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英語グローバルとサイエンスを強化!「新たな女子聖」への改革

女子聖学院中学校高等学校(2026年度 連載第1回)メインビジュアル

キリスト教の女子校として120年以上の歴史を持つ女子聖学院中学校高等学校(以下、女子聖)。2026年度には新校長に塚原隆行先生が就任し、早速英語教育改革とPCルームを新設しました。今、改革を進める目的や展望を塚原学校長におうかがいし、「新たな女子聖」の魅力をお伝えします。

新しい立場で見えてきた思いと、進む学校の変化

塚原隆行学校長

プロフィール画像

1989年に社会科教諭として着任し、高校世界史・中学歴史分野を担当。2014年より教頭に就任し、進路指導部長や広報室長も兼任する。2026年4月より学校長に就任

教諭から校長へと立場が変わったことで、新たに見えたものはありますか。

塚原学校長 教員として、生徒・保護者・教職員一人ひとりのいのちの重みは、立場は違えど皆同じであるということを大切にしてきました。校長に就任してからは、対外的責任の最前線に立つことで言葉を届ける場が増え、卒業生やその保護者から声をかけていただく機会も多くなったことで、皆さんの母校愛を一層強く感じています。

早速、「英語教育」改革と「PCルーム」の新設が実施されました。

塚原学校長 英語教育は、昨年までの取り組みを土台に、一般入試生/帰国生・英語資格入試生それぞれの出発点に応じて6年間で着実に英語力を伸ばせるカリキュラムへと発展させました。PCルームは、「PC&Tech Lab.」として従来の施設をより実践的な学びに対応できるよう整備しました。どちらも、生徒たちが自分の良さを活かし、将来経済的にも自立していく上で必須の分野だと感じています。

英語初心者も帰国生も、自分の成長を実感しながら学べるカリキュラム

英語教育改革の中での一番のポイントは何でしょうか。

塚原学校長 今年から「英検マイルストーン2026」を始動します。これは単に英検合格を目指すものではなく、英語で自分の想いや考えを伝える力を段階的に育てることを目的とした取り組みです。各学年に目標単語数を設定し、日々の学習と英検などの目標をつなげることで、生徒自身が英語力の伸びを具体的に実感・確認できるようにしました。

一般入試生向けカリキュラムのポイント

基礎から学び、プレゼン力まで身につくカリキュラム。オンライン英会話や英語寸劇に挑戦するGlobal 3Day Program、セブ島語学研修などを通じて英語に触れる機会も多く設けています。

一般入試生向けカリキュラムの設計はどんなことを意識されましたか。

塚原学校長 本校では、英語力そのものだけではなく「英語を使うためのマインド」を育てることを大切にしています。多様な生徒が在籍していることによる「間違えてもよい」「まずは使ってみよう」と思える心理的安全のある環境を生かし、英語初心者の生徒でも基礎から着実に力を伸ばせるように設計しました。

特にこだわって設置した講座を教えてください。

塚原学校長 中学3年生と高校1年生の英検取得級別講座、中学1・2年生の英検対策講座です。また、学年の枠を超えて受講できる通年型講座を設置し、生徒のさまざまな到達度に応じて英語力を伸ばせる体制を整えました。

カリキュラムを通じて生徒にどのような成長を期待しますか。

塚原学校長 英語を「テストのための勉強」で終わらせず、自分の考えを伝えるための力として使えるようになることを期待しています。まずは、間違いを恐れず英語を使ってみる姿勢を育て、単語力や文法力を確実に身につけて英検などの目標にも挑戦していきます。6年間で英検2級を高得点で取得できる力を育て、自信と伝える力を伸ばしたいと考えています。

教室で、英語での質疑の授業を行う外国人教師と授業を受ける生徒たち
言葉は“道具”であり、実際に使ってこそ力になります。だからこそ「まずは使ってみる」という前向きな姿勢を育てることから始めます。

