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【3515619】「女性宮家創設」へ

投稿者: ひまわり   (ID:F.NuWPIwbnA) 投稿日時:2014年 09月 09日 20:14

皇室の弥栄を願います。

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  1. 【3549903】 投稿者: ふふ・・・  (ID:cAwJxRiYvP.) 投稿日時:2014年 10月 14日 16:38

    >自分の中のルーツを大事にし、先祖を敬いアイヌ文化を消滅させない為でしょうか?

    ルーツを大事にとか、先祖を敬うというより、アイヌ民族が存在していたことを認めて欲しい、忘れないで欲しい、その血を継ぐ者が存在していることを理解して欲しいという気持ちなのかなと私は感じています。
    そのために昔ながらの文化を継承しているのではないかと。
    自分のルーツの存在が「ないもの、なかったもの」として扱われてしまったら、それは、自分の存在自体が否定されているように感じてしまうのでしょうし。


    >私は生まれも育ちも京都人。

    ひまわりさんは、ご自分のことを「京都府出身者」だとお考えですか?
    それとも、おっしゃる通りの「京都人」だとお考えですか?

    「京都府出身者」と「京都人」では、私としては受け取り方が全く違って、仮にご自分を「京都人」だとおっしゃるのであれば、まさに「民族」にアイデンティティを求める人達と同じ意識をお持ちなのではないかと感じてしまいます。

    ひまわりさんのお考えを否定するものではなく、お考えを意図的に誘導しようというつもりもないのですが、失礼なことを言ってるようにも思えますね、、、お節介ですみません。

  2. 【3549909】 投稿者: 冷静にかんがえると  (ID:Jc3GNDoE95I) 投稿日時:2014年 10月 14日 16:52

    ひまわりさんのおっしゃりたいことも分かりますよ。

    ひまわりさんは「民族」=「国民(政治的共同体)」という捉え方をしているようにお見受けします。確かに以前、特に政治学の分野では専らイデオロギー的概念として「国民(ネーション)」を構成する意思、これに帰属する認識が重要で、これがいわゆるナショナリズムの本質であるという見方が優勢でした。先にいつものことさんが挙げられたアンダーソンは、そこに言葉の壁を越えた共通理解・感情を一定の想像力に求めることから「同じ国民」という認識が生まれるとし、ゲルナーは普遍的な「国民(ネーション)」という定義はなく、ナショナリズムの発現が逆に「国民(ネーション)」を存立させるという見方。ともに共通することは、これらの意思・認識はひとつの政治運動である、ということです。

    ところがこの政治運動が民族独立運動などを契機として変容を見せていく。すなわちアンダーソンのいう想像的な共通理解・感情は実は一枚岩的なものではなく、またゲルナーのいうナショナリズムの発現も、「国民(ネーション)」というよりもっと小さな共同体の存立に関わってくるという見方が出てきます。「祖国」というより自分の生まれ育った「郷土」、「祖国愛」というより「郷土愛」といったような見方です。ナショナリズムがあたかも「国民(ネーション)」の規模で共有されている、というのはひとつの幻想ではないのかという認識が生じてくるわけですが(「永遠の0」で宮部が「この子の為に死にたくありません」といったことは象徴的です)、こうした背景で用いられるようになってきたのが「エス二シティ」という民族の概念です。
    英国の社会学者のA.D.スミスはこの「エス二シティ」を前提に「国民(ネーション)」の前段階の共同体として「エトニー」という民族概念を置き、その集合体が「国民(ネーション)」であるとしています。両者を分けるメルクマールは「共通の経済、法的権利・義務をの共有」といったような法的・政治的枠組みということになります。

    以上を前提にすると、アイヌ、琉球民族の方々は「エトニー」ということになります。そして「共通の経済、法的権利・義務の共有」という枠組みをかけることにより、「国民(ネーション)」となる。

    民族の対立は異民族間の接触それ自体からは生じることが少ないが、そこに経済・政治的要因が加わると顕在化しやすいことはよく言われます。その対立を回避するためには双方の調整役としてのリーダーが必要であり、そのリーダーシップの公示が法体系かなと思います。憲法の共有認識もこの文脈で捉えられる気がします。このレベルで対立が収まっているうちは良いが、アイデンティティを拒否・否定するような動きはマイノリティー否定として感情・情念などを呼び起こすことも一方では否定できません。それが政治運動化したときに「民族の逆襲」が起きることもまた歴史の示していることです。
    お互いを「民族(エトニー)」として認め、そのうえで「国民(ネーション)」を形成していくことが道筋として妥当ではないかと思います。

