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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2460112】 投稿者: 算数があきらめられない母  (ID:Lrf.QLssTSc) 投稿日時:2012年 03月 07日 17:00

    しろくま さま

    いつも素敵なコメントをありがとうございます。
    昨月一度ご相談させていただきました新小5年生の息子の国語の勉強
    方法についてご相談させていただきたいと思います。

    3年ー4年と通信教育で受験勉強をし、大手塾に入り一ヶ月がたちました。
    算数は4年生から受けていた同じ塾の模試でも65-60前後を
    行ったりきたり、理科社会はまだ既習部分の範囲が若干ことなりますので偏差値55程度
    をさまよっています。国語は、4年生の模試でも45から55までと幅広く、
    先日の模試では49という偏差値でした。

    数字はともかく、模試で55までのびるときは、全体の平均点もよい時、50を割るときは
    全体の平均点が低い時と決まっています。
    また、漢字はなかなか点数がとりづらく、記述は8割程度できており、
    「~はどういうことですか。次の空欄を20字で埋めなさい」というような
    字数が制限された問題が苦手なようです。
    (字数制限のない記述で、文章中の言葉から作文する問題は苦手ではありません)

    いわゆるじっくり解くタイプで、算数も難問以外はほとんどミスなく得点できますし、
    通信教育の国語の記述でも、本人が納得して(時間に追われることなく)解いた場合
    はほとんどミスがありません。
    (ただし、添削問題になると所々失点してしまいます。)

    塾の宿題は、その日学習してきたことを復習し、読解問題に取り組みますが、
    説明文の場合は、一度解いた後に、段落ごとに小見出しをつけたり、具体例と意見の部分を
    分けたり、全体の構造を考えたりと文章に印をつけて終了という形を
    取っています。

    塾に入って1ヶ月になりますが、算数も最後の問題を解こうと思うとどうしても途中の
    ミスが避けられなくなってきていますので、苦手な国語になればさらに
    時間に追われてしまうのではないかと思います。
    私の方は時間内に急いではいけない、今のままの状態で十分
    点数がとれるから急がないと注意もするのですが、
    ついつい欲が出てしまうのか、最後まで解こうとしてしまいます。

    6年になった段階で、一読で全体像が全くわからない状態というのは大変危険だと
    感じていますので、丁寧に取り組みすぎてしまったのかと心配をしています。
    本人としては、よくわからないうちは答えがかけないと思っているところがありますが、
    できなかった模試の問題(実は中2の息子の定期テストと同じ問題でした)は
    よく内容が分からなかったようです。その割に、記述はいつもどおりのレベルで
    (2箇所の記述内容のうち主となる部分ははずさずに書いています)書けて
    いました。

    やはり、設問を解くことを重視して、「全体の内容の理解は不十分なまま問題を解く」
    ようにシフトした方がよいのでしょうか。
    (設問は、問題文を読みながら解いています。)
    国語の得意なお子様たちは、問題文全体を一読して十二分に理解ができて設問に
    答えているのでしょうか。それとも部分部分が理解できる状態で設問に答えているので
    しょうか。
    大人の私が読んでも段落ごとに丁寧に理解していきませんと、
    全体を見失ってしまうような文章も見られます。
    また子供の文章を読むスピードもやや遅いと感じています。
    理科の雑誌や、漫画は好んで読んでいましたが、いわゆる単行本といわれる本は
    進んでは読んできませんでした。低学年用を時々スピードアップのため読ませて
    きましたが、塾に入ってからは十分に時間も取れなくなってきました。

    少しずつよい方向に向けば偏差値はよくなくてもよいと考えておりますが、
    学習方法について、取り組み方がよくなかったかと心配になりご相談させて
    いただきました。
    どうぞよろしくおねがい申し上げます。

  2. 【2463083】 投稿者: しろくま  (ID:.kd/6M2FBFE) 投稿日時:2012年 03月 09日 22:19

    「算数があきらめられない母」さま

     前から申していますように、入試問題はもちろん、一定以上のレベルの私立中受験のための塾で学習される国語は、もともと小学生には無理なことをさせているのだ、という前提に立ってやってくださいね。
     もちろん、できる子もいますし、何の苦もなく、文章を読んで、そうして設問に取り組める子、実際にいます。
     でも、それは多数派ではありませんし、自分の語彙や経験に適合しない文章ならば、やはりそういう子でもできなくなるものです。

