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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2323034】 投稿者: しろくま  (ID:2jgGaghU3Yc) 投稿日時:2011年 11月 10日 20:51

    「困っています。」さま

     レスが遅くなってほんとうに申し訳ありませんでした。

     まず、第1のお話しに関してですが…

     夏休み前、あるいは夏休み中に、ガクっと成績を落とした子も、模試をしっかり分析して、それに応じた勉強を易問流し+難問じっくりで対応していけば、秋には持ち直します。で、持ち直した段階の「微調整」に1~2週間ほど時間をいただいて、夏休み前、あるいは春休み頃に学習した範囲の「暗記物」を復習する、ということをすればよいので、あせらずとも、「想定の範囲内」のできごとですよ。だいじょうぶです。

     むろん、何もしないわけにはいきません。漢字・慣用句・四字熟語ですが、小5のころの漢字・語句の単元の小テストの見直しで十分です。「書き取り」は申しましたように「春休み」「夏休み前」のあたりの模試や小テストの書き取りのやり直しで十分です。
     おそらく、そのあたりの漢字が忘れているはずです。なかでも、学年のうつりかわりめの「語句系」のものは、ちょうど「記憶の狭間」になっていて、抜けやすいところなんです。おそらくそのあたりの復習を(他教科も)やらせてみてください。

     さて、効率よく、とのことですので…

    ① 漢字の書き取り・読みは

    A 漢字の「読み」は訓読み方のみにしぼる (例)計らい 唱える 映る

     とくに、これらのように 「はか」らい 「とな」える 「うつ」る のように読みが二字のものから整理していきましょう。

    B 漢字の「書き取り」は熟語型(とくに二字)のみにしぼる (例)オクガイ練習場 体のカンセツ

    ② 慣用句に関しては、「体」の一部が使用されているものを再確認しておく。

    ③ 四字熟語は「漢数字」を含むもののみをまず確認しておく。

     で、第2のお話しですが…

     たしかに帝塚山は制限時間内での、応分の処理能力が問われる出題ではあります。ただ、漢字の書き取りと読みは「独立型」ですし、レイアウトはしやすい場合が多いので、これからの練習でちゃんと間に合いますよ。そのための志望校別特訓での訓練ですからね。
     算数も大問1からざっと入って、まぁ年度によりますが「速さの問題はあるかな」とながめて、「速さ」が出題されていたら、ぱっとみて解けそうだ、と、思ったらそれから入って、で、大問2に入る…
     というようなパターンでいくとうまく時間を確保できます。

     これはしろくまが何度も強調することですが、「速読」の訓練ではなく、自分の黙読速度をしっかりと理解して、残り時間で問題を解く、という訓練が涵養です。速く読む、より速く問題にとりかかる、というレイアウトのほうが大切です。
     主観的時間制限で、いったいどれくらいの黙読速度か、しっかりと理解させてください。実は、それをすることで、無理なく理解できる範囲での速度を上げる訓練にもなります。「一度、黙読してみて、時間を計ってみるからね」というところから入ってください。

     「こんな時期に今頃… お恥ずかしいかぎり」なんて絶対に思わないでください。お母さんのこのお悩みは、この時期だからこそのお悩みですよ。

     何か追加質問があればどうぞ。

  2. 【2323108】 投稿者: 困っています。  (ID:KpKvMuL60kk) 投稿日時:2011年 11月 10日 21:55

    しろくまさま。

    お忙しい中、ご返信いただき有難うございます。

    いつも、本当に決め細やかなご指導いただき、救われる思いです。
    早速、漢字・慣用句・四字熟語 言われていますように、拾いあげてみたいと思います。

    帝塚山の過去問、親の私が見ても本当に多いなぁ・・と途方にくれておりました。(なんせ、我が子はのんびり、スローペースなもので、余計に心配していました)
    黙読の時間を計ってみます。まずは、そこからですね。
     
    この1~2ヶ月どう過ごすか・・・・肝に銘じていきたいと思います。

    本当に有難うございました。

  3. 【2323148】 投稿者: しろくま  (ID:2jgGaghU3Yc) 投稿日時:2011年 11月 10日 22:27

    「コリラックマ」さま

     いえいえ、「またまた投稿」でも、ましてや「関東から」でも、どうかご遠慮なさらず、お声かけくださいな。
     この時期のことですから、志望校に特化した「記号選択」の対策、ということが肝要となります。

