インターエデュ・ドットコム 学校連載記事

logo: インターエデュ・ドットコム:logo

学校説明会へ行こう!

中高大連携 “本物の体験”で広がる未来

日大藤沢の中高大連携農業実習の様子。生徒が収穫した野菜を手に満面の笑顔

神奈川県藤沢の地で、中学・高校・大学が一体となった学びを実践している日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校(以下、日大藤沢)。隣接する日本大学生物資源科学部との連携教育は、教科書では得られない"本物の体験"を生徒たちに提供しています。どのような体験をしているのか、中学生・高校生、そして指導にあたる先生に、学びと成長のリアルな声をうかがいました。

日大生物資源科学部との「ワンキャンパス構想」で実施される連携教育

中高大連携教育の狙いと生徒の変化について、中高大連携教育担当・三武誉生先生にうかがいました。

三武誉生先生

担当教科:理科(物理)/教務部主任
中高大連携教育担当

中高大連携教育を実施する背景・目的を教えてください。

三武先生 この取り組みの背景にあるのは隣接する生物資源科学部との連携強化、いわゆるワンキャンパス構想です。目的は三つあり、生徒の将来の選択の幅を早期に広げること、先端教育を受けることで高校課程の基礎基本の重要性を再認識すること、そして付属の魅力を発信することです。中学生は体験を通して楽しさを体感することを重視しており、職業体験の意味合いも含まれています。一方、文理選択を終えた高校2年生には、専門性の高い大学の学びとのミスマッチを防ぎ、モチベーションを維持する意味合いがあります。

実際に参加した生徒には、どのような変化や成長が見られますか。

三武先生 今年で2年目を迎える生物資源科学部体験プログラムでは、生徒の進路選択の曖昧さを払拭していると感じています。多くの学科を体験することで生徒自身に合った学科選びができていますし、クラスの垣根を越えて同級生と積極的にコミュニケーションを取る姿も見られます。大学生との交流にも意欲的で、疑問に思ったことを自ら質問するなど、主体的に学ぶ姿勢が育っています。2003年スタートの農場実習(中学1年次に体験)でも作物への知識や理科への興味が深まり、ミニトマトに品種があること、収穫しなかった枝豆が翌週には大豆になっていたことなど、生徒たちの発見や驚きは尽きません。

プログラムを通し“自分の進路”が見えた瞬間

実習や連携プログラムを体験してきた生徒にそれぞれの体験談をうかがいました。

T.O.さん

中学2年生
所属:テニス部、体育委員会
日大藤沢を志望した理由:文化祭で先生や生徒のはつらつとした雰囲気を感じ、そうした元気な学校に行きたいと思ったから

T.S.さん

高校2年生
所属:データテクノロジー部、科学部、文芸部
日大藤沢を志望した理由:日本大学藤沢小学校に入学し、思い入れのある学校だったから

中学1年生の時に体験した農場実習での体験を教えてください。

T.O.さん 入学前は正直「農作業はあまりやりたくないな」と良い印象を持っていませんでした。実習ではミニトマトやなすなどの夏野菜から青首ダイコンや白菜などの冬野菜まで、さまざまな種類を育てて収穫します。班に分かれて大学生のサポートを受けながら作業するので、毎回すごく楽しみになりました。支柱の立て方や野菜の収穫の仕方など、細かな作業も丁寧に教えていただいて、みんなで協力して育てた野菜が大きく育ってくれたときはとてもうれしかったです。

日大藤沢の農業実習の様子。大豆を収穫している。
農場実習の様子。枝豆は枝ごと引き抜いて収穫
日大藤沢の農場実習の様子
実習ではミニトマトやなすなどの夏野菜から青首ダイコンや白菜などの冬野菜まで、さまざまな種類を育てて収穫

高校では連携プログラムの一環で日本大学を訪問されますね。T.S.さんはどの学部に行きましたか。

T.S.さん 僕は生物に興味があるのですが、あえて文理学部を選びました。生物資源科学部は同じキャンパス内にあるので、他の学部も見てみたいと考えたからです。生物資源科学部体験プログラムはほぼ全て参加しました。どの学科のプログラムも興味深く、自分の将来についてより深く考えることができました。なかでも獣医・獣医保健看護学科の体験プログラム「獣医学における臨床の世界をのぞいてみよう」に参加して「これだ!」と思い、進路の方向がより具体的に定まりました。

