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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2325056】 投稿者: 白イルカ  (ID:0n1YZs1KRek) 投稿日時:2011年 11月 12日 18:03

    しろくま様

    御無沙汰しております。
    やっと、国語と理科が少し上向いて来ましたので、御報告にあがりました。
    しかし、我が家は、ここに来て、まさかの志望校変更です。
    いよいよ、受験日程を決定するとなった時に、「(当初親子で気に入っていた)逗子開成が、僕の本当の志望校なんだ。受けさせて下さい」と言い出し、担任の先生とご相談の上、本人のモチベーションが大事だという事で変更する事にしました。
    志望校対策のクラス編成は、攻玉社と同じで、語句が攻玉社に比べますと易しく、題材も攻玉社よりは取り組みやすいものの、記述は増えるので、そちらの対策もやらないといけないのですが。
    逗子開成の過去問は、1月に入ってからで良いのでその前に、第2〜3志望校→押さえ校と進めて下さいと指示されています。
    でも、第2志望校(偏差値57です)すら合格者平均に全く届かないので、親子で不安になってきました。

    宿題をコツコツ進め、国語と理科も少しは上がりましたが、過去問は対応出来ていません。
    担任の先生は、第2〜3志望校(日程次第で3校あります)は、複数回受ければ受かると思いますよ、とおっしゃいますが、自信がなくなってきました。
    相変わらず、まとまりのない文章で申し訳ありませんが、この時期の志望校に対する考え方などを教えて頂けますでしょうか?
    お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

  2. 【2325303】 投稿者: しろくま  (ID:NSk1PXm9EN2) 投稿日時:2011年 11月 12日 22:17

    ~Nくんへのお手紙~

     こんにちは。しろくまです。きみのお家のあたりは寒くないかな? しろくまの住んでいるところはすっかり寒くなったよ。風邪をひかないようにね。

     今年の入試は1月14日くらいから始まるんだっけかな? あと二ヶ月ほどで入試が始まるよね。
     ここからが一番大切なとき。しっかり勉強しているかな。

     Nくんは、本も好きだし、いろいろなことに興味があるみたいだね。たいへんよいことだよ。
     しろくまが塾で先生をしていたときも、お勉強以外のことに、いろいろ熱心に取り組む子たちがたくさんいて、そんなことしているヒマがあったら勉強しなさいっ て、よくお母さんたちに怒られていたよ。
     まぁ、昔から、そんなことはよくあるんだよね。だからしろくまはぜんぜんびっくりしないよ。みんな程度の差はあれ、いろいろなことをしたいと思っているんだ。

     趣味や遊びって、いろいろな「力」を出すエネルギーになるんだよ。知っていたかな?

     たとえば野球。「チャンスに力を出すことができるようになる」んだ。だって、ツーアウト満塁で打順が回ってきて、ここでイッパツ打ってやるんだっ て、思わない選手はいないだろ? そういうことにいっしょうけんめいになれる子は力を出せるんだ。

     たとえば釣り。「道具をそろえて待つことができるようになる」んだ。だって、釣り竿、釣り針、釣り糸、リールなどをしっかり用意をしないと釣りにはいけない。えさをつけて海や川や池に入れてもそれだけでは釣ることはできない。しっかり待つ、ということができるようになる… そういうことにいっしょうけんめいになれる子は力を出せるんだ。

     たとえばお菓子作り。「そろえた材料で、それとは違う、もっとよいものを引き出すことができる」ようになるんだ。ためしに小麦粉と砂糖とバターを舐めてごらん。それだけならちっともおいしくないよね。でも、しっかり計量して決められた手順をふめば、まったく違う、それでいてもっとすばらしいものができちゃう。
     そういうことにいっしょうけんめいになれる子は力を出せるんだ。

     たとえば料理作り。「下ごしらえをしたうえで、その場その場で調整することができるようになる」んだ。作るまえに材料に塩やコショウをふっておかないといけないし、実際に作りはじめたところで少し味をみて、調節して、で、完成に近づけていく。そういうことにいっしょうけんめいになれる子は力を出せるんだ。

