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投稿者: 初手天元 (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36
しろくまさま
パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。
相談者の方々に
このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。
イヌイットさま 外の人さま
とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。
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【2425490】 投稿者: しろくま (ID:tnABHR86rTI) 投稿日時:2012年 02月 12日 23:25
「中学生」さま
まず第一に
お子さんがおっしゃる「自分はやらされないとしないタイプだ」という話と、お母さんのおっしゃる「自分で決めた計画や目標に向かっては努力できる意思の強い子」というのは、何も矛盾した話ではありません。
敷かれたレールの上を、何時にどの駅を通過して、いついつまでにここまで到達し、それをするために努力を惜しまない、というならば、前提に「レールがあって」「運転する機関車がある」ということがあるわけですよね。
同じことを違う角度からお二人が説明されているだけです。
京大医学部は、しろくまの時代も、そうして現在も、みんながわかっている「難関」です。おっしゃるように、ここに合格できる力があるとすると、すべての選択肢に対して開かれていることになるわけです。
おっしゃるように、考えてみれば何のために勉強していくのだ、と、いえば、「自由」獲得のための努力とも説明が可能ですよね。
しろくまの演説がうまい後輩の社会の講師は、新興私立の先生が説明会で威勢よく「塾無しで学校の勉強だけでいけますっ」と説明することをずっと懐疑的に考えていました。
「それはかえって子どもの力を引き出す機会を失わせている。学校はある程度勉強することを保障するだけでよい。あとは本人の能力やそれぞれの目標に合わせて、『学校にたよりすぎず』さりとて『塾にもたよりすぎず』『自分で努力する方法』を選択させるべきだ、そしてその選択する『ゆとり』が無い学校には行かないほうがよい」
と、まで申しておりました。すべては賛同しかねますが、大枠で大切な話だと思っています。
まず、今お通いの学校のやっておられることを「疑って」みることから入ります。
ほんとうにそれで力がつくのか? その方法が自分に合った方法なのか?
そして次に、今お通いの学校のやっておられることを「受け入れて」みることをしてみます。
なるほどこの方法ならいける。この方法は自分に合っているからやっていく。
全部信じる、全部否定する、という「信仰」および「批判」から一旦離れてしっかりとみつめる、ということをしてみてください。
その上で、塾、個別、家庭教師、いや自分でこのままやっていく、ということを、場合によってはフレキシブルに組み合わせたり外したり、を、していけばよいと思うんです。
疑って浮かび上がった自分の子に合っていない部分を塾、家庭教師、個別などで柔軟に対応させる。
受け入れて自分の子に合った学校のやり方にしっかりと乗って徹底的に掘り下げる。
こういうことが、京大医学部に合格する力、とは申しません、「選択の自由」を広げる学力向上の方法だと思うのですが…
何か追加質問があればどうぞ。
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【2425504】 投稿者: しろくま (ID:tnABHR86rTI) 投稿日時:2012年 02月 12日 23:38
「春の声」さま
X 公立中+塾
Y B校に入って、中2まで在籍し、中3から公立中+塾
Z B校
あえてシンプルにしてしまうと、この3つの方法ということになりますね。
ただ、「入学するのであれば学校を好きになりモチベーションを上げて校門をくぐる」とは逆に「学校に入ってから、学校の良さに気づき、ここでがんばるぞ」という形もあります(むしろこのケースを多くしろくまは見てきました)。
Yの選択肢は無いですか? これだとZにも移行は可能ですし、どうしても、再度高校入試、となっても、英語や数学に関してはかなりB校での学習が活かせる段階で学校を辞められます。
