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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2200586】 投稿者: ふらふらこ  (ID:Y4xJCuI2OOc) 投稿日時:2011年 07月 12日 13:51

    しろくま様

    お返事、ありがとうございます。
    アドバイスをもとに
    地道に抜けを固めていきたいと思います。
    塾の先生とも話をし、本人のやる気も持ち上げていけたらなと
    思っております。
    自分もあまり力が入りすぎないように・・・。

    ありがとうございました。

  2. 【2200759】 投稿者: 笑顔  (ID:nmVwtL.5uOc) 投稿日時:2011年 07月 12日 16:51

    しろくまさん お返事ありがとうございます。
    本来なら 母親の私が 成績が落ち込んだ時こそ励ましてやらないと
    いけないのに しろくまさんの言葉を聞かないと前向きになることが
    出来ません。
    しろくまさんに言われた通り 算数で点数がよかったころの時も
    さかのぼり復習してみます。
    朝 計算と 最高レベル算数の図形をしていたのですが 難しくて
    時間がかかるばかりでした。

    どこの学校のコースにいても志望校の勉強は出来る。甲陽のクラスにいないと
    「もうだめだ!!」と恐怖すらありました。
    気持ちを切り替えて頑張ります。
    しかし!お弁当も作り 張りきって息子を待っていましたら
    子供が「又熱っぽくてしんどい」とぐったり。
    又 嫌味を ひとつふたつ 言ってしまい それでも 塾に送り出しました。

    私が張りきると 息子のテンションが下がるような、、、気がします。
    この 5月くらいからは必至で資格を取るためにやってきましたが もう私の声はガラガラ
    家の壁は 穴だらけ(私が怒って投げつける)本当に これ以上ないくらいの傷つける言葉も
    言ってきました。もう疲れてしまいました。
    冷静に子供を勉強させたいと思うのですが 6年になってから反抗するからこちらも
    もっとイライラして子供に愛情もわかず むしろ 気持ち悪いと思ってしまったりします。
    小さいときから 絵がかけない 縄跳びが出来ないとなるとイライラして必死で教えました。

    他の兄弟は小さいせいもありますが このように思う事もありません。

    お忙しいときに申し訳ありません。これは しろくまさんに話すことではないですね。
    病院行った方がいいかしら。

    子供の勉強に関して主人は 「ドジミスも全てやる気の問題」と精神論しか言ってくれないのでもう何も
    相談してません。

    又相談させてください。本当に ありがとうございました。

  3. 【2201148】 投稿者: しろくま  (ID:3QfdFQBsF5I) 投稿日時:2011年 07月 12日 22:37

    「長男、ファイト!」さま

     いやいや、緊張などなさらずに。とって食ったりいたしませんよ。どうか気軽にお声かけくださいな。レスが遅れてしまってすいませんでした。

     根本的なやる気を出すこと、算数の点数を上げていくこと、これらは同時並行に進められますし、相互に連関しあう問題でもあります。

     まずは、算数のお話から。

     星光の過去問をざっとみていただけるとわかりますが、途中の工程、つまり段階をふんで解答させていく問いが後半にあります(というかすべて)。このあたりは四天王寺中や神戸女学院中などの女子の問題のほうが途中工程抜きで、なかなか大変な場合もあるくらいです。
     算数が得意な子は、確実に点数がとれる問題。難度は一定の高さがありますが奇問はありません。

     苦手な子には、とくに大問2つめにしろくまは注目しました。これはちょっと時間をかけて丁寧に考えれば解答できる問題で、しかも、通年、それぞれ問題の種類が違うので6年集めたらそれだけで「模試」が一本できそうな感じの問いです。

     さて、ここのところは兵庫県の女子中の神戸海星や甲南女子の問題が、同傾向異学校問題として活用できます。ちょっとコピーしてノート見開き左半分貼付、右半分空白、というノートを作ってやってください。夏休みの学習素材にします。女子中の問題に抵抗を感じる男の子もいますので、わざわざ学校名は出す必要はありません。

