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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2350421】 投稿者: しろくま  (ID:fgej45lpTZU) 投稿日時:2011年 12月 07日 21:49

    「いえっさ」さま 「東山」さま

     ずいぶんとお待たせしてしまって申し訳ありませんでした。ようやく問題が手に入りました。

     「社会」から参りましょうか。

     まずは歴史ですが… これはなかなか作成者の先生が凝った作りをされています。単なる通史ではなく、テーマを設けられてつくられています。ざっと概観しますと、

    平成18年 日中関係史
    平成19年 貨幣の歴史
    平成20年 生活史
    平成21年 刀剣・鉄の歴史
    平成22年 博物館の特別展示からの歴史
    平成23年 法令史

     おもしろいですよね。平成22年の問題なんかは、なかなかよい視点で作成されています。

     あとはどういうテーマがあるんでしょうか… 農民の歴史・税金の歴史…

     ただ、実は、中学入試のテーマ史は、そのテーマ「を」たずねるのではなく、テーマ「で」問うのが通常です。テーマ史にすると「広く浅く」全時代を問えるので、「見た目」ほど難問にはなりません。

     大阪に四天王寺中という女子中がありますが、そこの歴史もここ数年テーマ史が出されるケースが多く、ここの歴史は東山中の同傾向異学校問題として利用できます。また、同じ京都の洛星の歴史も、テーマ史的出題もあり、利用できそうです。

     地理もテーマが明確にされていますね。

     平成22年は「半島」をテーマとして、それ「で」日本のすがたを問う出題となっています。非常に幅広く問われていますが、わりと全国各地のようすを1問1答式にまとめていっても、対応できるものではあります。農産物の統計や、地名などは、お通いの塾の小5の模試を丁寧に見直していくパターンで十分できます。

     世界と日本、という切り口は東山中ではよく出されていますね。日本とアメリカ、日本と中国、日本と韓国… 貿易額で上位にくる相手国と日本の関係、それと国旗などは確認されていてもよいかもです。

     公民は、選挙・税・三権・憲法など、すべて問われるような出題です。また「国際連合」系の小6の下巻の教科書の範囲からも出題される学校ですね。

     それから最近の関西ではめずらしく時事問題が出されています。こちらは時事「で」問う、というより時事「を」問うもので、ここはしっかり対策すると逆に得点できるところです。
     市販されている関東系の塾の「時事」の教材をざっとやれば十分ですね。

     さてさて、しろくまの領分の国語ですが…

     これは解いていて、おや、どっかでこんな出題する学校があるな、と、思っていたのですが、歴史でも紹介しましたが、大阪の女子中の四天王寺中の説明文・物語文とたいへんよく似ています。同傾向異学校問題として利用できるので、過去問かぶりなく演習できると思います。
     歴史と国語に類似点があるので、四天王寺中の過去問集を買われてもよいと思います。

    1.漢字の書き取りは、文中型で、難問・奇問はいっさいありません。お通いの塾の、模試で出題されてきたものをよく復習しておく、ということで対応可能です。直前に漢字の書き取りに大量に時間を費やす必要はありません。淡々と、日々少しずつ確認していくような書き取り対策で十分ですよ。

    2.説明文の接続語句挿入題は必出です。「しかし」「そして」「つまり」「だから」のこれまた基本。過去問でこれらの問題はできていますか? これも平易ですが、なかなかよいポイントを抜いています。過去問も、これだけ先に6年分くらい通して解いていく、というのも一つの作戦になります。

    3.第2問は物語文で、必ず、「あらすじ」が書いてくれているパターンです。ここをまずしっかり読む、というクセをつけておいてください。あんがいと、読み飛ばしてしまう子がいます。

    4.記述も記号選択も多角的に出題されています。

    ① 説明文の記述は、かんたんに申しますと、内容がちゃんとわかっているのか、ということを問うものです。この「例」から、筆者はどういうコトを述べたいのか、という、ストレートな設問です。

