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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2186826】 投稿者: しろくま  (ID:lnoQyoCYvgo) 投稿日時:2011年 06月 30日 21:28

    「ふらふらこ」さま

     レスが遅れて申し訳ありません。「ファイト」さまの直後に朝のうちに書き込みしようとしたのですが、エクスプローラーの調子が悪くてすぐに投稿できませんでした。すいません。

     「授業についていけていないようです」

     と、ありますが、ちょっと本人にとって嫌いな、あるいは苦手に思う単元が連続しているのではないでしょうか。

     小3から小4、小4から小5にはそれぞれ「壁」があります。なんなく乗り越える場合もありますが、ひっかかってしまう場合もあります。

     前にも申しましたが、大手塾と個別・中小塾のおおざっぱな相違点は

    ☆ 個別・中小塾は、塾が子どもに合わせる
    ☆ 大手塾は、子どもが塾に合わせる

     ということになります。個別や中小は子どものペースに合わせてくれますし、苦手な単元は長~く設定して得意な分野は深く調節してくれます。
     大手の場合は、計画がきっちりとされていて、淡々と前に進んでいきます。小テストもしっかりと規格されていて、復習のしやすい素材にもなっていきます。とりのこされる子もいるでしょうし、理解の個人差が出てしまう… が、しかし、だから能力別クラス編成にしています。同じ能力の子が1つのクラスに集められている。子どものほうが塾に合わせる、というわけです。

     さてさて、小4から小5への移行に際して、まぁ、変な言い方ですが、小4で「できていた」と思って、実は「疎かにしていた」ところで、まるで時限爆弾のようにこの時期に出てくるマイナス部分は

     「除法」

     です。(被除数)=(除数)×(商)+(余り)という式がしっかりと理解できているからこそ、その次に出てくる「小数」の意味が理解できます。小4では加法と減法ですが、小5は小数の除法と乗法が出てきます。その上で分数で小数で表したりする問題が出てきます。まず、ここでミスが多発する…

     もう1つは「量と測定」で、

    1.平易な面積計算
    2.二等辺三角形・正三角形と角度
    3.円の中心と直径や半径

     に関する問題です。わりと解きやすいので、丁寧に「理解」していないと、小5では平行・垂直、そうして平行四辺形、台形なども次々と学んでいきます。円については円周率が出てきてきます。「数量関係」になると「百分率」がさらに加わり、除法の「たたり」がいよいよ表面化してくるわけです。

     おっしゃるように、いま、しろくまがあげた小4の部分に、つまり1学年下にもどってやり直す機会をつくってやってほしいところですね。
     易問を流して、「できる」感覚を思い出させてほしいところです。苦手意識は「できる」の連続で軽減します。夏休みにまとまった時間に取り組むのもよいですが、除法や小数の計算などは今からでも十分念入りにできます。そのあたりから取り組んでみられてはどうでしょう?

     何か追加質問があればどうぞ。

  2. 【2186884】 投稿者: しろくま  (ID:lnoQyoCYvgo) 投稿日時:2011年 06月 30日 22:03

    「親がかり?」さま

     中学受験では、みなさん、この問題にお悩みになられます。

     いったいどこまで親がかかわるのか
     いったいいつまで親がかかわるのか

     かかわるとして

     どの程度までならよいのか…
     どの程度までだとわるいのか…

     しろくまの経験では、いったん親が「手をかけて」「よりそって」しまえば、もう、最後まで、というのがよいと思っています。
     もう高学年だから一人にさせてみるかな、ここまでやればあとは一人でやらせてもよいかな、と、なりがちです。で、一人にするとたいていは自己管理ができず、能率が格段に低下し、達成率がそれ以前の50%未満になってしまう…

     もちろんそこから回復して独り立ちしていける子もいます。が、時間のロスが出てしまう… 正直、小6の段階ではお母さんはたいへんかもしれませんが、もう最後までいっしょに走ってやってください。ここで「手離す」と、しろくまの経験では確率的にはうまくいかない場合のほうが多かったと言えます。

     ここは任せる、ここは深く関わる、というメリハリは設定してもよいと思います。

     いまのお話しに該当するような子、とくに女の子は、お勉強に関してもそうですが、その他の生活面でも好き嫌いの激しい子である場合が多かったように思います。どうでしょう、もう小6にもなりますと、好きな教科、嫌いな教科、得意な教科、苦手な教科が明確になっておりますよね? 成績が下降、といっても教科や分野によっては「格差」があるように思います。