     「今は」まずは「読む」に力点を置いてやってください。ただし、そろそろ自分の語彙と経験の範囲内で描かれている物語、説明されている文章、というのもまた出始めているのは確かだと思うんです。
     55から45、という範囲があるとのことですが、どうでしょう、50を越えている文章と、50未満の文章に何か相違点、共通点はありませんか?
     できている文章のものは「解く」、できていない文章は「読む」にそれぞれ区別して力点を置く、ということが可能になればよりいっそうよいのですが…

     ただ、その場合でも、まだ、じっくりと読む、という前提を崩さないようにしてほしいのです。少しずつですが、読む速度も上がりますし、内容が理解できれば設問も解けるようになるからです。

     今、やられている方法で、基本的に誤りはありません。大きく跳ぶためには、まずはしゃがまなくてはなりません。ここは、あせらず、参りましょう。

     とはいえ、設問を解く、ということも訓練としては大切です。その場合は、学年1つ前の文章でやっていけばよいのです。

     読める文章は時間制限下で解く
     読みにくい文章はじっくり読んで時間枠は大きくとって解く

     という流れでよいと思います。

     どうでしょう、今の段階で、どのような文章は解けている、という傾向は出ていますか? わかる範囲で教えていただければ、と、思うのですが…

     何か追加質問があればどうぞ。

  3. 【2466053】 投稿者: 算数があきらめきれない母  (ID:Lrf.QLssTSc) 投稿日時:2012年 03月 12日 11:29

    しろくまさま

    いつもご親切なアドバイスをありがとうございます。
    私の中でもやもやとしていたものをはっきりとした論点として
    明示していただいて家庭学習の進め方がまちがっていたのではないかと
    心配でしたが、5年生のまだ比較的時間のある間にじっくりと取り組むということが重要なのですね。

    週末も、さんざんなテストの結果ではありましたが、
    冷静に子供の様子を見ることができました。
    子供の解く問題は、国語に関しては、必ず私も時間を作って
    解いてみますが、小学生にこの分量は、、、といつも感じさせられます。
    でもこの分量を実際解いてしまうお子様もたくさんいるのだと思うと、
    甘やかしてもいられず、またこれから学年を進めていくに従い、
    子供の能力との乖離が大きくなっていくのだなと思うとついあせってしまいました。

    週末にかけて子供の解ける問題解けない問題を調べてみますと、
    偏差値が55近くまで伸びたものには、理科系の問題が含まれていました。
    植物、動物の絡んだ問題は自然に解いているようです。もともと科学雑誌を
    自分で読んでいて、語彙が適合しているのかもしれません。
    それに対して、時間内に解けなかった問題は、理科系の文章以外で、
    特に文化論・言葉の問題・技術革新を扱った内容が多く見られました。
    大半は内容がわからないまま、設問にあわせて答えを出しつつ
    文章の結論を理解していたようです。
    と申しましても、時間をあと10分与えれば自力で解く事ができますので、
    言葉が全てわかる大人の私からは、パズルを解いているように文章を読んで
    いるにもかかわらず、よく解けてるなあと感心させられました。
    いずれにしても、文章を読む時間がかかりすぎていることが分かりました。

    本人に聞いてみましたところ、黙読するときに自分で音読するスピードと同じスピードで読んでいて、自分でも「やっぱり時間がかかりすぎているような気がする」と申しますので、一度、文章を音読させてみました。
    抑揚がなく、どこが大切かわからないような読み方でしたので、
    文節ごとに少し区切りながら読み、主語と述語をやや強く読ませ、
    内容が頭に入っていくのを感じさせながら読ませてみました。
    私と交互に読んでいき、「どこが違うか」を考えさせてみました。
    そして、意見と例に分けて、意見の部分はゆっくり、例はテンポアップして
    読んでいくと、前よりもよく理解できたようです。

    試験の時に子供の音読スピードで読んでいくとやはり時間は不足してしまいますでしょうか。
    あるいは音読はやはりよくなくて、
    音読以外の適切な読み方が
    ありましたらご紹介いただけますでしょうか。。。

    また一学年前の文章はどうして速く解けるの?と聞いてみましたところ
    「文章も内容も5年生のものほど難しくない」とのことでした。
    やはり語彙の点でも5年の文章は漢字も増えてきて、語彙を意図的にふやさなければと思った次第です。
    一緒に音読していったときに、わからない言葉をみたところ、子供ならではという感じですが、
    ただ、言葉の意味を全てしらなくても、問題を解くときには解けることもあるから「この言葉はわからないなあ」と思ってとばしてもいいとはいつも言っています。

    語彙用の問題集を解かせてもよいのですが、せっかく設問をときながら何度も文章を読んでいるのですし、取り組んだ問題文の知らない言葉を深めていくといく方がよいと思うのですが、それでは、語彙の分量としては少なすぎてしまうでしょうか。