     すでに作られた100枚以上のものから、まず20枚厳選しましょうか。これはちょっと塾の算数の先生に選んでもらう、というご協力を願いたいところです。「すべてやらせたいのですが、とくに星光に向けて必要なものを…」というと、だいたい20題くらいになるような気がします。
     それから残り80枚は、お母さんがランダムに抜き出して、ぱっと2枚本人に見せて、「どっちの問題が好き?」(あるいは得意?)と聞いてチョイスさせてやってください。そうすればさらに40枚を選べます。で、一日2枚で30日で完成する、という流れで計画しましょう。夏休みの自習、あるいは朝1枚、寝る前1枚、という感じでもよいですね。夏休み前のこの土日あたりからスタートされてもよいと思います。

     で、残りは、直前の12月にまわしてしまう。12月あたりは、また、このときはこのとき、色々な「あせり」があって、何をしていいかわからないっ と、なるんですよね。そういうときに、ぱっと これやりなさい、と出せるものも必要です。おおいに活用する素材にしましょう。

     図形の中でもできる単元がある、というのはどういうところでしょう?

     面積算出系でしょうか? 角度などの算出でしょうか? 平行四辺形や台形、ひし形についての特徴、直線の平行や垂直の関係ができていたら、まずは第1段階クリア、で、実際の入試問題をどんどん解いていく流れでよいです。
     この分野があいまいな場合は、小5の復習テストの流し学習に時間をとりましょう。

     条件整理を書いたり、図を描いたり、というのはとても大切なことで、算数の講師の基本トークです。ここはできない子の「点検」箇所なんです。おっしゃるように、「そうしたほうができるのだ」という体験がつめないと、なかなかやってくれないところなんですよね。ここは算数科の講師の腕の見せどころなんですが…
     その半年前の「塾の教育相談」というのは本人同伴だったんでしょうか? 本人が好き、尊敬している、という講師はいませんかね… そういう講師に、ちょっと「声かけ」をお願いする、というのも大切な作戦です。

     基本、母-子、は、いろいろな部分で衝突します。9割子どもに非がありますが1割は、お母さんも「怒り方」や「たしなめ方」に、ちょびっと問題がある場合もあるんですよ。

     「勝ち誇り」型 ほらっ 言うたとーりでしょ! ちゃんと最初からこうしてたらよかったのよ!
     「つぶやき」型 もう、そんなんだからだめなのよ… なんたらかんたら、ごにょごにょごにょ…
     「いやみ」型  あら、まぁゆっくりやね~ まだ勉強してないの。ふーーーん。

     お母さんが正しいのはもう十分わかっていますからね。あまり「ケンカしながら」にならないように。

     まぁ、こちらの言いたいことは、塾の先生を通じて言うてもらう、というほうが不要な親子バトルの軽減にもなります。

     「モノでつる」ことによるモチベーションアップはよくないことは確かですが、モノでつって力を出せる子、というのは「志望校の合格」が「母の思い」から「自分の思い」になった瞬間、ものすごい力を出す子でもあるんです。
     ようするに、もう1つの問題と絡んでくるわけですが、「私立中学に行きたい」という思いが「まだ」本人にない、という部分ですよね。

     ただ、これは、しろくまの経験から申しますと「周囲の変化」が「自身の変化」に通じる場合が多いんです。

     親の100言より、塾の友人の1言

     なんです。お子さんの場合、塾に仲のよい友人がいないとのことですが、この場合の「塾友」は「仲の良さ」はあまり関係ないんです。自分より成績が低いと思っている子や、ふだんあまり志望校のことを口にしていなかった子が、「○○中学行くねん」「××中学狙っているねん」とか、ちょうど今ごろから「明確に」「確信的に」語るようになるんですよ。そのあたりから変わっていきます。