  3. 【3550205】 投稿者: 自由  (ID:Yb.UXZSfHQc) 投稿日時:2014年 10月 14日 22:24

    >「京都府出身者」と「京都人」では、私としては受け取り方が全く違って、仮にご自分を「京都人」だとおっしゃるのであれば、まさに「民族」にアイデンティティを求める人達と同じ意識をお持ちなのではないかと感じてしまいます。

    むかし、若い頃に京都勤務だったのだが、
    仕事で、東寺を1号線に下って、ちょっと走った会社にお邪魔して、
    そこの会社の経理部長から出たセリフが、

    「ここは洛外やからなあ。」

    ちょっと唖然としたが、別にそれも悪くない。
    ひとつの美意識である。

    他者の実存を否定するのは、野暮であろう。

  4. 【3550248】 投稿者: 天皇陛下  (ID:HenMH5JCVt.) 投稿日時:2014年 10月 14日 23:00

    >天皇を象徴とする民族意識も尊重されるべきで、


    同じヤマト民族でも私のように天皇に対して反感を抱く民族もいる。
    天皇を尊敬するものだけがヤマト民族ではない。
    いろいろな思想を持つ集合体がヤマト民族である。

  5. 【3550305】 投稿者: いつものこと  (ID:r1496mu7tU2) 投稿日時:2014年 10月 15日 00:11

    外野さん

    僕は根が軽佻浮薄なので、このように丁寧な返信をいただくと戸惑ってしまいます。

    >日本国憲法に、日本人のアイデンティティと成りうるほどの求心力はありますでしょうか?
    様々な条件で異なる回答になるかとは思われますし、質問としても適切な形をとっているかどうか自信がないのですが。

    僕は少なくともポテンシャルとしてはあると思っています。憲法そのものがアイデンティティというより、あまり例のない変わった憲法、現実との折り合いの観点からは色々と不都合なところがある憲法である日本国憲法を使いこなしていくことで、他の国とは異なる日本人のアイデンティティが生まれるのではないか(ひねくれた考えですが)という感覚です。それを除いたら何が我々の共通のアイデンティティなのか見つかっていないというだけのことかもしれませんが。

    和の精神だとか、空気の支配などが日本人のアイデンティティだという見方もありますが、それは、日本人の特徴、それも理念型を記述・説明しているだけで、アイデンティティというのとはちょっと違うのではないかと感じます。アイデンティティには、自分とは何かを求め、あるものに同一化しようという能動的な契機があるように感じているからかもしれません。

    >また、ふたつの可能性をお示しでいらっしゃいます。
    日本国憲法と他の一つ。
    どちらが、より日本人の帰属を欲するところになる、とお考えでしょうか?

    もう一つの可能性は皆さん引かれると思うので説明は止めておきます。ちなみに僕の創造でなく、友人の社会学者の説ですが。ということで、僕はまだ憲法に可能性を見出したいです。

    >よろしければご教示くださいますと嬉しく存じます。浅学の身で失礼をも顧みず、申し訳ありません。

    こういうのは止めにしましょう!。

  6. 【3550306】 投稿者: いつものこと  (ID:r1496mu7tU2) 投稿日時:2014年 10月 15日 00:13

    ひまわりさん

    僕に対して失礼なことは何もなさってないと思いますよ。僕もひまわりさんの言葉尻を捉えて荒立てた部分があり、申し訳ありません。以前もこういう展開になったことがありますが、どうもお互い言葉遣いにカチンとくる部分があるんでしょうか?荒々しい対立にはならないよう気を付けます。

    いつか民族論争のようになってしまいましたが、発端は出雲の話でしたよね。僕はそこで出雲民族という言葉は使わず、出雲地方の人々と言ってきたつもりで、そこには自分なりの(おそらく暗黙の)民族と呼べるかどうかの閾値があるのだと思います。しかし、だからと言って、出雲に強いアイデンティティを共通して持つ人々が自分たちを出雲民族と呼ぶことを否定する気にはなりません。ただ、僕は出雲民族という言葉を使わないというだけのこと。ひまわりさんのアイヌの話も根幹は同じだったんじゃないかと思っています。

    アイヌ協会の政治的行動についても、妥当か、受け入れるかと言われればNoですが、行動そのものが論外だとは感じないです。その2つを分けて、差異として受け止められないかな、と思います。

