付属校の安心感に加え、進路の可能性を広げる
落合良成先生

・役職:進路指導部主任
・担当教科:数学
日大付属校として、他大学進学も含めた進路指導ではどのようなことを大切にされていますか。
落合先生 付属校なので進学先は日大を抜きには語れませんが、日大と他大学の双方から生徒自身に進路を選んでほしいという気持ちが一番強いです。「日大のどの学部にするか」ではなく「どの大学を受けるか」というところから、ご家庭でも進路の相談をしてほしいと思っています。
近年の進路傾向はいかがでしょうか。
落合先生 ここ数年、日大進学は約6割、他大学進学が約3割という傾向が続いています。多少の増減はありますが、大きな流れは変わっていません。これまでは内部推薦の権利を保持したまま国公立大学に挑戦できる「国公立併願方式」がありましたが、26年度からは私立大学も対象に加わった「国公私立併願方式」に変更されます。制度の拡充により、他大学受験に挑戦する生徒の選択肢が広がる可能性もあります。
「他大学挑戦で自信をつけたい!」卒業生が語る進路選択
M.K.さん(大学1年生)

・入学:中学受験で入学
・在学時のコース:理数Sコース
・在学時の部活動:書道部・文芸部
・進学先:お茶の水女子大学 理学部生物学科(総合型選抜で進学)
K.S.さん(大学1年生)

・入学:中学受験で入学
・在学時のコース:A特進コース
・在学時の部活動:陸上部マネージャー
・進学先:明治大学 商学部商学科(一般選抜で進学)
進学先を選んだ理由と、進路を意識し始めた時期を教えてください。
M.K.さん 志望校を決めたのは高3の夏、終業式後に参加したオープンキャンパスがきっかけです。それまでは共学校ばかり見ていたのですが、母から「女子大や国立も見てみたら」と助言され、また理数Sコースで取り組んでいた探究学習が総合型選抜に生かせると知り、興味を持ちました。実際に訪れたところ大学の雰囲気が良く、研究室の見学で出会った先生のもとで学びたいと思い、第一志望に決めました。
K.S.さん 商学・経営系の分野には中3の頃から関心がありました。当初は金融経済系に興味があったのですが、高2の頃に「自分でお金を生み出したい」という思いが強くなり、商学部を志望するようになりました。明治大学は高3で受験校に定め、いくつかの合格校の中でも志望度が高かったことも決め手になりました。
日大への進学という選択肢がある中で、他大学受験に挑戦しようと思った理由を教えてください。
M.K.さん 姉も豊山女子出身で一般受験をしていたので、自分も自然とそうするものだと思っていました。親も「日大のどこか」ではなく「どの大学を受けるか」という視点で相談に乗ってくれていました。
K.S.さん 家族に一般受験を経験した者が多く、大学受験は当たり前という雰囲気がありました。また、大変な受験を乗り越えることで自分に自信をつけたい、あえて自分に負荷をかけたいという思いもありました。そこでSNSアプリは期限を決めて削除し、直前期は信頼できる情報だけに絞るなど、時間と情報の管理を徹底しました。
学習環境や先生の支えが挑戦を後押し
A特進コースなど、学校の学習環境で受験に役立ったことはありますか。
落合先生 A特進コースは高3で自由選択科目の幅が広く、受験に必要のない科目を履修しない「取らない自由」を選択できます。空いた時間を自習に充て、柔軟に受験スタイルを組み立てられるのが特長です。理数Sコースなどの生徒も、9月の基礎学力到達度テスト終了後は、A特進の授業に参加でき、他大学受験に集中できる環境を整えています。
K.S.さん 3年生では最低限の科目数に絞り、空いた時間で自習室に行ったり、午後の早い時間から予備校に通ったりしていました。
M.K.さん 私は総合型選抜だったので、プレゼンと面接の練習に多くの先生方に付き合っていただきました。学校で5回ほど、塾も含めると30回以上練習を重ねました。練習ごとに目標や反省点をノートに書き出し、限られた時間の中でプレゼンの精度を高めていきました。

先生方のサポートで印象に残っていることはありますか。
K.S.さん 過去問で分からないところを担任の英語の先生に教えていただきました。予備校では聞きにくいことも、学校の先生には気軽に質問できました。近すぎず遠すぎない距離感で、授業の合間にも気軽に質問できたのがよかったです。
M.K.さん 多くの先生にプレゼンや志望理由書を見ていただき、本番で同じ質問をされたときもすんなり答えられました。土曜日の探究学習でも、行き詰まったときに先生が助言してくださり、その積み重ねが受験にもつながったと感じています。
受験勉強以外で、学校生活の中で印象に残っていることはありますか。
M.K.さん 中学・高校それぞれでニュージーランドやカナダへの短期留学に参加したことです。学校が現地校やホームステイのサポートをしてくれるので、安心して挑戦できました。校外学習も多く、新しいクラスの友達と早い時期から仲良くなれる機会が多いのも魅力だと思います。

先生から見て、お二人の成長を感じた場面はありますか。
落合先生 K.S.さんは真面目にコツコツ取り組む一方、要所で肩の力を抜くしなやかさも持っていて、一般受験を乗り切る力があると感じていました。M.K.さんは探究への熱意が強く、志望理由書やプレゼンからその本気度が伝わってきました。
最後に、受験生・保護者へメッセージをお願いします。
M.K.さん 豊山女子は校外学習や海外研修など、挑戦できる機会が多い学校です。仲間と支え合いながら新しい経験ができる環境だと思います。
K.S.さん 先生との距離が近く、分からないことをためらわずに聞ける環境でした。それが安心して挑戦を続けられた理由の一つであると共に、豊山女子の魅力でもあると思います。
落合先生 勉強だけでなく、部活動や行事、留学なども充実させられるのが付属校の良さです。学部見学や模擬授業を通して大学の学びを身近に感じられることも、進路を考えるきっかけになります。選択肢が多い中で、あえて他大学を選ぶ決断と挑戦は、人を成長させてくれるでしょう。

編集後記
付属校という安心感の中で、あえて国立、難関私大への受験に挑んだ二人。迷いや不安を抱えながらも、自分に合う学びを探し、先生方の支えを受けて進路を切り拓く姿が印象的でした。日大への進学だけでなく、他大学受験も後押しする豊山女子の環境は魅力的です。
イベント情報
中学校イベント情報
| イベント名 | 実施日時 |
|---|---|
| 第1回学校説明会 | 2026年9月12日(土) 10:00~ |
| 秋桜祭(文化祭) | 2026年10月24日(土)・25日(日) 10:00~15:00 |
| 体育祭 | 2026年10月30日(金) |
| 第2回学校説明会 | 2026年10月31日(土) 10:00~ |
| 第3回学校説明会 | 2026年11月21日(土) 10:00~ |
高等学校イベント情報
| イベント名 | 実施日時 |
|---|---|
| 第1回学校説明会 | 2026年9月12日(土) 14:00~ |
| 秋桜祭(文化祭) | 2026年10月24日(土)・25日(日) 10:00~15:00 |
| 体育祭 | 2026年10月30日(金) |
| 第2回学校説明会 | 2026年10月31日(土) 14:00~ |
| 第3回学校説明会 | 2026年11月21日(土) 14:00~ |













