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【870545】【大学受験目標】公文式有効利用法の探求

投稿者: なる   (ID:rWbeU3GqEEA) 投稿日時:2008年 03月 09日 13:55

多くの皆様の願いが叶いまして、高学年(高校受験用)の板がついに誕生しました。
「公立高校受験から大学進学を目指す先取りを含めた学習方法」の正統の流れを汲む
分科スレです。 スレ主は「なる」(公文一般父兄・公文算数3年経験)です。


公文式は、高校数学教師公文公の発想から開発された幼児〜高校生を対象とした
学習アプローチです。このスレでは公文式算数・数学を有効活用しながら、
『青チャート』(数研出版)レベルの大学受験数学標準問題の解法パターンの
効率的な習得を目指しつつ、公文国語、公文英語(他外国語)、SRSの学習法の
情報交換を目的とします。


「小学高学年で、中学受験を目指すなら公文は効率の良い算数学習方法ではない。」
しかし将来の大学受験を見据え中学受験算数にとらわれない公文式の利用法や、
中学受験を目指す場合の幼児〜小学中学年。中学合格以降の中学時代などの
大学受験数学基礎期などの学習効率の良さは、一般に認められるようです。


★情報交換の場です。
中学受験をするかしないかは問いません。(幼児・低学年・中高生のご父兄も大歓迎)
公文式高進度者・公文式関係者指導者大歓迎(一般父兄に色々教えてください)
海外の公文経験者大歓迎です。(海外の公文式事情、色々教えてください)
高進度者は情報提供の立場で情報交換を「ただの自慢」は意味も品もありません。
先天的資質「地頭」議論は、不毛です。意味がないのでやめましょう。
中学合格目標なら、中学受験塾の方が効率良いです。議論に値しません。
極端な持論の押しつけや、批判と否定が主の参加はご遠慮下さい。
特に、私立中学受験批判、先取り学習批判はおやめください。
水道方式等他のアプローチを否定する意図はありません。(むしろ肯定的)


★公文式の有効利用のスレですから、公文式批判・公文経験者批判は「厳禁」で
お願いします。批判は完全にスルーします。スレが荒れますし、一般に公文経験者
の方が、公文式批判の内容について詳しいです。

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  1. 【906949】 投稿者: ぼたん雪  (ID:2IMeGUTyiC.) 投稿日時:2008年 04月 20日 01:25

    なる さんへ:
    > > 『公文式の価値1入会説明、及び教室便りより』
    > >
    > 『公文式の価値2質疑応答、及び教室便りより』も読みました。
    >
    > >
    > こちら2冊は、くもん人材開発センター 指導研究教室担当で、
    > >
    > 東難波3丁目教室・責任者 木全徳裕 先生 が書かれたものです。




    『だいじょうぶ!「共育」でわが子は必ず伸びる』を早速アマゾンにて取り寄せパラパラ見てみました。
    内容は、やはり予想通り、公文式の価値と重複している部分が多いです。と、みましたら、本の最後に、『本書は公文式の価値を再構成し、大幅に改稿するとともに新たに原稿を加筆したものです』とありました。
    木全先生、1993年に入社されたのですね。公文公氏の晩年ですね。
    私のような、公文式の前に、幼児、低学年の親が子供の教育、つまるところ、育児の姿勢が問われる子供を持つ親にとっては、木全先生のような方は非常に興味深いです。2007年11月出版の『なぜか気持ちが楽になる子育ての本』も読んでいるところです。こちらは、公文色をほとんど出さずに、育児本の類に属します。木全先生は、子育て、育児と公文式、親の在り方を諭して頂けて、すっかりファンになりました。
    KYさんの言われる、公文公氏の立ち上げた当初の公文とkumonがズレてきている指摘も、一部同意ではありますが、木全先生のような方がいらっしゃるkumon、まだまだ大丈夫の気がします。


    しかし、KYさんの公文指導者は??  

    本当に、公文て、入会したところの指導者で、印象が左右されますね。 

    KYさんやその奥様のように、冷静にスキルの取捨選択が出来るご家庭は良いのでしょうが、特に幼児・低学年の我が子の教育を外注に丸投げしていまう一般家庭などは、指導者いかんで、公文式を語られてしまうのは、ある意味、避けられないのかもしれませんね。

