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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2170727】 投稿者: しろくま  (ID:GYQKmjhTmm.) 投稿日時:2011年 06月 17日 21:14

    「小学4年の親です」さま

     レスがたいへん遅れて申し訳ありません。知人たちが、何十年かぶりに釣りに誘ってくれたのですが、あいにくの天気で宿に足止めになってしまい、帰宅が遅れてしまいました。釣りは楽しめませんでしたが、料理と温泉はいただけました。
     たいへんご無礼いたしました。

     さて、「しろくま様」さまへの回答を参考にしてもらうとして、残りの細部、とくに国語に関してなのですが…

    ① まず、短い文章を選択する。目安としては、新聞のコラム以上、社説未満でかまいません。

    ② かんたんな文章を選択する。これは当該学年の小4にこだわる必要はありません。小3に立ち返って可です。

    ③ 「ブロック読み」をとりいれます。指でなぞるとちょっと視点が狭くなりすぎ、読むときの疲労「感」が増します。形式段落一段落だけを残して後ろを下敷きか何かで隠しながら読んでいく、という方法を取り入れてみてくださぃ。

    ④ インプットよりもアウトプットに傾斜してみる。

     おっしゃるように小4までは、短文作成などに時間をかけたほうがよい場合があります。もちろん、「読み」が大切なことはわかるのですが、「書く」と「読む」には深いかかわりがあるんです。たとえば、漢字の書き取りをしていても、その漢字を用いた短文を、つまり、例文を考えさせる、というようなことをちょっとずつ挟んでいくのです。むろん、ことわざや慣用句もOKです。
     また、読解でやっている文章で、「本人にとって」難しい単語や表現が出てきた場合は、

     「この意味わかるかな?」 1・2・3秒、お母さんの心の中でカウントして、回答がなければサッと答えを教えてやってください。で、また、
     「この表現使って何か短文作れる?」 1・2・3・4・5秒、というように今度は少し長いめに心の中でカウントして、回答がなければ、例えばね、と、お母さんが何か「口で」1つ言うてやってください。そのときは、顔をみつめて、で、1・2・3・4・5秒ほどまた心の中でカウントして、「他にはね、う~んと、こんなのもあるわよ」と、今度は、ノートに実際に声を出しながら書いてみせてくださぃ。「どう? 何か例文つくれるかな?」と、今度は少し長く考えさせて、出てこなければ、もう、それもお母さんが考えて出してやってください。
     ちょっとボケで変な文章にしてやって、お子さんが、そりゃへんだよ、みたいなツッコミを引き出していっしょに考えていく、というようなことも組み入れることができればもう完璧…

     小4の段階では、1文章1設問、というのがもっとも有効に働きます。じっくり時間をかけてその1問を考えさせる、という方法でよいのです。とくに集中力に欠けたり、イマイチ国語が好きになれない子に、やれ時間内に読めだの、問題演習だの、そうしてこのテストでは何点で順位がどーの、と、せまる必要などはまったく無いんです。
     「わかる」から「できる」という移行が最終的には大切ですが、小4まではむしろ「できる」より「わかる」にポイントをおいてほしいのです。
     結果として、自分で答えをひっぱりだせなくても、解説されて「わかった」ならばそれでOK。なかなかわからないものに関しては「模範解答からの逆流法」でどんどん進めていけばよいのです。

     とくに「塾無し」の国語学習の最大のメリット、「その子に合った量と速度で考えていくことができる」という部分を活用しなければ塾無しの意味はありません。
     
     素材も、物語文の場合は、

    1.「わたし」型はできるだけ避ける
    2.「少年」が主人公のものを選択する
    3.小5になれば外国文学のものがあればそれから選択する

     という基準で探されても可能です。

     1と2に関しては、理由はだいたい察しがついてもらえると思います。3に関しては、外国文学のもののほうが心情がストレートに表現されていて子ども向きなんです。日本の少年向けの物語文というのは、じつはけっこう世界的にレベルが高いとされていて、児童教育の中でも世界的にはわりと高質な素材とされています。
     英語に翻訳しにくい心情や場面って、けっこーあるんですよ。その点、外国文学はテーマもハッキリしているし、心情の変化もシンプルでわかりやすい…
     関西の女子中では、物語文によく外国文学が採用されますが、ちゃんと理由があるんですよね。

