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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2195245】 投稿者: しろくま  (ID:TQrJxJ8O2BA) 投稿日時:2011年 07月 07日 17:33

    「夏」さま

     小5の男の子ですと、きれいに2派に分かれます。比較的、国語がよくてきる子、まっったく国語が足を引っ張ってしまう子、という両極端…

     ただ、よくできる子であっても、「国語が好き」と「国語のテストで点数が出る」ということが一致しない、という場合も小5ではよく出てきます。
     お子さんのように、国語がかなり足を引っ張る、というケースは、けっこうたくさんありますよ。

     しろくまは、よくアウトプットの重要性を説いて、「作文」型の国語学習を提案します。しかし、これもケース・バイ・ケースで、書くのがまっったくイヤっ! と、なっている子の場合は、無理にやらせても効果はありません。
     この部分は、小6に先送りして、「読み」の「基盤作り」に時間をとってやりましょう。さいわい、まもなく「夏休み」です。ここをうまく活用したいところ…

    1.記述対策をあせらない

     もちろん、中受に記述は必須。しろくまの時代から、国語の先生は

     「ほんとうは記号選択ではなく、しっかり読ませて書かせたい」

     と、ずっとおっしゃっていました。採点の都合上、「仕方なしに」記号選択を取り入れられている場合もあるようです(一部、記号選択であえてたずねたい、というものもあるようなんですが…)。

    2.「答え」を探すための「読み」の訓練

     おそらく、お子さんはまず、ここができていないと思うんです。ただ、読み飛ばしがあったり、答えを探そう、と、意識しすぎたりして、「わからなく」なってしまう…

     いや、実は説明的文章ですと、わりと、小5くらいの模試ですと「答え」を探しだしやすく、少々読み飛ばしても、答えを探そう、という意識で、下線部の前後を読むと、みつかる場合もあります。
     粗いご指導だと、「説明文は後ろのほうに意見があるだろっ」と、探すエリアを指定してそこから探せ、と、やっていく場合もあります。(実際の入試ではそうはいかないものも増えますし、小6レベルの文章だとこうはいかない場合も多い)
     ところが物語文は、小5のものでも、下線部の前後、とか、当然、話の最後、なーんて場所には答えはありません。おまけに心情の説明だと、読み手の「精神年齢」によっては「共鳴」できない問い、が、あります。

     「内容をつかみ易いとされる物語文」とおっしゃっていますが、小5で男の子で、国語が苦手な子だと、むしろ物語文ができない、というのは正常な反応ですよ。

     まずは、一年前にもどって、小4のときの模試や教材などを用意します。

     しろくまの、国語が苦手な子の物語を読むためのポイントはいくつかあるのですが…

    1.気持ちを表す言葉と、事実と行動を表す言葉を分ける
    2.気持ちの変化とその原因となるコト、モノをみつける

     A → B
       ↑
       C

     A:最初の気持ち B:後の気持ち C:気持ちを変化させたモノ・コト

     小4の物語文を用意し、親音読・子黙読でいきます。読み飛ばしがあるようでしたら「ブロック読み」も取り入れます。だいたい、読む部分、5~6行だけ残し、後ろを下敷きか何かで隠して、読みながらスライドしていく、という方法です。
     物語文の場合、あたりまえですが、読んでいるところと、読んだ後の部分しか目にしなくてもよいのです。なぜなら、読んでいる部分がその物語の「現在」で、それより後ろは「未来」で、読んでいるときに先に目がうつる、というのは不要な作業だからです。
     まずは、こういう「読み」の基本を習得させます。しろくまの教え子で、入試の本番でもこのブロック読みを取り入れて、読みに対する集中力を高めることをしていた子がいました。軽く手でかくしてスライドして読んでいく、という方法です。(たいていは、入試までにブロック読みをしなくても読めるようにはなるんですが)

     で、読みながら、気持ちをあらわす言葉が出てきたら、線を引かせます。本人が気が付かない場合は、お母さんが、「これがそうよ」と線を引かせてください。小4あたりの素材ですと、わりとわかりやすい気持ちを示す言葉が出てきます。

     かなしい・つらい・いやだ

     などなど… それが、たいていは、「何か」によって

     うれしい・たのしい・好きだ

     に変化します。中学入試でとりあげられる素材はまさに、この心情が変化する場面が切り出されているんですよ。

     ようするに、それに気が付いた、つまり、「大きく眺めた」読みができる子が、「物語文で得点できる子」で、こういう心情の変化の構造をまったく意識せず読んでいる子が「物語文で得点できない子」なんです。