  2. 【906989】 投稿者: kara  (ID:2A/yhPecuF.) 投稿日時:2008年 04月 20日 06:34

    ボタン雪さま、私は2年生の終わりも終わり、三学期になって公文を始めました。どの教材から始めたのかは記憶にないのですが、数字を100まで書く事からだったので本当に初歩だったと思います。
    最近の公文の使い方とは全く異なり、かなり遅い開始ですね。効果が出始めたのは小学校5年生だったと記憶しています。それまではほんとに劣等生。何をするのも遅く、非社交的、学校の成績も全体的に悪かったです。
    公文は私自身がやりたいと言い始め、親は一切関わりませんでした。宿題というコンセプトも分かっている年齢なので、公文の宿題は言われなくてもきちんとやっていたと思います。
    幼児や低学年の教育として使われる事が多い公文ですが、私が学んでいた頃はまだ勉強に関しての早期教育を地方でやっている親は少なかったです。情操教育というのでしょうか、音楽や体操、お絵かき、習字などは幼稚園の頃からやっている子供がほとんどでしたが。自分の経験からすると、公文は学年が大きくなってから始めても十分役に立つ学習方法だと思います。
    最終教材までは行かなかったと記憶していますが、高学年以降は全国進度表にいつも名前が載っていたので、ある程度の進み方はしていたようです。
    小学生向けの塾などそろばん以外はないような地方に住んでいて、中学生になってさえ総合塾に行く子はまれで、個人がやっている英語塾に行く子が多少いたぐらいです。
    英語が得意だったのですが、私は全く塾に行かず、自己学習でした。このようなやり方でも公立高校から国立大学(私の行った学校ではほぼ全員国公立大学を受け、3分の2が国公立、3分の1が私立に進学))に行けていました。予備校もないような場所なのに、なぜこんなに進学率がいいのかですが、学校が補習に次ぐ補習を年間通してやってくれていたからです。高校3年生ともなると下校が5時ぐらいは当たり前、土曜日の午後も補習、夏休みも休みは1週間で、夏中補習がありました。補習の費用は公立なので授業料に含まれていて特に別料金ではありませんでした。先生方の熱意に頭が下がります。
    今思えば幸せな環境だったと思います。大学受験を念頭に置き始めたのは皆高校2年生の後半、とのんびりしていたのに、その後は学校のサポートだけで、ほぼ全員それなりの大学に行くことができていたのですから。
    ところで、私の指導者は既婚女性でしたが、家計をこの方が支えていた為主婦の片手間などではありませんでした。最終教材に近いところに行っていた子供は、医大の講師をされていたご主人が担当していました。(確か身体が弱くフルタイムで働く体力がなかったと言われていたと思います。)

  3. 【907242】 投稿者: なる  (ID:rWbeU3GqEEA) 投稿日時:2008年 04月 20日 15:37

    ぼたん雪 さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > 『だいじょうぶ!「共育」でわが子は必ず伸びる』を早速アマゾンにて
    > 取り寄せパラパラ見てみました。内容は、やはり予想通り、公文式の
    > 価値と重複している部分が多いです。と、みましたら、本の最後に、
    > 『本書は公文式の価値を再構成し、大幅に改稿するとともに新たに原稿
    > を加筆したものです』とありました。木全先生、1993年に入社されたの
    > ですね。公文公氏の晩年ですね。私のような、公文式の前に、幼児、
    > 低学年の親が子供の教育、つまるところ、育児の姿勢が問われる子供を
    > 持つ親にとっては、木全先生のような方は非常に興味深いです。2007年
    > 11月出版の『なぜか気持ちが楽になる子育ての本』も読んでいるところ
    > です。こちらは、公文色をほとんど出さずに、育児本の類に属します。
    > 木全先生は、子育て、育児と公文式、親の在り方を諭して頂けて、
    > すっかりファンになりました。


    そうですね。木全先生の本は良い本だと思います。私も一読でファンに
    なりました。おそらく木全先生の人格の成せる業なのだと思います。
    創始者公文公氏の出版した数々の書籍と異なり「毒がない」ので、
    一般受けすると「も」思います。現在の公文のような大企業のステージに
    なると、こういったメッセージでなければ、許されないという部分もあるの
    かも知れません。もっともっと公文は意思表示しなければいけないと思って
    ますけどね…。(笑)


    > 指導者いかんで、公文式を語られてしまうのは、ある意味、避けられない
    > のかもしれませんね。


    見えないモノは、認識しようがないですものね。指導者が運営する「多様」
    な公文が、「公文式」なのですよね。その「総体」を語ることは、実は
    「誰も出来ない」のかも知れないと思うことがあります。(笑)



    kara さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > 私は2年生の終わりも終わり、三学期になって公文を始めました。どの教材
    > から始めたのかは記憶にないのですが、数字を100まで書く事からだったの
    > で本当に初歩だったと思います。 最近の公文の使い方とは全く異なり、か
    > なり遅い開始ですね。効果が出始めたのは小学校5年生だったと記憶してい
    > ます。それまではほんとに劣等生。何をするのも遅く、非社交的、学校の
    > 成績も全体的に悪かったです。
    > 高学年以降は全国進度表にいつも名前が載っていたので、ある程度の進み方
    > はしていたようです。


    karaさんの公文式での学習の前後で、ブレークスルー(量質転化)が起こって
    いる事が、明確に判る記述をありがとうございます。この量質転化は公文式の
    「ちょうどの学習」とその継続が、可能にするモノだと思います。小学低学年
    時には、目立たなかった子が、ちょうどの学習を続けることで、「自信」を
    積み重ね自学自習によって、トップクラスの国立大学に進学するという公文式
    の成功例だと思います。また中学高校とお続けになったことも、きっと後の
    学習の大きな礎になっているだろうことも、お察しいたします。また、指導者
    の方とそのご主人様の協力が、とても良い教室の雰囲気を感じさせますね。

