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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2374132】 投稿者: しろくま  (ID:QuOleeeL566) 投稿日時:2012年 01月 05日 12:37

    「あかくま」さま

     直前は、親子バトルはできるだけ回避しましょう。この際、子どもを打ち負かしても仕方がありません。親のほうが正しいのは十分わかっていますよ。正しいこと、わかっていることが「できない」「やれない」のが子どもです。バトルの結果やることがゼロになっちゃうよりも、少々歪で非能率でも子どものやりたいこと、言い分を「まずは」受け入れてやってください。

     「三権分立」のしくみ…

     いわゆるモンテスキューの唱えた、「議会(国会)・政府(内閣)・裁判所」の三角形で、相互に矢印が出ているやつのことですよね?

     何回でも「わからないものはわからない」んです。

     モンテスキューがフランス国王に謁見したとき、かなり恐怖におびえた様子をしていました。
     謁見後、王の側近が

     「そんなにおそれなくても、王さまはお優しい方ですよ」

     と話すと

     「何を言うのんですか。王が、橋をかけろっ といえば、橋がかかり、明日から税金かけろ、といえばかかり、モンテスキューの首をはねろといえば私の首がとぶのですぞっ おそれないわけがないじゃないですか」

     と、自分で述べて、ハッと気が付いたのです。

     「橋をつくる(行政)、税金かけることをきめる(立法)、首をはねる(司法)」

     これらを一人が握っていることが専制政治だ! この3つを分離しなくてはならないのでは!

     と、なったそうです。

     あんがいと、子どもは、「もともとの本質」を理解しないで「項目だけ」をおぼえようとして疲弊するんですね。
     こんなしくみになっているよ、だけをおぼえようとすると、疲れますよね。とくに行政・立法・司法、という用語=抽象概念、の、意味がわからぬまま暗記しようとして混乱する…
     抽象語句の具体化から説明してやらないといけないんですよね。

     橋をかけることがほんとによいか?
     税金かけるのがほんとによいか?
     首をはねるのがほんとによいのか?
     そんなこと一人できめてよいのか?

     で、おたがいに、それぞれの仕事を監視するわけですよね。

     それからまた逆に、素直な子どもは知らず知らず「本質」をかぎとっていて、実際の矛盾にひっかかっておぼえられない、ということもあります。

     だって、日本の政治って、厳密には「三権分立」ではないですよね? 行政の長の総理大臣は、国会で「選ばれる」からです。国会議員でないとなれません。国会議員が行政もしているわけですから、完全に独立していない…

     まぁそこまで説明する必要はないのでしょうが、三権分立は、小学校で使う小6下巻の教科書でも「図」が出ているものがあります。塾のものは、中学の公民の教科書レベルの説明で「つきはなされている」場合もあるので、小学校の教科書で説明されている用語で「理解」してから、演習、という流れのほうがよいような気がしますよ。小学校の教科書はなかなか侮れません。しっかりと目を通してみてくださいな。

     算数に関してですが…

     少し「情報インフレ」になっているような気がしますね。まぁ頭が疲れている、ともいえるのですが…

     こういうときは、志望校の出題の枠組みにあわせた演習にしてやりましょう。たとえば

     大問が6問あったとします。

    第1問 計算
    第2問 角度の大きさ
    第3問 ○○算の文章題
    第4問 ××算の文章題
    第5問 平面図形
    第6問 立体図形

     計算ばっかりとか図形ばっかりではなく、こういう6問をタテにずっと通していく、という方法でいく、というのはどうでしょう。
     同じ単元をつめてやると、お子さんみたいな現象になります。1種じっくり、より、多種流し、で調整してやりましょう。

     やりかたを変えればまた気分も変わります。

     何か追加質問があればどうぞ。 

  2. 【2374155】 投稿者: しろくま  (ID:QuOleeeL566) 投稿日時:2012年 01月 05日 13:09

    「キャンロップ」さま

     関東からのお越しも歓迎いたしますよ。関西とはまた違う受験状況。受験のお悩みの「形」は違っても「質」はどこでも同じですからね。気軽にお声かけくださいな。

     お子さんのような状況の場合、しろくまはまず、「環境の同一化」ということを提案しています。

     入試は、受験校の「教室」で実施されるのがふつうです。学校で使用される机の広さは

     40㎝×60㎝の世界

     です。まずは、ふだんの算数の学習のときも、このスペースで、しっかり椅子に座らせて勉強させてください。

     それから、次に「塾の先生」の活用です。志望校の「計算問題」というのが、ふだんの計算練習の問題とは「違う」ものがあるのかもしれません。
     単なる計算問題でも、学校さんによって色々な特徴があります。

     分数、四則混合、力づくで解いていかせるパターンと、くふうを間にはさまないと、すばやく解けないものなど色々です。
     あんがいと、大問というのは過去問対策をしっかりしてくださっていますが「計算問題は計算だから」と、あまりふみこまない場合も多いのです。

