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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2719306】 投稿者: しろくま  (ID:gSF97cOEobI) 投稿日時:2012年 10月 10日 21:38

    「太陽」さま

     しろくまが常々説明しているところは、入試は

    ☆ どこにでも通用する7割の部分と、その学校に特有の3割

     で構成されている、ということです。

     この7割の部分をしっかりとおさえ、そうして志望校に特徴的な出題傾向をやっていけば、それで不合格になることはまずない、ということです。

     秋のこの時期になると、ついつい「志望校の傾向」ということに力点を置きがちですが、今一度、「どこの学校にでも通用する7割」に向き合う、ということに1週間、お時間をいただきたいところなんですよね。

     さて、お話しにある国語に関してなんですが…

     文章が長くなっても、まずは「今までどーり」でよいから(制限時間オーバーでもよいから)、しっかり解く、ということをさせます。
     読み飛ばしに関しては、もう小6のこの時期ですから、「ブロック読み」を取り入れてください。
     下敷きや手で、「先」の部分をかくして、スライドさせながら読んでいく、という方法です。(その方法でうまくいった子は、本番でも、そうやって読んでいった子もいましたよ。)
     じっくり「読む」ということに立ち返る、ということを「今」はさせてやってほしいところです。

     で、学年一つ前の、偏差値50台とれていたころの模試を再度やりなおしていく、ということも並行させてください。これは説明的文章限定で…
     「易問流し」という方法です。場合によっては小4のものから始めてもらってもかまいません。まずは「できるものを解いていく」ということです。

     レベルの高い文章は、親音読・子黙読で参りましょう。

     その上で、しろくまの定番、「模範解答からの逆流法」でいきます。模範解答を先に教えて、それがどうしてそうなるか、その理由がわかる場所を探しながら読んでいこう、という方法です。
     親音読・子黙読のときは、難しい語句や表現はどんどん親が説明していってもかまいません。自分で調べさせる時間もこの際、節約してかまいません。そのかわりいろいろ数をやっていきましょう。そのため、すべての問題を解く必要はありません。この問題を解く、というように「1文章1設問」にしぼってやっていく、という方法でもよいのですよ。

     と、ここまで書けば、大きな方向としてお母さんがお考えになっている方針と大きく違わないことがわかるでしょう?

     迷う、ということは、考えている、ということの証です。考えないで前に進むことは危険です。
     疲れている、ということは、何かをやっている証です。疲れていれば休めばよいんですよ。で、また始める…

     迷いもせず、疲れもしない、ということは、むしろ危険な状態です。安心して前に進んでくださいな。

     何か追加質問があればどうぞ。

  2. 【2719354】 投稿者: しろくま  (ID:gSF97cOEobI) 投稿日時:2012年 10月 10日 22:06

    「焦る関東6年男児」さま

     関東の方も、もちろん歓迎いたしますよ。受験の悩みに関の東西はありませんからね。

     「テストの振り返りを一緒におこなった」ところ、「問題をすべて読む前に応えを出していることに気が付きました。」

     ここなんですよね。半分以上、解決に成功しておられます。何かひっかかったとき、偏差値が急落したときは、「親がよりそっていっしょに考える、やっていく」ということが一番かんたんな問題点発見方法なんです。

     じゅうぶん、改善できますよ。早い子なら2週間ほどで改善できます。

     まずは「環境の同一化」から入りましょう。

     ふだんの学習机を40×60の世界にします。入試や模試の机は40㎝×60㎝のスペースです。
     家庭学習の机上を、それと同じにして、そのスペースで学習や演習をしていく、ということです。
     そのためにはまず机の上はもちろん、部屋の整理整頓をしましょう。

     それから、「黙読速度」の測定です。時間制限は客観的時間制限と主観的時間制限の2種類あるんです。前者は「○○分以内にやりなさい」という方法ですが、後者は「時間を計るから、あなたの一番よいと思うスピードで読んでよいからね」という方法です。
     この主観的時間制限でやっていきます。本人も自分の黙読速度が理解できていないと思うんです。
     このくらいの文章なら自分は○○分で読める、だから、問題に××分の時間が使える、ということをしっかりと認識させる、ということが大切です。(おもしろいもので主観的時間制限を続けていくと、黙読速度も自然と速くなっていきます。)「時間のレイアウト」ができるようになっていくと、読み飛ばしや焦りは消えます。
     また、ほかの方にも紹介しましたが、家庭での学習では「ブロック読み」も取り入れてもらってもよいと思います。説明的文章なら、形式段落ごとにしっかり読んでいくクセをつけることができます。

     「受験の100日」というのは、1年の流れの、どの断面に置くかで、ずいぶんと違いますよね。たとえば夏休みは40日しかないのに、けっこういろいろなことができるでしょう。夏休み前の60日なんか。けっこう長く感じる日もあったはずです。5月1日から7月31日までの時間がもう一度ある、という気持ちになってください。
     やれることはたくさんありますからね。