  4. 【908014】 投稿者: なる  (ID:6fAMqbUPYWM) 投稿日時:2008年 04月 21日 16:27

    えー、本日も「閑散とした」公文スレでございます。(笑)
    何も無いので、特別ゲストを招聘しております。今回はナント!
    本当の公文指導者の方、公文指導歴20年の公文指導者Pさんです!


    今回は、公文指導者Pさんのホームページを引用させていただきました。
    当然掲示板に引用されることを意図されていないので、かなり「過激」ですが、
    もう5年以上前の記事ですから、客観的な視点でお読みください。(笑)
    当然インターネット上に公開されている情報ですので、下記URLをたどって
    いただければ、情報ソースもご覧いただけますし、P先生の素晴らしいご意見
    を、生でご覧いただけます。わたしもツッコミたいところ「も」ありますが、
    さすが「本職」の自信はスゴイモノがありますし、一つ一つの説明が切れ味
    鋭く説得力があり、面白い!さすが、この道20年のプロは全然違います。(笑)


    また、この文章を敢えて引用させていただいている理由は、某Y掲示板の公文
    スレに関するコメントであることと、この公文指導者Pさんは、スゴイ先生で
    して、(当時)「教室の生徒さんの6割強が中高生で、毎年何人も国公立大へ
    進学しているという実績をお持ち」だということが、このスレに相応しいと
    「なる」が勝手に思ったからです。(笑)このぐらい公文も主張すれば、傍か
    ら見ている公文一般父母「なる」としては、「面白いのに」と思っています。
    それでは、以下引用です。



    ●公文から受験塾へ変える時期(某Y掲示板)
    この記事をお読みいただいている皆様の中にも既に直接ご覧になった方
    がいらっしゃるのではないかと思われますが、今(2002年?9/17現在)
    某Y掲示板の教育をテーマにした板で公文がいろいろと取り沙汰され
    ています。これは母親と思しき方から小3の我が子の受験を考えるに際して
    公文の進度がどの程度で受験塾へ切り替えるべきかを問う一通の書き込みに端
    を発し、私が見た時点では、それに対して38通の書き込みが続いていました。
    我々公文に日々関わっている者から見れば、「私の聞いた話では....」
    「私の知っているお子さんの場合....」と情報の大部分を伝聞に頼りながら、
    それでも「公文は...」と昂然と公文を論ずる様に、ア〜、これが公文に対
    する世評なのかと、些か腹立たしく、同時に我々、教室で指導に当たる者を始め、
    公文教育研究会本部の、公文を知って貰う活動が如何に不足しているかを改めて
    思い知らされた気がしました。


    ●進学塾、教科書塾の無意味さを知れ
    この小3のお子さんが大学を卒業して社会人として独り立ちするのは今から
    13年先のことになります。今でさえ、既に終身雇用制の存続が危ぶまれ、
    年功序列の賃金体系は崩れ去ろうとしています。まさに激動の時代を迎えよう
    としている今、この混沌の時に13年先を展望せよと言われても予測だにつか
    ないと言うのが正直な思いですが、少なくとも今日まで終身雇用や年功序列制
    を支えてきた学歴(学校歴)社会が崩壊して行くであろう事は疑う余地のない所
    であろうと思っています。そう言う時代を生きていかなければならない彼女にと
    って、進学塾へ通い、ぎゅうぎゅうに知識を詰め込まれた後、有名中学へ進学す
    ることに一体どんな意味があると言うのでしょうか。私ならこの母親の問い掛け
    にまずこう答えたいところです。


