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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2197284】 投稿者: どうしたらいいのでしょうか・・・  (ID:q9yxgXbFF2k) 投稿日時:2011年 07月 09日 10:12

    ご返信ありがとうございます。

    しろくまさまの方法で、全く読めなかった息子が少し読めるようになったのに気をよくして、
    模試での結果を出すことに焦ってしまっていました。
    基本に戻り、息子のペースで読むようにしてみます。

    「近・中・標」は息子には難しすぎるのかな・・と思っておりましたが、
    説明的文章のほうからはじめてみます。

    本当にありがとうございました。

  2. 【2197292】 投稿者: ふらふらこ  (ID:TApZXvemdyk) 投稿日時:2011年 07月 09日 10:21

    しろくま様
    毎回わかりやすく的確なお返事、有難うございます。

    講義を録音できるかどうかはわかりませんが
    そんな方法があったのか・・・と思いました。
    一度先生に聞いて、できるなら試してみます。

    質問受け付き自習室ですが、夏休みではなく
    普段の講義のない日に自習しに来てもらうこともできると
    言われました。
    先生も他の授業があるので、べったりおられるわけではありませんが
    合間にのぞきにきてくださるとのこと・・。
    しろくまさんのおっしゃる自習室はそのようなものですか?


    今やらなければならないこと、上げていただいて有難うございます。
    実はすっぽりと抜けおちている部分があるのです。
    約数、倍数、通分、約分、・・・です。
    塾を移る前にはやっておらず、今の塾では終わっていました。
    30分早く行って先生に教えてもらっていると思っていたら
    なんだか中途半端になっていたようで・・・。
    今は塾と別に問題集をしていますが、
    今やる最優先事項ですよね・・・。
    理解はできてるけれど、遅いとか約分の見逃し、などは
    どんどん問題をして慣れていくのがいいのでしょうか?


    また質問してしまいましたが
    とにかく教えていただいたことにポイント置いてやってみます。

  3. 【2197358】 投稿者: ファイト  (ID:Btum4B/eUS2) 投稿日時:2011年 07月 09日 11:27

    しろくまさま

    アドバイスを読ませて頂いている時に パソコンが壊れてしまって お礼の返事も出来ずに すみませんでした。
    調べて、人物を抜き出して、子どもと頑張ってやってみようと思います。
    もうすぐ夏休み、焦らずコツコツと進めていきます。

    ありがとうございました。

  4. 【2198394】 投稿者: しろくま  (ID:vLD0TVNxbok) 投稿日時:2011年 07月 10日 13:54

    「附属っ子」さま

     附属の内部進学、ということで…

     しろくまの時代は、この内部進学のための塾さんが、ずいぶんと充実しておりました。ただ、それほど特殊な技術と対策、といわけではなく、

    1.過去のデータをもとにこれくらいできていたら大丈夫という分析ができる
    2.過去の色々な内進に関する問題をふまえた対策をする

     という点に特色があります。

     「1回目が思いのほかわるくて心配した」「1回目が思いのほかよくて安心した」

     という反応は、たいへんよくあることですが、この「思い」の部分が人によって違うところですよね。

     たとえば、

     「内部進学のための勉強をずっとしてきたのに」+「わるかった」
     「内部進学のための勉強に特化したわけでもなかったのに」+「よかった」

     の2種類があるわけですが、お子さんに関しては前者のパターンなのでしょう。

     「予想外に点が悪く」の「予想外」としては「漢字くらいはできると思っていたのにっ!」

     という部分もあるかもしれません。

     附属の内進に必要なところは(学校側が評価したいところは、これまたあたりまえなのですが)、

     日々の学習の評価
     思考力の評価

     なのです。これは学校教育の中では、当然問われるべきところで、入試だってそうじゃないか、と、言われればそれまでですが、たとえば「日々の学習の評価」となると、ふだんの学習のうち、「作業」で体得できるもの、宿題や教科書、学校のご指導の中で指針とされている部分において、どれだけ「身につけてくれているか」の確認になるわけです。