     まず第1は、記号選択こそ、模範解答からの逆流法をご利用くださいね。とくに、説明的文章では効果が出ます。ただ、普連土学園の場合は、説明的文章は記述に傾斜し、文学的文章は、心情の読みとりなどで記号選択が出てきます。ということは、普連土学園と東洋英和、という組み合わせですと、

     「物語文の記号選択問題」

     というのに特化した学習をこの1ヶ月のテーマにしぼられたらよいと思います。(ちなみに普連土学園の説明的文章は、兵庫県の甲陽中のものが同傾向異学校として使えます。)

     とすると、東洋英和の正誤問題をしっかりやると、普連土学園にも対応は可能になりそうです。

     まぁ、本来ならば、しっかり読んでしっかり考える、という正攻法がよいのですが、さすがに入試までの時間が少なくなっていることと、何よりお子さん自身が「もう正誤問題はだめだ」ときめてかかってしまうことが、よけいなバイアスとなって正誤問題の判断を曇らせかねません。ですので、ちょっとだけ、こういうところに意識をして考えてみてね、というところをお話しさせてもらいますね。

     2011年の問6

    ア 冷静に自分を見つめて常に反省する、けんきょな性格。
    イ 自分を認めてくれる言葉を聞いても真に受けることをしない、さめた性格。
    ウ 教師の言うことなどまったく耳に貸そうとしない、がんこな性格。
    エ 自分に自信が持てず必要以上にへりくだった態度をとる、いじけた性格。

     記号選択の問題、というのは、正解以外の選択肢に、どれだけ「違和感」を感じられるか、ということなのです。本文の主人公の行動や言動から考えて、どれがピッタリとくるか、あるいはどれに違和感があるか…
     まぁ、これに「正攻法」でいくならば、

     文末の性格を示す言葉をよくみろぉ~ 「けんきょ」か「さめた」か「がんこ」か「いじけた」かのどれかだぁ~

     と、まぁ、説明するところでしょう。

     ただ、国語が得意な子ならば、この選択肢をみただけで、ああ、だいたい、これじゃないかな、とアタリをつけちゃうんですよね。

     主人公は「AではあるがB」の性格の持ち主である
     主人公は否定されない
     主人公の気持ちは変化する

     の三原則を知っているからです。「AではあるがB」「AなのにB」で表現されるべき人物である場合が多いのです。

     「自分を認めてくれる言葉を聞いても真に受けない」

     に、「反応」できるんですよね…

     ですから、主人公の心情の説明は、複雑であったり屈折していたり… 「AなのにB」で説明されやすいわけです。

     問16は、「主人公の気持ちは変化する」というパターンで、これはしろくまがよく説明する

     A → B
       ↑
       C

     最初はAと思っていたが、CによってBとなった

     という説明そのものをチョイスするか、あるいは正しくABCをチョイスするかのどちらかです。

     問16は、ABCに該当するものは何か、正しくチョイスできればよい、ということになります。では、ABCをどうチョイスするか… これは東洋英和の物語の場合は、主人公の心情を説明している箇所の文末

     「~のだ」

     で、探し出せます。「~のだ」は心情の解き明かし、なのです。

     A:鳩を最初はどう思っていたか?
     C:どういうコトによって
     B:鳩をどのように考えるようになったか?

     鳩に関する話の中で、主人公が鳩をどう思っているかに関する文末「~のだ」は実は一箇所。

     「それだけの知能と運動の能力をみとめられなかったのだ」

     つまり、鳩は「知能と運動能力がない」と思っていた。

     しかし

     ~であると知って~であるとわかった、となっているわけです。

    ア これまで鳩に対しては、黒ずんだ色のきたない鳥だと思ってきたが、人が手をかけ訓練すれば、伝書鳩としてのイメージが現代にひきつがれるほどの美しい鳥になるのだとわかった。
    イ 音和は、鳩を公園でのんきに暮らしてたいして飛べない鳥だとばかり思っていたら、じっさいは肉食の鳥などをおそれることなく長距離を飛び続けることを知って、気の荒い鳥であるとわかった。
    ウ これまで鳩に対しては、公園にいたり住居に近づいたりしてめいわくをかけるばかりの鳥と思っていたが、早く性格に届け物をする高度な知能を持った鳥だとわかった。
    エ 音和は、鳩はあまり強くもなく優秀でもないと思っていたが、じっさいは長時間の緊張に耐えて飛ぶ、たくましくけなげな鳥であるとわかった。