    ●6÷2の意味
    執拗に繰り返される論議のひとつに、「計算を練習する」その前に、「その計算
    方法の持つ意味を知る」事が大切であると言う主張がありました。導入時から
    「技術」を教え込むと「計算の意味」がわからないため、文章題(関数・図形等
    を含む)に極めて弱くなるとこの発言者は主張します。よくぞ飛躍したものだと
    仰天しますが、案外こんな風に思っていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
    一見関係なさそうですが、6÷2の意味について少し考えてみて下さい。分かり
    易い言い方をすると6÷2には二つの意味があります。ひとつは6を2個ずつの
    グループに分けると三つのグループとなり、もうひとつは6を二つのグループに
    分けるとそれぞれのグループは各々3個によって構成されると言うことです。
    これがわり算の意味なのですが、こうしたことを、まだ、わり算に触れたことの
    ない子に向かって話すことに何か意味をお感じになりますでしょうか。あるいは、
    この意味が理解できなければわり算を学ぶことができないとお考えでしょうか。
    恐らく大部分のお答えはNOであろうと思います。こうしたそれぞれの計算の持
    つ意味は実は、この発言者の主張とは逆に後から判ってくる、わり算が十分にで
    きるようになって、それもずっと後になって、初めて「あぁ、そうか!」とわか
    るものなのです。


    もう一例を挙げれば、皆さんがコンピュータを使ってネットサーフし、こうして
    ページを読んでいらっしゃる今とその以前のご自分とを比較した時、どちらの時
    点の方がより良くコンピュータを理解していましたか。コンピュータの購入前に
    人からいろいろ話を聞く、コンピュータ雑誌を買って来て記事を読む、でもイマ
    イチ理解できなかったことが実際にやってみると、「なんだ、こう言うことなの
    か」と疑問が氷解すると言った経験をされた方も多いのではないでしょうか。宮
    沢賢治のお兄さんがある雑誌の対談の中で「言葉の意味は後からついて来る」と
    話されていた記憶がありますが、概念というものは何等の手掛かりのないところ
    からは生成し得るものではないと言う意味であろうと私は解しています。


    こうした例にとどまらず、自分の廻りを見回したとき、スポーツ、音楽、手芸に
    運転、ありとあらゆるものが、実際に触れ、やってみて初めて100%わかる事
    ばかりなのです。野球理論をいくらたたき込んだところで野球は旨くはなりませ
    ん。学問だけが例外であって、学問だけは理論が先でなければならないと考える
    ことの方が一見尤もらしそうに見えて実は理屈に合わない考え方なのです。


    ●導入部分の説明がない?!
    もうひとつの的はずれな指摘は、「公文では導入部分での説明がない」と言うも
    のでした。これは、公文式が安直に教えないとする点を、言葉だけで自己流に解
    釈したか、故意のねじ曲げによるものであろうと考えられます。他のページでも
    触れているので詳しくは述べませんが、そもそも、勉強というものは習う(教え
    る)ものではないと私は考えています。とは言え、新たな学習項目の導入部分を
    何の説明も加えず、「さぁ、やりなさい」と渡してできるとしたら正に天才、そ
    んな子は一人としていよう筈がありません。では、それをどのようにして実現し
    ているのか、それこそが実は公文の神髄なのです。


    高校生の学習スタイルを想像してみて下さい。明日に備えて彼らは予習をします。
    自分の部屋だから家庭教師でも居ない限り教えてくれる人はそこには存在しませ
    ん。にもかかわらず彼らは予習をします、それも、まだ学習していない、明日習
    うであろう箇所をです。教えてくれる人のいない場所で彼らはどうやって新たな
    学習項目について学習するのでしょうか。そう、例題、例文を使って学習を進め
    ていきます。何がどうなっているのか、式と式の関係はどうであるのかを考え、
    これはこうなるんだという判断や推論を行い、そして、その推論が正しかったか
    否かを類題により検証し、間違っていれば再度、例題を見直すことで考え方の修
    正を行うという作業を繰り返すことになります。


    これが公文の導入部分の学習スタイルなのです。公文の教材プリントの導入部分
    には必ず適切な例題が配置され、これを子供達は学習することで理解を深めてい
    きます。ただ、先の高校生の学習と少し違うのは、教室には我々指導者が居るっ
    て事なのです。自力で其処へ到達できる子に対して我々は無用の手出しはしませ
    ん。これが教えないと言うことなのです。一方、堂々巡りをして自力では解決の
    糸口を見つけられない子に対しては、自力でたどり着けるようにヒントを与える
    というサポートを行います。このように、教えるのではなく、考えさせ自ら其処
    へ辿り着かせようとするのが公文なのです。同時に、単に教えるのではなく、生
    徒に考えさせ、サポートし、導いて行く事こそが我々や学校の教師の役割だと私
    は考えています。ここまで読んでいただければ「導入部分での説明がない」と言
    う指摘が如何に荒唐無稽な指摘であり、ためにする中傷であるかがお分かりのこ
    とと思います。