     漢字くらいはおぼえている、という意識の裏に、「少々やっていなくても」が潜んでいると、実際のテストで落としてしまう、というわけです。学年相当の、今回の場合でしたら小1~小5で学習したものはもちろん、6月までで小6で配当されている漢字を身につけておかないと「思った以上に失点」するはずです。
     語句系の学習を春休みあたりにしっかりツメている子はいると思うのでお友だちの中には漢字部分をびしっとそろえて得点している子はいるはずです。

     ただ、言ってしまうと、内部進学専門の塾で提供されている漢字のドリル的なもの(公立の小学校などでも通称「カンド」と呼ばれているものがあるんですが)があって、その範囲を逸脱していないはずですから、早急に仕切り直しをしてやりましょう。

     1回目の漢字の書き取りは

     A 熟語型(「学習」・「新聞」などの熟語) B 訓読み型(「学ぶ」・「承る」などの送りがな付きの言葉)

     は、どのような比率でしたでしょうか? A=B A>B A<B

     Aも単に、熟語ならばよい、と、思われず、さらに2つに分けて整理してやってください。たとえば

     「学習」は、「学習する」というように「する」を付けることが可能になります。用言化できるものですよね。しかし「新聞」は「新聞する」とはできません。
     配当漢字を学習しながら、それを用いた2熟語を作り、さらにひねりを入れて、用言化できるものとできないもの、というような学習もさせてみてください。

     B型に関しては、しろくまは以前に、漢字の学習に関する色々なテストを用意しました。「外の人」という方が「しろくまさんのまとめブログ」というのをわざわざ作っていてくださって、そこに「まとめブログ別館」というのを設けてくださっています。そこに語句系、漢字の書き取りの能率的なテストがありますから、利用してみてください。

     苦手の図形、というところですが…

     附属の内部進学のために問われる算数の図形、というのは言うまでもなくそこで

     「思考を問う」

     わけです。ちなみに、第1回目では、おおよそでかまいませんので、お子さんができなかった図形の問題を教えてくださいませんか?

     さて、たった1回のテストですべては決まりません。とうぜん、複数回おこなわれるということはトータルで判断するのでしょう。内進のテストというのは、たしか希望者受験ではなく全員受験ですよね? 内進しないことを決めている子も、そのテストの上位者にはそれなりにいるはずです。周囲の子のデキはいっさい気にせず、目の前のできることを淡々としていきましょう。
     お子さんには、一回目の「失点部分」は二回目のためにあるのだから、そこをふまえて次をめざしてがんばろうね、と、言うてやってください。実際、階段をのぼるように、テストごとに成長していく、ということができる子が最後には強いてのです。
     微細な部分に関しては、内部進学者専門の塾の先生がよくご存知でしょうから、まずは1回目をふまえた「分析」をお聞きして、本人には「よい話」だけを伝え、「わるい話」はお母さん自身が次に向けての学習の指針として計画に加えられるようにしてやってください。
     複数回評価がおこなわれるモノで、一回不振でトータル不合格、となるような「評価」は教育の中ではまずおこなわれませんからね。

     何か追加質問があればどうぞ。

  5. 【2198400】 投稿者: しろくま  (ID:vLD0TVNxbok) 投稿日時:2011年 07月 10日 14:03

    「ふらふらこ」さま

     除法からみで、おっしゃるところが抜けているなら、ここはまずは当然そこをきっちりやる… おそらく、ある程度はご本人はわかっているとは思うんですが、単に演習量が不足したのだと思いますよ。

     例題→解説読み→本人にお母さんに説明させる→問題演習

     というように「お母さんに教えてよ」と、言うて本人に軽く説明させる、という工程を入れてその部分を復習させてみてください。

     「理解はできている」けれど「遅い」

     というところですが、理解できていると速い、というわけでもありません。遅い、というのはむろん演習不足からもきていますが、本人のキャラクター由来である場合も多いのです。
     急かすとミスが増えるなら、本人に適した速度で、たくさん演習させていく(前から申し上げている主観的時間制限で)ほうが、ゆっくりですが速度が上がります。
     あとは全体の「時間のレイアウト」をさせてトータルな時間内でできるように持っていく、というほうがよい作戦です。