    色々言いましたが、僕はひまわりさんのお話を伺うことは好きです。でなければ、絡むこともないでしょう。僕のように学説等に頼るのではなく、自分の言葉でいつも本音を語っていらっしゃる。この点、尊敬しています。

  7. 【3550883】 投稿者: ひまわり  (ID:F.NuWPIwbnA) 投稿日時:2014年 10月 15日 15:12

    ふふ・・・様

    レスをありがとうございます。

    私は京都人です。
    京都も広いです、北に山を越えてしまえば丹波に丹後があり、そこを「私が言う京都人」と一括りにするのは微妙な部分が出てくると思います。京都市の御隣の亀岡も京都市内とは微妙に違ってきます。

    前にも書きましたが、郷土つまりパトリとナショナリズムがあります。

    パとりは、人が生まれて育って親や家族を愛していて、その土地で育って遊んで、そこで生きた風土や自然を愛することだと思います。
    私はアイヌ人は、京都人や丹後人・丹波人と同様にこの郷土人に当るんだと思っていました。


    そしてナショナリズムは、訪れた事のない土地の郷土人どうしでも、同じ日本・日本人というコンセプトを御互いに持っていることだと思っていました。
    これを共有するものが民族だと考えていました。

    これは冷静にかんがえると様がおっしゃった「民族」=「国民(政治的共同体)」に近いような感じがします。

    今でも、日本のどこかで自分達の郷土のルーツを大事にし伝えられた伝統を頑張って守っているところが有ります。
    アイヌも同じだと思っていました。
    なのに、あの人たちはどうして「民族」と言うんだろう?ておもっていました。
    本音を言えば、それを利用するアイヌ利権を許せないほうが大きいのですが、いつものことさまに突っ込まれて(笑)、言い訳ばかりしていたように思います。
    あっ、あの頑固ジジイと同じ事してましたね (笑)

    頑固ジジイ様、こっちにも来て下さいよ・・・寂しいよ。



    時間が無くなってしまったので、一旦送ります。

  8. 【3550889】 投稿者: 外野  (ID:GK8zRcsFMoo) 投稿日時:2014年 10月 15日 15:18

    ひまわりさん

    こんにちは。すみません、子供の習い事で知り合ったお母様とお話していて、2時に帰宅しました。
    十分な時間を割くことができなくなってしまったので、見切りの、中途半端でもあるコメントになってしまうことをお許しください。

    昨夜、ネットでヒットした一本の論文の補稿部分を読んだのみで理解に自信はありませんが、民族の成立要件の捉え方において、私には誤りがありました。
    成立要件として「言語」「地域」を捉えるとき、ダイレクトに「言語そのもの」「地域そのもの」を考えていたのですが、その言語や地域が作用して生み出される何か、が成立要件のようなのです。
    ですから、私がいつものことさんに発した「憲法に求心力があるか?」という質問は的外れで、
    日本国憲法の存在に影響され生み出される何か、が民族を定義することになる。
    いつものことさんに頂いたお返事の意味がようやくわかりました(で、大丈夫でしょうか?>いつものことさん)。
    また、その「言語」「地域」は重要な要件であるとしても、必要要件としては捉えることはできない。民族自体が、歴史的にも変遷してゆく、曖昧な存在だから、、、ということかな、と現時点では捉えております。

    >アイヌ様式で生まれ育たれた
    を、どう捉えるか。
    アイヌの文化が存在し、それに影響を受けるのであれば、民族として認めて良いことになるのでしょうか。

    私は、ひまわりさんのおっしゃるような「地域」に拘ると、外れてくる人間が多くなるのに、違和感がありました。移転が多かった私は、どこの人間になるのだろう?と、まあ、悲しくなったのですね。
    ですが、民族を運命共同体とも捉える面があるように、そんなに簡単な結び付きで認めるわけには行かない、また、負の動機から民族の存在意義を考えるやり方には強い反発を感じる、そういう点で、ひまわりさんのコメントに共感したのだと思います(ひまわりさんのコメントへの理解は合っておりますか?)。

    なんだか、中途半端な文章で、すみません。
    情報化された社会、人々が簡単に移動し交流する社会、単純に考えれば民族の存在意義がどんどん失われて行って良さそうなものなのに、世界を見ればそうはなっていない・・・というより、民族が私の考えるような血だとか地域に強く縛られる存在ではなくなってきていて、その人の思想の面に重点が置かれるようになってきている・・・のかなあ?と、考えが混濁しているところです。

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