    今後の方法といたしましては、しろくまさまにご提案いただいたように
    ①4年生の問題を時間制限下で解く (設問を解く練習)
    ②5年生の問題はじっくり読んで時間枠は大きくとって解く (精読する)
    の方法ですすめ、②の問題文も一応かかった時間は計測し、時間がかかりすぎるものについては、音読を調整する
    ③語彙を増やす

    で進めてみます。
    いつもありがとうございます。

  4. 【2466836】 投稿者: すず  (ID:W2RRv.1uVNE) 投稿日時:2012年 03月 12日 22:10

    しろくまさま

    1年前に色々と相談させて頂き、お世話になったものです。
    その節は本当にありがとうございました。

    結局、公立中学に進学し、現在1年生も終盤に差し掛かっております。
    公立に進むと決まった時点で、今度はそちらの方の塾に通い始め、
    現在5教科とっております。

    さて、しろくまさまのご指導のおかげで、中学に進学してから国語は比較的
    よくできていたのですが、やはり中学受験前のように毎日勉強することが
    なくなったので、中学1年が終わろうかというこの時期に、ついには
    中学受験時の貯蓄を使い果たしたかのように、以前のような悲惨な成績に
    舞い戻ってしまいました。

    さすがにこのままではまずいと本人も思ったのか、以前おすすめ頂いた
    「近・中・標5年」をやり始めたのですが、さすがに間もなく中学2年になりますので、
    もし何かこの時期にあった勉強法・教材があれば、教えて頂き度く伺わせて頂きました。
    相変わらず語句の知識も乏しいので、塾の先生からは「漢検」を受けるように
    進められております。
    再来年には高校入試ですので、余り猶予もなく、是非共、お知恵をお貸しくださいませ。

  5. 【2468533】 投稿者: しろくま  (ID:kPE36erNFCE) 投稿日時:2012年 03月 14日 06:21

    「算数があきらめきれない母」さま

     塾の教材なども、国語に関しては、ふだんの学習では情報量をもう少し絞ってもよいのになぁ、と、思ってしまうときがあります。これは市販の教材でも同様です。
     1つの文章に、漢字の書き取り、指示語の指示内容、文法の判別、ことわざ・慣用句、理由説明、内容把握、心情説明…
     
     算数・理科・社会、いずれも、テーマや単元が「設問と一致」しているんですよね。
     つるかめ算のときには(まぁ計算問題は入っていて当然ですが)つるかめ算しかしませんよね。炎色反応の問題していて、人体の問題やることはありません。平安時代の説明していて、工業地帯の話は出てきません。

     国語は、物語文の単元なのに、どんだけたくんさん問題やるねんっ と、なってしまいます。

     もちろん、実践として通しの問題演習は必要ですが、それとは別に、子どもの「頭」を1つにしぼってやった学習、というのは大切なんですよ。
     多くの方が「他の教科に比べて国語はやりにくいな…」と感じられている原因の半分はここですよね。

     1文章1題、そうして、それを別の文章でたくさん流していく…

     「ふだんの」学習はこれでもよいはずなのに、塾の宿題や課題がそうなっていないために、もどかしさ、時間のロスを多く感じてしまう、というお悩みも多いと思うんですよね。

     しろくまの時代も、算数や理科がすごくよくできるのに国語がまったくできない… 本人ももう国語の勉強はしないっ 放置っ…

     とかなってしまう場合もあります。これってけっこうひきずりましてね。大学入試までいってしまうんですよ。
     おれ、国語でけへんねん~ と、涼しい顔してしまって、共通一次試験で87%くらいとるのはいいけれど、国語は120点しかありませんでしたっ わはははは、とかなっちゃう子、けっこーいましたよ。

     そうならないためにも、もし、小6で、塾での国語のお勉強をやってもやっても偏差値が上がらず、むしろ逆にどんどん下がっていくようなら、まったく発想をかえて、「自分の子にあった方法に徹するのだっ」と決心されて

     親音読・子黙読 1文章1設問 学年1つ前の文章の利用

     を、毎日確実にやり、

     語句系は週末
     日曜日は通しの入試問題演習+異学校同傾向問題の演習

     というような、家庭国語学習にもちこんだほうがよい、という極端な作戦に持ち込んだほうがよい子もいます。
     理科と算数は偏差値60後半なのに、国語はよくて50、ふつうは40代、というような子、ほんとうにいますからね。
     ただ、あくまでも、やれることをやった上で、ということです。