     野球も釣りもお菓子作りもお料理も、なんでもかんでも、ちゃんといっしょうけんめいにやれば「力」を養ってくれるものばかり… それを大人は子どもから取り上げちゃおうとするんだから困るよね~ でも、子どももちょっぴり悪いんだ。そればっかりに時間を使って、せっかく身に付いた「力」を他に試してみようとしないからね。もったいないよね。「力」は一つのことだけに使うんじゃなくて、べつのことに使って初めてさらに大きくなる。

     Nくんは、カードゲームが大好きなんだよね。「遊戯王」。
     じつはさ、しろくまはどんなもんか知らないから、ちょっときみが熱中するくらいだから、どれだけおもしろいのか調べてみたんだ。
     これってすごいよね。よく考えられているし、すっごく頭を使うよね。とうぜんNくんはスターターデッキなんかじゃなくて自分でデッキを作ってるんでしょ? 独自のデッキレシピがあるのかな?

     思ったんだけど、さっきの話といっしょでさ、このカードゲームが得意な子って、ぜったいお勉強にも力が出せるよ。思わないかな?
     算数・国語・理科・社会、それぞれ今まできみがつけてきた得点力が、きみのカードの攻撃力、守備力だよね。魔法を使って強化もしないといけない。

     どうかな? いまのデッキレシピで、二ヶ月後にじゅうぶん対戦できそうかな?
     こういうときに、どうするかを考える力って、カードゲームで鍛えられた「頭脳」が使えるとは思わないかな?

     また、入試問題の分析だって、カードゲームで鍛えられた頭脳で判断できるよ。

     そりゃ、このゲームの性質から考えると、自分のデッキに入っているカードだけをおぼえていても対戦できるけどさ、まさかきみはそんなことしてないでしょ? 相手の出してきたカードの「効果」をしっかり理解して対戦する。入試問題と自分が今までつけてきた力をどうつきあわせて考えていくか…

     きみがだれかと対戦していて、え? そのカード何?? とか言われて、ちょっと効果を読ませて… とか言われたら、はぁ? なんだおめーは、勝負になるかよっ て、思うでしょ。
     受験する学校の対策を十分しないで、受けに行くのは、むこうにそんなふうに思われているのといっしょになっちゃう…
     二ヶ月もあれば、じゅうぶん新しいデッキレシピで対戦できる。いまのデッキで戦うのも、新しいもので戦うのももちろんきみの自由だ。
     最初からぬるい戦いをするつもりできみは今まで対戦した? どうだろう、できるだけ自分のすべての力が出せるようにこれからがんばってみようよ。

     そうそう、「ワンピース」って漫画も好きなんだね。これもさ、しろくまどんな漫画かわからないからさ、ちょっとがんばって読んでみたんだ。
     むかし、散髪屋さんに行ったとき、コナンっていう、少年が出てくる探偵の漫画が置いてあってさ、いい歳して、ちょっと読んでみたらものすごくおもしろかった経験があるんだ。だから、読みもしないで、漫画がだめだって、大人がかんたんに言うのはいけないな、と思っているんだよ。

     「ワンピース」もおもしろいね~ ちょっと絵の描き方が昔の漫画と違うんで、最初はとまどったけれど、子どもが好きになるのはよくわかったよ。

     「失った物ばかり数えるな! 無いものは無い! 確認せい おまえにはまだ残っているものは何じゃ!」

     ジンベイの、このセリフなんかグっとくるよね。
     入試にとって、とっても大切な言葉だと思わないかな? この時期勉強していると、ついついできていないものばかりが気になっちゃう… 模試を受けても、過去問やっても、思うように得点できない… できている部分をしっかり確認して、そこからスタートしていく。得意な教科、得意な分野を磨いてしっかり伸ばしていくことができるよね。
     この言葉は、反転して、突破していくために必要な大切な言葉だと思うよ。他にもこの「ワンピース」って漫画は、子どもたちにいろいろな「力」をあたえてくれるような気がする。きみがこれを読んできたのなら、そういうことをいっぱい身につけているはずだよ。
     これからの二ヶ月、がんばっていくことができる力がきみにはたくさん蓄積されているはずだ。

     サンジ 「おれはオールブルーを見つけるために」
     ルフィ 「おれは海賊王」
     ゾロ  「おれは大剣豪に」
     ナミ  「私は世界地図を書くために」
     ウソップ「おれは勇敢なる海の戦士になるために」

     Nくん (              )

     いくぞ偉大なる航路!