     また何か追加質問があればおっしゃってくださいな。

  6. 【2199900】 投稿者: 笑顔  (ID:nmVwtL.5uOc) 投稿日時:2011年 07月 11日 21:02

    しろくまさん はじめまして。

    甲陽学院志望6年男子です。
    息子の成績ですが2月から5月までは三科目平均偏差値58でした。
    しかし6月 7月の公開テストや 合否判定テストの偏差値は平均48になってしまいました。

    得意な算数の偏差値が60から52くらいまで下がってしまいました。
    算数の問題で正答率の高い所(計算 読み落とし)を間違うようになってしまいました。
    公開過去問も何度やっても64点しか取れません。7月の公開算数は80点以上はあると
    思っていたものが64点です。

    そのため夏からの資格が取れず(偏差値54以上を2回)甲陽学院の志望校別特訓に入れなくなりました。

    息子は甲陽の志望校特訓で出される算数がここ2回位良い点を取り出し
    国語も公開では平均行かないのに 甲陽型の国語はまずまずの出来です。
    理科はあまり出来ません。
    又甲陽の志望校特訓の授業が大好きで月2回のこの算数だけは何度もやり直ししたり
    一人で集中してできます。解けた時も「よっしゃー」ととてもうれしそうです。
    塾の担当の先生も このまま甲陽型の勉強をしていけば合格も狙えると言ってくださっていたのですが
    資格をとれないので 残念で仕方ありません。

    ただ 理科は正答率90パーセントの問題を間違えたりと基本から出来ていないので見栄を張って
    甲陽クラスに入るより基礎のクラスで勉強した方がよいのかという気持ちもします。

    親の私も ようやく夏休みになり志望校の問題をゆっくり勉強できると思っていたので
    やる気がなくなりました。子供にお弁当を作る気も しゃべる気もなくなり
    ただただ けなすだけで もうとってもしんどいです。

    私が言い出した志望校ですが今では子供も甲陽に行きたい気持ちが出てきて
    やる気をだしていた矢先でしたので 悔しいやら 残念やらです。
    もう 子供には 資格が取れなかったのでやめると言いましたが なかなか諦めきれません。

    残りは甲陽型の入試実践のテストでC判定を取ることなのですが
    これはまず見込みなしです。今は毎日やっていた計算もやめてしまいました。

    志望校特訓のクラスは 大阪星光(偏差値48以上)西大和(偏差値48以上)六甲などに
    入れますが どこも一度も見学に行ったこともないので全くわかりません。
    私たちは甲陽学院がだめなら地元の中学に行こうと思っておりましたので次の志望校を
    決めることができません。

    最高レベル算数や最高レベル理科も取っていますがかなり難しくあまりついていけてません。
    ただ 塾は辞めたくなく 頑張る気持ちはありますが 間違いなおしや分析もしたくなく
    むらのある 息子です。

    長々と すみません。 この夏どのように勉強したらよいのかわかりません。
    なにかアドバイスをよろしくお願いします。

  7. 【2200135】 投稿者: 長男、ファイト!  (ID:26baDZuBbVc) 投稿日時:2011年 07月 12日 01:04

    しろくまさん 

    初めての質問で緊張しております。よろしくお願いします。
    小6の大阪星光志望の息子のことで、もうどうしてよいのかわからなくなっています。

    息子の成績は、公開テストの偏差値が3科平均で47から55の間を毎回大きく変動しています。
    いろいろ問題点はたくさんありますが、今回、お教えいただきたいことは2つです。


     1つめは、算数が悲惨な状況なので、まず何をやればいいのかということです。
    実は、今月7月の公開テストの自己採点が、算数100点中37点。これまでも偏差値40から56までと変動は大きいのですが、今回は、大問1や2を15問中7問落としています。後半の問題の中でも、なんと正解は1問のみで5点しか得点できていません。