     お話をうかがう限り、お子さんの場合は、まだまだ伸びますよ。よいじゃないですか。前から言うように小5は得意を磨く時期(得意教科をつくる時期)です。
     理科系の文章、チョイスして説明文を重点的に学習してやりましょう。経済発展をさせるときは傾斜生産方式がよいのと同様です。入試でも動植物に関する出題はけっこうあります。

     以前に、そういう問題をチョイスして、年度と学校名を紹介したことがあったのですが… どのスレッドでそれを列挙したか忘れてしまいました。探せたら探してみてください。

     「抑揚がなく、どこが大切かわからない読み方」
     「意見と例にわけて、意見の部分はゆっく、例はテンポアップ」

     よいですね。この方法で参りましょう。しろくまは環境の同一化が大切である、ということをさんざん申しておりますが、そこに持ち込む前に、

     親音読・子黙読

     で、その抑揚、意見はゆっくり、例は心持ち早く、というような、「大人ならできる」「得意な子はごく自然にやっている」ことを、子どもに伝えてやればよいのです。

     さらに、これを何分で読みなさい、ではなく、何分で読めるか測定するね、という主観的時間制限でやっていきます。
     あと、もうひとつ有効な方法としては

     筆写

     です。短い文章を、書き写させてみる… で、それを横でみておくんですね。

     得意な子は、ぱっと読んで、だいたいおぼえて、ざっと書いていきます。
     苦手な子は、書き写すのも遅い… それどころか、え? そんなところでひとやすみ? と、文節の途中で平気で手をとめます。ただ。記号を写しているだけ、みたいな書き方するんですよね。
     書き写しの速度をゆるやかに上げていくことができれば、黙読速度も上がります。

     「目下のところ」、語彙を増やすのは、文章を通じて、で、よいと思います。
     よく低学年からいろいろな表現や言葉を単語レベルでおぼえさせようとしますが、もし、それをするなら、例文提示、さらにはその語句を用いた短文作り、など、やっていく必要があります。
     ここは文章を通じて語彙を増やしていく、という作戦がお子さんの場合はよいと思います。

     どうでしょう、理系の説明文は、本人にやらせ、物語文やその他の説明文はお母さんといっしょにやっていく、というのは?
     お話にある①~③でまったくOK。あとは文章そのものをうまくチョイスしてやってくださいな。

     何か追加質問があればどうぞ。

     
     
     

  6. 【2468542】 投稿者: しろくま  (ID:kPE36erNFCE) 投稿日時:2012年 03月 14日 06:51

    「すず」さま

     中学受験経験者は、国語に関しては中2からの本格的学習で、十分に間に合いますよ。
     おっしゃるように、単純な問題で、「毎日勉強」していけばよいのです。

     ここで改めて強調しますが、数学と英語が大切だっ と、みなさんここはかなりしっかりとやられていくんですが、どうして国語をそれらの教科と同じ質・量、やらないのか、ということなんです。

     ただ、これは明らかに「受験の国語」の技術的、手法的「未発達」が原因なんですよね。

     英語や数学は、かなり工夫された教材、指導法が確立されていて、さらに「わかりやすい」講師が大量に存在している…
     国語の市販教材をぱらぱらめくっても、たいていは「問題集」。

     「国語はそんなもんじゃないっ」

     という教条主義が、苦手な子を救うための方法の確立を遅らせているような気がして仕方がありません。テクニックだけで力がつかないっ 読書が大切だっ そんなことではほんとうに力がつかないっ

     と、おっしゃる先生方もおられるんですが… でも、そういう国語の大切さは、じゅーぶんわかっているんですけれど、実際の入試を「解く」ための「作法」というのは確実に存在しているんですよ。「テクニックだけで国語は解けるっ」と、おっしゃる方の、まったく逆をおっしゃっているだけで、こういう極端な分裂状態を、なんとか調和できないものか、と、思ってしまいます。「わからない」と悩んでいる子どもが置き去りになっちゃっています。

     すいません、余計な話をしてしまって。

     説明文は、中学入試問題、使えますよ。出典はたいていは、高校入試にも用いられる文章が選ばれています。語彙はぐっと増えますが、それとて中学3年間で身に付くくらいのものです。
     せいぜい文末が「です・ます調」から「だ・である調」に変わっているくらい… とまでは、言いませんが、高校入試問題だから難しい、という先入見は捨ててくださいね。

     文学的文章は、とくに物語文は、ちょっと中学入試問題のものは使えません。高校入試に使用される物語は、圧倒的に「私」型の問いになり、私小説のようなジャンルのものが増えます。
     特定の、特殊な環境下にある主人公の、まったく心の世界、思索的な場面がとりあげられていて、中学入試の物語文とは、求められているところが違いすぎます。