    ② 物語文の記述は、なかなかの難問もあります。理由説明題に特化した訓練を3週くらい丁寧にやっておかれることをお薦めします。

     これはどこの中学の問題でもかまいませんから、『電話帳』(過去問集のギョーカイ用語・みくに出版などの銀本など)を購入されて、1文章1設問を流していく、というパターンですね。
     また、過去問は、「模範解答からの逆流法」で読み込みをしていく、というのが効果があるタイプのものが多いと思います。

     いずれにせよ、東山中の国語は、苦手な子でも、ちゃんと訓練すれば得点できるものですよ。模試はできなくても、過去問はあんがいと高得点、ということになりやすい出題です。
     暗記物に走ってしまって読解が希薄になってしまってはもったいない「伸ばせる」出題の学校です。

     何か追加質問があればどうぞ。

  2. 【2350516】 投稿者: 東山  (ID:rFKEU.DZWpw) 投稿日時:2011年 12月 07日 23:09

    しろくま様

    過去問を探してくださりありがとうございます。
    そして、通塾先では過去問(赤本)を見せても、東山を受験する生徒が息子以外いないため、しろくま様のようにご丁寧で、しかも、明確な分析とやるべき課題の指導はしてもらえずでしたので、本当に助かりました。

    社会は、分析していただき、なぜ息子が他の学校と違って解きにくい、読みにくいというのかが分かったように思います。明日から、早速、色々な「テーマ」を意識して塾から配布されている一問一答に取り組ませます。

    時事問題は、息子が一番大好きな単元なので、自宅で勉強しているとすぐに逃げ込むトイレで、朝日小学生新聞を読んでいる時間は時事問題対策の時間・・・と思うようにします。今からは時事をまとめた本もトイレに置いておきます。

    国語は、ご指摘のように模試では最悪の国語が東山のプレテストでは、高得点でした。銀色の問題集と四天王寺の赤本、明日、早速購入してきます。

    いえっさ様、便乗して申し訳ありませんでした。週末は関西もようやく寒くなるようですので、どうぞご体調管理にご無理がありませんように。

    しろくま様、本当にお時間とお手間とに感謝します。ありがとうございました。

  3. 【2351093】 投稿者: いえっさ  (ID:Dy5SBq18VkI) 投稿日時:2011年 12月 08日 13:48

    しろくまさん

    本当にわざわざ入手頂いたうえでの素早い回答に感謝の気持ちでいっぱいです。
    息子は体調もずいぶんと戻り、気力とともにやる気もあがってきたようです。
    ふだんの塾の問題よりも過去問となるとテンションも上がって
    やっと受験生らしい雰囲気が出てきたなと感じています。

    また、過去問に取り組むことによって
    今までの勉強がそのまま活きていることにも気づけたようです。(遅い・笑)

    大きなロスではあったと思いますが
    短期集中で取り組みたいと思います。

    本当にありがとうございます。
    後は、がんばるのみ!やってやります!!

    東山さま

    一緒にがんばりましょうね!
    春を楽しみにがんばりましょう!!

  4. 【2351349】 投稿者: しろくま  (ID:Nev2E9cmgxY) 投稿日時:2011年 12月 08日 19:49

    「マッチー」さま

     レスが遅れて申し訳ありませんでした。

     女の子は入試の直前は、色々な意味で「手強い」ですよ~

     できてるできてる、やってるやってる、わかるかわる、と、ニコっと笑ってサラリと言うものだから、ああ、まぁ大丈夫だろ、と思っていたら、とんでもない「告白」を直前に言う場合があります。

     あなた、この問題集の「速さ」のとこ、何も書いてないけど、どうしたの?