     Nくんは、(    )にどんな言葉を入れて勉強するんだろうね。

     そうそう、それからNくんは『三国志』も好きなんだろ? これはしろくまは得意だ。きみは『三国志』ではいったい誰か好きかな?

     しろくまはね、ジュンイクが好きだよ。ちょっと漢字が変換できなくてカタカナだけど、曹操を補佐した人物だ。
     曹操は、中原での覇をエンショウと争って、数の上で圧倒的に不利だったはずの「官渡の戦い」で曹操は大逆転勝利をするよね。
     エンショウと戦う前、すっかり弱気な曹操にジュンイクが送った言葉が

     「至弱をもって至強にあたる」

     ふつう戦いは、「満る」をもって「干く」を撃つ、のが常識だ。だけど劣勢にある主君に、あえてこう言ったんだよ。曹操は能力のある武将だ。この言葉の意味をしっかり受け止めて戦って、見事勝利をおさめたんだ。

     ここが大切なとき。物事はかならずめぐって、またチャンスもめぐってくるもの。天下の人々はこの戦いのゆくえをしっかりみています。ここで引くことはあなたの政治生命が絶たれるの同然。
     陰がきわまると陽に転ずるのは自然の理。こちらの弱きはきわまって、まさに強きに転じようとしているとき。もっとも劣なるときこそ、これから力を出せるとき。ここで気力をふりしぼれば、必ず変化があらわれて、それをとらえて勝利ができますぞっ

     というメッセージだったんだよ。

     きみは曹操で、しろくまがジュンイクだ。いまはまだ入試のための力がそろっていないところがあるかもしれないし、合格できないかも、と、思っているところもあるかもしれない。
     そんなときはこの「至弱をもって至強にあたる」という言葉を思い出してね。

     あと二ヶ月しかない、と、思うかな? 男は三日あれば変わるに十分な時間だ。『三国志』に詳しいきみなら、しろくまが言いたいことはわかるかも。

     知略と武勇にすぐれた呉の将、呂蒙。でも、昔は武勇だけの将だったんだよ。君主の孫権に

     「将たるもの、武だけではだめだ。おもえちょっとは勉強しろっ」て怒られる…

     で、めっちゃ呂蒙は、しっかりと勉強し、学を身につけることに成功する。魯粛が、「ほんまに賢くなったんかぁ?」と思って会いにいったら、まったく以前とは別人のように知略にすぐれた人物となっており、知恵者といわれた魯粛を追い抜かんばかりの知識を身につけていた…

     「今までの呂蒙とはまったくちがうよな!」と驚くと、呂蒙は

     士、別れて三日、即ち刮目して相待つべし

     「男ってのは、三日もあれば、まったく別人のように成長できるものだ しっかりと見直してもらわないとこまるよ」

     と、言ったんだよ。

     三日で変わってみせよう! お母さんに、あなたどうしたの? て、言われたら

     「男子、三日会わざれば、刮目して見よ!」

     と、言い返してみないかな?

     ここからが大きな力を出せるときだ。機会をつかんで自分自身を大きく伸ばそう。がんばってね。

  3. 【2325852】 投稿者: taro  (ID:MlJHZcQniIc) 投稿日時:2011年 11月 13日 16:04

    しろくま様

    丁寧なご返答を頂きまして、ありがとうございました。筑駒と麻布志望を目指しているものの、国語の成績がパッとしないtaroです。残り80日余りとなってきましたが、物語・詩の分野はご紹介頂いた過去問教材(親和中、洛星中)で進めていきたいと思っています。※関学中は手に入れられませんでした。