    ●文章題の役割
    文章題の学習から入らなければ計算の意味はつかめない等と何とも奇妙な発言を
    する人がいて、公文は計算だけだから文章題は解けないなどと訳の分からない結
    論へと話は展開していきます。しかし、計算力の公文と言う定評が独り歩きして
    いる現状の中では、公文をきちんとご存知ない方にとって、これはかなり説得力
    のある言葉として聞こえるのではないかと思います。そして、そこで頷いた皆さ
    んの頭の中でイメージされた計算力というのは、高校以降の数学で要求される代
    数計算力ではなく、算数レベルでの「足す、引く、掛ける、割る」と言った計算
    であったと思われます。残念なことに低学年の公文と言うイメージが定着してし
    まっている現状では、私の教室のように6割強が中高生で、毎年何人も国公立大
    へ進学していると声高に言ってみたところで、所詮、外部からは窺い知ることの
    できない、理解していいただくことの難しい事柄なのであろうと歯噛みする思い
    がします。


    少し話が逸れてしまいましたが、そもそも文章題は数学にとってどんな意味がある
    のでしょうか。その前に、数学を学ぶことが何故必要かを論ずる必要がありそうな
    ので、先にそちらに触れておくことにします。数学を学ぶことの目的は、大人にな
    って計算ができないと恥ずかしいから学ぶわけでも、計算ができないと困るからで
    もありません。数学を学ぶことの目的は物事の本質を論理的に捉える力や論理を駆
    使して推論や分析を行う力など、論理的な思考力とか数学的思考力と呼ばれるもの
    を養成することをその目的としています。ここで、本題に戻って、文章題とはそう
    した数学的思考力がどの程度備わったかをチェックするものとして機能するところ
    に、その存在意義があるといえます。であるからこそ試験で多用されるのです。数
    学力を測るには文章題を解かせてみるのが一番なのです。しかし、間違えてはなら
    ないのは、決して文章題を解くことによって数学力(論理的思考力)が高まるもの
    ではないと言う点です。計算問題を解くが如くに数十問の文章題を解法することが
    時間的、能力的に可能ならばそれは既に高い数学力を身につけていることの証左で
    すし、そうした数学力を何によって身につけたのかといえば、決して彼らは来る日
    も、来る日も文章題を解きつづけることによってではなく、計算を学ぶ過程におい
    て数学力を身につけたことは火を見るよりも明らかといえます。


    このように見てくると、公文は計算だけだ。だから、公文では文章題が解けない。
    こうした一見尤もらしい論議が完全に逆立ちしたものであることが御判りいただけ
    る事と思います。私がこうした論を展開するまでもなく、昨今の教育改革関連のTV
    番組や大学生の学力低下を報じる新聞、書籍等の中で大学教授や数学者などが計算
    力強化が数学力の鍵を握ると言った主張をしていますので既に皆様のお耳にも届い
    ていることと思います。


    ●最後に
    ここでは、「公文とは」を論じているわけではなく、Y掲示板の公文批判(中傷)に
    私的に反論を加えたものですので論じ尽くしえないものが残るのは些か心残りですが、
    そうした点に関しては今後の更新記事の中で触れていきたいと考えてお
    りますので、どうか今後にご期待ください。尚、今回の記事に関して此処でこのよう
    な反論をするのなら、掲示板上で反論を試みれば良いではないかとお感じになられた
    方も多いのではないかと推測されますが、ひとつは、掲示板上で対立意見がぶつかり
    合った場合往々にして感情論に走りやすく、その意味で泥仕合の愚は避けたいと判断
    した事、もう一点は、こうした私的なサイトでのそれではなく、Y(某有名サイト)
    された名指しの誹謗、中傷に対しては個人ではなく、公文教育研究会みずからがコメ
    ントを発表するなど適切に対処すべき筋のものだと判断したためなのです。


    ただ、反論を加えるなら時宜に叶わねば意味がないと考え、少なくとも私のページを
    ご訪問いただいた皆様に対してだけは私の考えをお伝えしておきたいと考えたわけです。
    この点に限らず、この記事に対して意見をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ゲスト
    ブックもしくはメールにてお考えをお聞かせ願えれば幸せと存じ上げます。お読みいた
    だきありがとうございました。


    http://ww5.tiki.ne.jp/~persona/kumon/2_13.html
    http://ww5.tiki.ne.jp/~persona/index.html
    http://ww5.tiki.ne.jp/~persona/kumon.html
    http://ww5.tiki.ne.jp/~persona/kyouiku.html

  5. 【908281】 投稿者: さくら  (ID:aq/gTAEbP/6) 投稿日時:2008年 04月 21日 22:25

    桜前線も、北上しておりますね。
    それに、伴いまして私花粉の所為か喘息なんてものになりまして
    最近、臥せっておりました。
    なんだか、臥せるなんて書くと、源氏物語なんぞで紫の上あたりが優雅に臥せっている図を
    想像しますが、所詮子だくさんの身の上・・・・
    居間のソファーの上で、子ども達に指示を出しつつ、トドのように寝ていただけです。