帰国生・英語資格入試生向けカリキュラムのポイント

オールイングリッシュの授業や12日間のアメリカ留学、スピーチコンテスト参加など、英語力を伸ばすカリキュラム。高校英語を先取りし、発信力やライティング力も磨けます。

帰国生・英語資格入試生向けカリキュラムはどんな意図で設計されましたか。

塚原学校長 すでに持っている英語力をさらに高い水準へ伸ばすことを意識して設計しました。話す力に留まらず、考えを深め、学びを広げる力を養い、自分の言葉で発信する力へつなげていくカリキュラムになっています。

一般入試生向けと異なる講座はどのようなものですか。

塚原学校長 ネイティブ教員による取り出し授業や、オンライン英会話と探究的な学びを組み合わせた講座です。例えば国語科教員による日本文化や古代中国の文化、理科教員による生物についての講義などを英語で行い、総合知を育みます。

高い水準の英語力を身につけた生徒にはどのような成長を期待されますか。

塚原学校長 卒業までに英検準1級を一つの目標とし、世界市民として他者と関わりながらグローバルに活躍できる人に育てたいと思い指導しています。英語を使って自分の考えを発信し、進学先として海外大学も自分で選べる力をつけてほしいです。

教室で英語のグループワークを行う生徒たちと、それを指導する外国人教師
英語が得意な生徒には、単なる会話練習に留めないカリキュラムを取り入れ、さらに力を伸ばせる環境を提供しています

自分の考えをデジタルの力で形にし、発信する力をつけるPC&Tech Lab.

PC&Tech Lab.はどのような目的で設置したのでしょうか。

塚原学校長 社会では今、情報を正しく扱い、自分の考えを形にして発信する力がますます求められています。そうした力を育てるための新しい学習空間として新設しました。デジタルに関心のある生徒が安心して挑戦できる場所となることも願っています。

PC&Tech Lab.の特徴や活用方法を教えてください。

塚原学校長 3Dプリンター、レーザーカッター、3Dペンなどのデジタルファブリケーションを設置し、生徒が自分の考えを実際に形にできる環境を整えました。情報の授業をはじめ発表資料の作成、データ活用、探究活動などに活用し、放課後は常時開放しています。理系教育の入口としても考えており、中学1年生の総合学習にも取り入れました。

複数のチームに分かれて真剣に議論をし合う女子生徒たち
PC&Tech Lab.は、ITが発展し続ける時代に必要な学びを日常的に実践できる場所。自分の考えを実際に形にし、考える力・工夫する力・伝える力などを育んでいきます

受験生と保護者の皆さんへのメッセージ

塚原学校長 卒業後に振り返ったときに「人生の基本は女子聖学院で学ぶことができた」と言っていただける学校であり続けたいと思っています。人生の基本とは、「良質な学業」と、聖書の言葉が指し示す「学びを何のために用いるか」という目的、その両方を意味します。これから「英語グローバル」と「サイエンス」を一層進化させてまいりますので、ぜひご期待いただければうれしいです。

ずらりと並んだPCのほか、3Dプリンター、レーザーカッター、3Dペンなどが配置された教室
デジタルの力を使って調べる・整理する・分析する・制作するという過程を通して、学びを表現と発信につなげてほしいと考えています

編集後記

伝統を大切にしつつ時代に合わせて柔軟な教育を実践している女子聖。英語カリキュラムは入学から卒業までのロードマップが丁寧に設計されており、同校の強い想いが詰まっていると感じました。PC&Tech Lab.も多くの学生が活用しているそうです。興味のある方はぜひ説明会に参加してみてはいかがでしょうか。

イベント紹介

イベント名 実施日時 備考
★夏の女子聖体験日♪ 2026年7月18日(土) 要予約
「祈りと学びと音楽とーーー生徒と過ごす1DAY 説明会」 2026年8月1日(土) 10:00~14:00 要予約
Global 3day Program 見学会 2026年8月22日(土) 13:30~
要予約

 

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