     と、あるお母さんが入試の三日前に気が付いてたずねたら

     あ、速さね… う~ん、あんまよ~わからんから、あんまりやってなかってん えへ

     とか、言われて真っ青になった、ということがあります。べつにまったくやっていなかったわけではありませんが、テキトーに学習を「間引いて」ちょこちょこっとやって知らぬ顔、ということをしでかしてくれる女の子、いますよ。

     いけるいける、だいじょーぶだいじょーぶ

     とか、直前の女の子が言うたときは、ちょっと精査が必要なんです。「不安な材料」に手を出して、わからなかったときに「不安」になることが怖いんですよね。

     嫌いなことを親に悟られぬようにすりぬける、ということは女の子は得意です。

     あと、理科でもちょっと一つずつ確認されておいたほうがよいですよ。年内なら、どんな驚きの告白があっても修正がききますからね。

     さてさて、「男子校」の問題を回避される必要もありません。男子校の立体図形や切断系のものは手を出さず、平面図形などは「場合によっては」チャレンジでも可です。
     「場合によっては」というのは言うまでもなく、塾の算数の先生がセレクトされたもの、ということです。

     「これは難しいけれど、解けないといけないよ」

     という提案が必ず直前の志望校別の講座ではなされます。

     で、あらかじめ、お子さんには「そのとき解けなくても、そういうのは解説を聞いて(読んで)わかればそれでいいから気にしないでね」と念入りに言うておいてください。
     この時期の女子の難問チャレンジは

     「そのとき解けなくても、あとでわかればそれでよし」

     ということをしっかり前提にしておかなくてはいけません。

     難問は、自分で解き始めず、むしろ塾でとりあげられる(講師が黒板で解説してくれる)モノだけをしっかり聞いて、わかればそれでよし、という形でよいと思います。
     また、家でやる場合も、一定の時間枠を設けておいて、それを越えたら解説を読む、ということでよいのです。むろん、お母さんがわかる範囲で解説してやってもかまいません。

     「いろいろな問題の出され方を習得していく」

     この観点は大切で、算数科の講師は直前学習では、この重要性をよく説きます。これは当然のことで、

     「初見問題に女子はたいへん弱い」

     ということがあるからです。いや、この弱さは、解けない、ということよりも、「うわ、こんな問題見たことないっ」というだけで、他のできる問題までも動揺から見失う、という現象を本番でみせる場合があるからです。
     とくに解けそうで解けない「図形」が出題されていると、切り替えがきかず、ずっっと考え続けている、ということになります。

     これも

     「入試には必ず見たことがない問題が出るから、それは後でやったらいいし、それ一問が解けなくてもだいじようぶよ。そんなのが出たら、ああ出た出た、これか、と思えばよいからね」

     くらいの「大きな」コトを言うておいてやってください。

     以前にも申しましたが、過去問の算数をずらっと並べて本人に見せてやり、計算問題以外の文章題や図形に、ぱっとみて

     好き=○ 嫌い=× ふつう=△ なんじゃこりゃ=?

     という4つのマークをつけさせていってください。で、×と?の問題を集めて、塾の先生に持ち込んで、解説をよく聞く、あるいはこれは解けないとだけですか? というような問いもしてみてください。
     できれば「親子+塾講師」の「面談付き質問」ということに持ち込みます。できれば女性の算数科講師にお願いするのがよいとは思うのですが…

     何か追加質問があればどうぞ。

  5. 【2351376】 投稿者: しろくま  (ID:Nev2E9cmgxY) 投稿日時:2011年 12月 08日 20:20

    「コリラックマ」さま

     レスが遅れて申し訳ありませんでした。

     漢字・知識系も、「形をかえて」、という条件付きで反復してもらってもかまいません。定常の講義の教材以外に、志望校別の特訓などで、べつに語句系のプリントなどか配布されたりしていますか?