     何か追加質問があればどうぞ。
     

  3. 【2719406】 投稿者: しろくま  (ID:a/RhGbkgml.) 投稿日時:2012年 10月 10日 22:37

    「sakura-saku」さま

     何から手をつけていいかわからないときは、何から手をつけてもよいときなんですよ。

     目の前のもの、なんでもよいから、しかし、計画的にやって参りましょう。

     しろくまの時代からそうですが、関一や同志社などは、受験者数が多く、ケアレスミスが大きく合否左右する学校でもあります。
     「どこにでも通用する7割」の部分は、しっかりと学習していく必要があります。

     まずは「2週間学習」の計画を立てましょう。

     算数などは模試の1行、2行問題、つまり大問2つめあたりを、小5くらいにさかのぼって、まずは2週間「易問流し」に徹していってください。

     「割合」「速さ」の2つに集中した学習をします。できれば、関一の過去問から抜粋できればよいのですが… また量を補いたければ兵庫県の女子中のものを利用してください。神戸海星のものがよいかもしれません。「近・中・標」を手に入れられたということですから、この単元をしっかりやらせられると思います。

     理科は「ものの燃え方と気体の性質」「人体」「電気」から本人がやりたいというものを2つ選んでください。
     ただし、「植物」に関してはこの時期忘れている項目が多いので、植物の分野は大丈夫かな、と、本人に確認してみて、すっかり忘れているようならこれも加えてもらってもかまいません。模試からこれらをチョイスしてもOKです。

     社会は「歴史」は文化史。文化はスコっと抜けている男子は多いんですよ。それから日清・日露戦争は、やや深く念入りに確認してみてください。
     地理は、「農業」と「貿易」をこの2週間で集中的にしましょう。公民分野は、「国会」「内閣」「裁判所」の三権にしぼりこんでください。

     国語は、「近・中・標」のあえて説明文をこの2週間でやりましょう。物語文はあとに回します。まず、「ましな分野」から2週間集中して取り組む、ということです。

     やってみて結果としてできなくてもかまいません。この「2週間学習」をまずは突破口としましょう。
     かたく急な斜面には、どこか1か所ピックを打ち込む必要があるんです。その期間にこの2週間を設定しましょう。まずはせまく集中してやる、からスタートですよ。

     何か追加質問があればどうぞ。

  4. 【2719750】 投稿者: 赤い目のうさぎ  (ID:hW8J2AfnKqQ) 投稿日時:2012年 10月 11日 08:46

    しろくまさま

    お返事ありがとうございました。
    とても丁寧にアドバイスしていただき、思わず涙ぐんでしまいました。
    またとても的確なアドバイス、「しろくまさまはもしかしてご近所にいらして、我が家のことをご存じなのかしら?」と思うほどどんぴしゃりでした。
    しろくまさまのアドバイス、心に深く刻んで過ごしていきたいと思います。

    実は息子はいじめを受けていまして、日々の学校生活も大変なようです。先生方にはもちろん相談、報告をしているのですが、なかなか改善されません。
    学校で何かあったときは勉強が手につかないようなのですが、あれこれ悩んでしまう夜は早く寝て、朝にやったりと頑張っています。

    しろくまさまのアドバイス息子にも見せたいと思います。
    「世の中には親切な人もいるんだよ。あなたのこと応援してくれているから頑張ろうね」と伝えたいと思います。

    寒くなりましたね。しろくまさま体調を崩されませんようにお過ごしください。
    ありがとうございました。

  5. 【2719757】 投稿者: 赤い目のうさぎ  (ID:hW8J2AfnKqQ) 投稿日時:2012年 10月 11日 08:53

    しろくまさま

    たびたびすみません。
    自分の投稿を読み直してみまして・・・・暗いですね。
    明るくいきたいと思います。家をぴかぴかにお掃除してケーキでも買いに行ってきます!

  6. 【2720274】 投稿者: sakura-saku  (ID:f2RYtp7.oho) 投稿日時:2012年 10月 11日 15:10

    しろくまさま

    早速の返信ありがとうございました。
    残り少ない時間、何をすれがいいのか途方に暮れていましたが
    しろくまさんの具体的なアドバイスで、なんとかこれから
    頑張っていけそうな気がしました。

    実はこの前の模試でわりと簡単な速さの問題ができなかったんです。
    息子に確認すると、速さの問題は苦手だということ。これからの2週間は
    思いっきり速さと割合の問題に取り組んでいきます。

    本当にありがとうございました。

  7. 【2720509】 投稿者: lin  (ID:bk1HitLhiY.) 投稿日時:2012年 10月 11日 17:54

    しろくまさま、はじめまして。

    来年受験を控えている小6女子をもつ母です。

    娘は首都圏模試で60の共学校を第1志望にしています。
    娘の成績は9月の模試では52でした。
    まだまだ届かない現実に母が一人焦る日々です


    今日ご相談したいのは、この時期の勉強法についてです。
    9月の終わりから塾の宿題は、漢字、計算・一行問題を1日1ページと国語は第1志望のもの、その他は第1志望以外のものを一週間で4科目×2回分となりました。
    正直過去問をしてていねいに直しをしていると、苦手分野のつぶしの問題を解くまで時間がありません・・・

    塾の先生は過去問をしながら演習しているので大丈夫ですとおっしゃいます。
    基本的には塾を信頼しておりますのできちんとこなすようにしているのですが、毎回五割程度しかとれない問題をみると不安になります。

    過去問だけで苦手のつぶしはできるのでしょうか?


