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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2329794】 投稿者: しろくま  (ID:aiNOsWdfWL6) 投稿日時:2011年 11月 17日 03:34

    「親がかり」さま

     志望校別特訓、の、塾による「取り組み」はよくよく吟味しないと、ほんとに「え? 知らなかった」となってしまう場合があります。
     志望校別だから「過去問」をちゃんと「志望校別」にしてくれている、と思っていると、そうとは限らない、というちょっと素人からしたら「おそろしい」「はぁ? 何それ?!」という話もあるんですよ。
     詳細は以前にもお話ししましたがこの時期のことですから改めて申し上げておくと

    A 過去問の演習
    B 過去問の類題演習
    C 入試問題演習

     という3つの局面が「志望校別特訓」にはあります。

     Aの注意点は、過去問の「通しの演習」をしてくれない、というところです。だって、たとえば1時間の講義があったとして、平成22年の算数、いまから同じ時間で解くぞ、スタートっ と、やるような講座はまずないからです。ましてや他の教科とセットにした過去問通し演習の日、というのはないハズです。
     過去問を一つ選び、それを例題として解説し、はい、この年度のこれをやってみるか、はい、では10分やるから考えて、で、解説…
     単元別にしているわけで実戦しているわけではない。野球でいうなら、このピッチャーはこうだ、と、ビデオをみせてもらって、こういう投げ方の特徴があるぞっ と、説明しているだけで、「試合を通じて」そのピッチャーに向き合っているのではない、ということです。

     Bの注意点は、前提に「過去問は二度と出ない問題だ」ということがあり、「予想」も含めて「よく似た問題」を解いていく、ということです。「何が問題なんだ?! それがよいだろう」ということになりそうですが、「実際の過去問」を目にする機会が減っていて(あるいは無く)、本人自身の「傾向の実感」ではなく「塾の先生の実感」しかそこにはないからです。手応えは40人の子どもがいれば40人とも違います。
     この場合は、「過去問は自分で解いておいてね」とい「暗黙の了解」がある、と、塾の先生は「思っていて」、当然、ご家庭で一度は目を通しておくものでしょう、と、なっている場合もあります。

     Cは、1つのコースに複数の志望校名が含まれている場合で、これなどにいたっては、ほんとうに「志望校別」になっているとは限りません。Aの要素もありますが、1コースに3校あれば3分の1しか解かない、単元によっては自分の志望校の問題がゼロの場合もあります。類題にしても、たいていは「偏差値」の層でいっしょに固められているだけで、同じ傾向の学校で1コース形成しているとは限りません。(いや、たぶんそんなのはほとんどないでしょう。でないと、志望校別特訓を教科別に編成しなくてはならないからです。)
     けっきょく、「志望校別特訓」とは羊頭狗肉で、「入試問題演習特訓」に他ならない場合もあるんです。

     さてさて、

     易問にしぼって、全体を流してから過去問と穴埋めをする12月

     という設定は誤りではありません。ただ、得意な分野は難問チャレンジ(男子校のものには触れない。あくまでも志望校の中で、あるいは他の女子中のものに限って)でもよいんですよ。

     不得意7割、得意3割

     ざっくりいえばそういうことですが、なんせもう11月も半ば過ぎようとしています。もう少し、精密にみてやる必要があります。
     というのは、「得意」教科なのに、小テストや模試で、あれ? どうしてこれは解けていないのかな、というところが必ずあるんです。そこは軽く本人に確認して、単なるミスなのか、それとも「できているという思いこみ」だけで通り過ぎてきたことなのか、丁寧にみておく必要があります。何度もしろくまが強調することですが入試というのは