     さらにお子さんの目下の固有の問題として

     「記述問題が白紙になる」「設問を理解していない」「根拠のないいいかげんな記号選択をする」

     の3つをあげておられますが、よーくお考えください。前から申していますように、そもそも中学受験で「国語」のテストをするのは無理があるんです。

     「記述の仕方どころか意味すらわからない」
     「何を問われてどう答えていいかすらわからない」
     「選択肢を選ぶには意味が必要だ、ということすらわからない」

     のが、ふつーなんですよ。それぞれいちいち説明しなければ、そうしてこれはこういうものなのだ、と、認識させなくてはそんなにかんたんにわからないのですよ。

     設問の意味がわからなければ、最初は親がかみください、これはこういうことをたずねているのよ、と、言うてやってもよいのです。それを続けていくうちに「ああ、こういう場合はこう答えるんだな」とわかるんです。
     選択肢を決めるにはちゃんと理由が必要なんだよ、たとえばこれはね、と、「ちがう理由」を説明してやればよいのです。

     よーするに「模範解答からの逆流法」のさらにその前の段階。正しいものを選べ、という設問があったとすると、最初からこれとこれは違うんよ、なぜならね、こうこうこういう理由だよ、と、ちがう理由を説明します。そうして、これが正しいのだけれど、なぜかわかるかな? と、もちこんでください。

     たいていの子どもは選択問題なんか、「根拠無く」これだ、とかやっちゃいますよ。

     おっしゃるよーに「勉強が進んでいるかどうかの目安」は、もちろん、塾の、とくに志望校に一定以上の実績を毎年だしている塾のものを受験させるのがよいわけですが、国語の場合は

     「順位にこだわらない」「偏差値にこだわらない」「どこができているかにこだわる」

     という3原則をお忘れなく。とくに「できている」部分をよーくみてください。今の段階で、どういう問題なら、どういう文章ならテストで読めるのかを探し出し、そのジャンルの文章をたくさん探して読ませる、あるいは問題集などもそういうものを選んでさせるんです。「できない問題」「読めない文章」を小4段階でやらせすぎると、イッパツで国語が嫌いになって、苦手意識が「刷り込まれて」しまいます。小4段階にかかわらず、国語学習で親子バトルになってしまう最大の理由はここなんですよね… 親が子どものためによかれとおもって、苦手分野を克服させようとする部分が、国語をますます苦手にする場合があるんですよ。
     早期の国語学習の最大の欠点は、「できない体験も早期に経験させてしまう」ということなんです。

     おっしゃるように「平均」であればよし、で、よいのですが…

     「平均」ということは、みんながやっていることをしている、ということの証拠です。
     「平均以下」ということは、みんながやっていることをしていない、ということの証拠です。
     「平均以上」ということは、みんながやっていること以外に何かできている、ということの証拠です。

     平均だと、その塾でみんながしていることはしているんだな、が、わかります。平均ない、ということは、その塾でみんながしていることのうち、何かが抜けている、ということです。
     それは何だろう、と、調べていくと、「次」のすべきことが浮かび上がります。

     塾に「たよる」と失敗します。塾は「利用する」もの。主体的に活用していく意識をもってください。

     何か追加質問があればどうぞ。

  2. 【2170745】 投稿者: しろくま  (ID:GYQKmjhTmm.) 投稿日時:2011年 06月 17日 21:35

    「うれいの母」さま

     「小学4年の親です」さまへの回答の一部でも申しましたが、

     「わかる問題」にとりくませる

     というところから参りましょうよ。できないところを何とかしてやろう、と、当然、親は考えます。しかし、「できない問題」でも、「今できなくてもいずれできるようになる問題」というのは明確に存在しているのも確かなんです。「今でなくてはならないもの」と「今でなくてもよいもの」はしっかりと精査したうえで、「今でなければならないもの」ですら後まわしにして、とにかくまずは「好きな分野」「得意な教科」にしぼったところから入る、というのが「自分のやり方に固執する子」に対する第1段階の入り方です。