    上記や筑駒、麻布の過去問を進めるに当たって以下の内容についてご意見を伺えればと思います。


    (1)各中学校の入試問題文(物語)を見ますと、友人、家族の中で、様々な障害(死、いじめなど)を主人公が乗り越え、成長するの物語が、望ましい道徳観の中で、多いように感じます。また、詩(筑駒)も自然への畏敬、家族愛、日常周りにあるものに対する感謝といった内容が主題になっているケースがよく見られます。
    特に詩などは、取っかかりが掴めないとほとんど点数が取れないケースも考えられるので、上記テーマに関する経験値を増やすことが大事だと感じております。こうした経験値を増やしていくためには、入試問題の読書?が有効になるのでしょうか。

    (2)幸いにして国語以外の三教科は比較的順調に来ているため、国語の戦略としては、大失敗を避けるのが大きなテーマと感じています。具体的には、記述問題は○までいかなくても、×をもらわず、△の点を上げることを目標にしています。
    これまでは、模範解答と自分の作成した解答を比べて、自分の答えに足りない部分を確認して、もう一度自分で解答を作成させるように子供だけでやってきましたが、これからは子供の成長と逆行するようですが、子供に寄り添って、答えに含めなければいけない部分を親と確認しながら、或いは解説しながら進めなければいけないと感じていますが、このやり方で大丈夫でしょうか。

    (3)「しろくまさんのまとめブログ」を拝見しますと、筑駒(物語文)対策の部分で表現と分類されている分野があります。この対策として、説明分的な随筆を出題する六甲中や甲陽中の過去問がお勧めとして挙げられていますが、あと入試まで2ヶ月半という中で、これらの重量級?の教材に取り組んでも効果はあるでしょうか。優先順位としては、親和・洛星中が終わった後になると思いますが。


    以上、またまた申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

  4. 【2325892】 投稿者: 長男、ファイト!  (ID:AYccOSlGAPI) 投稿日時:2011年 11月 13日 17:22

    しろくま さま

    「N君へのお手紙」、ありがとうございました。
    ワンピースや遊戯王を調べていただいたり、いろいろ下調べしていただいて、ご面倒をおかけしました。

    「お手紙」は昨夜、息子が寝る前に読ませていただきました。
    本人の反応は・・・、あまり表情に出さない子なのでどこまで心に届いたかわかりませんが、「ありがとうってお礼を言っておいて」と言っておりました。


    一番印象に残ったのは「ワンピース」のお話だそうです。
    私は三国志のことはよくわからないのですが、息子はしろくまさんの三国志のお話もよくわかったと言っております。

    たくさんお話いただいたので、一度では理解しきれい部分もあったと思います。
    プリントアウトして何度か読ませてあげようと思っています。

    「三国志」のように三日で息子が別人のように勉強してくれるようになり、「遊戯王」によって鍛えられた作戦力で受験を勝ち抜いていってくれたら嬉しいです。

    おそらくたくさんのお時間を割いて、このお手紙を書いてくださったんだと思います。
    息子はあまり感情を表に出しませんが、人並みに感じとれる子だと思いますので、しろくまさんがおっしゃりたいことは、きっとじわじわと伝わっていくと思います。

    見ず知らずのものにご親切に、お時間もお気持ちもたくさん頂戴し、本当に感謝しております。
    厚かましいですが、残り2ヶ月まだまだ頼りにさせてください。よろしくお願いします。

  5. 【2326029】 投稿者: しろくま  (ID:7Z9pN5lQs3A) 投稿日時:2011年 11月 13日 20:43

    「サクラサケ」さま

    (1)に関して。
     「時間のレイアウト」が本人なりに工夫ができてきた、ということ、そうして、「解くための手順」に手応えを感じられているわけです。よい感じじゃないですか。結果が出る前提です。(2)と関わることですが、説明文を解くための「手順」として

    ① 指示語の指示内容部分の確認
    ② 「しかし」「だが」などの逆接語の後ろ
    ③ 文末「~のだ」「のである」「のです」を含む一文

     まずはこれをおさえているかどうか確認してやってくださいね。

    (2)に関して
     以前に「白紙少年少女のための記述法」というシリーズを掲載しました。「外の人」さまの「しろくまさんのまとめブログ」で検索すると出てくると思います。(3)とも関わりのあることですが…