     ちょっとおもしろいことを申しますと、たとえば男の子は、前のものをそのままやらせても、

     え? これ、前にやったやつやったの? 気がつかへんかったわ~ あはは

     とか、言うてボケるやつはいるんですよね。でも、わりと内容はおぼえていてくれたりします。

     ところが女の子… よーーくおぼえていますよ~ あ、これ、やった。あ、これはね、××のときにみたやつやわ。と、まぁ、そのときに何があったかまでおぼえています。
     ところが、そういう「周辺」のできごとはおぼえているクセにかんじんの中身がおぼえていない、ということがけっこうあるんです。社会や国語の、先生のおもしろい話は一言一句、何を言うたかおぼえていて、

     あのさ、塾の先生がね、こーいうてあーいうて、こうやってん~ あははは

     とか、ものすごく話をしてくれるのに、かんじんの講義内容は、いまいち頭に入っていない、なんて場合もあるんですよね。

     また、プリントなんかも、みょーなおぼえ方するんですよね。ああ、あれは、あのプリントの、このへんに書いてあった、とか、あの図の下に書いてあった、とか言うんですよ。
     内容、というよりも、プリントそのものをおぼえていて、アウトプットに手間取る、というのがよくあります。
     すでにやったプリント類をやらせる場合は、ご面倒かもですが、コピーして「体裁」をうまく変えて「反復」させてやってくださいね。

     同傾向異学校問題の演習、というのは、なかなか効果があるものです。算数の問題がすべて、ではありませんが、女子中のものはたいていは「パターン認識」ができれば合格点はとれるようになります。
     そこに好き嫌いが濃厚に入ってしまって、「嫌いなものはしない」ということをよく女の子はしてしまうんですよね…

     国語も過去18年分も取り組まれたのですね。それはよいことだと思います。算数の取り組みの「予定」もほぼ万全だと思いますよ。
     おっしゃられる計画でよいと思います。

     国語に関してですが、たとえば、志望校に準じた問題を5つやったとしたら、もう1つは、志望校の傾向に準じていないものを1つ入れる、ということもお薦めします。

     たとえば、「詩」が出ていなかったら、「詩」の問題もやっておく、というようなことです。

     何も難問である必要はありません。それこそ小5でやったようなものでかまわないのです。

     「バランスの良い学習」という原則に、あえて立ち戻って「仕上げる」、というのがコツです。

     「漢字・ことわざ・慣用句・言葉のきまり・説明的文章・文学的文章・韻文」

     の、7単元をかるーく、志望校以外の素材で、流しておく、ということです。時間がないなら、各1題ずつ小5のものを用いる、ということでかまいません。

     「切り開く」という言葉があります。

     細くせまく、でも深く、「切る」というのはもちろん志望校にしぼった学習のことです。
     でも、「開く」を忘れてはいけません。ぐっと志望校の問題にせまって、ふと、肩の力を抜くように、易問をバランスよく取り上げておくのです。

     とつぜん、傾向が変わるかもしれません。詩や俳句で、とりあげられた季節の風物が、物語文の場面設定の理解に役立つかもしれません。ことばのきまりを流しておいたおかげで記述の主述関係や言葉のねじれなどが矯正できるかもしれません。
     国語はけっきょく「ことば」ですからトータルな総合力が必要となります。幅広くいろいろな取り組みをしていて「損」なことはありませんからね。

     何か追加質問があればどうぞ。

  6. 【2351403】 投稿者: しろくま  (ID:Nev2E9cmgxY) 投稿日時:2011年 12月 08日 20:49

    「あせっています」さま

     お急ぎのようなのに、レスが遅れて申し訳ありませんでした。

     まずは、もう素材は志望校のものに限定してください。模試での時間が足りなくてもよしとしてくださいね。
     今からお話しすることは「今さら」とはけっして思わないでください。国語の直前学習で陥りがちなことは、「いまさらそんなことをしても…」と思われて「何もやらない」ということです。何もしなければ何も生まれません。
     
     で、志望校のまずは「説明文」を用います。

    1.「親音読子黙読」

     これは、適正なスピードでちゃんと読む、ということを理解させる第1段階です。問題を解く前に、これで今からやってください。5日間はこれで参りましょう。

    2.「主観的時間制限」

     次の5日間は、時間制限をしますが、何分でこれをやりなさい、という方法ではありません。あなたの快適な速度で一度読んでみて、何分かかるか計ってみるからね、という方法です。
     一回黙読し、時間を測定し、何分かかったかを本人に告げてから問題演習をさせていきます。