     やはり嫌いな教科、苦手な教科は親が管理してやってください。好きな教科や得意な教科は「あなたにしばらく任せるわね」でよいとも思うんです。
     でもあくまでも「しばらく」です。夏休みは「得意な教科をより深くさせる」というような関わり方が必要になってきます。
     好きな教科でも自分から進んで「難問」に取り組まない、というのも小6女子にはよくみられる傾向です。

     塾の先生のご指導に逆らうつもりはありませんが、以前の「関わり」にまずは戻してやってください。おそらく、反抗もにくまれ口もたたきますが、(本人自身も心の底ではこんなのではだめだ、と甘えていることもわかってはいると思いますが)ほんとうはお母さんに「背中を押してほしい」と思っている部分もあると思いますよ。

     何か追加質問があればどうぞ。

  3. 【2187021】 投稿者: 親がかり?  (ID:ickvW/17oKU) 投稿日時:2011年 06月 30日 23:02

    しろくま様

    お忙しい中、ご丁寧な返信ありがとうごさいます。
    本当にこちらの状況が手に取るようにお分かりになられていて ビックリです。

    今まで 私の毎日の計画にもとずいて 勉強をこなしてました。宿題は言わなくても出来るのですが、テスト勉強の段取りや詰め方が甘くなるので、段取りと出来たかの確認をしていました。


    ところがある段階に来た時、 私に頼るばかりに 算数など内容理解が希薄になっていたことがわかり、塾に相談しました。

    すると自分で頑張ることで解決し、より前進すると言われ 少しずつ手を離しました。また中学以降のためにも今、手を離さないと、自分で勉強出来なくなると強く言われました。



    2ヶ月離した結果、宿題の間違えなおしを飛ばしたり、テスト勉強はサラッと見ただけなど、詰めた様子は皆無です。

    でも何時間も勉強してました。

    自分ペースでするあまり、時間が足りなくなり、やったとウソをついたりしてしまってました。

    無理があるなら 志望校を下げてよいとは 言うのですが、行きたい気持ちだけは 誰にも負けないらしく、そこで親子バトルです。



    教科の強弱は、
    社会>算数>理科>>>>>国語という状況です。だいたい社会と国語に10からひどい時は20も偏差値に開きがあります。
    ただ、本読みは大好きで速読的な読み方をしてるみたいで、きっちり内容が拾えてないです。



    きっと母に管理してもらったほうが、私との関わりも強くなって 本人にはそこが嬉しいように思えます。(言われたことはありませんが。(笑))そういう可愛い部分もうっすらと見え隠れする一方で思春期突入してる感じです。学校では児童会代表をするなど責任感の強い面もあります。
    指示をだしにくくなったのも、手を離した理由の一部になります。


    もし親がかりで合格しても トップ校で1人でやっていけるんでしょうか?

    大学が私立薬学希望なので、中学高校に頑張って入っても 大学に行けない要素があるなら、今無理せず大学付属校にと考えておりました。
    塾の先生にはもったいないと言っていただけましたが。

  4. 【2187236】 投稿者: しろくま  (ID:UhqFnok.mW2) 投稿日時:2011年 07月 01日 06:31

    「親がかり?」さま

     いやいや、べつにしろくまが千里眼でも何でもないのですよ。ほんとうに、昔っから、受験のお悩みはあまり変わりません。子どもを取り巻く環境がかわり、親の世代も変わり、価値観もまぁ、少しずつは変わっているのでしょうが、毎年毎年、ずーっと同じような不変の悩みが続いていく…

     まぁ考えてみれば、学校にせよ入試にせよ、それこそ戦前からスタイルって変わっていませんよね。時間内に問題用紙に書かれた問題に向き合って答案に解答を書き込む… 教室に複数の人間が集まって、教壇に立つ教師の講義を聴く…
     なーーんも変わっていない… そこにのぞむ子どもたち、そして親たちも、同じことをしざるをえないのかもしれませんね。

     「私に頼るばかりに、算数など内容理解が希薄になっていたことがわかり…」

     と、ありますが、親が関わる、誰かに頼る、よって「理解が希薄になる」と考えるのは、あまりに短絡的です。

     しろくまがずっと言い続けることは、頭のよしあしもあるのでしょうが、お勉強は、本人のキャラクターによって大きく影響される、ということです。

     学問だって一人で向き合う局面と、チームと協力しておこなう局面と、書物にせよ、人からにせよ、何かに頼っておこなう局面があります。

     自律・協力・依存、という3局面を、教科の特性、本人の学習到達度、本人の性格によって、うまーく配分する…
     よって勉強のスタイルは、10人いれば10人とも違う… 

