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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2510489】 投稿者: しろくま  (ID:qThYMdJn8bM) 投稿日時:2012年 04月 18日 06:25

    「しおん」さま

     まず、平面図形に関してですが、一般に塾の算数(基本的な流れ)は

    1 角度 ここはほぼ決まり事の暗記

    2 面積 求め方として
     図形-図形 三角形から三角形を引くなど
     図形を動かして他の図形にする 花壇の道をつめて長方形にする、みたいな問題

     まずは方形、三角形から入り、円・扇形へ

    3 辺の比と面積

     この3が実際の入試では、第3問目くらいにくるやつです。

    で、次の4~6が平面図形の難問、あるいは入試の最終問あたりで

    4 複合図形
    5 点の移動
    6 図形の転がり

     というところです。

     また、文章題なのに実質「図形」になるのが「拡大・縮小」です。これは絵がない場合は自分で描かねばならず難問になるケースが多いですね。

     これらがまずは、ベースで、この順序で学習計画が立てられているところが多いようです。

     あとは立体になりますが、志望される学校によっては立体図形がまったく出ない、というところも実際にあるんですよ。ここは確認しておくべきところですね。

     3からが得意不得意に分かれるところで、これが小5までに、「わり算」と「比」をしっかり学習できているか、というところに「ポイント」が隠れています。
     あらためて分数やわり算、そうして比を念入りに勉強させた上で、3以降に入っていく、というのが基礎的な取り組みです。

     B4二段が多いわけですね。だとすると、鉛筆でスライドさせていく、というのがよいですね。文房具屋さんに行けば、六角形ではなく四角形の直方体鉛筆もあると思うのでそれだとスライドしやすいと思います。

     ディスクレシアだと入試に不利になるのか…
     もちろん、そういう相談をされると、中に入ってからがたいへんである、という示唆を入試前の説明会などではされます。なかなか本校では対応できません、というような話も出てくるときもあるでしょう。

     でも、たとえば車椅子の子だから入学を拒否する、など学校はできません。不便をかけてしまう、ということと、入学お断り、というのは次元が違うからです。
     現場の先生方は、ほんとうにおやさしく対応されてくださる学校がほとんどです。

     何も学校とケンカする必要などむろんありません。相談として事前に色々話されていく、ということが入試に不利に働かせる、などということをしたらたいへんなことになります。
     受けさせて、合格点数が達していて、入学案件を満たしていて、入学お断り、などは、それなら他の学校を受けていたのに、という受験機会を奪ったことになりますから、著しい教育権の侵害行為になります。その点、学校さんも慎重に慎重に対応されるはずです。

     裏技というか正攻法というか… 各都道府県には私学課があります。また、私立学校の連合会というような組織があり、そこには通称「私学人権」というところがあって、そういうところに「先に」相談に行く、というのも1つの方法です。

     とはいえ、気持ちが重くなるのも確かです。もしも、と、不安に思わない方はおられません。べつにウソやだましなどではなく、「小さい字が読みにくい(事実)ので、試験の用紙を大きくコピーしたもので受けさせていただけませんか?」くらいのお話しなら「あ、わかりました、過去にもそういう例がありましたからかまいませんよ」とおっしゃる学校が多いと思います。申しましたように、しろくまの時代にもそういう受験対応してくださったところ、ほとんどでした。(ダメ、という学校の例をしろくまは知りません)

     何か追加質問があればどうぞ。

  2. 【2511030】 投稿者: パイの実  (ID:lNhsXMWBqvk) 投稿日時:2012年 04月 18日 14:31

    しろくまさま

    アドバイスありがとうございます。

    まずは木曜・土曜の「親音読・子黙読」を欠かさないよう続けます。

    算数までアドバイスいただき、ありがとうございます。
    算数は本人が好きなもので、ついやりたいだけやらせてしまう傾向があります。

    気をつけて、量的な整理、優先順位をつけていこうと思います。

    国語の解説は、うまくまとめられていません。ただ板書を写しているだけのようで。
    ICレコーダーの活用は考えてもみませんでしたが、可能であればやらせてみたいです。

    また、時間がとれるときは「親音読・子黙読」+「模範解答からの逆流法」ですね。
    学年1つ前の模試などを「一文章一設問」で解いていく時間もとれましたらやってみます。

    GWは私もイベントではなく、家で勉強して欲しいと思っているのですが、
    おっしゃるように「本人のやる気をそいでも」と思い、イベント参加を認めました。
    実際、イベント後はやる気に満ちていることが多いので大目に見ています。