中学での農場実習や食品加工実習ではどのような思い出がありますか。

T.S.さん 自身で収穫した野菜や加工した食品の味は格別で、学校の勉強だけでなく社会で働くことも楽しいのではないかと思うきっかけになりました。中学時代と比べると、ただ楽しむだけでなく進路について考えながら参加するようになったと感じます。

日大獣医・獣医保健看護学科の体験プログラムの様子
T.S.さんも参加した獣医・獣医保健看護学科の生物資源科学体験プログラムでは実際に大学施設を訪問

実習を通して得た発見や学びについて教えてください。

T.O.さん いつも何げなく食べている野菜が、種まきから収穫までいろいろな人の苦労によってつくられているものなんだという実感が強くなりました。家庭科で旬の野菜について学んだときには実習の記憶がよみがえりましたし、生物の授業では植物のしくみの復習にもつながりました。これから食品加工実習でお肉を使った実習をするそうなので、それも楽しみにしています。

日大文理学部訪問。大きなホールで生徒が説明を受けている
日大文理学部を訪問。大学のリアルな学びを体験することも
日大文理学訪問の様子。学内を見学している生徒たち
日本大学文理学部のキャンパス見学の様子

心身が成長する大切な6年間で大学での学びに触れる意義とは

連携プログラムの今後の展望と、中高6年間で生徒を育てる意義についてお聞かせください。

三武先生 将来は複数の付属校が参加することで、生徒同士の横のつながりが生まれる場としても機能することを期待しています。連携教育は学年を追うごとに成長を支える土台になっていると感じています。中高6年間は心身ともに成長する大切な時期に生徒を支援し、保護者との連携を強化できる期間です。大学付属だからこそ、早期に職業選択の大切さに気づき、最先端教育に触れられるのは大きな魅力です。

受験を考えている生徒の皆さんやその保護者の方へメッセージをお願いします。

T.O.さん 体育祭や合唱コンクールで、先生の出し物や日大藤沢にしかないようなプログラムがあります。先生方はとてもユーモアがあって、普段の学校生活も飽きません。でもユーモアはあっても、やる時はしっかりやる学校です!

T.S.さん 連携プログラムの充実度は、日大藤沢ならではの強みです。大学と連携した環境で、平和に楽しく学校生活を送ることができるので、自分の将来をじっくり考えられる学校だと思います。

三武先生 他校を含め、いろいろな学校と比較していただき、本校の恵まれた環境と生徒の笑顔をぜひ見に来てください。

編集後記

日大生物資源科学部に隣接する立地を活かし、中学・高校・大学が連動して生徒を育てる日大藤沢。農場実習に励む中学生と、進路を見据えてプログラムに臨む高校生の言葉から、6年間で深まる学びの質がうかがえました。

イベント情報

イベント名 日時 備考
中学校見学ツアー 2026年8月18日(火)14:10〜/8月19日(水)9:10〜/8月22日(土)14:10〜

・【要申込】開催日の2週間前から予約可能
・校内見学ツアーや個別相談(希望者)など

高校見学ツアー 2026年8月18日(火)PM/8月19日(水)AM/8月22日(土)PM
第2回オープンスクール(中学) 2026年8月22日(土) 10:00〜

・【要申込】さまざまな教科にわかれ教員の講座を体験することができます
・保護者の方は講座の見学または個別相談会への参加となります

注目の学校情報

  • 日大藤沢学校トップ
  • 白百合学園中学高等学校
  • 中村中学校高等学校
  • 安田学園バナー
  • 大東文化大学第一高等学校
  • 佼成学園女子中学高等学校 連載1回目
  • 城西大学附属城西中学・高等学校 連載1回目
  • 芝中学校連載1回目
  • 神田女学園中学校高等学校
  • 女子聖学院中学校高等学校