     自律させねばならぬ局面で自律させない
     協力しなくてはならない局面で協力しない
     依存しなくてはならない局面で依存しない

     これが「受験の失敗」になります。ちょっとした歯車の食い違い… この組み合わせをかえれば、急に回転していきます。

     算数は、とくに女の子は、できない自分に不安になり、考えている、というより困っている、という場合が多いのです。こういう子の場合は親が管理してやり、寄り添うことで、「困っている」という不安の除去になって思考にむかえます。

     「親がつききっきりだから算数の理解が浅かった」とは限らず、安心感とわかった感が先行するがゆえの、「できる問題の単なる演習不足による定着度の低下」に原因がある、と、考えられたほうがよい場合も多いのです。

     横についてやった上で「問題演習量」を増やす、という作戦から入りましょう。「ふつうは」計算練習や時間制限下の問題演習から自律させるところですが、こういう子を立ち直らせるときは、「易問流し」のところから管理していきましょう。

     おっしゃるように親が手を離すと、「詰めの甘さ」が出てきます… というか、親が寄り添って勉強してやろう、と思う「きっかけ」が

     「この子はツメが甘いから」

     だったはずなんです。でも、やっていくうちに「親が関わっているからツメが甘くなるのではないか」と最初の理由を忘れてしまって手を離してしまう… もちろん真っ先に「詰めが甘くて雑な勉強を『独りで』始めてしまう」という、どうどうめぐりに陥ります。

     ふつうは、社会と国語はセットで成績は連動します。

     「算数と理科が苦手、国語と社会はできる」
     「国語と社会が苦手、算数と理科はできる」

     そして以前にお話ししたナポレオン型の「算数と社会はできるが国語と理科がイマイチ」という場合もあります。

     お子さんの場合は、ナポレオン型で

     もともと頭がよいのだが、自分の興味のあるものはしっかり取り組むが、自分が思い通りにならないことは切ってしまう

     ということになっているのでしょう。社会が得意なのに国語ができない(国語が得意なのに社会ができない)というのは、単に一方の理由はさまざまですが、演習量の不足が底辺にあるのは確かです。

     本読みは好きだが速読的

     というのは、自分の知りたい、好きな、自分の音叉に共鳴する「情報」を強くのぞむために、読みながら「これはいらん、こんな話はもうええ、はやく知りたい箇所、好きな箇所はないかな」と意識・無意識的に考えて読み進めているんですよ。

     答えが早く知りたい、という好奇心もあるのでしょうが、そこに逆に「雑さ」が出るんですよね… 気持ちはよくわかるのですが、そこを「落ち着かせて」本人にとって「必要・不必要」ではなく、受験生にとって「必要・不必要」というチョイスができるように「親が関わって」管理してやる、ということが必要になりそうです。

     親がかりで合格して入学後一人でやっていけるのか?

     短期的には、同じことをしでかしますよ~

     もう中学生だから本人にやらせてみるか… と、思ってしまう。(とくにお父さんが、あるいはお母さんの中の父性の部分が、「自分でできないならやめてしまえっ」みたいな発言をしてしまいます。)
     また本人も「もう中学生だから自分でやる」と自信たっぷりに言うものだから「まぁ、まかせるか」となると、一学期の中間考査の結果が返却されて、親も子も顔が青くなる… という「事件」が発生します。

     いったん関わったから最後まで、というのが、しろくまの経験から言えることです。むろん「関わり方」を変えていく、ということです。
     でも、それが決して悪いことではないんですよ。中学生になったからといってすぐに精神年齢が変わるわけではない…

    ☆ 樽につめたからといってそれをウィスキーと呼ぶわけではない

     ということです。熟成には時間がかかり、しっかり管理されてはじめておいしいウィスキーになります。子育てと酒作りをいっしょにするのは不謹慎ですが

     発酵して熟成するのは酒自身、でも、その環境や管理は、杜氏さんやブレンダーの腕なくしては無理な話

    ということです。

     ここをうまく見極めて「すぐれた関わり」ができるようにしてやってください。まぁ、中学入ってからもそのようなことになればまたご相談くださいな。これまたしろくまはたくさんの経験談を知っておりますから。