    基礎ができていないのかと思い、「秘伝の算数」や「プラスワン問題集」を今年初めから長期休暇などにするようにし、「秘伝」は5割程度に目を通し、「プラスワン」は一通りやっただけで、まだまだ間違いばかりです。時間があれば、あと2回は繰り返して、即答できるくらいにしたいと思っています。でも、時間がありません。

    夏休みにするために、難問集も作りました。小5からの復習テストと公開テストで間違った問題を切り抜いて作りましたが、1題につき1枚のルーズリーフに貼っていくと、100枚以上となり、夏休み中に終わらないような気がして、これまた中途半端になるのではないかと不安になっております。

    普段の復習テストでも、55点から95点まで大きく変動します。小5の頃は「図形」が特に弱かったのですが、今は、「図形」の中でもできる単元もあったり、その他の分野でも高得点の週と平均点以下の週があって、傾向が読めず勉強しなおす分野が絞れません。

    半年前に塾の教育相談を受けた際、条件整理をしたり、図を描いたりというのが、宿題ノートに書かれていないのが問題だと言われました。それから半年、私がしつこく、答案を訂正させるようにしていますが、いまだにめんどくさがって答えだけを宿題ノートに書きます。それで全問正解していればすばらしいのですが、たくさん間違っています。まだ本人が条件整理などを書く必要性を実感できていないんだと思います。

    毎日の計算の宿題も、何かご褒美などをかけると10問中全問正解してきますが、普段は嫌々やるので簡単な問題を5問も間違ったりします。今回の公開テストの悲惨な点数は、日々の計算練習をおろそかにしていることが原因だと思いました。
    しかし、文章題や図形などの問題も、できていないのは確かです。

    算数は、計算問題から全分野の問題に至るまで、合格点が取れるようになるにはどうしたらよいのでしょうか?


     次に、2つ目の問題点。これが全ての根本的な原因となっています。本人には、まだ、私立中学に行きたいという気持ちがありません。ですから、勉強も受け身です。言われないとやりません。疲れている日などは、反抗して言うことを聞きません。最近は、疲れているのならと早朝5時とかに起きてやらせています。なかなか起きず30分以上スタートまでにかかりますが、夜に喧嘩しながらやるよりマシです。

    家での宿題は嫌がりますが、塾を休みたいとは言いません。おそらく、授業が楽しいからではなく、休むと次に行きにくかったり、クラスが落ちてしまうのが怖いのではないかと思います。

    息子の長所は、友達を大事にするところですが、地元の小学校は9割以上の子供が公立中学校に行くようなところなので、仲良しの友達はみんな揃って公立に行ってしまいます。今の息子には公立の方が魅力的なようです。塾でも、仲良しができればいいのですが、おとなしく消極的な子なので、友達はいません。

    もともと、私が息子を私立中学へ行かせたかった理由は、息子が回りに流されやすい子なので勉強が頑張れる環境にいて欲しかったからです。上には上がたくさんいらっしゃいますが、本人がやる気を出して勉強すれば、結構できる頭を持っていると、親バカですが信じています。難しい学校ですが、星光も、後は本人のやる気次第でいけるのではないかと、今はまだ信じております。

    あまり中学校見学をできていないのもいけないのでしょうか。昨年、星光へ文化祭に行っただけです。近々、塾から、星光と清風の学校見学会があるので、行こうと思っています。もっと、連れて行って魅力を感じさせてあげたいのですが、入試説明会や文化祭以外にもっと連れて行ってあげるべきなのでしょうか?

    中学校に目標を持つのが難しいのならと、大学の志望を聞くと、京大に行きたいと言っています。ただ、何の勉強をしたいとかはまだ考えておらず、学校で賢い子が京大に行きたいと言っていたのを聞いたようで、賢い子が行きたがる京大にいけたらすごいなあと漠然と思っているようです。

    本人の将来の夢は、漫画家や声優で、そこから中学受験の動機付けを探すことは難しいです。本も漫画も好きで、手塚治虫さんの漫画を読み漁っているので、手塚治虫さんのように勉強もできたほうがいい漫画がかけるよ、と言ってはいますが・・・。

    長くなり、申し訳ありません。
    このような情報で、ご判断は可能でしょうか?