     むろん、しろくまは「学校見学」「文化祭見学」を薦める派ですが… これも子どもによって、ケース・バイ・ケースです。

     文化祭などがある日曜日や祝日などは、塾も通常の授業を休みにしている場合があります。すると、消化し切れていない宿題や単元などをそこで「回復する」貴重な時間である場合もあるわけです。
     文化祭は、ゴールデンウィーク期型と秋型の2つに分かれていますが、しろくまの時代は、記憶では大阪星光は「秋」だった気がします。まだ、見学できるチャンスは残っていますよね? 祝日を利用した文化祭だったような… 今はセキュリティなどが厳しくなっているかもですが、入り口で来年受験を考えています、と、一言いえば、どうぞ、と言われるパターンだったと思います。もちろん、塾からの「引率」などもあるかもしれません。「学校見学会」が塾で設定していて、その日程で「消化したい宿題」などがとくにない場合は是非参加してください。

     志望校へのモチベーションは「上から下へ」というのが、まぁ、一般的な高め方です。

     将来何をしたいか-どの大学に行きたいか-どの学部か 

     そこの大学なら、この中学だよ、と、最後はやや強引につなげていく… おっしゃるように漫画家なども、手塚治虫さんのように、医学部で学び(たしかそうでしたよね?)、「ブラックジャック」みたいな漫画を書く、みたいなこともありました。俳優や声優さんが、有名大学の放送部や演劇部出身、というのも少なからずある話です。
     どの分野も飽和状態で、何かすぐれた「技能」がある者がこれからは生き残っていくような気がします。深い専門と幅広い教養を身につけていく、という教育環境を色々な角度から探してやってほしいですね。
     
     なんだか多岐にわたる話になってしまってちゃんとした回答になっていないかもですが…
     何か追加質問があればどうぞ。

  4. 【2201232】 投稿者: しろくま  (ID:3QfdFQBsF5I) 投稿日時:2011年 07月 12日 23:28

    「笑顔」さま

     しろくまは、特定の宗教はもっておりませんが、賢者の言葉は、いずれの宗教家に限らず、心に止めております。

     ブッダは、

     人の口には、斧がある
     他人を傷つけて、実は己を割いていく

     と、申しております。子どもを叱りつけながら、けっきょく自分も傷つけていくんですよね… 

     荒い言葉や、汚い言葉、というのはそういうものなんです。伝えたい意味の万分の一も伝えません。ほんとうの叱咤激励というのは激高した言葉であるはずがないのですよ。

     病院など必要ありません。「自分がおかしいのでは」と思える人は、「正常な」人なのです。酔っぱらいは決まって「おれは酔っぱらってなんかないぞっ」と、ぐでんぐでんになって断言しますからね。

     「だめな親だわ…」と言える人は、ぜんぜんだめではないのです。

     「やる気の問題だっ」と、やる気を重視する人にかぎって、子どもの「やる気を削ぐ」ことばかりしちゃう場合があるんですよ… 子の未熟は、ほぼ親の未熟であるともいえます。

     さて、先のブッダですが、親子ゲンカばかりしている親が「この子に言ってきかせてくださいっ」とその子を引っ張ってきたときに、親のほうにこう諭しました。

     「子が生まれて、親が生まれる。親と子は実は同い年なのだよ」

     親がえらそーに言えることって、それほどないのかもしれませんね…

  5. 【2201357】 投稿者: 長男、ファイト!  (ID:26baDZuBbVc) 投稿日時:2011年 07月 13日 02:56

    しろくまさま お返事いただけてとても嬉しいです。
    お忙しいところ、たくさんのお時間を費やしていただいたんだと思います。
    本当に感謝の気持ちで一杯です。


    まず、同傾向異学校問題を活用する方法をやってみたいと思います。
    また、膨大な量の「間違い問題集」の中から厳選するという点は、塾の先生にお願いしてみます。

    夏休みにやりきれなければ、12月にまわす方法があると知り、焦る気持ちが少し落ち着きました。
    ただ、間違い問題集は、毎月、毎週、どんどん増えていきます。でも、それはひとつでも多くこなしていくしかないことですね。