しろくまの時代は、キッパリと公立中から塾、そうして再受験、というのが主流でしたし、決意も深く、力を引き出すことになる場合も多かったことは確かです。
何か追加質問があればどうぞ。 -
【2425507】 投稿者: しろくま (ID:tnABHR86rTI) 投稿日時:2012年 02月 12日 23:42
「りんご」さま
ほんとうにしろくまのおかげでも何でもありません。お母さんとお子さんの力がしっかりと引き出された成果のたまものです。
入学までの時期、子どもは「小学生」に戻ります。いろいろ失ってきたり、時間が止まっていたりしていたことがたくさんあることでしょう。しっかりと「小学生を回復する」時間にしてやってくださいな。 -
【2425768】 投稿者: 中学生 (ID:RxrM7pvKppM) 投稿日時:2012年 02月 13日 08:47
しろくま 様
ありがとうございました。
しろくま様の文面に胸が温かくなりました。
ものすごく参考になりました。
質問が多い中、中学生がこんな質問をと投稿を悩みましたが、思い切ってよかったです。
自分で努力する方法を模索しながら、柔軟に対応していきたいと思います。
しろくま様、皆様、おじゃまいたしました。
ありがとうございました。 -
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【2425860】 投稿者: 中学生さまへ (ID:5F4cajDerpU) 投稿日時:2012年 02月 13日 09:45
内容から同じ一貫校へ通わせていると思いまして
横から少しだけお邪魔します。
有名な塾に通われている方がいらっしゃると気になりますよね。
でも模試で成績がいい=塾に通っているから、ではないと思いますよ。
うちは定期テストも全国模試も共に常に上位ですが
塾へはまだ一度も行かせていません。
くだりの塾に通っているけれど定期テストでも模試でも全然上位で見かけない方もいらっしゃいます。
もちろん逆に学校でも鉄緑校内テストでも上位に名を馳せていらっしゃる方も数名います(ある学年だけに集中していますが)。
なので塾に行っている・行っていないという問題ではないように思っています。本人の資質と言いますか…
塾へ行く隙を与えない学校、そのとおりだと感じています。
その中をかいくぐって塾通いをするというのは相当根性のいることだと思います。
気になるなら一度行かせてみて続くかどうか
効率がよいかどうか確認されてもいいかなと思います。
ただ女の子の場合は体力的な面もありますし、うちの経験からすると中学の間は塾はやっぱり要らないのではないかなと思っています。 -
【2426881】 投稿者: 愚母 (ID:SCVlsYGTz4c) 投稿日時:2012年 02月 13日 20:58
しろくま様
アドバイスありがとうございます。
不合格になった時、本人が行きたくない学校であることを知っていた私は、「神様のお導き」だと思いました。が、しろくま様のレスを読んで、実は神様などという不確実なものでなく「本人の意思で手繰り寄せた結果」なのでは・・・と思うようになりました。
もちろんわざと落ちたなどというわけでなく、本人は矛盾を抱えながらも懸命にテストに向かっていたとは思います。でもやはり「腑に落ちない」というところがあったのでしょう。
人は大人であれ、子供であれ、周りの影響を受けながらも最後は自分の思うように選び生きていくものだということを思い出しました。
それは久しく忘れていた感覚でした。振り返れば私もそのように生きてきたことなのに、息子にそれをさせてやろうとしなかった。
不合格、落ち込み、傷つき、考えた末にたどり着いた答え。そのまま合格していれば気付かなかった事。とても大切なこの事に気付けて本当によかった。「最後は本人に委ねる」これからは肝に銘じておきます。 -
【2427370】 投稿者: しろくま (ID:qnSlegAO2F6) 投稿日時:2012年 02月 14日 06:41
「ブーママちゃん」さま
いよいよれから。「今」とどいていない部分をしっかりととらえて、春休み、そうしてGWなどをうまく活用すればうまく夏休みの発展学習に持ち込めます。
しろくまは前から、入試はトータル、算数が大切だというが国語や理科などが得意でもしっかり合格できます。でも、だからといって、それは入試における算数の重要性を否定していることではありません。
大切だ、算数できまるっ という言葉は、受験生および受験親の判断のふりこを、一方に大きく振りすぎてしまうんですよね。
繰り返し強調しておきますが、お勉強も、学校選びも、いったん極端を排除して近視眼的にみている立ち位置を少し後ろにずらせてみる、というのが大切なポイントになります。