    さてさて、閑散としている所に公文指導者さんがゲストですか(笑)
    しかも、指導歴20年。そりゃ凄い。

    >「教室の生徒さんの6割強が中高生で、毎年何人も国公立大へ
    進学しているという実績をお持ち」

    そんな教室あるんですか???
    首都圏ではないような気がしますけど。
    とおもって、サイトを覗いたらやはり地方なんですね。しかもこの方男性か。

    パラパラ読ませていただきましたが、もの凄い勢いですね。
    切れ味いいけど、自分で自分の手も切っちゃいそうな人だわ。

    >そうした数学力を何によって身につけたのかといえば、決して彼らは来る日
    も、来る日も文章題を解きつづけることによってではなく、計算を学ぶ過程におい
    て数学力を身につけたことは火を見るよりも明らかといえます。

    うーーん、これよくわからん。
    計算力は計算力ですばらしいけど、数学力の一部にはなるけど
    火を見るよりも明らかな程、数学力と言えるのか??
    ここで、言う数学力はあくまで受験数学力なのでしょうかね。

    公文の意思表示はもっと必要でしょうね。
    指導者レベルではなく、公文本体としての意思表示が。
    ただ、なるさんが仰るように、この個性溢れる指導者達が伝達するから
    公文式があるのかもしれないですね。

  6. 【908655】 投稿者: なる  (ID:6fAMqbUPYWM) 投稿日時:2008年 04月 22日 11:36

    > 桜前線も、北上しておりますね。
    > それに、伴いまして私花粉の所為か喘息なんてものになりまして
    > 最近、臥せっておりました。


    桜前線ということは、東北エリアでしょうか(笑)
    喘息、それはいけませんねぇ。


    > なんだか、臥せるなんて書くと、源氏物語なんぞで紫の上あたりが
    > 優雅に臥せっている図を 想像しますが、所詮子だくさんの身の上・・・・
    > 居間のソファーの上で、子ども達に指示を出しつつ、トドのように
    > 寝ていただけです。


    居間のソファーに臥せる「桜の上」、現代美を感じさせる画ですねぇ。(笑)
    従順で利発な、三人のお子様に囲まれ何よりです。


    > さてさて、閑散としている所に公文指導者さんがゲストですか(笑)
    > しかも、指導歴20年。そりゃ凄い。


    間隙を突いて「過激なヤツを」と狙ってました。(笑)文字量が強烈に多い
    しかも公文だけのスレですから、皆様もう「おなかいっぱい」でしょう。
    スレの内容は、読み飛ばされているでしょうから、ちょっと極右的な
    (公文に漬かりきった)ご意見も、客観的に読んでいただけるかなぁと…。(笑)


    >「教室の生徒さんの6割強が中高生で、毎年何人も国公立大へ
    > 進学しているという実績をお持ち」


    > そんな教室あるんですか??? 首都圏ではないような気がしますけど。
    > とおもって、サイトを覗いたらやはり地方なんですね。しかもこの方男性か。
    > パラパラ読ませていただきましたが、もの凄い勢いですね。
    > 切れ味いいけど、自分で自分の手も切っちゃいそうな人だわ。


    あー、そんな教室もあるんだなーと公文の大きさに想いを馳せるわけです。
    山口県の下関あたりのようですねぇ。物凄い勢いで、論理が飛躍するところを
    今まで蓄積した公文式の知識で「埋め」ながら、読解するのがポイントですね。(笑)
    また国公立大とは、山口大学や下関市立大学や北九州市立大学や山口県立大学を
    当然含んだものだと思われますので、東京で言う国公立に何人もというお話とは
    ちょと意味が違うカモです。


    >そうした数学力を何によって身につけたのかといえば、決して彼らは来る日も、
    >来る日も文章題を解きつづけることによってではなく、計算を学ぶ過程におい
    >て数学力を身につけたことは火を見るよりも明らかといえます。


    > うーーん、これよくわからん。
    > 計算力は計算力ですばらしいけど、数学力の一部にはなるけど
    > 火を見るよりも明らかな程、数学力と言えるのか??
    > ここで、言う数学力はあくまで受験数学力なのでしょうかね。


    P先生のお話によれば「数学力=論理的思考力」は、計算によって培われると言って
    いるのでしょうか…。「彼らは来る日も、来る日も」の「彼ら」とは、国立大学に
    毎年何人も入学するP先生の教え子の一部を指しているのかも知れませんね。
    自分が教えている生徒のことは「火を見るより明らかに」お判りになるとおっしゃり
    たいのかなぁ。一番「肝心」なところを、「雑」に片付けているので「ツッコミ」
    たくなっちゃう。(笑)あまりにも「明らか」すぎて、P先生の「思考のスピード」に、
    P先生の「言葉」がついてこれない状況なのかもしれません。
    この部分は、凡夫 なる には、ついてけませんPセンセ。(笑)