     どうでしょう? 選択肢だけみつめていても、ぼんやりと正解「らしき」ものは感じられませんか?
     こういう、誤っている選択肢に対して「違和感」を持てることが選択肢を選べる力である、ということなんです。
     主人公の三原則、なんて、国語の先生からみたらばかげた話ですよ。得意な子は、そういうことを言われなくても「かぎとっている」んです。だったら、わからない、かぎとれない子には、最初からそういう鋳型を教えてやればよいわけです。鋳型を自分でつくれるか、ちょっと作り方を教えてもらうか、だけの差なんですよね。

     塾の教材や模試におもしろみを感じない、というのは力がついている証拠ですよ。前から申しているように、これらにはある特定の意図がこめられていて、あたりまえですが、問題としては不純だからです。
     苦手をみつけてもらう、教えたことの到達度がわかる、習った範囲を確認する、などなどそういう要素が濃厚だからです。
     「同傾向異学校」問題をどんどん解かせてやってください。

     ちなみに、全体の体裁はちがいますが、「物語文の選択肢問題」は、大阪の清風中のものが利用できますよ。これなら塾でやる教材とも過去問類題演習とも被りがないと思います。

     何か追加質問があればどうぞ。

  4. 【2323210】 投稿者: しろくま  (ID:2jgGaghU3Yc) 投稿日時:2011年 11月 10日 23:04

    「サクラサケ」さま

     ほんとにレスが遅れてしまって申し訳ありません。

     あとは国語だけ… こういう話を聞きますと、しろくまは張り切ってしまいます。応援しますらね。
     以前に「しろくまの入試問題研究」として神戸女学院のものを取り上げました。もし、まだお読みでないなら、「外の人」さまが、「しろくまさんのまとめブログ」で取り上げてくださっていますので、検索してみてください。すぐに出てくると思います。第1段階としてそれにまず目を通していただくとして…

     さぁ、ここからが「国語を伸ばす」ための学習ですよ。でも、できるだけ能率的に、かつ、しっかりと掘り下げて対処したいと思いますのでいくつかの質問にお答え願えますか?

    (1)公開テストで少しずつ偏差値が上がってきている、とありますが、お子さん自身の「手応え」として、ただなぜだかわからず上がっている、のか、前はこうしていたけど、こうしたからよくなり始めた、という理由というか「自分自身でふにおちる」原因がわかっていますか? それがあれば教えてください。
    (2)神女は、詩・文学的文章・説明的文章・語句(漢字や語句、文法系)など、出ない年度もありますが、だいたい総じて、これは得点できている、こういう文章がわからない、などがありますか?
    (3)昨今の神女の問題は、記号選択がなかなか難問になりました。記号選択と記述はどちらが苦手でしょうか。記述でポイントをハズしている、ということは記述が苦手と理解してもよいでしょうか?
    (4)制限時間内には考えられていますか? できない原因に時間が関係はしていないですか?

     ちょっと以上4つを、かるくでかまいませんのでお教えくださいな。

     ただ、今、先に申し上げることは、国語が苦手な場合は、とくにあと、国語だけ、という場合は「量」的学習で押し切ろうとするのはかえって失敗します。
     塾の宿題の「精査」からしていきましょう。国語の講師にお願いして、優先順位をつけてもらい、「いまできなくてはならない問題」などに○印をつけてもらい、それにしたがって、1文章1題で、じっくり考えながら、というところからスタートしていきましょう。物語文は小5の模試などを活用してください。

     国語をなんとかしたい、と、思ったところから出発です。この時期、もう国語は伸びない、それなら他の教科で突破しよう、とは、思われないように。できない部分こそお子さんの可能性です。
     
     しろくまもお手伝いいたしますからね。おそれいりますが、さっきの4つをお教えいただき、対策はそれからレスさせていただきますね。

  5. 【2323250】 投稿者: しろくま  (ID:2jgGaghU3Yc) 投稿日時:2011年 11月 10日 23:39

    「飛び級」さま

     しろくまのいた塾では、昔、飛び級を認めておりました。(今はわかりません)
     創設者の上治夫妻は、そもそも「英才教育」をするんだっ というところからスタートされましたし、しろくまの記憶では小5の子でも、資格がとれたら上の学年でも受けさせてやればよいんだぁ、という考え方をされていました。(ご存知の方もおられるかもですが、上治さんのご主人のほうが、飛び級を推しておられたようなイメージを持たれるかもしれませんが、ほんとは意外にも貞子さんのほうが飛び級に関して肯定的・積極的だったんです。「おちこぼれ」という言葉に対して「ふきこぼれ」という表現をされて、よくできる子も学校で疎外されている、という話をよく話しておられました。)
     ただ、正直、今だから申し上げますと、現場の講師としては「そうはおっしゃいますが…」という派の講師も大勢おりましたし、しろくまもどちらかといえばそう思っていました。理由は、お話しにあるように

     (3)の「実際の学年に戻った後の学習法」はどうすんの?

