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【4219995】算数抜き入試の進学校は成立するか?

投稿者: あおいとり   (ID:1He7D2g8uno) 投稿日時:2016年 08月 21日 02:44

いわゆる「受験算数」は事実上何らかの形で「やり方」を指導されないと対応が難しいこと、中学以降のカリキュラムと連続性のない領域があることからしばしばその存在意義が疑問視されてきました。
しかし、中学受験では総じてこの教科が相当高い配点を与えられていることが多いです。
そこで思うのですが、こうした「中学受験の主流」に対するカウンター的なコンセプトとして、入試でいわゆる受験算数を課さずに麻布とか開成くらいの進学実績をたたき出す一貫校が現れたら面白いと思いませんか?

私自身も「受験算数劣等生」だったけれども、それでも大学段階では特に引け目を感じないようなところに進学しているので、そういう系統の生徒が相当数集まればやってできないことはないはずだと思うのですが。

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  1. 【4259765】 投稿者: ROM  (ID:vJa/Xn2rRUM) 投稿日時:2016年 09月 24日 14:34

    あおいとりさん、人事さん
    フィンランドやアメリカ人の考え方は理解できます。
    しかし、私も日本人の強みの一つは算数・数学力(天才が多いのではなく平均的に強い)と信じてきましたので、算数はこれからも大事にしたいですね。
    AIに関しては、色々考える所ありますが、所詮素人の想像ですし割愛します。

    文章修行さん
    >「目標のためにいろいろ我慢して努力すること、あれこれ試行錯誤すること」
    >がメタレベルでは受験算数の一番の効用なのかもしれません。
    >これも後知恵ですが。

    これも同感です。算数だけでなく受験勉強すべてに言えることと思います。
    私個人的としては目標設定、自己分析、情報収集、計画立案、スケジュール管理、優先順位と取捨選択といったことも自然と身に付きました。
    (このあたりは主に大学受験かな)
    そして自信も。合格云々よりもそれだけ勉強(努力)したという自信。
    これらが社会人になって役立ったと思っています。

  2. 【4260004】 投稿者: 人事  (ID:EAMH1mXSDCM) 投稿日時:2016年 09月 24日 17:48

    中学受験だと計画管理、情報収集などは親がやってしまいますね。大学受験でも鉄緑など塾の言う通りやっていれば良い時代。
    受験で得られるものは少なくなっているかも。

  3. 【4260106】 投稿者: アメリカン  (ID:z2U9ZfzET/.) 投稿日時:2016年 09月 24日 19:08

    同感です。
    与えられたテキストを暗記してミスなく再現するだけで点を取ってきた受験戦士の上位層は、大部分がそのまま同じ事を要求される医学部へ。って風潮、ちょっとね。
    先人の発見を忠実に覚えていけばよく、むしろ学生時代から大嫌いな間違いが、臨床の世界でも同様に最もタブーとされる。あ、金融の世界も然りか。

    小学生から、塾の算数の教材といえば、同じ単元を何度も何度も繰り返させ、ワケ分からないまま答えだけ覚えてしまうからと、数値替えでまた一から問題プリントが配られる。理解している子にとっては時間の無駄でしかなく、理解していない子にとっては、単なる拷問でしかない。
    できる子は、家では塾のテキストを無視して、プロの助言で選別した中数やら、傾向の似ている他校の過去問やらを解いている現実。

    ところで、筑駒が、場合の数と規則性をお気に入りなのがよく分かります。原理を理解していないと、ぴったり答えを出すのは一苦労だもの。繰り返しトレーニングしただけじゃ、なかなか答えに着地できない。
    それに、その二つの単元は、数学に直結している要素が強い気がします。さすが。

    さて、フィンランドの件ですが、九九ぐらいさっさと覚えろよ(インドの立場は?!)、というのが正直な感想だけど、そこでつまずく子もたくさんいるわけだから、できる子だけ覚えてもいいよ、という自由を与えたのかな?
    いや、逆に九九のせいで公文や計算大王よろしく、計算マニアがハマってしまって、肝心な思考力そっちのけになってしまうのを防止するのか?