    > 公文の意思表示はもっと必要でしょうね。 指導者レベルではなく、
    > 公文本体としての意思表示が。


    上記の部分は、論理の飛躍なく説明できる方がいらっしゃると思います。
    公文も大きな組織ですから…。(たぶん…笑)でも公文を代表して主張する人が、
    今不在なんだと思うわ…。
    公文公張りに「主張する人」がいたら、「面白いのに」と思います。(笑)


    > ただ、なるさんが仰るように、この個性溢れる指導者達が伝達するから
    > 公文式があるのかもしれないですね。


    平穏な公文スレですから、個性あふれる指導者の方々をお招きして
    熱く語っていただきます。(笑)それにしても 大スレ主『さくら』さま、
    スレの文脈を正確に理解した上で、期待どおりの「ツッコミ」を頂戴し
    誠にありがとうございました。(笑)

  7. 【909195】 投稿者: ういろう  (ID:VPesaFzmuLQ) 投稿日時:2008年 04月 23日 00:22

    皆様お久しぶりです。
    先週「嵐」のDVDが発売になりまして、しばらくネットから離れておりました(笑)。


    さてさて、karaさんの少女(少年?)時代の公文の環境を伺ってびっくり!私のことかと思うぐらい、似ています。塾も予備校もない田舎の公立高なのに、なぜか難関大学にたくさん合格者が出るところも。あの環境で育った身としては、今の首都圏の中学受験の過酷さは異常ですよね。
    体感的には、いわゆる「マーチ」に入ることより、偏差値60の私立中に入ることの方がよっぽど難しそうに思えるけど、でもそのレベルの一貫校からでも、全員が「マーチ」以上の大学に行けるわけではない。そう考えると首都圏の子たちって不思議です。小学校からあれだけ勉強して、なぜ??もし私の出身高校であれだけ(大手中学受験塾の子たちと同じ絶対量を)勉強したら、地方旧帝大ぐらい入れてしまいそうです。


    それから、私自身がお世話になった公文の先生も素晴らしい方でした。
    その教室の草創期ということもあってアットホーム。
    難しい単元で夜遅くなったときには、手作りのカレーをご馳走になったこともありました。
    教室は先生のご自宅でしたが、一流大学出身のご主人が同じくご自宅で専門職の事務所を開かれており、時間があるときにはよく教えていただきました。まるで寺子屋のように通うのが楽しく、公文だけでなく、定期テストの範囲もタダで。
    そのご主人はプロの家庭教師をされていた時期もあって、地域の開業医の跡取りさんたちを他県の有名私立一貫校に送り込んでおられました。今思えばなんとお得な公文教室だったことか!


    そんな良すぎるぐらいのイメージで、我が子も迷わず公文にいれたのですが、教室によってこうも違うのか!と思い知ることに。
    子どもが多い地域ですので、当然、公文も生徒数が多く、先生方は本当に忙しそうで、ピークの時間帯は殺気立っています。声をかけるのも順番待ち。一人の生徒とゆっくり話している暇など絶対なさそう。
    私の思い描いていた寺子屋のような教室とはまったく異なっていました。
    実は、長女が小学低学年の頃、本人の希望で英語も始めたのですが、すぐやめてしまいました。最後に先生に音読を聞いてもらわなければならないのですが、あまりに混雑していて声をかけられないと言うのです。先生の力量というより、「過密」に原因がありました。
    中学生になってまた一から英語教材を始めてからは、部活後の遅めの時間帯に行くので、先生ともゆっくり話せるようになったと言っています。スタッフに、駐在から戻られた高学歴の主婦の方が加わられて、勉強だけでなく、海外生活や学生時代の話もしてくださるそうで、娘も楽しみに通うようになりました。中学生ぐらいになると世間話も成り立ちますからね(笑)。


    ということで、私が実感していることは、やはり教育の原点は「人間対人間」で、それは公文のようなフランチャイズでも同じということ。
    勉強を教える技術や進度の管理も腕次第なのでしょうけど、何より、人間として慕える先生との血の通った交流があれば、子どもたちも楽しく通えて伸びていくのではないかと思います。

  8. 【911358】 投稿者: なる  (ID:6fAMqbUPYWM) 投稿日時:2008年 04月 25日 11:17

    > 皆様お久しぶりです。
    > 先週「嵐」のDVDが発売になりまして、しばらくネットから離れておりました(笑)。


    をっ!お久ぶりです。ういろうさま。
    SUMMER TOUR 2007 FINAL Time-コトバノチカラ-
    http://www.amazon.co.jp/dp/B0015NS5F8/
    DVD発売日: 2008/04/16 ですね。(笑)
    良いタイトルです。-コトバノチカラ-