     お子さんは「わからない自分」が嫌い、「わからない自分」に困る、というタイプなんです。

     自分のやり方に固執するタイプの子は、誰かに教えさせる、ということも織り込めばよいのです。

     いっぱんに、女子は、中学2年くらいで「自分のスタイル」にこだわって成績不振になる、という子が出現します。そんなときには、まわりに友人がいて、自分よりその教科ができない子に「教える」という経験をさせると、自分のスタイルにこだわらずに新しい解き方などに気が付くようになるんです。自分のスタイルにこだわる子というのは案外、他人にものを教えたり世話をやいたりが好きなタイプである場合が多く、「わたしわからない」「わたしできない」「あなた、そんなのできるの?」と言われると友人に言われると、けっこうその子に教える作業を通じて自分が成長できるんです。

     小学生でも、そういう傾向を持つ子は、「発表型」の学習を取り入れてみてください。極端にいえば、その問題の解き方を「授業」させるんです。
     「あなたのやり方教えてよっ」から入って、途中でこちらから色々質問するんです。

     「解くために問題を考える」から「説くために問題を考える」

     という思考転換ができると理解も深まります。そういう発表型の学習も折り込んでみてはどうでしょうか?

  3. 【2170754】 投稿者: 小学4年の親です  (ID:Jx2T9KEJYk6) 投稿日時:2011年 06月 17日 21:42

    しろくまさま

    アドバイスありがとうございます。
    お忙しい中、勝手なお願いをして申し訳ございません。
    回答いただいた内容を夫婦でよく理解した上で改めてお返事させていただきます。

    取り急ぎお礼を申し上げます。

  4. 【2170914】 投稿者: しろくま  (ID:GYQKmjhTmm.) 投稿日時:2011年 06月 17日 23:41

    「困っています」さま

     6月、7月の模試は、それこそ「夏休み」のすべき教科・分野を浮かび上がらせるためのものとわりきってもらって、むしろ「大きく失点しているもの」が発見されたことを「得した」とお考えくださいな。

    1.国語に関して

     へんな話ですが、もうこの時期になりますと、「模試」はどういう問題で失点をしているかを判定するものと考え、あまり模試で点数がとれることに気を回しすぎないようにしなくてはなりません。とくに女子は「模試で点数がとれる子」に育ちやすく、塾でのクラスや模試で得点できるから「できる」と思いこんでしまい(本人も保護者も)、かんじんの志望校の問題で得点できずに不合格となってしまう、という場合が少なからずあるんです。

     この時期から、自分の志望校の「形式」を意識してください。たとえばお通いの塾の模試の「漢字の書き取り」は、文中型ですか? 独立型ですか? あんがい、模試は、「漢字のできぐあい」のみを分析したいがために、独立型にしているケースが多く、志望校の書き取りが、文中型であったりすると、時間のレイアウトを間違えてしまって本番に力を出しにくくなる、という場合もあります。志望校の書き取りが文中型の場合は、むしろふだんの模試は、「読解」から入っていく、ということをするほうが「訓練」になります。
     で、自分の得意なほうを「先に」していく… 女の子の場合は、「自信があると安心がある」の原則があります。もちろんそれが油断になる場合もあるのですが、国語の場合はそんなに大きなブレは出ません。説明文から先に解かせてやってください。
     さっさと本人が得点できるものをしっかりと取り組ませてやる、というのが女子の場合の模試への取り組みです。

     ただ、今後、説明文のレベルはやや高くなる可能性があり、9月や10月あたりの模試の文章では「読み切れない」という現象が起こる可能性があります。
     ですから、夏休みはやや文章レベルの高いものにも慣れさせておいてもよいでしょう。

    2.算数に関して

     お話の部分は、男子と女子で「差」が出る部分です。「手がおそい」というのはわりと仕方がない部分でもあります。お通いの塾が、とくに男子の難関校を実績にしている塾ですと、小6くらいでがくっと失点するようになるのが算数です。
     ここは実際の志望校の算数とよく対照して、そしてまた塾の先生と相談なされて、志望校の算数にとって必要な部分、必要でない部分をしっかりと分類してもらうことが肝要です。
     女子中の場合、あんがい第1問が模試のように計算問題ではない場合があります。問題数も多くなく、「時間に追われた」学習をしなくても十分対応できる学校もあるんです。
     前から申していますように、スピードをあげる訓練は、同時にミスをする訓練もしてしまう場合が多く、ここは時間制限をした学習に注意が必要です。