    「図形の中でもできる単元がある」と書いてしまいましたが、どこかといわれると、どの単元でも問題がひとひねりされているもの、ひらめきが必要なものは解けません。

    「角度」の問題はヒントをうまく使えず、よく間違えます。「面積」の問題は、まだできている方だと思います。
    本人が苦手意識を持っているのは、「水問題」です。ゆっくり解けばできると思うのですが、ややこしいイメージを持っているのだと思います。

    平行四辺形などの平行の条件を使ったりするのは、まあまあできると思いますが、簡単な問題を全て確実に解く力はありません。算数全般にわたって、たくさん基礎が抜けていると思います。でも、どの分野か絞りきれません。

    親バカですが、もともと算数が得意なはずの子だと思っています。ただ、今は、苦手意識が強かったり、めんどくさがりな性格から、難しい問題が出てくると投げ出したくなるのだと思います。なので、簡単な問題を確実に解けるようにさせて、自信をつけさせてあげたいと考えています。

    基礎の定着が必要だと思うので、「プラスワン問題集」をもっと繰り返しやってパターンを覚えて欲しいのですが、自作「間違い問題集」を優先させるべきですか?「プラスワン問題集」もほとんど間違い、一度は理解したものの、まだ解けない問題がたくさんあります。

    実際の入試問題を解くレベルでなければ、「小5復習テストの流し学習」とのことですが、復習テストの間違い問題集を解いていくということですか?公開テストの間違い問題集は100枚以上ですが、復習テストは小5だけでも100枚弱あります。


    半年前の、塾の教育相談には、本人が同伴していません。先生も親も三者面談を希望しましたが、本人が激しく拒否しました。息子はその算数の先生のことがあまり好きではなかったようでした。素直で、人の好き嫌いはほとんどない子ですが、自己主張の強い人や自信たっぷりの人だけは、受け入れられないようです。親から見ると、その先生はハキハキと話をされ、頭が切れるいい先生だという印象でしたが。

    本人曰く、塾に好きな先生はいないとのことです。最近、理科の調子がいいので、理科の先生のいうことなら素直に聞いてくれるかもしれません。この際なので、算数のことでも、理科の先生に言ってもらうべきだと思われますか?



    しろくまさんは、柔らかなお言葉でご指摘くださいましたが、親子バトルの原因に、私の「怒り方」が関係しているのは確かです。怒らずに、褒めてやれば調子に乗って勉強してくれるときが、たまにあります。勝ち誇り型、つぶやき型、いやみ型の全てを駆使して、毎日怒りまくっているので、親子そろって精神的に疲れてしまいます。

    とにかく、相手は子供であることを忘れないこと。あとは、できるだけ塾の方から言ってもらったり、洗脳してもらったりするようにします。


    「私立中学に行きたいと思わせる」件は、塾のクラスメートからの影響を期待したいと思います。
    親友がいない代わり、クラスメート同士の話をよく聞いているようで、たまに、「こんなこと言っていた」と話してくれます。中学校の話をしていないか、何気なく本人に聞いてみようと思います。


    お礼を言うつもりが、長くなって申し訳ありません。


    あとひとつ、欲張りですが、教えてください。
    星光でさえ夢のような学校ですが、他にも希望している学校があります。西大和と清風南海です。

    星光と清風南海は、通える範囲にあり、偏差値としても目標となるレベルで、校風もすばらしいようなので、当初から目標校としてきました。最近、西大和が気になってきました。新しいことを取り入れられているようで、サイエンスに力を入れていたり、海外への語学研修があったり、スキーや登山、体験学習や職業体験などにも魅力を感じます。

    ただし、西大和は、算数も難問が多く、国語も長文記述が多いと聞きました。息子の2大弱点が揃ってます。
    やはり、星光とは出題傾向が違い過ぎますか?
    目標とはいえ、両方を目標校にすると、どっちつかずになりそうですか?