     何か追加質問があればどうぞ。

  5. 【2188399】 投稿者: 弱虫父  (ID:iZEz7C8C/Mg) 投稿日時:2011年 07月 02日 02:11

    しろくま様

    お久しぶりです。

    学年が高学年に入り、進度に加速がつくに連れ、段々1科目、2科目と落ちて行っています。

    それだけなら良いのですが、カリテの白紙部分が多くなり、また問題は簡単でも、問題の合間

    合間の時間が多く、やり切らないで終わってしまうようです。

    本人もやろうとすればするほど、より悪くなっていくようです。

    とりあえず夏休みまでは、このままで行きますが、夏休みに入ったら、根本的にやり方を

    変えようと思っています。

    宿題の進み具合も悪くなっています。

    高学年に入ってから、実力模試の成績もどんどん落ちています。

    やはり、思考する以前に、問題をやらないのが原因で、同じ症状だと思います。

    進め方としては、どのようにして行ったら、宜しいでしょうか。

    親が口を出さないのが、一番だと思いますが、本人が成績を分かっていながら、

    口を出さないとどんどん落ちていきます。

    何か、良い方法や進め方がありましたら、お教えいただければ助かります。

  6. 【2188419】 投稿者: 中2男  (ID:7C0PxnBgmFk) 投稿日時:2011年 07月 02日 05:54

    しろくまさま

    いつもこのページでお勉強させていただいております。

    我が家の息子のことで是非ご教示いただきたく投稿いたしました。

    息子は、国語の選択問題が大変苦手らしく、悩んでおります。

    又語彙が足りないように思います。

    あと一年半で受験ですが、どのように勉強していったらいいか、どうかご教授よろしくお願いいたします。

  7. 【2188598】 投稿者: 親がかり?  (ID:ickvW/17oKU) 投稿日時:2011年 07月 02日 10:34

    しろくま様


    お忙しい中、またまた返信ありがとうごさいます。

    正直、目から鱗でした。しろくまさんの返信を読んで 1日よく考えましたが 私が子供に対応してきたことを 改めてしろくまさんに文章化され分析されると なんて浅はかだったと思いました。
    娘はいつでも前向きな気持ちを持っていますが、マイペースがゆえ自分でどうにもならなくなってしまうこともあるようです。私に背中を押してもらって安心して勉強したかったのでしょう。

    昨日はスケジュール管理と出来たかチェックをしましたが、とてもスムーズに穏やかに過ごしておりました。

    詰めの甘さも、しろくまさんのような逆の発想なんて思いつきもせず、本当に反省しました。

    この2ヶ月手を離した間、親子それぞれで大変でしたが、娘は自分でしなきゃと必死になったのか、前よりは集中力も付き、自分のしなきゃいけないことに少しづつ気づいていったようです。
    1人では実行できなかったけども、気づけただけでも無駄な時間ではなかったと思います。

    このまましろくまさんに相談せず歯車が狂ったままだったと思ったらゾッとします。


    中学生になれた後のことは、またその時に悩むしかないですね!もう手を離さないと!!っと考えるのは辞めます。娘が離れてくれるのを気長に待ちます(笑)

    あと一つ質問させて下さい。半年しか残ってない中で、塾を基盤に何をしていくかも 悩んでおります。算数は偏差値大手模試で53〜58なんで、前期の基礎を総おさらいをと思っておりますが、国語は40〜50なんでどのような事が出来る時期でしょうか?


    語句を詰めて行くほうがよいでしょうか?それとも 今から読解に取り組んでも間に合うでしょうか?
    分野では随筆が苦手で、やはり長文要約はしりごみするみたいです。

    宜しくお願いします。

  8. 【2189720】 投稿者: しろくま  (ID:BoZlKLn2vEc) 投稿日時:2011年 07月 03日 12:30

    「弱虫父」さま

     いろいろ成績が不振になると、どれからやろう、どうしよう、と、あれこれ考え込んでしまいますが、まぁここは教科別に一つ一つ丁寧にみてまいりましょうか。

     おっしゃるように「進度が加速」する時期でもありますが、それは主として算数や理科の特定分野に関してだと思います。
     とくに理科の場合は、暗記分野に関しては、問題そのものは少なくとも、「これをおぼえておこう」的な、追加プリントが増えたりするでしょうし、算数の場合は、基礎・応用・発展、という3段階くらいに分けられている分野の中で、基礎の数が増えて、発展は難度が高くなる… とくに応用範囲は、質・量ともに加算されて、「乗りそこねた」子たちは、模試での得点に結びつきにくくなります。
     国語は、それほど変化は無いのでしょうが、塾によっては語句系の問題、漢字の書き取りなどをこの時期に上乗せしてくるところもありますよね。