    (1)ゆっくり計算練習

     計算を、本人のペースで、しかもじっくり丁寧に、でも数をたくさん解かせ、頭の中でできるから、と、思う部分もしっかりと書いて痕跡を残すことをしてください。ミスを減らす訓練は、実はスピードではなく、じっくり正確に解く、ということをたくさんする、というのがよいのです。

    (2)主観的時間制限

     これは、たびたびしろくまが提案している方法です。これは「この問題を○○分で解きなさい」ではなく、「この問題、何分かかるが時間を計ってみるね」という方法です。自分の計算最適速度を理解する、というもので、無理なく焦らせることなく一定のレベル、速度を速める、という方法です。

    (3)客観的時間制限

     これは、ふつーに、この問題を何分で解きなさい、という方法ですが、これは(1)(2)をやった後、易問流しのときに採用してください。

     また、塾の模試の「大問2演習」というのを夏休み前に取り入れてください。おそらく塾の模試は大問1は計算問題、大問2が1行あるいは2行の文章題で、空欄に数字を入れるような形式だと思うんです。
     それを小5のものから集めて、これらを(2)の主観的時間制限で、まず復習させていってください。とくに「速さ」の問題は念入りに、そうして意識的にやらせてください。

    3.社会に関して

     ここはまずざっくりとしたメタ認知をしましょうか。

    A 地理と歴史ではどちらが得意ですか?
    B 地理ではどのような分野が得意で苦手ですか?

     歴史はもう出題されていますよね? 塾で習っている範囲より、少し前の時代で出題されるのがふつうです。すくなくとも塾で習った範囲の「人物」と「文化」は優先的に整理させていきましょう。
     ここは「古典的」な学習が有効ですよ。単語帳のようなものを作成し、表書にかんたんな問い、裏に人物名、にしてしまいます。ポイントは、「逆」ができること。人物名をみて、その業績が説明できる、といようにしておくと「得点に結びつけやすい」記憶ができます。

     今回、47、の理由がわかりますか? 社会は偏差値ではなく素点でみるほうがよいですよ。素点でどの分野を失点しているか、ということを把握しなくてはいけません。

    4.理科に関して

     さては、もう小6の「燃焼」や「水溶液」、それから「電気系」の難問が、がっつりと出題されていますね? おまけに小5のときにはできていた分野は復習をしなかったから忘れている、というダブルパンチをくらったのではないでしょうか?

     「この分野はできている」だから「苦手をやる」ということを女の子はよくします。「できている」からやらないためにその分野の難問でコケて、苦手をやっても思ったほど結果が出なくてコケて… という失敗になった可能性が高いと思います。
     小5のときに得意だった分野はありますか? あるいは、「この分野は好き」とか「この分野はマシ」とか、本人に自己申告させてください。おそらく今回、その分野で失敗しているような気がします。
     また、これは算数同様、志望校の理科とよく対照してみてください。理科の先生に質問して、模試の「ああ、これはできていなくてもよいですよ」という問題をしっかり教えてもらってください。

     申しましたように「模試」は何のために受けているのか、という原点をお考えください。

     模試で得点が出ないと不安になったり自信をなくしたりしますが、「できないところ」をみつけるのが模試の「三大意義」の1つですよ。そうして女子の場合は「できない問題」のうち

    A 「志望校にとってできなくてもよい問題」
    B 「いまできなくてもよい問題」
    C 「いまできなくてはならない問題」

     に、三分類し、Bは夏休みに先送り、Cは夏休みまでにやる、ということでよいのです。10月の模試で「形」ができる計画でいけばよいのですよ。

     何か追加質問があればどうぞ。

  5. 【2170950】 投稿者: しろくま  (ID:GYQKmjhTmm.) 投稿日時:2011年 06月 18日 00:22

    「くまこ」さま

     雨風は、西から東に参りますからね。こちらは雨は小降り、というか、もう降っていませんね。横浜在住なのですね。以前に鎌倉を散策しました。ちょっと困ったことがあったのですが、北鎌倉女子?でしたか、そこの高校生にずいぶんと親切にしてもらって、明日は横浜の中華街に行くと申しましたところ、杏仁豆腐のソフトクリームがおいしいお店がある、と、紹介されて是非行ってくださいと言われました。