    アドバイスいただけましたこと、実践できるか自信はありませんが、できることは確実にやっていこうと思います。

    アドバイスいただき、本当にありがとうございました。

  3. 【2512039】 投稿者: ふらふらこ  (ID:6x6QcNk4fYc) 投稿日時:2012年 04月 19日 13:11

    しろくま様

    本当に春めいて気持ちのいい日が続いていますね。


    けれどもうつうつとした気持ちがずっとあり、
    ご意見いただきたく、また来てしまいました。


    6年になり、さぞかし毎日のように塾に通い、遅くなったりして大変になるだろうと
    思っていました。ところが、担当の先生が変わったせいか
    算数に関して宿題というものはなく、自分で考え必要なことをやっていきなさい
    という感じになりました。
    今まで強制されてやっとやっていたことがなくなり、
    逆に解放されたような気になり、当たり前ですが難問がわからなくなり、
    苦手な算数をさらに遠ざけてしまっている状態です。

    分からないことを質問に行くのもなかなかできず、
    解答を見てわかった気になっておしまい。
    もう一歩突っ込んで、解けるようになりたい、わかるようになりたい気が
    ないように思えます。

    先生にもお話ししましたが、自分でできないならある程度型にはめて
    そこからは自分次第ですね。といわれ(当然ですよね)
    勉強の楽しさ、わかることのうれしさが理解できない子はかわいそうですねとも
    いわれました。
    やりなさいと言われたことだけやってきたのが駄目だったのでしょうか。
    どうしたらいいかわからなくなってしまいました。
    受験をやめたほうがいいのかなとも思います。

    なんだか質問になってなくてすみません。
    こんなものにもアドバイス頂けるならうれしいです。

    よろしくお願いします。

  4. 【2515501】 投稿者: しろくま  (ID:C7t.i7P3rA6) 投稿日時:2012年 04月 22日 11:58

    「ふらふらこ」さま

     レスがたいへん遅れて申し訳ありませんでした。

     担当の先生が変わると、方針が大きく変わるのですね… 少しおどろきました。

     でも、どなたが担当されようとも、ある段階でのやるべきこと、というのは一定きまっているところで、使用される教材、というのは「共通」ですよね?
     担当の先生が変わると教材まで変わる、ということはないとは思うのですが…

     もし、そういうところまで含めてお困りならば、しろくまが簡単な単元割をして、あくまでも算数のベースの「流れ」をご紹介しますよ。平面図形に関してはすでに他の方へのレスでおおまかな流れをお話ししました。よければ参考になさってください。

     「やりなさいと言われたことだけやってきたのが悪かった」

     ということなどけっしてありません。子どもというのは、なかなかお勉強にむかっての「自発」は生まれません。強制やイヤイヤ、というのは、すべてのお習い事につきもののことですよ。
     どんなにサッカーが好きな少年も、どんなに野球が好きな少年でも、どれだけバレエが好きな少女でも、どれだけピアノが好きな少女でも、いやな練習、嫌いなレッスンはあるもので、第一段階は「いわれたことをいわれたとーりに」というのが原則ということになります。

     言われたことを言われたとーりにまずはやる

     これだけでも、十分合格できる学校、あります。

     ただ、子どもは、「水」と「鉄」の性質を「ねじれて」所有している生き物です。

     水は温まりにくくて冷めにくい
     鉄は温まりやすくて冷めやすい

     子どもは、温まりやすくて冷めにくい
     子どもは、温まりにくくて冷めやすい

     どちらかのタイプですよね。

     前の先生や前の塾でやってきたスタイルが身についてしまうと、なかなか「冷めにくく」て、新しいスタイルに順応するのに時間がかかります。
     親からみると、新しい先生「も」すごくよいのに、いつまでたっても、前の先生がいいなぁ、と、ぶちぶち言って、なかなか気持ちが切り替わらない、という場合もあります。
     ただ、時間の問題で、そのスタイルに慣れてくると、適応できるようになることは確かです。

     「ある程度型にはめて」

     というのは正しい部分ですが、「あとは自分次第」というわけにはいきませんよ。

     塾は学校とは違う、と、しろくまは思っています。学校は「自分でやる」という空間と時間がないと子どもを伸ばすことはできないところですが、塾は、限られた入試までの時間で

    ○ やる気のない子をやる気にさせる
    ○ 計画と実行と点検をご家庭に代わってやる
    ○ わからないことをわかるようにする
    ○ できないことをできるようにする
    ○ 受験に関する情報を提供する

