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【4219995】算数抜き入試の進学校は成立するか?

投稿者: あおいとり   (ID:1He7D2g8uno) 投稿日時:2016年 08月 21日 02:44

いわゆる「受験算数」は事実上何らかの形で「やり方」を指導されないと対応が難しいこと、中学以降のカリキュラムと連続性のない領域があることからしばしばその存在意義が疑問視されてきました。
しかし、中学受験では総じてこの教科が相当高い配点を与えられていることが多いです。
そこで思うのですが、こうした「中学受験の主流」に対するカウンター的なコンセプトとして、入試でいわゆる受験算数を課さずに麻布とか開成くらいの進学実績をたたき出す一貫校が現れたら面白いと思いませんか?

私自身も「受験算数劣等生」だったけれども、それでも大学段階では特に引け目を感じないようなところに進学しているので、そういう系統の生徒が相当数集まればやってできないことはないはずだと思うのですが。

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  1. 【4225076】 投稿者: 需要はある  (ID:RiOti8c0pxE) 投稿日時:2016年 08月 26日 08:32

    動機氏も冷静な分析をすることもあるんですね。
    社会人である以上当然ともいえますが。
    小学5年から6年という年代は、抽象概念の形成の程度の個体差が大きい時期だと思います。
    実はそのことが容赦なく問われるのは「公立一貫校の学力検査」「漢字の読み書き」です。
    たとえば刷という字は「中学入試に出してもよい」漢字ですが、多くの生徒にとっては「印刷はわかるけど刷新といわれるとなかなか実感できない」段階ですね。
    「公立一貫校の学力検査」はデータの読み取りとそれに基づく分析・判断が中心です。
    小学校5、6年生の多くは人生の中でそんなことなど想像もしたことがないわけでして、だからこそ高倍率の中の選抜という野蛮な行為がそこそこ可能になるわけですね。
    選抜がある以上、それを楽にクリアできる人と「さっぱりわからん」という人が出るのは当然で、中学入試であれば発達段階のずれも反映します。
    「11歳テスト」ですべて振り分けるシステム(イギリスやかつてのドイツなど)になっていない分だけ、日本のいい加減さは健全なほうだと思います。

  2. 【4225085】 投稿者: 人事  (ID:EAMH1mXSDCM) 投稿日時:2016年 08月 26日 08:41

    EQは例であり、私が言いたいのは、人生、IQ的頭の良さはあまり重要でなく、容姿や性格など人に好かれる力が決定的に重要だと思っています。
    ペーパーテストではなく、人が人を評価するのが社会なので。その点、公立高校の内申も意味があるのかもしれません。

  3. 【4225087】 投稿者: 人事  (ID:EAMH1mXSDCM) 投稿日時:2016年 08月 26日 08:44

    動機さんは、書いておられるものから見ると、大学入試の数学やIQは否定されていないようですね。
    それは、解法を暗記するというレベルの低い中学受験しか知らないからでしょう。

  4. 【4225097】 投稿者: バラード  (ID:2TIXkiIDTG6) 投稿日時:2016年 08月 26日 09:01

    教育改革の目的の一つに考える力を養う、ということがあります。

    動機さんがおもしろい例を挙げられましたが、オリンピック4連覇は、金をとった事象だけを見ると12年間、メダルをとるに至る練習課程も含めると16年間かなと思います。

    算数と数学との切り分けは厳密には出来ませんが、大雑把に、鶴亀算旅人算はこうなってます、従ってこれを使ってこの問いにデジタルに答えなさいなら算数。

    この問いの答えを導き出すための、法則、何々算という方法を考えろなら数学かなと思います。

    アメリカでも、ミシシッピ川の水量を測る手立てを考えなさいなら数学。
    前提条件、平均水位や川の長さ、川幅など提示して計算しなさいなら算数。

    個人的には、単に九九の暗記、何々算をいくつも覚えて計算に使う、図形の演習問題を何題も解く、、などの算数部分に小学校の多くの時間を割くより、数学的考え方、課題解決のロジックを考えていろいろ試してみる数学的指導も必要と思っています。

    一方で、中高以降でも、与えられた条件の中で最適解を出していく算数的学習も一部は今でもありますが、さらに必要。
    この辺の再編、指導要領の見直しも求められていると思っています。
    日本は科学立国といわれ、受験とは全く別に多くの科学者が膨大な数学的、算数的思考、ああでもないこうでもないを毎日繰り返しています。

    特に科学者に限らず、論理的思考、解を見つけ出すに至る思考、ベターな結論を導き出す考え方は、暗記や算、数の演習とは別に必要と思います。
    ただ、中高大の入試に入れるかどうかとは別問題ですね。
    このような学問の高度な追求をしていこうという学部目指すなら必須でしょうが。