    > さてさて、karaさんの少女(少年?)時代の公文の環境を伺ってびっくり!私のことか
    > と思うぐらい、似ています。塾も予備校もない田舎の公立高なのに、なぜか難関大学に
    > たくさん合格者が出るところも。


    環境的な部分が大きいかもしれませんね。地方とは言え地域によっては、教育熱心な
    親達が多い地域では、そういった状況がうまれるのでしょうね。名門公立高校の周辺
    は、住宅地価が高いとか…。このあたりの事情は昔から変わらないですね。


    > 体感的には、いわゆる「マーチ」に入ることより、偏差値60の私立中に入ることの
    > 方がよっぽど難しそうに思えるけど、でもそのレベルの一貫校からでも、全員が「マーチ」
    > 以上の大学に行けるわけではない。そう考えると首都圏の子たちって不思議です。


    そうですね。わたしもお話についていけるよう、中学入試をいろいろ検索して勉強してみま
    した。(笑)偏差値60以上の難関私立中は難しいですね。中学受験は体力や、時間等の問
    題もあって、大学受験とは異なる要素が多いと思います。ただ、中学入試時点で偏差値60
    以上あれば、ほぼマーチは確定でしょう。根拠としては、マーチの系列附属中学は偏差値
    60未満です。それ以上の大学を目指すからこそ、それ以上の中学に入学する訳で、ある意味
    マーチを辞退しての中学入学ですから…。


    明大明治59 2/2M
    青山学院57 2/2M
    立教池袋56 2/2M
    2010年4月中央大学附属中学校開設予定
    法政大学53 2/1M


    日能研 予想R4 <2008年> 2007年最終版男子
    http://www.nichinoken.co.jp/singaku/nyusi/r4yosou/2008/pdf/r40812_2m[削除しました]


    > それから、私自身がお世話になった公文の先生も素晴らしい方でした。
    > その教室の草創期ということもあってアットホーム。
    > 難しい単元で夜遅くなったときには、手作りのカレーをご馳走になったことも
    > ありました。 教室は先生のご自宅でしたが、一流大学出身のご主人が同じく
    > ご自宅で専門職の事務所を開かれており、時間があるときにはよく教えていた
    > だきました。まるで寺子屋のように通うのが楽しく、公文だけでなく、定期テ
    > ストの範囲もタダで。 そのご主人はプロの家庭教師をされていた時期もあって、
    > 地域の開業医の跡取りさんたちを他県の有名私立一貫校に送り込んでおられました。
    > 今思えばなんとお得な公文教室だったことか!


    ホントにお得ですね。(笑)月謝は同じなのに、ご縁ですねぇ。


    > そんな良すぎるぐらいのイメージで、我が子も迷わず公文にいれたのですが、
    > 教室によってこうも違うのか!と思い知ることに。 子どもが多い地域ですので、
    > 当然、公文も生徒数が多く、先生方は本当に忙しそうで、ピークの時間帯は殺気
    > 立っています。声をかけるのも順番待ち。一人の生徒とゆっくり話している暇など
    > 絶対なさそう。 私の思い描いていた寺子屋のような教室とはまったく異なってい
    > ました。 実は、長女が小学低学年の頃、本人の希望で英語も始めたのですが、
    > すぐやめてしまいました。最後に先生に音読を聞いてもらわなければならないの
    > ですが、あまりに混雑していて声をかけられないと言うのです。先生の力量とい
    > うより、「過密」に原因がありました。 中学生になってまた一から英語教材を
    > 始めてからは、部活後の遅めの時間帯に行くので、先生ともゆっくり話せるよう
    > になったと言っています。スタッフに、駐在から戻られた高学歴の主婦の方が加
    > わられて、勉強だけでなく、海外生活や学生時代の話もしてくださるそうで、娘も
    > 楽しみに通うようになりました。中学生ぐらいになると世間話も成り立ちますからね(笑)。


    良い教室も、いつまでもその質を維持できるとは、限らないということですね。
    指導者の他の指導者・アシスタントへの指導力が問われているということでしょうか…。
    生徒数が多くても、充実した指導が出来る教室も、以前の書き込みにありました
    ものね。


    > ということで、私が実感していることは、やはり教育の原点は「人間対人間」で、
    > それは公文のようなフランチャイズでも同じということ。
    > 勉強を教える技術や進度の管理も腕次第なのでしょうけど、何より、人間として
    > 慕える先生との血の通った交流があれば、子どもたちも楽しく通えて伸びていく
    > のではないかと思います。


    指導者と生徒の関わり方を充実させるための「親」のあり方が問われているのかも
    知れませんね。月謝を払っているからといって「お客意識」では、得られないモノ
    が、あるのかもです。

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