     という五つセットで授業料を頂戴している、と、しろくまは考えています。

     やるかやらないかは本人しだい、ならば、教材買って家でやればしまい、になってしまいますからね。

     さてさて、本人の算数に関するモチベーションをどのように高めてやるか、ということですが…

     まずは、しろくまがよく言うところですね。一年前にもどって易問流しをしていく、という方法です。
     難問ができなくなっている、ということでそれに取り組ませようとすると、よけいに算数から逃避してしまいます。まずは、算数をする時間、というのが「流れる」ようにしてやりましょうか。
     簡単な問題、こんなのは解ける、ということをどんどんやっていく時間をつくってやることからスタートです。

     できるできない、のメタ認知も大切ですね。ただ、好き嫌い、で、まずは分類しましょうか。
     お子さんの算数の分野で、好きと嫌いを分けてやる。好きならばやや難しいものでもチャレンジしてくれます。
     粗密をあえて作って勉強させていく、ということですね。

     ますば、易問、計算などを一日一定時間必ずしている、という部分、時間帯をしっかりと設けて、そこにプラス、好きな分野の復習、そうして苦手な分野の一年前にもどった学習、と、層を重ねるようにしていきたいところですね。

     あとは、思い切って算数の先生だけではなく、塾長さんや教室長さんレベルにうったえて、状況を説明して、子どものやる気をなんとか引き出してください、とストレートにぶつけてみてください。
     大きく突かないと鐘は大きく鳴りませんよ。

     何か追加質問があればどうぞ。

  5. 【2515844】 投稿者: もやこ  (ID:KB4E8Q7bDKA) 投稿日時:2012年 04月 22日 18:01

    しろくまさま

    はじめまして。

    この春から、中学受験の塾に入塾しました、小4の息子の事で、ご相談させて頂きたいのです。

    しおん様と同じで、うちの息子も、
    国語が半端なく悪く、初めての本格的な塾のテストで、どべをとってきました。

    ただ、算数は50人中4位という、私たちの(低学歴親子)考えていたより、健闘してくれました。

    この結果が、もしかして、発達障害なのかもしれないと思っていた気持ちに、拍車をかけました。

    体育が、とても苦手で、3年生後期は、3評価中1をもらいました。

    読みは、少し遅いです
    書くのは、漢字が苦手です。すぐ忘れてしまいます。
    ひらがなや、カタカナも、ほかのお子さんより、ゆっくりでした。
    読解力は、塾に入った頃よりは、自分で段落わけするなど、
    わが子としては、成長してくれていると思います。

    発達障害が、疑われる場合は、やはり、受診してあげたほうが、子供の為なのでしょうか。

    塾が、始まったばかりなのに、もう迷子になっているバカ親です。

    お忙しい中、もうしわけありませんが、こんな親にもご教示していただけるでしょうか・・・

  6. 【2516165】 投稿者: 四つ葉  (ID:eHx2Qw7ilJg) 投稿日時:2012年 04月 22日 23:22

    しろくまさん 
    アドバイスいただきながらお礼を申しあげるのが遅くなり大変申し訳ありませんでした。
    「日本のすがた」は持っておりませんので参考書&地図帳の工業統計表を見ながら勉強しています。
    工業地帯は転塾時に穴になっていたところなので何かきっともっとわかりやすい法則があるのではとずっと勘違いしていました。地域の特色とからめもう一度白地図も使いながら復習していこうと思います。

    歴史も検定教科書にでている人物中心にまとめてみます。
    塾のテキストのように細部にまでこだわったものでなくもっと早くに簡単なもので整理をつけさせてやればよかったです。

    そして志望校の過去問を解いてみました(親がです)。よく過去問には相性が合う合わないがある、と聞いてはいたのですが2~3校解いてみて意味がわかりました。
    第一志望校の問題は資料やグラフを読み取る記述式の問題が多く暗記だけでなく背景を理解することが必要で、愚息にはかなりハードルが高そうです。

    しろくまさんのおかげで気付いたことが沢山ありました。すぐにでも子供と実行したいのですが・・・あいかわらず当の本人にやる気がなく怒鳴るのをこらえるだけで毎日精一杯です。
    お恥ずかしながらお返事が遅くなったのもイライラして熱くなっているうちに、本当に熱が出てしまって・・・
    親が冷静にならなくてはいけないのにいけませんね。