     苦手教科が原因で不合格になることは少ない
     得意教科を本番で失点するから不合格になるのだ

     という経験です。

     不合格の場合、得点を返却してくれる学校がほとんどですが

     苦手な××は、まぁまぁできていました… でも、いつもできていたはずの○○が…

     というケースがどれだけ多かったことか…

    ☆ 志望校の傾向に合わせて「得意教科」を磨いていく

     ということをやりきれなかったからだと思うんです。

     だからこそ、「真・志望校別特訓」というのは大切なんです。「偽・志望校別特訓」からの脱却・決別の11月でなければなりません。

     何か追加質問があればどうぞ。

  2. 【2329796】 投稿者: しろくま  (ID:aiNOsWdfWL6) 投稿日時:2011年 11月 17日 03:38

    「西大和志望の母」さま

     迅速丁寧な、などと言われると、ほんとに穴があったら入りたい思いです。しろくまではなく穴ぐまになっちゃいますよ。
     レスが遅れ気味になったり、いろいろなご要望に応えきれず、自分の「不器用さ」と「どんくささ」にほんとにため息が出てしまいます。

     改めて西大和の算数の問題をみたうえで、あわせて「緊張下の算数」「戦う算数」の話を組み合わせてみたいと思います。少しお待ちくださいね。

  3. 【2330013】 投稿者: りんご  (ID:4uuFnJmJq3.) 投稿日時:2011年 11月 17日 10:22

    しろくまさま、麻布受験についてのアドバイスをありがとうございました。
    読んでいて、とても納得のいく言葉で、これまでの自分たちの判断、
    一日目は安全校を受けるというのが間違いではなかったと、改めて思いました。
    いつものように、プリントアウトして手帳にしまっておきます。

    本当にありがとうございます。

    この時期の勉強のことでおうかがいします。
    息子は過去問をやり始めて見ますと、苦手だったはずの国語や社会で点数が高く、
    理系科目でてこずっています。

    算数は、過去問で落とした問題の類題を探し出してやれればいいのですが、
    栄光の問題の類題など見当たらず。私が見つけた類題らしき問題を見て
    「これ、全然違うよ、解き方とか。」と息子に言われて相手にされていません。

    せいぜい、解き直しの際に、どうして間違ったのか、解説を見て気づいたことはなにか
    を意識させることくらいしか、私にはできません。
    規則性や数の性質が苦手分野ですが、その単元の問題で正解していることもありますし、
    得意の図形分野で失点していることもあります。

    素人の私が手出しをしないほうがよいのか、でも塾では個人の苦手分野にまでつっこんで
    見てはもらえないので心配しています。

    どうしたらよいものか、アドバイスいただけたらと思います。

  4. 【2330351】 投稿者: 親がかり?  (ID:aIrxoscBzoI) 投稿日時:2011年 11月 17日 15:24

    しろくま様

    またまたご返信ありがとうございます。

    ついつい苦手を埋めることだけに、尽力を尽くしがちでした。ほんと目から鱗です。

    きっと娘も得意分野なら気乗りすると、思います。この得意分野の失点が結果を左右しかねないことを話した上で とりくませます。


    いつも丁寧に分析頂き、心から感謝いたします。
    誰にも相談できず、私1人で困り果ててましので、ほんとに救われました。
    まだ受験まで50数日あります。
    もし、また果ててしまうようなことがあれば、厚かましいですが、ご相談させて下さい。
    ありがとうございました。

  5. 【2330744】 投稿者: しろくま  (ID:tblVWmyKgFY) 投稿日時:2011年 11月 17日 21:32

    「長男、ファイト!」さま

     開明中の過去問を手に入れました。
     社会に関しては、しろくまの時代の「明星中」(いまはまったく形式も内容も違います。一部類似点もあるので後ほど異学校同傾向問題として掲げます。)とたいへんよく似ています。

     塾で社会をしっかり取り組んだ子だと、おそらく満点ねらいが可能です。正誤問題も少なくて平易で、1問1答式の学習で40日間あれば(歴史15日+地理15日+公民10日)「形」はつくれそうです。

     市販の1問1答式に単元を進め、それにあわせて過去問チョイスで整理すればなんとかなる質・量です。

     一番苦手とおっしゃっている地理からまいりますか。

     「地方別」「産業別」のどちらか、というと「地方別」「都道府県別」の枠組みから日本の産業を問う、という形式になっています。次の単元を1問1答で確認をし、右側の入試問題で演習してみてください。