    フィンランドは、ウミガメの子(算数)の生存率が低いから、栽培漁業で育てて、見事生きる力がついて成功ってイメージです。

  4. 【4260123】 投稿者: バラード  (ID:.gtNZCBmD96) 投稿日時:2016年 09月 24日 19:36

    どうもまでよく理解できませんが、たとえば夏休みの受験塾の特訓とか、演習などで、上位校の過去問2-30校分、男女校、共学校問わず、分野別に、計算から図形、立体、文章題も分類して数の性質から何から、先生が基礎問から、応用、難問と並び替えなおして生徒にやらせたりしますね。

    出来る生徒は、まずまず半分くらいどんどん進むし、いくら基礎問といっても少しばかりの労力はかかるし、たしかにスラスラとはいかないと思いますが、どこが解く上でのキーポイントなのかは、ていねいに説明するはずです。

    これらはだいたい小学校でやるべき事柄の先取り含めて応用が多いと思います。
    生徒の出来栄え見ながら、次の課題を決めたり、どの訓練徹底してとか、生徒によって違うとは思いますが。

    これらは、全部が過去問ですからどの問題でも受験算数ですし、指導要領にそった算数でもあります。四谷や日能研の模試の問題もあきらかに算数です。
    ただ、書いたように基礎問題から、応用、難問(にも種類があり)で、文章題のロジックが複雑(これは国語の問題にも近い)、基礎問題から、かなり発展していて、速さと比では、3-4の点が、違うスピードで、時差があって動き出すとか、多面体であったり、円の中にいろんな図形が入り込んで求積せよ、など。
    もしかすると、全国の小学校の統一学力テストでも、ある一定以上の応用問題は受験算数なのでしょうか。

    問題が複雑になっているボーダーはあるのかもしれませんが、このボーダー以降(人によって違いますが)が受験算数、、という感覚なのでしょうね。

    ピアノでいえば、バイエル、ソナチネ程度は音楽、ピアノであって、ベートーベンやショパンになると受験ピアノ、受験音楽なのかな、、と思います。
    このあたりが、まだよく私はわかっておりません。

  5. 【4260159】 投稿者: 人事  (ID:EAMH1mXSDCM) 投稿日時:2016年 09月 24日 20:10

    ブラームスのコンチェルトはバイオリン、チゴイネルワイゼンは受験バイオリンかな?
    知り合いのバイオリンの先生が、チゴイネリワイゼンはテクニックだけの曲だと馬鹿にしていました。

  6. 【4260173】 投稿者: 算数・数学の効用  (ID:NRqrApVJvf2) 投稿日時:2016年 09月 24日 20:19

    暗記算数または数学だと意味はないですが、考え抜いて解いた時に出るドーパミンはハンパないでしょう。
    この報酬(ドーパミン)は頭に汗をかいた者にしか分からない高度な内発的動機付けになります。ここを見ていると少数派のようですが、そういう子たち(周りにうるさく言われてやるわけではない)は確実にいますよ。

  7. 【4260188】 投稿者: あおいとり  (ID:.vu/styDSk2) 投稿日時:2016年 09月 24日 20:32

    バラードさんはあまり教科書準拠の問題集をご覧になっていないのでは?
    それをご覧になっていたら、だいたい線引きの目安は普通わかると思います。

    例のひとつとして、「速さ」について扱うとき、教科書準拠の問題集に出てくるのは普通「1人の人が」移動する速さ・道のり・時間までで、中学受験では定番のジャンルである「複数の人やものの移動の関係」にかかわる問題を見かけることはまずありません。なぜならば、この範囲は文部省標準カリキュラムでは中学カリキュラムとして「1次方程式」で扱うことになっているからです。

    発展的な器量のある子ならともかく、よりキャパシティの小さい子にとっては、なまじ「旅人算」というのを「小学生の標準カリキュラム」として求めてしまうと、後でより応用範囲の広い一次方程式をインプットする際に混乱を起こすことにしかなりません。そのため、中学受験指導でさえ、相手の器量と志望校によっては、このジャンルを思い切って丸ごと捨てるケースもあります。数と遊べる子にはつまらないだろうけど、数字のことは生活に必要な最低限を体得するので精一杯の子のためにはそれがいちばん正しいのです。

  8. 【4260307】 投稿者: アメリカン  (ID:z2U9ZfzET/.) 投稿日時:2016年 09月 24日 22:21

    こんな記事を発見しました。

    国際学力テスト:フィンランドの凋落とアジアの台頭
    http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39438?display=b

    以下一部抜粋
    >フィンランドの学者のレーナ・クロクフォース氏は、意欲の低下と、数学教師とカリキュラムが熱意を生み出せないことが成績悪化の原因だと考えている。
     一方で、フィンランドの教育の平等主義的な性質が根本的な問題なのではないかと思い始めている人もいる。
     学力の高い生徒をさらに伸ばす技術プロジェクトを運営するユーハ・イア・ヤースキ氏は、クラスの大多数の生徒の学力向上に焦点を当てた教育は一番優秀な生徒を不当に扱うのではないかと心配している。


    九九すら覚えてないからだよ・・。(ボソッ)

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