     しろくまは入試問題主義、過去問重視です。過去問はどれくらい手に入りますか? 他中のものと比べて、計算問題に何か特徴的な部分はありますか?
     そこはやはり塾の先生にお話しをうかがい、本人の計算問題のできぐあいを、問題も持参で相談・質問してみてください。
     「ああ、こういうところでひっかかってますね、そういう場合はこういう練習しましょうか」と答えていただけると思いますよ。

     それからしろくまのお薦めは「遅速訓練」です。

     一度、丁寧に、かみしめるように、ゆっくりゆっくり計算痕跡を残しながら、志望校の計算問題をやらせてください。
     ついつい暗算で飛ばす、ぱぱっとわかるから、と、痕跡を残さない、ということがないように解かせてみる…
     たかが計算、されど計算、です。低学年のときに、引き算、わり算、分数が嫌いだった、という子は、訓練をつんで、もうそんなことは大丈夫、と、クリアしたと思っていても、そういう組み合わせでミスをしてしまいます。志望校によっては、まぁ、見事に計算ミスしやすい組み合わせをしている、という学校もありますからね。

     それから計算スペース、あるいは計算用紙の使い方も重要です。

     受験予定の学校は、算数のテストのときに「計算用紙」を配布してくれる学校でしょうか?

     計算も、しっかりていねいに書いていく。ふだんの模試でも斜め書きになっていたり、走り書きのような計算をしているとミスも多く得点につながりにくい状況になります。
     計算スペースの使い方、というのもしっかりと「手順」を作らせてください。

     何か追加質問があればどうぞ。

  3. 【2374173】 投稿者: しろくま  (ID:QuOleeeL566) 投稿日時:2012年 01月 05日 13:36

    「なごり紅葉」さま

     算数は、できる問題の反復、それに苦手な分野にも「チャレンジ」があってもよいのです。

     「難問」に関しては、へんな話ですが、「これはできなくてもよいか」というものでも、「目を通していく」だけはしておいてもかまいませんよ。ただし、方法にご注意ください。最初から解かせてしまうと自信がなくなるんですよね。

     算数版の模範解答からの逆流法、です。たとえばそれこそ「灘」のような難問でも、ねぇねぇ、これ灘の問題らしいけれど、わかる? と、ぱっとみせてみる。興味があれば、先に「解説と模範解答」をみせて、

     「ふ~ん、こうやって解くんだ」

     というような「算数の楽しみ方」をしてもよい、ということです。超難問にあたらなくても、最初から解説読みをさせて「こんなふうに解くのか」という「解説読み流し」というのもしてやってください。

     解いてみる、わからない

     これを続けるのは直前では避けたい、でも、苦手だから、難問だからと逃げるのもどうかな、と、不安の場合はそういうこともしてみてください。
     実は、あんがいと、これ、直前にやっておくと、本番で、「あ! これ、みたことあるっ」というのにつきあたりやすくなるんですよね。
     算数の問題のなかには、パターン認識で解けるもの、いくらでもあります。解説を読みながら解いておいてこう解くのか、と、軽く流していくだけでも身に付くものもあります。

     それから、他の方にもレスしたのですが、過去問の形式にあわせて、問題を並べて解いていく、というのはお薦めします。かりに大問が5問あるとして

    第1問 計算
    第2問 数の性質
    第3問 ××算
    第4問 平面図形
    第5問 立体図形

     ならば、たとえば、算数の問題集、英俊社の「近・中・標」の算数からこれらを抜き出して、この順番に解きながしていく、という方法です。

     「お母さんが配列するインスタント志望校模試」

     みたいにしてやるんです。すべて山積みせず、はいこれ、できた? じゃあ次これ、と、出していくのもおもしろいと思いますよ。5問やれば入試の形式と同じ流れて進んでいく、という方法ですね。

     理科は、直前は暗記物、ということでもよいのですが、しろくまはバランス重視です。

     かならず、物理化学系・生物地学系、セットで勉強する。

     申しましたように、兵庫県の女子中の第一問だけ流していく、というのももちろんよい方法です。

    ☆ 何をしていいかわからないときは、何をしてもよいとき

    1月6日 電池・ものの燃え方・月の動き・満ち欠け
    1月7日 てこ・気体の性質・植物のつくり・流水のはたらき
    1月8日 光の性質・地層・食物の消化吸収・環境問題
    1月9日 水中微生物・電磁石・浮力・動物のつくり

     どうです? しろくまが計画をつくってみました。とりあえず、この四日間はこれをテーマにしませんか?

     「近・中・標」の理科からこれらのテーマから1題ずつ抜き出して解いていく。できない問題は、すでにお持ちの参考書を読んで、理解しておく、というのでどうでしょう。
     上の形式は理科の入試でよくみる出題の組み合わせです。1月10日以降はこれらのできぐあいをふまえて、他の分野に進むか、これらの復習深化にするか、過去問とにらめっこでまた計画を立てる、というのでどうですか?