     ですから、お子さんの場合は、「まだ」問題を解く、というのではなく、この、ABCの心情変化を理解させる「読み」を習得させるのがよいと思います。

     で、しばらく(夏休みも含めて)、この「読み」に徹していく… で、ころあいをみはからって

     1文章1設問(親音読・子黙読)+「模範解答からの逆流法」

     に移行する… 手間もかかりますが、かけがいはありますよ。書くことをまずは強いない、ということがポイントで参りましょう。
     何か追加質問があればどうぞ。

  2. 【2195402】 投稿者: しろくま  (ID:k6wqjQg3e9k) 投稿日時:2011年 07月 07日 20:22

    「どうしたらいいのでしょうか・・・?」さま

     まずはしっかり進歩されているではないですか。

     いま、実は出先で、ホテルに滞在しております。ちょっと肩こりがひどいので、マッサージをしてもらおうと思うので、申し訳ありませんが明日に回答させてもらいますね。ほんとにすいません。しばらくお待ちくださいな。

  3. 【2195582】 投稿者: 夏  (ID:WAHcN8qXofE) 投稿日時:2011年 07月 07日 22:30

    しろくま さま

    早々にありがとうございます!
    国語担当先生と公開時モニターを見ながら、、、
    読むのを途中でやめてる~と発見しました。
    復テは平均点は取れてるし、発言も出来てるのにね。
    で、長文内容を口で説明させるのが一歩になりました。

    「読み」を基本に
    夏休みに4年生からやり直したいと思います。
    長文3枚あるやん、もーあかんとなるらしいです。
    抜き出しの答えも線の近くにあるのは稀ですし、最期の段落読めとも言えませんし。

    ブロック読み、頂きます。


    兄(中2)は100字要約をしろ。俺はやったぞ~と言いますが、嫌がるので
    まずは、箇条書(フロチャート)からやってみます。(読みが確立してから)

    兄弟で兄は国語に関しても受験に関しても親の負担が無かったため、今、どうなの?
    この子おかしいの?とか色々考えてしまって、、、、

    正常だと言って貰って、安心しました。

    夏休みを有効活用し、少しでも国語普通好きになってくれるよう頑張ります。

    また詰まった時に質問したいと思います。宜しくお願いします。

  4. 【2196762】 投稿者: しろくま  (ID:1UFlaXY6ujU) 投稿日時:2011年 07月 08日 21:03

    「どうしたらいいのでしょうか・・・?」さま

     レスがたいへん遅れて申し訳ありませんでした。

     小5レベルで、短い文章であれば、8割以上がとれるようになった… すばらしいじゃないですか。まずはここを拠点として長文や、難度の高い文章を解けるようにしていきましょう。ここからがスタート!

     浅野中学の過去問は、しろくまも持っているのですが… ちょっと出先でまだ帰宅できておりません。ただ、ちょっと前にみた感じでは、関西の中学のものとよく似た傾向です。あれで合格者平均7割、というなら、まぁ入試問題としては標準的なイメージです。もっとしっかりみて、同傾向異学校問題をまとめますね。ただ、これを用いた「おいあげ」演習は、もっと先からでよいでしょう。

     目下のところ、おっしゃるように「スピード」をどのようにしてあげていくか… 時間のレイアウトをどうしていくか… 読む速度は一定レベルに上げることができれば受験までには間に合います。

     とりあえず、「今は」主観的時間制限から入りましょう。「あなたのペースでよいから時間を計ってみるね」というところから入って、今日は何分だったね、この長さなら何分で読めているね、と、告げるだけでかまいません。

     国語の入試では、ある意味究極の選択があって

     ゆっくり読んで、内容がじゅうぶん理解できる けど、全問手がまわらない
     はやく読めて、内容がじゅうぶん理解できない けど、全問手をつけられる

     どっちがよいのか… 第1段階としては、しろくまは前者のほうがよい、と、思っている派なんです。理解できる速度で読めなくてはいけない、と、思っています。
     速く読むことを強いてしまうと、せっかくの「解ける力」を失いかねません。

     小6になると、「模試」で点数を出すことに意識を持ちすぎると、失敗します。

     時間は「形式」に由来する
     得点は「内容」に由来する

     ということを中学入試の問題では強く意識してほしいんです。

     漢字独立題の入試は、「しっかり読んで解いてね」という出題者のメッセージでもあります。たぶんお子さんのようなタイプには適している出題だとは思うんですが…

     それらをふまえた上で…

    1.秋までは、根気よく、小5レベルの内容のものを続けていきましょう。速さは強いず、しかし時間は測定しながら。
    2.説明的文章は、少し長いものに挑戦させてもかまいません。
    3.「現在までの」模試の復習は、1文章1問題でやらせていく
    4.予習シリーズの記述題、とくに理由説明題だけを選び、「模範解答からの逆流法」でやっていく

     ただ、問題を解いていく流れ、ということに関しては、「先生との相性」という要素も少なからずあります。一度、時間をとってもらって「近・中・標」をやらせてみてもらえませんか? もし、しろくまの方法と相性が良さそうなら、これに時間を割いてもらったほうがよいような気がしますし、浅野中は関西型の国語の出題のようなイメージです(申しましたようにちゃんと精査しますが)。