     ずいぶんと余計な話をしてしまいました。すいません。

     小5ですと、「他にいろいろな興味」がある場合、そういう現象をみせますよ。二極化するんです。何か趣味がある、すると好きな教科はその趣味と同じような調子で勉強するが、乗り気でない教科は、まるでそのエネルギー消費の反動のように、まったく逆の「反応」をみせます。
     しろくまの教え子で、プラモデル大好き少年がいました。緻密に組み立ててラッカーまで塗って、びっくりするほど丁寧に仕上げるんですよ。同じように理科は、もう、丁寧に丁寧に、しろくまの友人が好きな口癖、「きちっと」が完璧にできている…
     ところが、算数がめちゃくちゃ雑だったんですよね~

     そういうアンバランスはよく男の子が示します。でも、これは同時に、大きく成長する前兆である場合も多いのです。

     三日坊主でもよいじゃないですか。三日坊主も100回やれば一年連続したことになります。

     高校入試と中学入試は、目的も取り組みも、まっったく異質のものです。計画は根本的に変えなくてはならなくなりますから、何も今から中学受験をあきらめる必要などありませんよ。

     「~ねばならない」とせまりすぎると、「めんどくさい」病が始まりやすくなります。毎朝することを固定して決めるのではなく、できるだけ、こちらも、ゆるーーーく、

     「これとこれ、どっちする? あ、これでもいいかな? 楽なほうでよいよ」

     と、言うてやるんですよ。「楽なほうでいいよ」という言葉をつけてやると、もちろん楽なほうをします。でも、おもしろいもので、分野や教科によると、「いや、ちょっと今日はこれするわっ」と、重量級のものに手を出すときがあるんですよね。男の子は、その点、おもしろいんですよ。「あんたにまかせるよ」と決定権をゆだねると、ちょっと気ひきしまって前向きに取り組んでくれる場合があります。
     そういう「選択」方式を取り入れると、少しは改善する場合もあります。

     また、夏休みの講習など、ふだんより長い期間「塾友」に接すると、その影響を受けるのも男の子です。「え、これはおれもやらないといけないな」と、ハッと気が付くのもまた男の子です。環境の変化と同時に対応も変化させると、うまく勢いをつけられます。

     何か追加質問があればどうぞ。 

  6. 【2171697】 投稿者: くまこ  (ID:t3QNEpuixVY) 投稿日時:2011年 06月 18日 18:39

    しろくま様

    「漢字書けないといけない!」「計算できないといけない!」
    そのまま、言ってます…
    今日からやめます。
    息子に選ばせるような言い方に改めます…

    三日坊主が100回… 仰るとおりです、私の頭がガチガチですよね、考え方を変えなければならないのは、私のほうです…


    たった今、息子に、「明日テストだよね~、楽なほうでいいから、復習しといたら~?」と声をかけたところ、「めんどくせー」といいませんでした!

    「じゃあ、理科やってから、算数でも見とくか」って言ってます!

    すごい~!!!

    しろくまさま、ありがとうございます!
    この調子で夏を迎えたく思います。
    申し訳ありませんが、また、悩みの沼にはまってしまったときには、聞いてください。

    鎌倉…いいところですよね、この季節はまた格別…私は以前、おいしいコーヒーを入れてくれるお気に入りのお店が鎌倉にありまして、若いころよく通ったものです。カップを選ばせてくれるこじんまりしたお店なんです。あ~場所どこでしたっけ???
    しろくまさまは、コーヒーお好きですか?日本茶かしら?
    ぜひ、ご一緒したいですね~!