    あと、最近気づいたのですが、苦手な算数(本人は『好きなんだけど解けないんだよね・・・笑』と・・・)の文章問題で線分図などの図が全く書かれていないのです。
    9月から割合の一行問題を中心に図を書く練習はしているのですが、いざ、模試や過去問を解くと頭で計算し計算式ばかり余白に書かれています。
    図を書いて整理するということを娘に伝えるにはどうしたらよいでしょうか?


    今頃このような質問でお恥ずかしいのですが、ご意見ぜひおきかせいただけますでしょうか。
    よろしくお願いいたします。

  8. 【2720755】 投稿者: しろくま  (ID:OM.owftuyhk) 投稿日時:2012年 10月 11日 21:11

    「lin」さま

     入試というのはまことに不思議なもので、ラスト10日でなんとかなるときもあるんですよね… ばちっと何かがはまる音が、10日前にするときがあるんですよ~ ひとつ言えることは、最後の最後までしっかり勉強し続けているときにこの現象はおこります。とくに、あせらず、黙々と勉強している、というときですね。

     模試の結果は、本番の入試のために使うものです。それをしっかりと意識していけば、むしろこの時期の偏差値52の模試こそ「宝の山」。最後の追い上げの素材がたっぷりと発掘できますよ。ご質問からは少しズレますが、まずは、その模試をしっかりとチェックし、本人との「対話」で得点できていない理由などをどんどん取材してください。
     それからその模試をもって、三者の「質問付き」面談を講師に申し込んでくださいな。模試を前に、いろいろ講師に相談していく、ということです。ここは塾をしっかりと活用するところですからね。

     さてさて、本題のところですが…

     たしかに過去問をしながら演習する、というとは間違いではありません。

     ただ、ここはお子さんのキャラクターに合わせるほうがよいんですよね。

     女の子は、演習をして穴を埋めていく、というのがけっこう苦手なんですよ。

     テストゼミ(小テスト+解説)という方法の場合、男の子はまず、テストやるよ~ と、テストをやってから解説して、これはこうだ、というので理解を進めていくんですよね。
     ところが女の子は、テストやるよ~ という前に、ちょっとまってちょっとまって! と、なり、「その範囲のところ、ちょっとテキスト読ませて~」となるんですよね。

     先に範囲を勉強してから、小テストを受けたがるんですよ。

     女の子向きのテストゼミは、範囲確認+小テスト+解説、なんですよね。

     過去問演習をするときに、先ににその範囲の一問一答式のチェックプリントをやってから演習に入っていくと、女の子は理解を深めてくれるんです。

     国語の場合は、いきなり演習ではなく、「読み」の部分を親音読・子黙読で進めるか、逆に、黙読は本人にまかせて設問はいっしょにしていく、という方法を取り入れる、というのがよいと思います。

     文章題の図式化… 今回のお話の中で、これが一番難問ですね~

     これ、女の子の中には、口で「はい、わかりました」と言いながら、頑なにその方法をしない子、いるんですよ~
     昔からの女子の難題なんです。

     これは図式化だけの話ではないんですよね。この解き方をしなさい、という方法でも、なかなかしない… じっくり話をすると、「うん、それはわかっているんやけど… なんとなくその方法をしないねん」という答えがかえってくるんですよ…

     当時も、けっこう講師たちの間で困ったことがあるんですね… どうしたもんやろ… と、みんなで話し合っていると、しろくまの友人の女性算数科講師が

     「ああ、OK、それ、わたしにまかせといて。」

     と、よく引き受けてくれました。
     で、どうやったもんだか、なんとかうまくできるようになっちゃうんですよ。

     今から思えば、どういう方法やってたのか、ちゃんと聞いておいたらよかった、と思うんですが… ようするに、かなりみっちりとヨコについて説明していたことは確かです。裏ワザや、簡単な方法、公式などはまずは抜きにして、何がどうしてそうなっているのか、ということを丁寧に説明するところから入っていたようなんです。
     余計な解き方が、子どもの算数の思考のジャマになっているときがあるんだと思うんですよね。迂遠でも、「ちゃんとした解き方」というのを理解させていく、ということですね。
     図を書かなくてはならない、ではなく、図を書いて解くことが自然なことである、というようにもっていくことなのですが…

     担当の塾の算数の講師で、女の先生はおられませんか? お子さんがもし、ずっっと男性の算数講師に習い続けてきたとすると、そういうことになりやすいと思うんですよね。
     うまく女性の算数講師に相談できればよいのですが…

     「今頃このような質問で…」と恥ずかしがられる必要はまったくありませんよ。この時期、ほんとによくある話です。終了組のみなさんも、うちもそうだったわ、と、思われるはずです。
     いろいろな形の悩みがこのころは出てくるものですからね。

     何か追加質問があればどうぞ。

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