     実は中学入試の場合、説明文のほうが点数をとりやすいのです。おそらく、ちょっと低学年や小5あたりで、難しい内容の文章(学年一つ上か高校入試問題レベルの文章)を説明文でやりすぎてしまって、気持ちの上で、やや拒否反応が出ているのかもしれません。
     神女の説明文は、具体的な例も多く、それを抽象化した理解、というのが必要な場合があります。「しっかり読みなさいっ」とせまりすぎると、それらの具体的な単語に気をとられてしまってかえって「何が言いたいのか」を見失いがちになります。
     
     「A例(具体)→B意見(抽象)」

     AでBを説明している、つまり、この例で何をいいたいのか、ということをまずは「大きく」眺めさせるほうが神女の説明文は解きやすくなります。

    (3)に関して
     記号選択で2つまでしぼれてあと一つ…
     これはほんとに悩ましいところですよね。ついついあと2つになると、女の子はそこで選択肢だけをじっとみて、考え込んでしまうんですが、そのときこそ再度本文をみて、選択肢をみないんですよ。
     ただ、これは「模範解答からの逆流法」を続けることで神女の場合は対応可です。

     復習をかけましょうか。すでに解いた過去問でもかまいません。記号選択の問題だけにかぎって、答えはこれだったよね、どうしてこれになるか、考えてみようか、という流れで、じっくり文章に向き合わせてください。平成21年の大問1の問5のようなものなど、とくによい訓練になると思います。
     過去問を用いて、「じっくり模範解答から考えて」いく、という方法でいきましょう。

     演習量が気になるなら、神女の問題や類題からいっそ離れて、小4や小5の説明文あたりを利用してもかまいませんよ。そちらは易問流しで… ただ、お子さんの場合は、過去問の1文章1設問をじっくり取り組み直す、ということの累積でコツをつかんでいってくれると思うんです。
     今は膨大な量やそれをこなすことに意識がいきすぎて「考えて読む」という気持ちのゆとりが知らず知らずのうちになくなっているんだと思うんです。
     こんなにたくさん、もうやらなくてもよいから、神女の過去問だけ、もう解いたものも含めて、記述と記号選択を「模範解答からの逆流法」で考えさせていく…
     (お通いの塾の教材は解説がたっぷりと記されていないのかもしれません。志望校別の教材は、案外とそれが手薄になっているケースが多いんですよね。)

     何か追加質問があればどうぞ。

  6. 【2326088】 投稿者: ステラマリス  (ID:GMmrIbLohfs) 投稿日時:2011年 11月 13日 21:57

    しろくまさま

    小6女子の母です。いつも、拝読しているばかりでしたが、ここにきて、勇気をもって、相談させていただくことにしました。
    お忙しい中、恐縮ですが、お時間のある時に、ちょこっと相談にのってもらえると嬉しいです。

    娘は、今まで、国語だけは得意な子で、塾の公開テストでも、国語だけは安定した成績をとってきました。
    塾の公開の記述テストでも、割と、いい点数をとってきますので、国語は、得点源として考えておりました。

    それが、なんと、今、過去問を解いていて、一番、苦戦しているのが、国語なのです。
    特に、記述は、白紙だったりします。
    何か書いたら部分点がもらえるよといっても、それも難しくて、手が出ないようなのです。

    娘の志望校は、神戸海星女子です。
    塾の国語の先生にも相談してみまして、過去問を解いた答案を出して採点してもらったりしていただいたりしているのですが、いまいち、安定して点数が取れません。
    取れる年度の過去問は80点以上取れるのですが、はたまた、違う年は、45点。
    平均すると65点です。
    これは、俗にいう「相性が悪い」ということでしょうか?

    何とか、あと2か月、海星の国語の点数アップに有効な方法はないでしょうか?