     さて、算数は、しばらく徹底した「復習主義」に徹してみませんか? 目前の小テストにはいつもどーりのペースでのぞむ、で、あらかじめ、「少々悪くてもよいじゃないか」と声をかけておき、「でも、しっかりと見直しと復習をしよう」というスタンスを親が明確にとってやってください。
     模試でも同様で、できなかったもの、失点している部分の「見直し」に重点を置いてやり、得点できていないところにこだわらず、また、「しばらくは」順位や偏差値も「評価しないように」する… 実際、順位や偏差値は小6の秋以降にならないと「評価」できないものなのですよ。それ以前は、むしろ、「何で落として、何で得点できて、こういう分野はできていなくて…」など内容評価を中心にしておく、ということが大切です。順位や偏差値は「動機付け」に利用する…

     算数は、「まただめ、まだだめ、やっぱりだめ」の「3だめ」を今は連続させてもかまいません。その流れの中で、しっかりと「できている問題」「できていない問題」をしっかりと分類し、整理していく…

     「できなかった問題」は2種類です。

    A「後で考えてもわからない問題」
    B「後で考えたらわかった問題」

     Bを重視して復習し、Aはコピーして切り張りし、ノートの見開き左問題貼付右白紙、というものをつくっておきましょう。
     夏休みにそれを算数の先生に質問して理解させていく、という方法です。

     しろくまは、以前に「2階建て」の学習が大切だと申しました。

     「易問ながし」 + 「難問じっくり」
     「計算・作業系=時間制限」 + 「新分野・思考系=時間制限無し」
     「一学年前の復習」 + 「現行問題の演習」
     「親の監視」 + 「本人にまかせる」

     という一日2セット、というわけです。

     おっしゃるように、単元が淡々と前に進んでいくと、その単元の類題演習・易問流しが不足していきます。まったくご指摘のとーり、「考える以前に手を動かせ!」という「演習をさせる」という局面が大切です。
     主な原因は、演習不足なのでしょうが、ちょっとその時間のやりくりに苦慮なさっているのでしょうね。

     親が口出しすることは何も悪くありませんよ。「口の出し方」が大切なのです。
     時間制限下の学習や、易問を流させていく、というときは、親がしっかりと管理し色々要求したってよいのです。でも、ある局面は、「これはおまえにまかせるぞ」と、ゆだねる…
     このメリハリをしっかりとつけていけば、何も問題はありません。

     理科などは、物理・化学系はこの時期、「講義の理解」がたいへん重要になります。講義のノートがしっかりとれているか、あらためて確認してみてください。「塾の理科」は物理・化学系の「解き方」に値打ちがあるんですよ。ここをしっかり聴いて身につけていないと、ほんとにお月謝がもったいないところです。
     
     日々の小テストに「やりきれない」部分がある、というのは、まだ「時間のレイアウト」が確立されていないからなのでしょうが、これは、秋にはわりと解消してくるでしょう。しかし、「やりきれない」という場合、本人の教科や分野に対する「好き嫌い」も投影されています。嫌いな分野はとくに問題演習量も少ないでしょうし、取り組む際の「思考の浅さ」も出てきます。

     あとは易問も、ぱっとみて、ああ、もうこれ知っているからええねんっ という気持ちでやらないと、模試や小テストでのミスを誘発します。

     何やらトータルな部分が少しずつ累積して、今のような状況になっている気がしますね。
     トータルな細かい問題の累積は、とりあえずできそうなところから1つ、解決する、ということで全体が回復にむかいます。
     
     宿題も、「すべてやりきる」という発想を捨てて、講師に優先順位をつけてもらい、とりあえず「これだけは」というところをしっかりとやる、という取り組みでよいと思います。
     国語なども、宿題の範囲は最初から「模範解答からの逆流法」で、その答えがなぜそうなるか、という意識をさせた「読み」から入って「流していく」ほうが「時間の節約」にはなるはずです。

     何か追加質問があればどうぞ。

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