    本当にご面倒おかけしますが、お答えいただける範囲で教えてください。
    お忙しいと存じます。ご負担が大きければ、たくさんの質問をまとめてお答えいただけなくても結構です。
    私が自分で調べたりやるべきことは、おっしゃってください。

    お返事いただけて、本当に嬉しかったです。助けていただきました。ありがとうございました。

  6. 【2201986】 投稿者: 笑顔  (ID:nmVwtL.5uOc) 投稿日時:2011年 07月 13日 16:57

    しろくまさん、
    皆さんのたくさんの質問がある中で、結局親の私の精神面まで
    慰めていただきありがとうございます。
    ぐちぐち言ってしまいたくなる時 ひとつ堪えて
    黙ってみようと思います。まずは プラスにとらえることから。
    やってみます。
    ありがとうございました。

  7. 【2202398】 投稿者: しろくま  (ID:Sl7vBk1h3U6) 投稿日時:2011年 07月 13日 22:47

    「長男、ファイト!」さま

     まちがい問題集をすべて解く、なんてのは、できなくてもよいのですよ。そもそもそんなことに力を注ぐと子どもはやる気を削いでしまいます。こんなこと言うと怒られますが、見直しなんて「何かのついで」でもいいくらいです。
     ただ、「何かのついで」でやる以上は、これだっ という厳選でいくべきだと思うんですよね。

     子どもって、よーーく観察していると、ずっと同じところでミスしてるんですよ。「あなたまた同じことしてっ!」というのが毎回同じお母さんのセリフになっちゃう… 同じよーなミス… そこが浮かび上がれば、今度は、前を向いてそこに注意していく、というので十分なんですよ。

     申しましたように、塾の講師に、そういう「まちがい問題集」をみせて、「こんなところでミスしているんですが、これは絶対やりなおさないといけないものを選んでください」と相談して教えてもらって「まちがいの厳選」をすればそれでOK。
     たいてい講師は、「あ、これはこれからもやりますから、今からやることにしっかり取り組んでください」というモノを指摘してくれます。
     まちがいを積み上げてしまうと、モチベーションは上がりません。

     スープの味見をするのに、じゃぶじゃぶ飲んじゃうコックはいないでしょう? スプーン一杯で、全体を類推すればよいんです。見直しの極意はそういうところ…

     「角度」は、正確さ、丁寧さを必要とします。おもしろいことに図形において「角度」と「面積」の取り組みは、キャラクターが反映しますよね。「面積」は、ぱっと、みて、こんな感じかな、と、アタリをつけてから、まぁとりあえずやってみる、みたいな「大きくとらえる」ということが大切ですが、「角度」はきっちりと丁寧に考えていって算出できる…
     「角度」は量で、「面積」は質… 数をこなすことが大切な分野と、よい問題をじっくり考えるのが効果的な分野…

     これは算数の先生にうまく選んでもらいたいところなんですよね。

     「水問題」こそ、塾算の威力を発揮する分野です。講師の講義をしっかりきいて、模範解答よりも解説をしっかりと読み込むところが大切な分野です。「講義でしっかり理解する」というのが大切な分野なんですよ。

     できる問題をたくさん解いていく、というのは大切なんですよ。できない問題をやりすぎてしまうと疲労感から雑さもクローズアップされてしまいます。

     しろくまとしては、自作「まちがい問題集」をお薦めしたいところです。「小5の復習テスト」の「流し」はすべてをやる必要はありません。ランダムに1つ選んで、解いていく、という感じでよいですよ。
     模試に関しては「大問2」のまちがいは必ず再度やらせてください。むしろそれだけでも十分。