    根本的な本人のやる気を出すことも大変ですが、もう時間がないので実際、算数の点数を上げていかないといけません。
    お忙しいところ、ご面倒おかけしますが、どうかよろしくご指導ください。

  8. 【2200199】 投稿者: しろくま  (ID:Q3q/R9md3ak) 投稿日時:2011年 07月 12日 07:11

    「笑顔」さま

     以前にもお話ししましたように、「偏差値」というものは

     偏差値50である、ということは、みんなと同じことができている
     偏差値50未満である、ということは、みんなと同じことができていない
     偏差値50以上である、ということは、みんなと違うことができている

     ということに他ありません。

     孫子は、「およそ戦いは正をもって合し、奇をもって勝つ」と申していますがようするに「だれもがすることをしっかりやって、だれもがしないことをして合格する」と読みかえができると思います。

     偏差値が50をきってしまったとき、あるいは50を下回る教科ができたときは、

    ☆ だれもがしていることを怠っている

     というような視点で子どもの「ふだんの生活」から「塾での学習」まで、すべて精査してやる必要があります。

     男の子は自己評価が甘く
     女の子は自己評価が厳しい

     というのがあります。ぜったい満点や! と、うかれて帰ってきて、実際返却されたら80点… 

    「あれぇ?? あ、勘違いしてたぁ」
    「え? なんでやろ?」
    「うそや、これはこれでもええと思ってんけど」
    「おっかしいなぁ、こんなはずないねんけど」

     で、おまけに最後は

    「いいやん、いいやん、あははは。」

     自己評価の甘い「あ・い・う・え・お」です。

     はぁ?? あなたねぇ! と、母は怒る前にあきれてしまう… さすがに小6になるとこういうことは減りますが、小5あたりでこれを連続させてきてしまうと、早ければ5月の模試で、おそくとも夏休み前の7月あたりの模試で「たたり」が表面化します。

     絶対満点や! というのと同じで
     わかってるって! 知ってるって! という言葉を信じてはいけません。むしろ本人が「わかっている」「知っている」という分野に関して

     易問流し(時間制限下) + 難問チャレンジ(時間制限なし)

     で、しっかりと向き合わせてみる必要があります。おっしゃられている偏差値58あった2月~8月の「できている」「知っている」という分野をこそ、小5にたちもどって復習していく、ということが大切になります。

     理科など、しろくまの友人の理科講師の口グセであった「きちっと」ということが抜けている可能性があります。
     しろくまは、甲陽合格のキーワードは、全教科この「きちっと」という言葉にあると思うんですよ。

     物理化学系はもちろん、理科の植物などでも、すべての部位名称はもちろん、生長などに関するグラフの読みとりなど、「雑」になってきているところがあるはずです。それなりの処理能力が高い子は、一面、「雑さ」も性格の中にあります。「几帳面」や「慎重」という言葉からくる印象に「速さ」はともなわないのがふつうでしょう?
     「雑」に取り組む、ということでも小5あたりの模試の問い方では、なんとか力で押し切れる場合もあるのですが、模試の中でも志望校の名前がついた「冠」模試や、ちょっと難しい特設模試になると、がくっ と点数を落とす場合があります。

     小5の理科などは、グラフや表の読みとり系のものを選抜してしっかり復習させてやってください。「やりなおし」「見直し」が嫌い、というのも男の子に多いところ… ここは、前の模試をコピーして、ノートに切り張りするなど「再編集」して装丁を変えてやってください。ちょっとした改変で子どもはやる気を出してくれます。