    愚息はやる気のある時とやる気のない時の落差が激しく別人のようで、スイッチが切れるとてこでも動きません。
    一問やってはすぐ休憩、暗記科目なのに何分も考え込んだり手遊びしたり・・・テスト前でもおかまいなしです。
    答えがわかっても書きたくないと荒れた態度を取るので結局口出しせずに放置しています。
    塾の先生に相談しようとも思ったのですが、勉強の面倒は見るけれどやる気を出させるのは家庭の役目という雰囲気が漂っていて期待できません。
    やるべきことはどんなにダラダラした態度でもやらせた方がよいのか、本人のやる気がでなければそれが実力とあきらめたほうがいいのか・・・親はどう接したらよいのか教えていただけないでしょうか。

  7. 【2516335】 投稿者: しろくま  (ID:nUEBqOgQAKg) 投稿日時:2012年 04月 23日 06:48

    「もやこ」さま

     塾に入ってテストをすれば、必ず誰かは首位で、必ず誰かは最下位です。最下位毎にこの子は入試にむいていない、となれば、そのうち塾に誰もいなくなってしまいます。

     「どべ」って、懐かしい言葉ですね~ よいじゃないですか、どべ、で。そういう子がいると、しろくまは俄然やる気が出ますよ。おおいにできるようにしてやろうじゃありませんか。
     しかもまだまだ小4。国語のお勉強なんか始まったばかり。まとまった国語のテストを受けるのも初めて、という子、いくらでもいます。

     「書くのは、漢字が苦手」

     まずは漢字の学習が、機械的になっていないか点検です。

    ○ 訓読み(用言となりうるもの)は漢字は必ず例文とセットにする。

     「走」 はしる 運動会で五十メートル走った。

    ○ 音読みは熟語をつくる。できれば上と下に用いたものを書く。

     「走」 ソウ 走者・競走

     10個書きなさいっ というのも別によいのですが、1つ1つ10個書くより、分解して書くほうがよい。

     「体」という字を、体 体 体 体… と、1つ完成して次、という方法よりも

     イ イ イ イ…

     と、書いて、

     体 体 体… というように、「本」を次に足して書いていく、というような方法です。

     部首や画数も意識できますし、漢字を構造から理解できます。

     たびたび紹介しているのですが、旺文社の『小学漢字 1006字の正しい書き方』という本があります。コンパクトでたいへんうまくまとめられています。
      
     1年で習う漢字は80字、2年で習うのは160字、3年で習うのは200字、4年で習うのは200字なんです。
     入試までに間に合えばよいので、現段階で、この配当漢字を越えて学習させる必要はまったくありません。

     ゆるゆる参りましょう。知っている字をまずは、「使えるようにする」というのが大切です。算数はどんどん好きにやらせてやり、国語はじっくり小1から、でも、なーんにも恥ずかしいことでもおかしいことでもありません。
     また、「書き」にこだわりすぎず、「読み」から先に入られるのもよい方法です。まずは、読めるようにする… 手が遅い子は、書くのが苦痛な場合が多く、算数がよくできる子の場合は、おもいきって「読み」を優先して、書けるようになるのは後まわし、という方法でもOKです。

     しろくまも塾の講師時代、算数はたいへんよくできるのに国語がぜんぜんできませんっ という子、たくさんたくさん見てきました。
     国語だけ、別立てにしてやりましょう。

     幼いころ、ひらがな、カタカナ、ほかの子よりもゆっくり、というのも何もおかしいことでもありません。小4になっても☆印を一筆書きしにくい子、いましたし、数字の8をいつまでも、○印2つ重ねて書いていた子もいましたし、なんと中学生になってもカタカナちゃんと書けないままきた、という子、ほんとにいましたからね。

     段落分けなんかできるようになっているんですから、何も問題ありません。

     最近の医学は精度が格段に上がりました。知人の医師が言うていましたが、20年前と比べもんにならないくらい、細密に色々なことがわかるそうです。そいつは

     「ちゃんと調べたら、だれでもどっかおかしいところはみつかるんよ」

     と、笑っていました。

     お勉強も同じで、低学年から勉強始めたら「できないこと」なんかいくらでも、やまのように出てきます。

     バカ親でもなんでもありませんよ。塾の先生にご相談されれば、「まだ始まったばかりですし、よくあることですよ」と笑って対応してもらえます。「ちょっと要領がわかっていない」「時間制限で作業することに慣れていない」「わかる力はあるのだが、問題の意味がわからなかったり設問で問われていることがわからない」みたいなことになっているだけです。