     一転して、「随筆」は使えます。とくに苦手な子は、随筆系のものを中学入試問題からチョイスして訓練していく、というのがよい方法です。

     学年配当の市販の問題集で、実際の高校入試を素材にしていないものは、あまりおすすめできません。

     基本的に苦手な子の場合は、中学入試のときと同じです。

     1文章1設問

     で、参りましょう。文学的文章の素材は、もう高校入試問題でOK。とくに公立高校で使用されているものがよいと思います。長野県、秋田県、などのものがなかなかよいと思います。
     それから、ちょっと変化球なのですが、神奈川県のフェリス女学院「中学」の問題が、高校入試に適した素材として利用できます。 

     英語・数学・国語は、中学2年から、質・量、ともに正三角形、で、しっかりととりくんでくださいね。
     頂点の角度がめっちゃ小さい、英語・数学の二等辺三角形には絶対にならないように。

     英語と数学は、短い時間でもしっかりとできる教材がそろっていますし、塾などの講義も充実しています。
     家庭学習での時間は、直角二等辺三角形のように、国語が英語・数学よりやや多いイメージのほうがよいかと思います。

     何か追加質問があればどうぞ。  

  7. 【2469000】 投稿者: ダメな母  (ID:1.OQmEsJzM.) 投稿日時:2012年 03月 14日 13:07

    しろくまさま
    初めて質問します。お忙しいのに、初歩的な質問で申し訳ありません。いろいろ外部ブログなども読んだのですが、既出なら申し訳ありません。

    新小5の娘がおります。国語は模試で偏差値60を超えるときもあるものの、算数が偏差値45~50ほどを彷徨っています。
    塾の宿題や勉強のほかに家でも参考書などを購入し、基礎的な問題を中心に頑張って少しずつ上がってきていたのですが、また再び偏差値が落ちてしまいました。

    家では「これでわかる 算数4年」シグマベストや「ハイレべ」あと塾のテキストや模試の間違ったところだけを抜き出したものをやらせています。

    計算問題は得意で、図形・グラフなどが苦手で先が思いやられます。単位変換も苦手ですが、特訓したところはだいぶわかるようになってきたようです。

    これから、小5の一年間、どんな勉強をしていったら効果的かよかったらアドバイスしていただけないでしょうか?

    6年生になったら「近・中・標」の問題集をしていったほうがいいと思うのですが、今はそんなレベルに達していないような気がします。

    算数の考え方がすでに問題で、算数のパズル要素的なものをやらせたほうがいいのでしょうか?もう遅いでしょうか?

    問題集のおすすめはありますでしょうか?

    あれこれ手を出さず、塾のテキストを中心にがんばったほうがよいですか?
    いろいろお聞きして申し訳ありません。藁にもすがる思いです。よろしくお願いいたします。

  8. 【2470176】 投稿者: すず  (ID:W2RRv.1uVNE) 投稿日時:2012年 03月 15日 11:49

    しろくまさま

    心温まるアドバイス、本当にありがとうございます。
    「国語」は、以前大手中学受験塾の授業を見学した際に、
    余りにもその題材限りのレクチャーしかないので、
    「もっとテクニカル的な、極端に言えば公式的なものを教えて頂けないのか?」
    とお聞きしたら、「そういうものは、返って邪魔になります。そんなものでは解けなくなるような
    内容のものばかりですから、入試は・・」とあっさり却下されて、
    「それでは感性が伴わなければ、はいそれまで」になってしまうのにと、
    難攻不落の「国語」という教科に畏敬の念を抱いていました。
    そこにきて、日本語すら危うい我が子に頭を抱えていた矢先、しろくまさまの存在を
    幸運にも知りうることが出来、「これが教えてほしかった!」という道筋をご教示頂き、
    中学受験時は地道にやってまいりました。

    そうですね。毎日コツコツと一文章一設問でしたね。
    (ほぼ1年休眠しておりました。もったいないからと全部やらせるのは親のエゴですね)

    文学的文章は、長野、秋田の県立高校の入試問題(過去問)とフェリス中の赤本を
    親音読、子黙読でやらせてみます。

    恥ずかしながら、受験時の問題集は全て処分してしまい、親子で「しろくまさまから教えて頂いた
    近・中・標だけは高校入試でも使える(予感がしてたんです)からとっておこうね」と、とってありました。
    一応一通りは(受験時に)終わらせたのですが、もう一度繰り返したのでよろしいでしょうか?

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