  5. 【4225110】 投稿者: 人事  (ID:EAMH1mXSDCM) 投稿日時:2016年 08月 26日 09:16

    バラードさんは、考えるものが数学、機械的に公式に当てはめるものが算数とお考えのようですが、全く違い、これは、前者が難関校の算数、後者が中堅校の算数のようなレベルの差の問題だと思います。
    灘中の算数の問題、考える力がなければできません。むしろ、高校受験の数学の方が機械的な処理が多い。
    ただ、これは中受算数も東大数学も同じですが、問題パターンが研究しつくされてきたので、昔と違い、自分で考えなくても塾で教わったとおりでできてしまう問題が増えた、のが一番の問題だと思います。

  6. 【4225120】 投稿者: 文章修行  (ID:pVpjROtJ2kM) 投稿日時:2016年 08月 26日 09:34

    とある難関校の国語の問題の解答(ある塾によるもの)です。
    「自分にとって大切な記憶は、そのときの感情とともによみがえる、自分が乗りこえた苦しみや、心の支えとしてある喜びの体験である。だからこそ聞き手に血の通った実感として伝わり心を動かす。しかし、映像による記録は、親が写した景色や自分の姿であり、自分が見たものでも感じたものでもない。それなのにそちらのほうを事実として、食い違う記憶や環境を否定されたり、自分には見えないはずの仮想の姿を受け入れさせられたり、さらには自分の記憶としてすりかえてしまうことになるという辛さ。」
    抽象度の高い評論文を読みこなして、こんな構造の複雑な文章を12歳の子供が書けるようになったら、大学受験の成功などほぼ約束されているとは思いませんか?

  7. 【4225135】 投稿者: アメリカン  (ID:X7jnT95oPBk) 投稿日時:2016年 08月 26日 09:50

    中学受験で学んだ事で何が役立ったか、それは算数ではなく国語だという意見も多いですよね。文章の読み方・書き方をあれだけ叩き込まれる機会もそうないでしょう。

    「印刷と刷新」の抽象概念の例えや、伊調さんの話、面白いです。
    でも、アナウンサーがすかさず、「12年間もずっと勝っている」と植木算コメントしても、それもまた妙に感じるのが人の心。

    世間では、植木算は机上の空論となり、算数もへったくれもない。
    感覚ですが、結構世の中は文系人間の方が多い気がします。

    有名なGoogleの入社問題が、文系(経験値)と算数の融合で、非常に絶妙だと思います。

  8. 【4225158】 投稿者: 素人ですが  (ID:VyeyA8Krs4M) 投稿日時:2016年 08月 26日 10:22

    何度も失礼します。

    そもそも何々算のような公式に当てはめるような算数の問題しか見てこない方は、受験算数を否定的に見られるのかなと思います。

    良問ならば、公式に当てはめる、解き方を暗記して解く、等とは全く異なります。

    頭の中で、数字や図形や立体と仲良く遊ぶような楽しみがあるのかなと思います。

    我が子はしょっちゅう、数字が笑っているとか意味不明なことを言っていました。

    私も国語の訓練というか勉強も本当に小学生で我が子がやっていて良かったと思います。

    我が子の合格した学校はとにかく国語が難しく、苦手な国語に取り組んだことが中学受験の一番の成果だと思います。

    先に算数無しの中学受験はちょっとあり得ないように言いましたが、中学受験があくまでも将来の大学受験の進学実績のための生徒獲得のためならば、難関国立理系二次の数学のための算数の能力を判断するために必要だとは思います。

    そうではなくて、純粋にこのような生徒が欲しいという中学オリジナルな基準に合わせての選抜ならば、算数能力の判断が必要ない学校もあるかもしれません。

    我が子の学校があれだけ難しい国語の問題を出す理由が入学してからわかりました。
    とにかく国語を大切に、考えたり、自分の意見を書かせたり、言葉を大事にする学校でした。

    書くことが嫌い、苦手、そもそも文章を読むことが嫌い、苦手な子どもでしたが、中学受験勉強を通して自分で考えたり、文章で自己主張することを頑張って良かったと思います。

    中学受験には否定的な方もいらっしゃるとは思いますが、高校受験もなかなか難しいようです。

    こちらは首都圏ですが、高校受験でトップ校を目指すお子さんは部活もせず、三大高校受験塾に通って勉強しているようです。

    脳の成長を待つのもよいと思いますが、結果は問わず(子どもを傷つけず)、とにかくできるだけゴールデンエイジに脳を鍛えるという考え方があってもよいかなと思います。

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