オープンな頭の使い方を育てる「黒板の無い教室」
瀧野川女子の教室に入ってまず驚くのは、前面に黒板やホワイトボードが無いことです。代わりに設置されているのは、大型モニター。そして生徒たちの手元には、1人1台のA4サイズのiPadとApple Pencilです。自由自在に手書きした情報がリアルタイムで共有され、大型モニターにも投影でき、お互いの考えをシェアし、高め合えるオープンな学びが日常的に行われています。
この「黒板の無い教室」で、授業がどのように行われているのかを、高校2年生の数学の授業で見てみましょう。


見た瞬間に“判る”、とにかく“解りやすい”。数学の「本質」に集中する
一般的な数学の授業では、複雑なグラフをノートに手描きするだけで多くの時間を費やしてしまいます。
しかし、瀧野川女子のデジタル環境なら、大学生も使う専門ソフトを使って、数式のパラメーターを変えていくとグラフがどのように変化するのかを、生徒一人ひとりが、正確に「可視化(目に見える形に)」することで、数学のより本質的な部分を速く正確に理解することができます。これにより、従来は頭の中でイメージすることが難しかった複雑な「空間図形(3次元)」なども、直感的に素早く理解できるようになります。解説する際には、複雑なグラフも、リアルタイムで大型モニターで大きく見ることができて、とても解りやすいと好評です。
他の教科も同様に、ICT機器や生成AIをフル活用することで、生徒たちの理解はスムーズになり、2〜3倍という圧倒的な授業スピードを実現しているのです。

大学数学の考え方を大学生と同じソフトで学びます
みんなの頭がオープンにつながる!「考えをシェアする」新しい学び
「黒板の無い教室」がもたらすもう一つの革新は、クラス全員のiPad画面がリアルタイムに共有されている点です。
例えば授業の後半、座標の中に円を描く応用として、遊びの要素を取り入れた「数式を使って人の顔を表現しよう」という課題に取り組みました。
このとき、生徒一人ひとりがiPadで取り組んでいる画面は、隣の席の友達やクラスメイト、さらには先生のモニターともリアルタイムに共有されています。
一般的な授業では「他人の解答を見てはいけない」とされがちですが、瀧野川女子では「周りのクラスメイトの解答をどんどん見よう」と推奨しています。
友達の画面を見ることで、「分からなくても、こう考えればいいんだ!」というヒントを得られたり、自分とは全く異なるユニークなアプローチをどんどん吸収したりすることができます。
数学は「コミュニケーションの道具」
数学は、日常の言葉では表しきれない「量」や「向き」、「立体」や「形」といったものを、仲間と一緒に考え、語り合うための「道具(コミュニケーションの学問)」とも言えます。
授業を終えた坂本先生(数学科主任)は、この教室がもたらす教育の未来について、次のように語ってくれました。
「ただ『数式を暗記する』だけの学習ではなく、数式と実際の現象や形とのつながりを本質的に理解し、自らの手で動かしていく。 そのプロセスの中にこそ、数学の本当の楽しさがあります。このような授業を通して、数学の面白さや奥深さを一人でも多くの女子生徒の皆さんに実感してもらい、『数学って楽しい!』と思ってもらえるよう、日々工夫を重ねながら教壇に立っています。」

集中しやすく、理解しやすい!生徒が感じるICT授業の魅力
数学の授業を受けていた二人の生徒に、瀧野川女子の授業についてうかがいました。
S.S.さん(高校2年生/特進選抜クラス 理系)

・入学:中学受験で入学
・部活動:テニス部(部長)
・所属:ホームルーム委員
・好きな授業(分野):化学と因数分解が大好き。勉強のウォーミングアップや気分転換に因数分解をするそう
K.Y.さん(高校2年生/特進選抜クラス 理系)

