粧品のPRに携わる方のお話を聞き、商品の魅力を伝える仕事の面白さを知りました。AIではなく人だからこそ心に届くPRができると感じ、化粧品が好きなこともあり興味を持っています。
今はPRに必要なコミュニケーション力を高める行動を意識し、高校では留学も視野に入れています。

受験生に向けたメッセージをお願いします。

W.K.さん 城西の先生は、授業中も普段も話が面白く、楽しく教えようという気持ちが伝わってきます。
適性検査型入試では時事問題も出るため、ニュースや新聞から世の中の情報を得る習慣を付けておくと良いでしょう。受験の合否が人生の全てではないので、無理をしすぎず肩の力を抜いて頑張ってほしいなと思います。

N.S.さん 礼儀正しく優しい生徒ばかりの楽しい学校なので、ぜひ入学してほしいです。
入試は小学校の学習内容から出題されることが多いので、塾だけでなく普段の小学校の授業も真面目に受けておくことが大切だと思います。入試までの数か月、後悔しないような毎日を過ごし、その先の中学校生活を楽しんでください。

M.Y.さん 行事が多く楽しい学校です。何でも相談できて頼れるような、先生と生徒の距離感が城西の良いところだと思います。
受験勉強が難しく諦めたくなることもあるかと思いますが、そこを乗り切れば楽しいことしかありません。今、この一瞬だけを最後まで全力で頑張って、合格を掴んでほしいです。

M.Y.さんインタビュー
受験生の頃から睡眠時間の確保は守り続けています

編集後記

勉強に部活、委員会など多忙な日々を過ごす3人ですが、誰からも「大変」「忙しい」という言葉は出てこず、爽やかな充実感に溢れていました。その姿から、多方面で活躍するための土台が、入試の段階から整えられていることの重要性を感じます。

イベント情報

 

イベント名 実施日時
第一回中学体験入学
※授業・クラブ体験・食堂ランチ体験など
7月20日(日) 9:00~/13:50~
生徒と話せる中学説明会 7月26日(土)、8月9日(土)
第二回中学校説明会
※理科実験授業体験・英語資格型入試面接体験・施設見学ツアーなど
9月10日(水) 18:00~
しいの木祭 ※予約不要 9月20日(土) ・21日(日) 9:00~
第三回中学校説明会
※個別相談・食堂見学
10月11日(土) 14:30~