     国語は、「甲陽型」がまずまずのデキ、ということは、しっかり読んで考えると解ける、ということでもあります。ここは大きく伸ばしてやりましょう。
     長い文章は不要、でも、「表現」や「視点」のおもしろい「説明的随筆」などが学習素材としてよいところ…

     だいたい問題集の国語は、25行32字、の二段組み、になっているものが多いと思います。それで見開き1ページを越えることがない長さのものが甲陽の説明文でチョイスされているものです。塾でやってくださる過去かぶりを避けるという意味でも「神戸女学院」の説明的文章などにもチャレンジさせてやってください。これも「え~ 女子中のやるのぉ」となるかもしれないので、どこの学校のものか明らかにしなくてもよいのでコピーして「甲陽型の問題よ」と伝えてから提供してやってください。

     甲陽以外に志望はないっ というのは、しろくまの時代からよくある(むしろそういうケースが多い)ご家庭の基本方針のひとつでした。ふだんの講義で能力別クラス編成しているならば、志望校別でも能力別にした上で、希望するものはみな受講させて勉強させてやればよい、と、しろくまは考える派なのですが…

     ただ、あえて「冠」をかかげて志望校別特訓を設定し、偏差値で輪切りにしている以上は、資格に届かない子が、1つ下のコースに存在していることを塾の先生は百も承知のことだと思います。
     塾の先生もそのあたりはじゅうぶんご理解されているはずです。「冠」が変わっても、志望校を変えてその学校を受けなさい、という意味ではけっしてないと思うんですよ。(志望校を変えないなら塾から出て行け、というご指導などではないと思いますし、万が一そうだとしたら、少々乱暴ですがさっさと塾をやめて、ナットクできる受験態勢作りが必要です)

     以前に「1つ下から1つ上をめざす」学習の話をしたことがありますが、

     西大和・六甲・星光の問題で、甲陽を受ける子が解けなくてはならない問題

     というのが必ずあります。塾の先生にお願いして、こういうところを教えてもらってそこを学習の「軸」に据えましょう。
     むしろ、偏差値が届いていないときこそ、そういう部分を念入りに学習しなくてはならないときです。これをむしろチャンスと考えられてしっかりと取り組んで欲しいと思います。

     受験に向き合う母子は、ときに「相互を映す鏡」のようです。

     お子さんのモチベーションが母に反映する
     母のモチベーションが子に反映する

     どちらが先で、とは言いにくいものですが、ながーい母子の生活の中で、そういうものが2本の革でなわれた鞭のように一本化しているものなのです。お母さんがやる気をなくしと、それを子どもは確実に嗅ぎ取ってモチベーションを下げてしまいます。
     子どもが病気のとき、お母さんが笑顔もなく気力もない様子をみせては、子どもの回復が遅れます。お母さんの気力の立て直しがそのままお子さんのがんばりに通じます。

     「形」はむろん、重要です。しかし、「形」にこだわって、その「形」に入るべき「中身」がなければ虚しいものにならざるをえません。
     
     「ようやく夏休みになり志望校の問題をゆっくり勉強できる」

     ということと、志望校別の特訓の資格を得られなかったことは「矛盾」ではありませんよ。志望校の勉強しましょうよ。

     素材は星光のものでも、西大和のものでも、六甲のものでも、夏休み中は何も甲陽のための学習と矛盾はありません。ここは甲陽を受けるなら解けなくてはならない問題、というのが必ずあるわけで、それをしっかり学習すれば、甲陽の過去問だけに絞り込んだ学習よりも幅は広がります。
     現状のデメリットばかりを見ていては、現状のメリットを活かせず終わってしまいます。

     最高レベル算数、最高レベル理科、の、内容はしろくまはわかりませんが、その題名から察して「灘・甲陽」の問題・対策なのでしょう? そこで「理解できた問題」「理解できていない問題」を分類し、「理解できていない問題」をじっくり考えさせてやる機会もしっかり作ってやらなくてはなりません。

     まだまだ、できることはありますし、できることをやられていないと思いますよ。しろくまも応援しますからね。

     何か追加質問があればとうぞ。

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