・入学:高校受験で入学
・部活動:茶道部
・所属:図書委員
・好きな授業(分野):生物のなかでも人体の分野に興味がある。数学は特別好きではないが、公式に当てはめれば答えが出る「数」の楽しさに魅力を感じている
入学して初めて「黒板の無い教室」を見たときの印象はいかがでしたか。
S.S.さん 新鮮でした。なんだかメカっぽくてきっちりしていて、「かっこいい教室だな」と思ったことを覚えています。これからの学校生活にワクワクしました。
K.Y.さん 教室に入ったとき、まず「白い!」と思いました。教室は黒板とチョークがあるのが当たり前だと思っていたので驚きましたが、モニターだと自由自在に拡大できるので、とても見やすいと感じました。
モニターやiPadを活用した授業で、印象に残っている使い方はありますか。
S.S.さん iPadの「シェアモード」を使うと、一つのドキュメントをクラス全員で見たり、同時に書き込んだりできます。離れた席にいても、誰が何を書いているのか同時進行で見られるので、ホームルームで意見を出し合うような場面にも役立ちます。
K.Y.さん シェアモードにすると、一つのノートにいろいろな人の意見が集まります。友達の考えを見られるので、自分の考えも深まっていいですね。
黒板を使う授業と比べて、分かりやすさはいかがですか。
S.S.さん 黒板だと先生の腕で板書が隠れたり、席が遠くて見えにくかったりすることがありました。でもモニターなら、先生の手元の書き込みがそのまま映るので、今どこを説明しているのかが一目で分かります。モニターが2つあるので、片方に少し前の内容、もう片方に今説明している内容を映すこともできて、授業の流れを追いやすくなりました。
K.Y.さん 黒板だけだと、分からないことがあったときに先生がその場で絵を描いて説明することもありますが、iPadやモニターを使う授業では具体的なイメージを映しながら説明してもらえます。またiPadでノートを取ると修正しやすいので、授業内容の整理ができ内容も頭に入りやすいです。

みんなで考えるから、理数系の学びがもっと面白くなる!
iPadを使った学びやクラスのみんなと課題を共有しながら学ぶことで、苦手が解消された経験はありますか。
S.S.さん 数学のグラフを使った問題では、iPadやアプリのおかげで分かりやすくなったと思います。例えば、式に「+3」が加わることでグラフがどう変化するのかは、ノートに書くだけでは動きが分かりにくいこともあります。でもアプリでグラフを実際に動かしてみることで、視覚的に理解しやすくなりました。友達に教えるときも、画面を使うと伝えやすいと感じます。
K.Y.さん 以前は、難しい問題に取り組むときに「嫌だな」とネガティブに思ってしまうことがありました。でも今は、iPadで友達の考え方や問題を解く様子を参考にできます。分からないときに少しのぞいて「私もやってみようかな」と意欲が湧いてくるようになりました。
瀧野川女子の授業の魅力や好きなところを教えてください。
S.S.さん 瀧野川女子の授業は「つながりのある授業」なんです。iPadでみんなつながっているから、グループワークもしやすいです。授業だけでなくホームルームや創造性教育の時間も、本当に充実しています。
K.Y.さん アイデアをみんなでシェアしながら、課題を解いたりものづくりをしたりするのは本当に楽しいです。授業に対する考え方が変わると思います。
最後に、受験生の皆さんにメッセージをお願いします。
S.S.さん 瀧野川女子は可能性に満ちあふれた場所です。最先端の技術をフル活用できる場所なので、ぜひ体感しに来てください!
K.Y.さん 入学前は女子校に少し抵抗があったのですが、模擬授業を受けてみて「楽しそう!ここに入りたい」と思うようになりました。今は入学して本当に良かったと感じています。皆さんもぜひ、実際に授業を体験してみてください。
編集後記
瀧野川女子では理数系の授業や創造性教育の時間も、デジタル技術で生徒や先生とつながり、学びを楽しんでいます。オープンスクールでは模擬授業の体験もあるので、ぜひ一度最先端の授業を体験してはいかがでしょうか。
イベント情報
中学受験生向けイベント
| イベント名 | 日時 |
|---|---|
| あかつき祭(対象:小学1年生〜6年生) | 2026年9月20日(日)・21日(月)10:00~16:00 |
| 学校説明会&授業体験会(対象:小学3年生〜6年生) | 2026年10月10日(土)14:00〜17:00 |
| 入試チャレンジ対策講座(対象:小学5年生〜6年生) | 2026年10月10日(土)14:00〜16:30 |
| 入試チャレンジ(対象:小学5年生〜6年生) | 2026年10月24日(土)14:00〜17:00 |
| 入試チャレンジ解説会(対象:小学5年生〜6年生) | 2026年11月7日(土)14:00〜16:30 |
| 秋のオープンスクール(対象:小学3年生〜6年生) | 2026年11月15日(日)9:00〜15:30 |
高校受験生向けイベント
| イベント名 | 日時 |
|---|---|
| あかつき祭(対象:中学1年生〜3年生) | 2026年9月20日(日)・21日(月)10:00~16:00 |
| 学校説明会&授業体験会(対象:中学1年生〜3年生) | 2026年10月3日(土)、10月17日(土)、10月31日(土)、11月7日(土)14:00〜17:00 |
| 秋のオープンスクール(対象:中学1年生〜3年生) | 2026年11月15日(日)10:00〜16:30 |