    すみません、関係のない話を…  ありがとうございました、また、よろしくお願いいたします。

  7. 【2172287】 投稿者: 困っています。  (ID:KpKvMuL60kk) 投稿日時:2011年 06月 19日 01:28

    しろくまさま

    お忙しいところ、早々にお返事いただきまして有難うございます。

    今まで本人任せだったのと、最難関を目指すわけではないし・・・と
    親である私自身も呑気にかまえておりました。が、今回成績が下がった
    ことだけをクローズアップしてしまい・・・
    お恥ずかしい限りです。

    夏休みのすべき教科・分野を明確にするということなのですね。今後
    肝に銘じていきたいと思います。

    国語に関して・・・
     塾の漢字は独立型です。今後は志望校の形式を確認していきたいと思います。
    子供にも、説明文から解いてもいいことを伝えてみます。

    算数に関して・・・
     通っている塾は、まさに男子のT学園・N学園などの最難関・難関校を
    実績にしている塾です。

     スピードを上げる訓練は同時にミスをする訓練をしているようなもの
    なのですね。 仰るように、最近模試でも簡単な計算ミスが増えています
    まずは、ゆっくり計算練習・主観的時間制限ですね。早速、実行します。

    社会は、地理のほうが、若干得意だと思います。偏差値に惑わされること
    なく、どの分野で失点が多いのか確認します。
    歴史については、単語帳、早速作ってみますね。

    理科なのですが・・・
     しろくまさま・・・は、我が子のことご存知?(笑!)と思ってしまいました。
    そうなんです。星・天体の分野は得意だったのですが、出来ると本人は思い込み、結局得点につながっていません。
    そして、苦手なところをしても結局点数には結びつかず・・・その通りなんです。

    今後は志望校の傾向を先生に確認しながら、すすめていきたいと思います

    本当に、有難うございました。
    勇気を出してご相談させていただいて良かったです。
    親である私自身が焦らず、今やるべきことを少しずつ、子供と一緒に
    前向きに頑張って行きたいと思います。

  8. 【2173187】 投稿者: 小学4年の親です  (ID:Jx2T9KEJYk6) 投稿日時:2011年 06月 19日 22:55

    しろくまさま
    お忙しい中回答いただき、その返信が遅れまして申し訳ありません。

    塾ナシで受験というのは、リスクを覚悟の上で、
    しっかりと計画しなければいけない事を再認識いたしました。

    今まで塾アリの3ヶ月で
    塾にいくだけでは成績が伸びないという
    という事がわかりました。

    なので、塾ナシの3ヶ月(今年の8月末)でどのようになるのか
    確かめてから、塾の有り無しを再度検討したいと考えています。

    今は国語に抵抗を持たないようにしようと、
    今更ですが、本を読み聞かせたり、わくわく文庫という
    パソコンで読書、本人黙読、その後感想を書くというものに
    通わせています。本人が興味のある本を読むことには抵抗は無いようです。

    「生活管理」をともなうリクリエーションは、確かに必要ですね。

    しかし食事、睡眠時間と起床時間の生活習慣付けがうまくいってません。
    塾ナシにし始めてから、6:20起床と1時間の勉強を計画していたのですが
    習い事から帰る時間が21:30の為、それから軽い食事、風呂、就寝前の漢字の暗記を
    させようとすると22:30になってしまう場合もあり、朝が起きれなくなるという
    悪循環になってしまっています。
    習い事がストレス発散になっているようなので、
    習い事をやめて勉強に専念させると逆効果になる気がしてそれに踏み切れません。

    「塾がすること」のうち、
    「ひっぱる」部分は確かに家庭で難しい部分で、
    苦手な国語については、バトルの火種になり続けています。

    「競争する」については、子供にこだわりがないので
    おそらく競争しても順位がどうであれ、子供自身が満足すると思われます。
    塾にいた時も、今回~位でした、以上。みたいな感じでした。

    習い事でも優勝することにこだわりが無く、毎回結果の順位に満足して
    上を目指す気が全く無いようです。
    闘争心を出して欲しいですが・・・
    ただ、いついつまでに模試で何位をめざそう、
    ○○で××点とれるようにしよう、と、めざす「形」の設定は
    これからしようと思います。

    「1教科4種4冊以上」についてですが、
    現在、算数は平均、国語は平均以下、理科は平均以上の成績ですが、
    4年生で使用する参考書A、B、問題集A、Bのおすすめを教えていただければ幸いです。