  7. 【2326237】 投稿者: サクラサケ  (ID:szrUwNAp/fI) 投稿日時:2011年 11月 14日 00:45

    しろくまさま

    たくさんのご相談がありお忙しい中、ご丁寧なお返事ありがとうございました。
    思い当たる点がたくさんありました。
    たしかに今まで塾での国語の文章が難しすぎていて説明文に対しての苦手意識がしっかりとついてしまっています。
    また親のほうも「しっかり読みなさい。」「なぜこれが理解できないの?」というようなことを言ってきてしまいました。
    しろくまさんのおっしゃるように5年生の公開テストをもう一度出してきて一文章一設問をやらせてみます。
    確かに塾でも全教科の課題が増え、暗記物のテストなどもしょっちゅうあり時間の余裕がなくなったのとともに、1つのことをゆっくり深く考える余裕がなくなってきていました。
    けずるところは思い切って親が削ってあげ少し考える時間を作りたいと思います。

    あと2ヶ月子どもと一緒に頑張ります。
    また不安なことなどが出てくると思いますがそのときにはまたよろしくお願いいたします。
    急に寒くなるらしいですので、しろくま様もお体ご自愛くださいませ。
    今日はほんとうにありがとうございました。

  8. 【2326298】 投稿者: しろくま  (ID:dgCJyLt5Dkk) 投稿日時:2011年 11月 14日 06:32

    「白イルカ」さま

     じつは、この時期、男の子はお母さんに「突然の告白」をするときがあります。
     きっと、ずっと心の中で思っていたことがあって、でも、なかなか言いにくい、ということを抱えている場合があります。
     夏休みあけて9月くらいまでは明るく元気だったのが、ちょっと静かに落ち着いてきて、わりと素直に言うことを聞き始め、そんなにバトルもなくなってきた… でも、

     うん… ああ… わかっている…

     と、つぶやき系の生返事が増えてくると、何か別のことを考えているケースが多いんです。

     ほんとに行きたい学校は実は…
     ちょっと考えてんけど志望校変えたい…

     と、きて、え?! あなた今さら何を言うてんのっ?? と、なる場合、あります。わりとお母さんのほうが志望校にむけて(まるで自分が受験するような気持ちの入れ方で)張り切ってきたのに、

     どーゆーことよっ

     と、なっちゃう場合もあります。

     ただ、ここはぐっ とこらえて動揺をいっさい見せず、そうなの? 詳しく話をきかせて、この時期、あなたがきめたことならそれでかまわないわよ

     と、大きく、まずは飲み込んでください。へたに今さらだめだ、もうここまできたらやるんだ、と、手をかえ品をかえて翻意をせまったら逆効果… モチベーションがあっという間に低下して受験そのものをやめちゃいます。
     まぁ、「白イルカ」さんの場合は、うまく受け止められたとは思いますが、もちろんその場合は、その学校の難易度、偏差値などをよく考えられて(とくに関東の場合は受験校がたくさんある分、併願の組み合わせなどなかなか難しいところもあると思うので)受験校の選定の「しきりなおし」が必要となります。

     逗子開成の国語なのですが…

     制限時間が50分、大問1は、語句系独立題で、読みは小6配当漢字が多く、書き取りは紛らわしい小4配当漢字、むずかしい小5配当漢字から、幅広く問う良い書き取りの問題です。
     文学史や四字熟語なども出題され、「国語の参考書」の目次にある項目はすべて広く浅く出題する、というような感じです。とりあげられている説明文は、やや「社会派」で、「問題提起型」の設問。(四字熟語の説明なども、ちょっぴり社会批判的なスパイスの効いたものでおもしろい)
     その後、説明文・物語文とつづいて、設問数は約8問×2=16問…

     お子さんの場合、時間のレイアウトが一工夫必要になりそうですよ。過去問は塾の先生のおっしゃる手順でよいとは思うのですが、さきに過去問は「こんな感じよ」とざっと「見せて」おく必要はあります。
     大問1の語句系は、小5で習った範囲のものから並行して復習を加味しておかれたほうがよいですね。

     何か追加質問があればどうぞ。

     

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