     小4のテーマはバランスの良い学習、と、バランスの良い結果を出せるように、です。
     今は国語がアンバランスなのですから、国語の学習時間も増やして、でも、焦らすことなく、じっくりと丁寧に、少々模試や塾の小テストの結果が悪くてもよいから時間をかけてやってください。他の子はできるのに、と、考えるのもタブーですよ。

     読解も、「親音読・子黙読」で入って、設問も内容に関する問題に関しては、なぜそれがそうなるのかを考えさせて、お母さんが説明してやってもかまいません。自分で考えろ、わかるまで考えろっ と、せまりすぎないように。

     何か追加質問があればどうぞ。

  8. 【2516342】 投稿者: しろくま  (ID:nUEBqOgQAKg) 投稿日時:2012年 04月 23日 07:18

    「四つ葉」さま

     塾まかせにしてもよいが、「すべて」塾まかせにしない、というのがポイントなんです。

     プロでないとわからない、できない、組織でないとできない、ということ、たくさんあります。しかし、たとえば、1クラス50人いれば、どれだけ塾の先生ががんばっても「1に対して50」という事実は動かし難いものがあるんです。
     同じ教材で、同じ講義をしているのに、そのクラス50人の成績や得意不得意は50種類…

     子どもによって違うのだ、というのはあたりまえのことなんです。親は確実に「1に対して1」。しかも他人と違って、命をかけられるくらいの1、ですからね。しっかりその子を見られるのは親だけです。

     「すべて」任せてはいけないのが、「過去問」です。必ず、親は、受験予定校の問題に目を通しておく。

     受験経験がなくても、まったく素人だわ、と、思っても、パラパラとめくるだけでもいいから見ておくのです。「外観」だけでも「わかる」ことありますし、配点や制限時間、量、などは知っておかなくてはいけません。むしろ素人の、パっとみた印象というのは大切です。だって、子どもが受ける印象だってそうなるからです。

     「やる気のある時とやる気のない時の落差が激しく別人のよう」
     「スイッチが切れるとテコでも動かない」

     ご安心ください。お子さんだけではありません。むしろ、こんな子のほうが多数派ですよ~ うちもまさにそうですっ! と、PCの画面のむこうでツッコミ入れている人、きっとたくさんいるでしょう。

     「やる気のあるときにどれだけ何をやらせるか」をあらかじめ決めておく。
     「やる気がなくても最低限すべきこと」を用意しておく。

     ということはまずしておきましょう。1問やってはすぐ休憩。それでも、100問やろうと思えばその方法でもよいわけです。
     もちろん、試験は一定時間内に持続してできなくてはいけないわけですが、「わかる」「解ける」めの訓練は、その子に適した方法でやればよいんです。

     「集中力」と「持続力」は別なんです。

     お子さんの場合は、「短時間1セット」の計画を立ててみればどうでしょうか?

     たとえば、算数の先生に模試や教材を持ち込んで、この問題は何分ですべきでしょうか? と、聞きにいく、というのもよい方法ですよ。教材によっては1問ごとに必要な時間が書いてあるものがあります。

     たとえば5分、というものなら、6分くらいに設定して、解かせる、で、答え合わせ… 解説読み、わかればOK。
     で、次の教科、みたいなパターンでもよいんです。

     やるべき作業工程を10分以内で1セット作っておいて、調子がよいときは何セットでも進み、気が乗らないときは、最低1セットで終わる… ゼロではないようにしておく、という方法です。
     始める前に、今日は何セットする? と、きいて、本人に選択させていく、ということもしてほしいですね。

     前から申しますように、本人にAとB、今日はどっちする? と選択させて進めていく、という方法はそれなりに有効です。

     やるべきことは、ダラダラ長く、ではなく、短くてもよいから必ずさせる、というのがよいですね。

     火がつく、のは、内的なものでないと結局はだめです。ただ、火がついたときに可燃物がまわりにある、ということが大切なんです。
     いろいろ準備をしておく、というのが親の役目。

     ただ… やる気を出すのは家庭の役目、と、つきはなすような塾の先生、いないと思いますよ。「先生のほうから声をかけてやってください」というような話もできると思います。とくに、本人が尊敬していたり好きな先生からの一言は、親の1000回の叱責よりも効果抜群ですから。
     いろいろ塾の先生も利用しましょうね。

     何か追加質問があればどうぞ。

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