    私が考えたのは、
    国語 参A 力の5000題 問A 全国標準テスト国語読解力(4年 国語 標準というキーワードで見つけたものです。)
    なのですが、それで適切かどうか教えて頂きたいのと、
    参B、問Bについては、おそらくAのレベルができていない状態で、Bを買う必要はありますでしょうか。

    算数、理科 いままで使用していた日能研のテキスト・問題集を
    使い、問題が出てきた時に再度教えていただきたいと考えております。

    私への回答部分でわからないことがあったので再質問させて下さい。

    >①② まず、短く、簡単な文章を選択する。
    新聞のコラム(600字前後)以上、社説未満(1000字前後)で、
    どこから文章を引っ張ってくればよいでしょうか。
    紹介していただいた、力の5000題などでしょうか。
    しろくまさんが良く言っておられる「電話帳」からでしょうか。

    >③ 「ブロック読み」をとりいれます。
    指でなぞるとちょっと視点が狭くなりすぎ、読むときの疲労「感」が増します。
    形式段落一段落だけを残して後ろを下敷きか何かで隠しながら読んでいく、
    という方法を取り入れてみてくださぃ。
    これは、親音読、子黙読、且つ形式段落一段落だけを見させる
    (指でなぞる必要は無い)という認識で構わないでしょうか。

    >④ インプットよりもアウトプットに傾斜してみる。

    以前しろくまさんが言っておられた、
    旺文社の『小学漢字1006字の正しい書き方』を1日1つ選び、
    その字の入っている好きな熟語を3つくらい任意で選ばせ、短文をつくらせる
    ような事が良いと言うことでしょうか。

    今まで以下の漢字暗記方法を試用していました。
    4年で習う漢字を1週間に70個リストアップして、10分間で
    読み、部首、例文を素早く読ませ、1日に朝昼晩3回繰り返し
    1週間の最後に定着しているかテストし、間違っていれば
    その漢字のみ覚えなおさせるということをしていましたが、
    あまり定着しませんでした。
    今考えるとアウトプットの量が絶対的に不足している方法だと思います。

    ①②の文章で、「本人にとって」難しい単語や表現が出てきた場合は、
    例文を親子一緒に考えてみるのも必要ということですね。

     小4の段階では、1文章1設問、というのがもっとも有効に働きます。
    とのことですが、大抵国語の問題は1文章に対して、複数の設問があると
    思います。この際の1設問の選び方は、どうするのが適切でしょうか。
     
    物語文の場合文章選びの説明ありがとうございます。
    これも、 しろくまさんが良く言っておられる「電話帳」からでしょうか。

    設問が理解できない場合の説明は不足していたかもしれないので
    もう少し噛み砕いて伝えようと思います。

    >それを続けていくうちに「ああ、こういう場合はこう答えるんだな」とわかるんです。
    >選択肢を決めるにはちゃんと理由が必要なんだよ、
    >たとえばこれはね、と、「ちがう理由」を説明してやればよいのです。

    「模範解答からの逆流法」のさらにその前の段階
    の選択問題の、間違い選択肢の違う理由の説明もしようと思います。


    出来ない問題の把握をしようとしていましたが、逆にできる問題の把握
    及び繰り返しで苦手意識を無くすことが必要だということですね。
    今まで全く把握していませんでした。

    先日、塾を止めてから初めて浜学園の学力診断オープンテストいうものを
    受けてきました。塾外生向けでレベルは低めのテストだと思います。

    今までは国語の問題用紙はほぼ白紙だったのですが、
    「指示語」に線を引きながら文章を読んだ形跡があったので、
    しろくまさんのアドバイスが少しづつ定着しているのかなと思っています。
    結果が10日後くらいに返ってくるので、分析して今後の勉強に繋げて行こうと思います。

    3ヶ月の塾アリで、塾に「たよる」ようにしてしまい失敗でした。
    今後塾に再度通わせるかどうかは考え中ですが、
    少なくとも国語に関しては親が教えることが難しいと感じています。
    もし再度塾に通う場合は、「利用する」ように心がけます。

    しろくまさんのアドバイスを取り入れて、良い方向に向うことができればと考えております。
    見ず知らずの者に色々アドバイスをしてくださりありがとうございました。

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