    (沖縄)神戸海星中  平成23年
    (九州)開明中    平成18年
    (中国・四国)開明中 平成23年
    (近畿)上宮中    平成23年
    (中部)開明中    平成18年
    (関東)開明中    平成20年
    (東北)開明中    平成20年
    (北海道)甲南女子中 平成23年
    (都道府県)明星中  平成23年

     「沖縄」の問題などは、よく調べておかれてもよいと思います。また、自然災害系の地理(小学校の教科書)などはよくみておかれてはどうでしょう。
     ただ、しろくまは、来年あるいは2年後あたりから、関西の中学入試の社会の傾向が変化するかもしれないと思っています。ちょっと「思考系」のものですね。
     たとえば、「津波と高潮の違いを説明しなさい」というような問いです。けっきょく知識を問うているのですが、「説明させる」あるいは、そういう部分を判定させる「記号選択問題」というのが増えるような気がしています。社会の指導要領に「考えさせよう」という部分が増えている年度になるからです。
     開明中がどう反応するかはわかりませんが、正誤問題が増えてもおかしくはありません。

     あと、「人口」と「地形」ですね。これは

     帝塚山中の過去問が利用できます。人口に関しては、平成23年の大阪女学院中のものも目を通してほしいところになります。

     「地方別」「地形」「人口」などの1問1答、それに上記の入試問題演習、という流れで入られてはどうでしょうか。

     次は歴史ですが、「人物」「史料」「絵・写真」というのは必ずおさえておいてほしいものです。
     これも、1問1答式で十分対応できますね。
     以前にも申しましたが、歴史は

    A 縄文時代~江戸時代
    B 開国~現代

     という「二つの層」で問題が作成される場合が多いのです。Aは「人物と文化」、Bは「戦争」にしぼったほうが短期に整理できるかもしれません。開明中はややAに傾斜したもので、Bを過去にがっつりと出したことはありません。
     傾向変化の年度だ、という警戒でいくならあえてBをしっかりやる、という戦術もありますが、お子さんの場合はとにかく年内は「広く浅く」で参りましょう。

     Aでは、ノートルダム女学院中・帝塚山泉ヶ丘中・大阪薫英中のものが「同傾向異学校」として利用できます。まず、塾でやられる過去問演習の被りもないでしょう。

     公民は「憲法」「三権」「選挙」の3つの柱の学習で基本的な出題です。とくに日本国憲法は、基本的人権に関する問いなど、わりと平易なものが多いと思います。
     これは神戸女学院中の過去問がなかなかうまく利用できます。

     社会はこんな感じでどうでしょうか。

     理科は、実験系のものは念入りに、です。もちろん暗記のチェックも大切ですがこれは「近・中・標」が使えますね。
     もし、物理化学系が苦手なら「近・中」の小5用でもよいかもしれません。電磁石などはこれに掲載されているすべての問題を解いておいてもよいですね。

    (力・ばね)      大谷中 平成22年 三田学園中 平成22年
    (水溶液と物質の反応) 四天王寺中 平成22年   
    (天体)        大谷中 平成22年 四天王寺中 平成22年

     の、3つをとくに念入りにしてみましょう。

     あと、生物地学系の暗記物などは、神戸女学院中の第1問目がよいと思います。前にも申しましたが、

     女子中の「入試の理科の第1問目流し」

     というのは基本問題の確認ができて、なかなか実戦的な力が身に付きます。

     社会は上記のように「幅広く」、理科は上記のように「せまく集中したところから」やっていく、という方針で年内がんばってみてください。

     何か追加質問があればどうぞ。

  6. 【2330833】 投稿者: しろくま  (ID:tblVWmyKgFY) 投稿日時:2011年 11月 17日 22:50

    「西大和志望の母」さま

     ぱっと見ると60分もあるんだから余裕で解けるかな、と、思うような「問題づら」なんですが、やってみると、ことのほか時間が経過してしまいます。
     お子さんは、あ、こうすりゃいけるかな、と、思ってぱぱぱっ と、やり出すと、あれ… と、なっているかもしれませんね。そういう類の問題もけっこうあります。