     というのがあったからです。もっともよい作戦はその子のために別のクラスを作ってしまう、ということです。そういう体制があればそのままどうぞ、というわけですが…
     で、しろくまの時代は、教室を変える、という作戦をとっている方もおられましたよ。伊丹の教室で飛び級、もとの学年に戻るときは西宮教室、というような方法です。これだと、たしかに学習内容は同じでも、講師も変わりますし、まわりの生徒の雰囲気や人数も変わります。

     順序がずいぶんと変になっちゃいましたが、(1)に関してですが…

     最上位クラスにいる、というのが、あえての条件、と、言うてもよいかもしれません。しろくまのいたときは、飛び級の子はほぼ確実に最上位クラスにいました。

     (2)については、志望校別の特訓が始まるころに、つまり秋くらいに「志望校別特訓も始まりますし、平常でも演習が増えて志望校にむけての体制に入ってきます。ですから…」と、やんわりと飛び級やめません?
     みたいに話をもっていきました。続けさせてくださいっ 受験生たちの雰囲気を壊させませんからっ と、強くおっしゃられれば話はべつでしたが…

     (4)飛び級全般に関してですが… 特別な「思い」がないなら、原級での受講をおすすめします。すべての教科がすへての分野において「飛び級」に値する力を持っている、とは、思わないからです。たいていは「算数」のみが突出していました。「あの子、飛び級だから、国語はちょっとできないねん」というような話を時々していた記憶があります。だからといって国語ができないことが助長された、という記憶はありませんが、もっとも苦手な教科がどのレベルにあるのか、という判断で、どうもこれは一つ上の学年には達していないな、というのがあれば、飛び級は避けられたほうがよいかなぁ、という気がします。

     こんな感じの話でどうでしょうか? 何か追加質問があればどうぞ。

  6. 【2323253】 投稿者: サクラサケ  (ID:szrUwNAp/fI) 投稿日時:2011年 11月 10日 23:41

    しろくま様
    お返事ありがとうございます。「応援します。」というお言葉を頂戴し、本当にうれしいです。

    ご質問についてですが
    (1)公開の手応えについては、苦手な文章から先に解くようになったということと、文章、問題の両方に線を引く場所が分かってきたそうです。

    (2)語句、物語文(記述以外)はまあまあ得点できています。
    説明的文章になるとまるでダメです。とくにその記述は怒る気にもならないほどのピントのはずれようです。

    (3)はい、記述が苦手です。ただし選択問題でも最後の2つには絞れたけれど、そこで根拠を見付けきれず間違ってしまうこともあるようです。

    (4)時間に関してですが、文章を読むのはそんなに遅くはないようですが
    記述を考えているうちに時間が足りなくなり、最後のほうの記述を解く前に終わってしまうみたいです。

    のこりの時間ばかりが気になってあせりの気持ちが出てきましたが、しろくま様の「量で押し切ってはいけない」というお言葉で少し落ち着きました。

    どうぞよろしくお願いいたします。

  7. 【2324340】 投稿者: しろくま  (ID:vfYrOgHUedI) 投稿日時:2011年 11月 11日 22:43

    「レモン水」さま

     なるほど。すっかりシャッターをがらがらぴっしゃん、と、下ろしてしまったんですね。

     女の子は、最初は素直にきいてくれるのですが、マイナスをカウントしつづけていると、ある日突然、ぽーんっ と、ヒューズが飛んでしまうことがあるんですよね。
     たしかに、できていないところを指摘し、やり方の間違いを明らかにしていくことも必要なのですが、できる問題をどんどん解いていく、一つ前の学年の「易問流し」も並行して進めていく、ということをしないと

     「もううんざりっ」

     と、なります。

     そのうち、勉強をのぞきに行っても、ぱっとノートや教材を隠して

     「あっちいってっ」

     と、睨まれます。

     しっかりと支えてキッチリとさせていきたいっ 時間もないっ と、お母さんにしては焦りがあるかもしれませんが、ここはもう「手を離す」しかあります。

     ただし、「手を離す」といっても、放置する、という意味ではありません。しろくまが何度も言うことは

    ☆ できることはしっかりするが、できないことはできる人に任せる

     ということです。ですから、お母さんの「決心」は的を射た、間違えてはいない選択です。

     第1は、さっそく塾の先生と面談です。で、現在の状況を伝えます。お母さんが本人に言いたいこと、伝えたいことは、すべて塾の先生を通じて、ということをしてもらいましょう。お母さんが言うとケンカになることも塾の先生なら素直に聞いてくれます。