    3.「ブロック読み」

     黙読時、「ブロック読み」を取り入れてみます。これは、たとえば問題文があったら、その全面をみせるのではなく、下敷きなどで、最初の形式段落だけ読めるようにして後ろを隠し、読みながらスライドさせていく、という方法です。
     いくら速く読めても、書いている内容が読めなければ意味がありません。あんがい、この方法だけでも読みが深くなり、かつ速くなって時間内に読めるようになる、という子もいます。
     読んでいると、視線があちこち動いたり、先にすぐ目がいってしまう子がいます。手で隠しながらスライドさせていってもかまいません。

     年内はこれらの3つで取り組んでみてください。黙読速度というのは「理解できる範囲でゆっくりあげていく」というのが大切なポイントです。速く読めるから速く解ける、のではないのです。内容をしかつり理解して読んでいるから速く解けるんです。

     それから、読む前に説明文の場合は

     「例」を用いて「意見」を言うのが説明文だからね 「文章-例=意見」だよ、という意見発見のための引き算をあらかじめ伝えてやってください。

     物語文の場合も

     A → B
       ↑
       C

     A:最初の気持ち B:後の気持ち C:気持ちを変化させたモノ・コト

     最初はAという気持ちだったが、CによってBになった、というのが「場面」だからね。

     と、もう大枠を伝えてやってください。この鋳型を頭に描きながら読むだけでもずいぶんと変わる子もいます。

     時間内に読めない、と、ついつい、え~ もう入試まで時間がないのにっ と、なってしまいますが、それを子どもに強く意識させすぎると、かえって得点力は下がります。
     まずは理解が最優先。2週間は上記の方法をおためしください。

     何か追加質問があればどうぞ。
      

  7. 【2351440】 投稿者: しろくま  (ID:Nev2E9cmgxY) 投稿日時:2011年 12月 08日 21:26

    「崖っぷち」さま

     色々、お悩みが多重的になって、ついつい気持ちが沈みがちになるとは思います。でも、1つ1つじっくり解きほぐして、ていねいに考えて対策をしていけば必ずよき結果が得られます。

     偏差値、というのは、本人が上昇していても、まわりがもっと速く上昇すると下がるものです。素点そのものをよくみて、まずはどういう文章で失点しているか、それは志望校で出題される「形質」と一致するか、しないか、などなど、細かくみてやってください。

     この時期は、「模試」が男子の難関校の形質に合わされている場合もあり、志望校のものとはかけ離れたものになっている場合もあるんです。

     他の方にも紹介しているのですが、この場で、以前に「記述白紙少年少女のための…」投稿をいたしました。「外の人」さまが、「しろくまさんのまとめブログ」というのを作ってくださっていて、検索していただければ出てくると思います。子ども向けに書いたので、本人に読ませてみてくださいな。

     さてさて、しろくまは入試問題主義です。もうこの時期、志望校の内容・形式に適した学習をしていきましょうね。

     志望校は、「記述」が長いものが出るのですね。

     この時期に、国語が苦手な子にしろくまがお薦めしていることは

     「模範解答からの逆流法」
     「1文章1設問」

     ということのセット学習です。

     たとえば、物語文があります。そこで出題されている問題を1題だけチョイスします。とくに理由説明題で長いものがあればOKです。物語文の場合は、まずは「理由説明題」からやりましょう。

     で、模範解答をもう最初から見せてしまうんです。こういう答えになることがわかる部分はどこだと思う? こういう答えになる理由を考えて、お母さんに説明して、という学習をしていきます。

     すべての問題を解く必要はありません。志望校の過去問などは塾の先生にお願いすると、20年近く手に入れられる場合もあります。数を集めて「模範解答からの逆流法」でいきましょう。