     苦手な先生の前では、子どもはやはり萎縮します。教え方云々の前に、どーしても好き嫌いが子どもと講師の「壁」になります。
     たとえば、しろくまも、裏で(同じクラス帯で別教科を教えている、という意味)やってる算数の講師に「すまん、おまえから国語がんばってるか、と、声かけたって」とか、逆に算数の講師から「算数がんばれって言うてや」などのやりとりをよくやりました。自分の得意な教科で、好きな講師から、自分の苦手な教科についての声かけをしてもらうのも十分効果があります。

     西大和は、しろくまが塾講師をやめてしまう少し前あたりから併願校として注目されはじめ、この20年でかなりの躍進をとげた学校ですね。昔はがんがん勉強させますっ と、いう感じでしたが、そういうプログラムを取り入れるようになったのですよね。
     ある程度、優秀者が集まってきた証拠でもあります。クラブ無し、補習たくさん、授業時間大量、というところでは、最後のひとのび、というのは子どもは阻害される場合があります。幅広い経験値がけっきょく大学入試の「追い上げ」に力を出します。とくに国語の得点力、で最後の「ひとのび」が出にくくなります。
     清風南海は、しろくまの時代は男子校。わりと硬派な感じでしたが、男女共学、というのがしろくまのイメージにはまったくありません。昔は、一人一人に畑を一条くれて、好きな農作物を育てなさい、という「教育」があって、しろくまはそういうのが大好きでした。

     西大和は、しろくまの時代では

     帝塚山-西大和-東大寺-灘/星光

     という、受験パターンの併願校でしたが、で、あるがゆえに、塾では1つのコース内で対応できるプログラムを組んできました。ですから、受験のパターンが変わったであろう現在でも、塾はその当時のノウハウをもっていますし、現在でも1つのコースにくくって対策してくださると思うので、あまり心配はいらないと思いますよ。

     傾向は、むろんかなりの相違はあります。時間内の処理が要求される西大和、深い思考で正確な解答をもとめる星光… ただ、西大和の算数は難問もありますが、確実に得点できる問題を用意してくれていますから、「時間のレイアウト」と、塾での訓練で、合格点まで持ち込みやすい算数でもあります。
     国語は、西大和の場合は、ふだん得意な子でも、なかなか苦戦しそうなパターンのものも散見できます。おそらくは、受験者の得点分布は平均点周辺にぎゅっと集まる「険しい山」になりそうで、あまり「差」が出ません。国語で合否が決まりにくい入試になっている可能性があります。

     申しましたように、「どっちつかず」になりそうにも見えますが、申しましたように、たいていの塾は、昔の併願パターンの学校ですから、それぞの傾向をふまえたワンセットの対策ができていると思います。念のために「星光と西大和を志望校に考えているのですが…」と相談をしてみてくださいな。

     感謝の気持ちなど、大仰に考えられないようにしてください。どうかお気軽にお声をおかけください。
     何か追加質問があればどうぞ。

  8. 【2202479】 投稿者: 長男、ファイト!  (ID:26baDZuBbVc) 投稿日時:2011年 07月 13日 23:55

    しろくまさま  お返事ありがとうございます。

    立て続けにややこしい質問を致しましたのに、気持ちのよい、元気になるお答えをいただきました。
    あとは、いただいたアドバイスを実践してみるだけです。

    また今日も、息子は、「疲れた、眠たい。」と言って、ろくに宿題も仕上げずに寝てしまいました。学校が短縮授業なので、特別に友達と3時間も遊ばせてあげたのに、それが仇となってしまったようです。早朝に起きて勉強すると言って寝ましたが、期待できないので、明日、塾で痛い目にあってみた方がいいのではないかと、黙って見届けることにしました。


    今は、本人のやる気のなさの方が大問題ですが、しろくまさんにいただいたアドバイスの方を着実に進めていきたいと思います。
    来春には、しろくまさんに合格の報告とお礼の連絡をしたいです。
    6ヶ月を切ったものの、まだまだ道のりは長いので、また頼りにさせてください。
    おかげさまで、私自身、この数日間でぐんと前向きになれました。ありがとうございました。

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