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【4219995】算数抜き入試の進学校は成立するか?

投稿者: あおいとり   (ID:1He7D2g8uno) 投稿日時:2016年 08月 21日 02:44

いわゆる「受験算数」は事実上何らかの形で「やり方」を指導されないと対応が難しいこと、中学以降のカリキュラムと連続性のない領域があることからしばしばその存在意義が疑問視されてきました。
しかし、中学受験では総じてこの教科が相当高い配点を与えられていることが多いです。
そこで思うのですが、こうした「中学受験の主流」に対するカウンター的なコンセプトとして、入試でいわゆる受験算数を課さずに麻布とか開成くらいの進学実績をたたき出す一貫校が現れたら面白いと思いませんか?

私自身も「受験算数劣等生」だったけれども、それでも大学段階では特に引け目を感じないようなところに進学しているので、そういう系統の生徒が相当数集まればやってできないことはないはずだと思うのですが。

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  1. 【4250927】 投稿者: 動機が大事だよね  (ID:kYMUY9q27kg) 投稿日時:2016年 09月 17日 08:09

    >あおいとりさんは、操作する能力は放っておいても年齢に応じて伸びていく、とお考えのようですが、私は、天性のものが大きいと思っています。


    これは全くその通り。頭のいい子はいる。数の規則性や図形問題などに顕著に違いがでる。全員が初見の問題をやれば「頭の良さ」「ひらめき」はすぐにわかる。

    要は教わらないことを自力で発見する、「気づく」という能力。 天才数学者や物理学者には天性の才能があったのだろう。彼らが人類の文明を作り上げてきた。一種のはみ出し者だろうが突然変異で産まれたのか環境かはよくわからない。

    それを認めたうえで、では受験算数は? となるとちょっと話は違ってくる。
    それは「教えれられれば」「知っていれば」「練習すれば」出来る子は確実にいるという事だ。才能は平凡なのだが訓練で受験算数は時間内に出来るようになる。

    この訓練がエスカレートしてどんどん通塾期間が長くなった。「知っていれば」「一度やっておけば」「聞いていれば」「類題をやっておけば」となると確かに時間が足りない。小学校6年一年で足りなければどんどん特訓期間は長くなる。

    ここで問題になるのは、果たして受験勉強にそれだけかけることが子供の生活にとっていいことなのか? というところだ。そんなことやって遊びの時間を削って果たして子供生活はいいのか? 後年の人生に子供時代は影響しないのか?

    後年、どんな大人になったか?まで考えないと受験算数特訓やる意義や意味は分からないだろう。確かに大学入試までは効果がある(中学受験)としてもその後どうなったかをよく見る必要がある。

    だが、現行の大学入試が続くなら受験算数巧者は合格できる可能性が高い。というのは予備校、塾、家庭教師、受験生親など受験に関わった人たちなら同意できるのではないだろうか?

    しかし、大学入試レベルの数学なら中高の勉強次第でいくらでも中学受験経験者を抜くことはできるので実はたいしたことではない。受験算数やらずとも受験数学は遥かに簡単にできるようになる。 これは中高の数学はそんなにヒラメキを要求されないということだ。一連の手続きを確実に踏んでいけば誰でもあるレベルには到達する。

    ヒラメキは大学以降の数学や物理。ここで挫折する人は多い。

  2. 【4250941】 投稿者: 動機が大事だよね  (ID:kYMUY9q27kg) 投稿日時:2016年 09月 17日 08:26

    ちょと最後のところがスッキリしなかったので、まとめます。

    1.世の中に天才はいる。 ガウス、オイラーレベル。
    2.だが中学受験生のうち10人もいないだろう。
    3.次のレベルで世の中に神童と言われる数理能力のある子もいる。100人。
    4.理解力がありちょっと教われば応用の効く子がいる。  1000人。
    5.基本から段階を踏んで応用まで練習を繰り返し到達。  5000人。

    まあ、これくらいが中学受験参加者なら問題はない。人事さんのように楽しんで塾に通えるだろう。問題は10歳~12歳時にはまだああいう算数がまるっきり分からない子が中学受験に参加させられているという事だ。

    これは悲惨。こうならないようにするために親は子供の能力を良く見極める必要がある。「とても無理だな」と思ったら志望校を下げるか高校受験まで脳の成熟を待つ。「数学ならできる」という自信を持った子はその後どんどん伸びる。

    子供の頃に植え付けられた劣等感はとても深刻。それを持たせない目を親は持つことだろう。(無理なことはやらせない)