     まず、一般的な緊張緩和の方法ですが… これはしろくまがずっと言い続けている

     「環境の同一化」と「時間のレイアウト」

     です。ふだんの学習の状況と、試験会場での状況が、「一致」しないと、実際の場での力は出せないのです。

     たとえば、試験会場は教室です。学校で使用されている机は、40㎝×60㎝の空間です。学校によっては下敷きも使用禁止、筆箱も出してはいけない、中身だけ、というところもあります。
     でも、家ではゆったり腰掛けて、広々と机上が使えて、確実に現場よりは「よい環境」で思考して作業して解答を作っていきますよね?
     これが本番で力を出せない、なぜか緊張する、慣れない状況でミスを誘発する、という外的要因なんです。

     また、「戦う算数」に持ち込む条件は、なんといっても「通しの60分」です。

     60分の勉強の間、途中でお腹すいた、のど乾いた、と、冷蔵庫を開け閉め、トイレ、とか行くようなことを「ふだん」している子が、急に60分間じっと座って、集中して問題にむかえるか、というと、どう考えても無理ですよね。
     「ふだんと違う」は「緊張」と「ミス」を生み出す母胎なんです。

     まぁ「戦う算数」を始めることが「最近」始まったばかりでしょうから、しばらくはそういうことになるとは思います。

     計算も、かんたんな問題も難問も、すべて実際の入試と同じ配列で、60分間で、やっていく。
     この問題はできるからええやろ、この問題が特徴的だからこれだけやろうか、なんていう姿勢の算数ですと、ミスと緊張は解消されません。
     そうして「時間のレイアウト」が可能になるんです。

     第1問と第3問

     の、扱いが西大和ではポイントになりそうです。答案が配られてさぁ開始、と、なったとき、第3問がどんな問題かみて、解けるか解けないかの判断をして、第1問にとりかかり、第2問に行く、という流れですね。
     あとは、本人の教科別の得意不得意で、判断して解いていく順を考えればよいとは思います。

     何か追加質問があればどうぞ。

  7. 【2330847】 投稿者: しろくま  (ID:tblVWmyKgFY) 投稿日時:2011年 11月 17日 23:01

    「りんご」さま

     苦手を克服しよう、という努力は、結果として、得意な分野の学習時間を減らしたり演習量を減らしたりしてしまいます。まぁ、これはいたしかたないこと。
     ここからはうまく微調整していく時期となります。

     まぁ、ほんとなら塾の算数の先生に、答案を持ち込んで、面談+質問、ということに持ち込むのがよいのですが…
     関西に、大阪星光学院中、という学校があります。もし手に入れば、いちどその「算数」を解かせてみてくれませんか? で、本人の感想をきいてみてください。

     で、手に入らないならば、過去問で落とした問題を

     栄光の平成○○年の何番

     と、教えていただけますか? 再度、しろくまも栄光の算数の問題をながめてみたいと思います。

  8. 【2330926】 投稿者: 長男、ファイト!  (ID:AYccOSlGAPI) 投稿日時:2011年 11月 17日 23:58

    しろくま さま

    いろいろありがとうございました。
    私が何ヶ月もかかっても途中までで終わっていたことが、一日二日で出来てしまうなんて驚きです。

    過去問を手に入れていただき、分析もしていただき、対策まで・・・。
    お忙しいのに。見ず知らずの者のためなのに。ご自分のご用事もおありでしょうに。他の方々のご質問もたくさんおありなのに。

    とにかく、感謝の気持ちを表すには、合格してみせるしかありません!!!


    なかなか一度では理解できない部分もありましたが、プリントアウトしてじっくり読んで、自分の形に計画を練ってみます。ただ、ひとつだけ疑問があるんです。

    開明以外の過去問は、どうやって手に入れるものですか。近年のものばかりなので、「近中入」に入っているもののことをおっしゃってますか。それとも、ネットなどで調べられる問題でしょうか。あるいは、赤本を手に入れるということでしょうか。

    すみません。しょーもない質問ですが、今、質問しないとこれだけで1週間くらい迷いそうなので。


    今回も、本当にありがとうございました。
    やるべきことがハッキリして、迷いなく進めていけます。
    息子にも説明して、計画的に、効率的に、頑張っていきたいと思います。

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