     こんな感じでどうでしょうか。何か追加質問があればどうぞ。

  5. 【2196774】 投稿者: しろくま  (ID:1UFlaXY6ujU) 投稿日時:2011年 07月 08日 21:10

    「どうしたらいいのでしょうか・・・?」さま

     追伸部分の回答を忘れてしまいました。すいません。

     お話しの方法は、あくまでも「それにとりかかる時間があれば」の話で、やはり「今のお子さんの場合」ロスが大きい気がします。

     分からない単語のマーキング→口頭でお母さんが軽く意味を伝える→ノートにうつす→夏休みに例文作り

     というように改良してもかまいませんが…

     お話の「しろくまノート」のもの。たしか投稿したような気がします… 「外の人」さまの「しろくまさんのまとめブログ」でも発見できませんでしたか? それとも「しろくま問題」として出しただけだったのでしょうか…
     すいません、しろくまも、垂れ流しのように回答してきましたので、自分自身の整理が皆目できておりません…

  6. 【2196826】 投稿者: しろくま  (ID:1UFlaXY6ujU) 投稿日時:2011年 07月 08日 21:54

    「ふらふらこ」さま

     ひとつ質問ですが、お通いの塾では、講義を録音することは禁じられておりますか? しろくまの時代は、大きなカセットテープレコーダーに許可をとって講義を録音する、ということがありました。(昨今は、著作権だのなんだのと色々うるさいので講義の録音はだめかもしれませんね)
     講義がわかる、それをもとに問題にとりくむ、ということが、まぁ簡単にいえば、ひとつの「型」なんですが、講師が講義で取り上げる例題の数がだんだん多くなってくると、それぞれはそのときにわかるが、情報のインフレ状態になってしまって、後から家でやると、どれも頭に入り切れていない、ということが起こる場合もあります。
     講義が録音できて、家で再度の例題の解法を確認し、そうしてその類題に取り組む、という方法を1工程挟むことができたらずいぶんと改善するとは思うのですが…
     お子さんの場合は、再解説を一回入れて、類題演習をする、というのが適しているような気がします。その点、しばらく、お母さんの「ヒント」はあってもよいとは思うのですが…

     小5の段階では、なかなか質問受け付きの自習室、というのは夏休みに開講されませんよね? その1工程を質問受け自習室が代替してくれるんですが… もしあれば活用してほしいところです。

     さて、懸案の、「何を」「今は取り組むべきか」ということの整理ですが…

     「旅人算とグラフ」「図形の回転移動」「整数の分解と構成」

     これは、今、しっかりと取り組ませて、わからなければ、必ず質問させていかなくてはならないところです。「旅人算とグラフ」は入試では必出といってもいいもの。これは時間をかけてもじっくり丁寧に取り組ませないといけません。

     「○○算」系は、淡々と復習させていきたいところですし、易問流しにしていける分野でもあります。とくに1~2行で空欄に数字を入れるパターンのもの、ありますよね。模試では大問2つ目あたりのやつ。これはちょっと量を集めて復習させていく、というのはよいと思います。

     何か追加質問があればどうぞ。

  7. 【2196892】 投稿者: 弱虫父  (ID:bjkPe4h52fo) 投稿日時:2011年 07月 08日 22:42

    しろくま様

    私こそ、質問をしておきながら返事が遅くなりすみませんでした。

    本当にしろくま様の姿勢が、親があるべき姿勢である事がわかり、

    反省しつつ、計画をきちっと立てなければなりません。

    しろくま様は、直ぐにわかったのだと思いますが、親が両方とも

    スケジュール管理が苦手です。

    それは、子供も同じなのだと思います。

    前々からやろうとしてできなかった模造紙に、スケジュールを書く事を

    最初にやります。

    後、子供のやっている勉強にちょっかいをしょっちゅう出す事で、勉強の

    意欲をそいでいたようです。

    しろくま様の言われたとおりに、一緒に見ながら、できるところはやらせる

    方法で、今日はかなり良いペースで進みました。

    勉強が分からないのではなく、解かせる余裕をあげていないのが、一番の

    問題でした。

    理科では、今日初めてえんどう豆のところが、よく分からなかったんだよと

    言う事を聞きました。

    これから、少しずつ挽回に向かって、基礎項目の規則的な勉強から見直します。

    また、経過をお知らせいたします。

    いつもいつも、すみません、心理カウンセラーのような事をお願いしてしまって。

    感謝しております。

  8. 【2197095】 投稿者: 附属っ子  (ID:kEzYRaVdoHs) 投稿日時:2011年 07月 09日 02:11

    初めて質問させていただきます。いつも的を得たお答えに、感動しています。

    息子は現在国立附属小の6年生です。
    内部進学を希望しています。
    内進のテストが一回目終わり、まったく予想外に点数が悪く愕然としています。
    2回目のテストにむけて頑張って勉強していますが、本人のやる気に陰りが見えているように思います。

    今の時期どのように子供に言葉かけなど接したらよいのかわからず悩んでいます。
    また、どのように勉強を進めるべきか・・・

    特に悪いのは国語の漢字!算数は図形が苦手の様子。
    塾は内部進学専門塾に通っています。

    アドバイスをいただけるとありがたいのですが。。。
    よろしくお願いいたします。

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