     何か追加質問があればどうぞ。

  4. 【2374191】 投稿者: しろくま  (ID:QuOleeeL566) 投稿日時:2012年 01月 05日 13:51

    「虹色」さま

     入試の短期にスポット的に家庭教師の先生の方にお願いする、というのは、何もわるい作戦ではありません。ただ、お話しにもあるようにどうするのがよいのか…

     いま、どのようなプロの会社があるのか、しろくまもなかなかわからないところです。

     塾でも、非常勤で大学生が講師として働いている場合が多く、塾がそういう非常勤を利用するのはいろいろな意味がありますが

     私立の中学受験を経験している

     という講師である場合が多いと思うんです。

     プロの先生の場合は、長年、中学受験を教えている、という「経験」がモノを言います。
     アルバイトの学生の場合は、自分も中学入試をした、という「経験」がモノを言います。

     前者は受験指導の長さが、後者は受験の経験がポイントになります。

     後者の場合、お子さんの志望校出身の学生で、中学受験をした者、というのが理想となります。ものすごい裏技ですが、塾の非常勤講師(学生のアルバイトの講師)に声をかけてきてもらう、という作戦もアリです。
     (しろくまのいた塾では、昔はけっこうそういうことがありました。とくに算数の講師はひっぱりだこでしたね。)
     お話しの家庭教師の派遣業者も、あるいは他もふくめて、

     中学受験を経験した方おられますか? できれば○○中学出身の方がよいのですが。

     という「注文」もされてもよいかと思います。

     それから、家庭教師の方には「目的」を明確に指示してくださいね。この塾の教材をみてほしい、あるいは、志望校のこの教科を何とかしてほしい、などなど。
     しろくまとしては、せっかくお通いの塾があるのですから、そこの教材「で」志望校の問題「を」解けるようにしてくださる指導を依頼する、塾以外の新しいコト・課題を負荷されない、という方法がよいと思います。

     何か追加質問があればどうぞ。

     

  5. 【2374324】 投稿者: 頼みます  (ID:ardvyXb33Mk) 投稿日時:2012年 01月 05日 16:23

    なるほど、後うめ方式は気がつかなかったです。本人に聞いてみます。
    受験はする意思はありますが、真剣さがないんです。たとえば、国語、家で過去問解きます。60分で。すると、30分で、終わったよ~と出てきます。まだ、30分あるから、誤字脱字の見直ししたらと言っても知らぬフリ。算数もちゃら~とやって、わからないのは、あまり考えないのか、やはり30分で終わっちゃいます。本当にまだ、理解していないんだと悲しくなります。

  6. 【2374357】 投稿者: キャンロップ  (ID:YOdqQe4o5sg) 投稿日時:2012年 01月 05日 16:57

    しろくま様、

    上の子の受験の時からこちらを読んでいたら、悶絶するようなあまたの悩みからどれだけ救われたかな、と思いました。


    60cm×40cm のスペースは息子には有効な気がしますので、すぐに用意してみます。


    計算問題の特徴も気がつきませんでしたので、間違えた問題を調べ、また、志望校の過去問についても塾で聞いてみます。


    「遅速訓練」とは、思いもよらなかったです。
    すべてに遅い子なので、「速」の訓練に励み、「遅」の良い部分を失っていたかもしれません。


    戦う算数なども読ませていただきました。


    まるで蜘蛛の糸です。親子でしっかりとつかんで登ります。


    ありがとうございます。またよろしくお願いします。

  7. 【2374368】 投稿者: しろくま  (ID:XBHHNSLCbHs) 投稿日時:2012年 01月 05日 17:06

    「頼みます」さま

     意志と行動の不一致。それが子どもというものです。真剣さがないように見える… ほんとは色々悩んで考えていたりするもんですよ。
     
     60分のテストを30分でやって、終わったよ~ と、出てくる…

     お勉強部屋から出てくる、ということですよね。算数も30分でちゃらちゃら~ とする…

     よいじゃないですか、では、30分で回転させましょう。子どもには集中できる時間、というのがあります。精神年齢が低いと、長くは続かない…
     
     「ちゃら勉」は確かに親からみるとキレるポイントです。真剣みがたりないっ と、なってしまう。でも、1教科1時間で3教科3時間も、1教科20分で3教科やらせてそれを3回やれば同じですよね。短く1テーマで細切れにして、持続力がなくなる前にぱっと切り替えて次、でもよいんです。

     もちろん入試のときは60分座っていなければなりませんが、この際、薄くても積み重ねていく勉強で参りましょうよ。

     何か追加質問があればどうぞ。

  8. 【2374387】 投稿者: おねがいします  (ID:atUlLvcKMdM) 投稿日時:2012年 01月 05日 17:25

    東京受験組です。

    しろくまさん、凄く初歩的なことで済みません。

    うちの子はとにかく国語が苦手で他3教科と比べると常に5~10ほど偏差値が違います。算数と比べたら20違うことも・・・・

    総合偏差値ではある程度の偏差値が出るのですが、その偏差値レベルの学校の国語は難問が多いです。

    国語でも中堅校レベルの国語ならそこそこ解けますが、難関校の難しい文章が先ず読めず、結果くじけてまともに最後まで取り組めない状況に陥ります。。。。

    すみません、あと25日ですが、どうにか少しでも3点でも5点でも積み上げられるようにするためにできることがりましたらご指南ください。

    本当に3点でも5点でもいいのです。。。

    乱文お許しください。

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