     で、もし、よろしければ、時期も時期ですし、しろくまが手に入れられるかどうかわからないのですが、志望校を教えてもらえませんか?
     しろくまの手元にある学校のものならもう少し細かい対策も説明できるかもしれませんし、関西の同傾向異学校の紹介も可能かもしれません。

     他の方にも申し上げていることですが、この時期の模試は、その模試と志望校の傾向がどれだけ一致しているか、一致していないか、を、よく計量しなくてはいけません。

     塾の先生に 

     うちの志望校はここです、今回の模試で、こことここができていません、こんな問題ができていません、どうでしょうか? 

     という迫り方をしてくださいね。この時期の「できなかった模試」というのは

     自分の志望校にとって

    A「できなくてもいい問題」
    B「できなくてはいけない問題」

     に、しっかり分類し、

    B-1 できなくてはいけない難問
    B-2 できなくてはいけない易問

     B-1は、時間をかけて丁寧に、B-2は時間制限下で解きなおす

     ということが大切です。志望校に即した問題が解けているかいないか、ということに力点を置いた分析を是非、塾の先生にしてもらっておいてくださいね。

     また第2志望校の問題も併せて塾の先生にみてもらい

     「第1志望校の学習で通用する部分」
     「第1志望校の学習で通用しない部分」

     を、しっかりと指摘してもらってください。これをやっておけば第2志望校の勉強にも通じますよ、という部分を年内は念入りにやっておけば、直前に志望校を変更しても、「次の」対策へ効率的に移行できのすからね。

     何か追加質問があればどうぞ。

  8. 【2351546】 投稿者: マキロン  (ID:OBXBN63cFxM) 投稿日時:2011年 12月 08日 23:09

    しろくまさん、こんばんは。
    以前にもご質問させていただきました、小6の男の子で
    五木模試で見事「E」判定を頂いたにもかかわらず、あがっているから頑張る!
    と言っていた無謀な息子ですが

    しろくまさんにアドバイスいただいたとおり、
    受験までの週数を区切り、必須の「旅人」「損益」「面積」をまずは頑張ったところ、
    劇的に点数がとれるようになりました。
    親子で驚いています。本当にありがとうございます。

    算数はこのまま、この方法で...と、今週からは和と差の文章題にとりかかりました。
    またまた5年生からじっくりと....現在やっと6年生の問題に入っていますが
    頭を抱えている様子です。
    旅人や損益、面積は私にも少しはわかるので、わからないときにその場で
    アドバイス出来るのですが、〇〇算といったものは親には全く理解出来ず
    といって、塾で質問してくるのですが1問質問するのに待ち時間がすごくて
    なかなか進みません....
    何か、家庭で指導できる方法はないでしょうか....
    今している中に含まれているものは、つるかめ算、和差算、差集め算などです。

    そして、
    こうやって算数をしている間、得意な国語は塾の講義と宿題のみにしていたところ
    (今までも、それくらいしかしていなかったのですが)
    残念なことに、国語の点数が下がってきました。
    今までは、過去問をしてもコンスタントに7割程度はとれていたので、安心していたのですが
    あっという間に5割になってしまいました。
    息子曰く、なんか難しかっただけ。
    ということですが....私には、その年度の問題が他の年度とどう違うのか
    あまりよくわかりません。

    息子の志望校は三田学園です。
    19年度の過去問の国語がとても悪かったのです。
    難関といわれる学校ではなく、そこを目指すことに悪戦苦闘しているので
    皆さんとはきっとレベルが違う質問になっていると思います。すみません....
    でも、息子は勿論、家族みんな素敵だと思っている学校で
    合格して欲しいな、と思って頑張っています。(第2志望にかえてくれないかな、
    なんて最近まで思ったりもしましたが)

    家庭でできる算数の指導法や、国語について
    何かアドバイスいただけると嬉しいです。
    宜しくお願いします。

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