  3. 【4250950】 投稿者: 文章修行  (ID:GhLAiO/ac2Y) 投稿日時:2016年 09月 17日 08:39

    あおいとりさんのおっしゃる「「操作する」 能力に関しては、栗田哲也さんが「数学による思考のレッスン」の中で興味深い事を書かれていました。
    「教え子で算数、数学が凄くできる子にはピアノ、将棋が得意な子が多い」
    算数、数学の問題を解く際の操作性とピアノ、将棋を行っている際の操作性に何か関連があるのかもしれませんね。
    (有名な例はハーバードのNoam Elkies。ピエール=ロラン・エマールも自分は学生時代数学の才能があった、と語っていました)
    もちろん両者とも暗記や練習も必要だから、ピアノ、将棋が得意ー>数学が得意
    とは必ずしも言えませんけどね。

    あと、数学が得意な子は「独特の比喩的見方をして問題を捉えている」とも述べられていて、これには非常に共感を覚えました。
    算数、数学が得意な子は「似ている」と感じる問題の範囲(チャンク)が非常に広いと感じています。一方苦手な子は社会の一問一答集を暗記するように、個別の問題の解き方を一つ一つ丸暗記しているのでしょうね。だから、ちょっとでも見かけが変わるとできなくなるし、算数の勉強に膨大な時間がかかってしまう。
    私は灘や筑駒が詩の問題を出し続けるのもここに理由がある気がしています。
    まったく異なる2つのものを「同じ」と結び付ける力があるか否かを見ているのだと。
    そういうのはある程度天性のものだと私も思います。

  4. 【4250956】 投稿者: 人事  (ID:EAMH1mXSDCM) 投稿日時:2016年 09月 17日 08:45

    動機さんの仰るとおりでしょう。
    ちなみに東大入試まではペーパーテストで頭だけで大丈夫ですが、大人になると行動力が大事。足が重いとダメです。
    その辺が、早慶、特に早稲田と比較した東大の弱さかなあ。

  5. 【4250962】 投稿者: 逆に  (ID:9fVAmV3Cfew) 投稿日時:2016年 09月 17日 08:48

    動機さんが批判するような、
    ・地頭は大したことない
    ・低学年からひたすら塾で問題演習を鍛え上げてもらって日々何時間も勉強
    ・結果、筑駒、灘レベルに合格した
    みたいなパターンっているのかな?
    いたら教えて下さい。自慢大歓迎です。

  6. 【4251028】 投稿者: 他人事  (ID:8AbwYBBqP9Y) 投稿日時:2016年 09月 17日 09:44

    酒好きさん

    >一般入試も受けている帰国入試受験生は帰国入試で落とすべきだと思いますか?

    もう少し返答に苦しむような鋭いこと書いて欲しいな
    「ぼく算数かなり頑張った!一般でも合格できる!」という
    本当は受験算数やっていない井の中の蛙の受験生もいるでしょ?
    あと算数は、他の科目に比べて入試当日のブレが大きいし

  7. 【4251065】 投稿者: バラード  (ID:.gtNZCBmD96) 投稿日時:2016年 09月 17日 10:19

    個人的には、中学受験で、天性のものとかヒラメキとかさらに遺伝とか必要ないと思います。
    ひたすら興味、好奇心と訓練。熟練するまでやるかどうかで、だいたい難関か中堅かなど行き先は決まっていくのではと思ってます。

    どの科目も同じで、興味がない、好奇心がわいてこない(これ机上でやっている限り致し方ないのかもしれません)、ではいくら時間かけても単なる棒暗記せよは、受験直前でない限り無理でしょう。

    このあたりは、動機様の野山を駆け巡って、その成果として机上の勉強に興味が湧くような環境は必要と思います。

    特に受験算数、受験英語、受験その他科目が、指導要領に大きく逸脱しているわけではないと思っていますので、(いや 難問はありますが)、当然のことながら
    まず難関中学でも、小学校時代に(塾ではなく)学校で、家庭で、指導要領の範囲と、さらに指導要領にも書かれている、「さらに発展させて学ぶ」という事項をどうとらえるか、だと思いますが。

    中学側も、出題全部が出来ろとは考えていないでしょうし、どのクラスの問題がどの程度の比率で新入生は出来ているのか、、くらいが指針になるのでしょう。

    ものには、何事も順番がありますので、たとえ大学受験でも今現在は、中堅私大の過去問まずどこまで出来るか、次に難関私大(マーチ)は、次に早慶は?国立は?
    なんて順番で指導している塾予備校などあるかと思いますが、どこまで進められるかが、受験生の行き先の鍵。先に進むほど、広がりも深さも半端じゃなくなるから難関校なわけで、これは中学、高校受験も一緒だと思います。

  8. 【4251077】 投稿者: 人事  (ID:EAMH1mXSDCM) 投稿日時:2016年 09月 17日 10:31

    そうですか?
    自分が大学受験の頃は、私大の問題とかやったことないし、私大と東大では質的に違うと思ってました。
    知識を見るのが私大文系。知識は少なくても良いから活用力を見るのが東大。私自身早稲田の社会は絶対無理でしたから。

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