     で、ずてにやられているように「今日は何をやったのかな?」というチェックくらいでOKです。

     塾では自習室があるわけですよね。難問や志望校にかかわるものは「自習室」で、家庭では、「易問流し」「学年一つ前」の模試・小テストの見直し、その他「作業系」のものを淡々とさせていく…
     「できてあたりまえのことをどんどんさせていく」という場で家庭学習はかまいません。

     自習室に持っていく「素材」は、2種類用意してやるのもおもしろい方法です。

     「どっちをするか、そのときの気分でやりたいほうをやってきなさい」

     ということができるようにするためです。女の子は予定を立てて、予定通りにしようとするのはわりと得意ですが、同時にまた、「そのときの気分によって、やっぱりこっち」となる場合もあります。
     そのとき、選択肢が他にないと、「乗り気ではなく」取り組みます。ここがおもしろいところで、男の子は、「いやならしない」、でも、女の子は「いやいやでもする」のですが、これがまたストレスを累積していって、突然きれてしまう遠因なんですよ。
     「やっぱりこっちしよう」となったときの、もう一つの選択肢を用意しておくんです。

     たとえば、よしっ 算数の○○をするぞっ なんて張り切っているときに、べつに「社会の問題集」なんかも持たせておくんですよ。あ、やっぱりちょっと疲れたな… 朝はやる気だったけど、ちょっと社会の××が気になる、なんてことがけっこうあるんです。
     この時期、一点突破でテーマを中心とした学習が、よいのですが、同時に「第2の計画」と「第2の素材」を用意してやってください。
     うまいぐあいに「沢山スタンバイ」できているプリント類があるのですから、それを「第2の素材」として、「気が向いたらでよいから」「べつに無理にしなくてもよいから」と、持たせてやってください。少量でかまいません。ちょっと10点程度、の、量でもOKです。

     あと、一日の計画表などのフォーマット作りはしてやってもよいかもしれません。

     と、いっても、線を引いて枠をつくって、はい、と、渡して一日の計画をつくろうね、ということです。何をするかは「あなたにまかせるよね」とする。
     ただし、睡眠時間・入浴時間・食事時間は、お母さんがビシっとそろえて書いておく。生活の軸をしっかりつくっておくと、不規則な生活からくる集中力の無さやイライラを軽減できます。

     他の方にもレスしたことですが、「成績の可視化」はされていますか? 小6に入ってからの模試の偏差値を教科毎に色をかえて折れ線グラフにし、まったく何も言わないで、廊下でもよいですし、部屋でもよいですから貼っておく。小テストなどの得点も表にして家に貼っておく。

    A 親音読・子黙読→黙読速度の確認→主観的時間制限による演習
    B 1文章1設問→模範解答からの逆流法

     Aが家庭学習、Bが塾での自習、というのがよいのですが… せめてAの「黙読速度の確認」は大切だから、自分で計っておこうね、過去問は何分で解けるか計っておこうね、ということはさせてください。
     家庭での学習も、開始と終了などはお母さんの管理下にあってもかまいません。ここは厳しくしてもOKです。

     ただ、こういう関わりをしていくうちに、12月の半ばくらいには、また、お母さんに近づいてきますよ。一人でやっていることに、今もちょっぴり不安があるはずです。それをちょっと突っぱねているだけですから、Aはほんとは大切なんだけれど自分でやってよいよ、いつでも言ってくれたら手伝うからね、と、「手伝うからね」の一言を添えておくと、と、何回かしているうちに、じゃあ今日はちょっといっしょに… と、言うてくるようにもなります。

     何か追加質問があればどうぞ。

  8. 【2324659】 投稿者: 飛び級  (ID:JcU98fxU8Kk) 投稿日時:2011年 11月 12日 09:02

    しろくまさん、
    さっそくの回答ありがとうございます。
    このスピードでこの量をこなせる能力にはいつもながら感嘆させられます。

    おかげさまで大体イメージできました。
    科目全体としては特別な穴は今のところありませんが
    最上級クラスを維持するのは難しそうです。

    中途半端なクラス落ちのときに原級に戻すタイミングで迷いそうですね。

    相談できる相手がいなかったので助かります。

    何かありましたらまたよろしくお願いします。
    このたびばありがとうございました。

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