算数もやることをやり、しっかりと得点できる学習をした上で、それでも志望校の合格偏差値に届かぬ、というときがあります。そのときにさらに他の教科を犠牲にして算数ばかりに「とらわれる」学習は避けなくてはいけません。まだ伸びる他の教科の存在を忘れた取り組み、は、危険ですからね。
さて、「日々習ってくることの復習」と「不得意教科の補強」のバランスについて。
これが「ふだんの学習」の、学年を通じたもっとも大切なところで、かつ、多くの受験生が悩むベスト3に入るところでしょう。
あたりまえですが、それぞれの教科、それぞれの子どもによって違うのだ、という話に落ち着いてしまうのですが、いくつかのポイントをふまえておくのがよいと思います。
まず、前日型か分割型の「ふだんのスタイル」の確立を考えます。前日型を一夜漬け、と、考えてしまいますが、それほど悪いことではありません。というか現実そういう回転で多くの方がやってきました。
「月・水・金」が仮に通常の「算・理・国」の講義日だったとします。そして、それぞれに「問題集」の範囲があって、そこからテストが出る、というパターンがたいていの塾です。
「日・火・木」の前日にその「問題集」を解く、ということになります。
ところが、算数などかなりの量が課せられている場合が多く、たいていの方が土曜日・日曜日もそれに使用せざるをえない、ということになっていると思います。
付けて加えて、土曜日には「特別講座」があり、日曜日にも名称はさまざまですが「日曜特訓」みたいなものがあったりします。これでは、さらに新しい復習すべき「課題」が累積し、それを「こなす」どころか「流す」だけに終わって定着の機会を失ってしまいます。
では、層状に、毎日、算数・国語・理科と分けていくのがよいのか、というと、これもやはり講座の前日はその教科をしたくなるのは当然ですから、どこかで層のバランスは崩れてしまいますし、時期と分野で、まったく同じ時間帯配分を3教科にふりあてるのはやや難があります。
しろくまの夏休みまでのベースの学習パターンは、「量」的と「質」的に細かく丁寧に振り分けていく、という方法です。
やはり、量的には、「算数基軸」でいくのがふつうの作戦。毎日、必ず、少しずつでも「何か」していく、という枠を設けておきます。
で、理科は「当日」+「前日」で計画を組みます。
当日、は、その日習った講義ノートのまとめ、です。新聞記者をイメージしてください。取材したらすぐ社にもどって記事をおこしますよね。で、編集長へ提出。GOしてよいかみてもらう… デスクはお母さんですが、理科はよくわからない、でも、かまいません。しっかりみているよ、という姿勢を示してやってください。
で、例題くらいを1題解いてもよいですが、問題演習は「前日」に飛ばす、ということでもOKです。
国語も同様です。「当日」はその講義でとりあげられた文章を、親音読・子黙読で、その日は「発表型」でいきましょう。どんなことを習ってきたの? というところで、先生の講義を軽く再現、みたいな感じでもOKです。
むろんお母さんがお仕事の場合は横についてやれませんが、「黙読」+「講義ノート」まとめ、という進め方をさせてください。国語の板書は、黙読後、講師が再読しながらまとめていく、というスタイルが多いのです。黙読しながら、同じように講義ノートを書き写していく、ということをして「講義を頭の中で再現」ということをします。
で、「前日」は、「模範解答の逆流法」で範囲の問題を流していく、ということです。
問題の算数は、「3つの場」を用意します。おそらくですが、算数は「むずもん」(難しい問題のギョーカイ用語)「やさもん」(やさしい問題のギョーカイ用語)などに分類してくれたり、ABCレベルに講師が分けてくれたりしていると思うのです。
おもしろいのは、オフィシャルにABCに分類していても、担当講師は、自分の受け持っている子たちのレベルを考えてさらに「重要問題」「捨て問」と称して「ここをしっかりやっておけ」という問題をセレクトしてくれたりしています。
そこで、「1つの場」は、国語・算数と同様、その日に取り上げた例題をまずはしっかりと復習する。場合によっては、発表型で解説させてもよいし、1人で再度解いてみる、ということをします。
「2つ目の場」は、どこか一日算数の日を設定して、Aレベル全問、Bレベルは自分が好きな(やりたい問題)のみにとどめて、「3つ目の場」つまり前日に「講師のプライベートセレクション」の「これはやっておけ」を必ずやってCレベルは備蓄して夏休みに先送り、あるいは「解説読み」のみで「ふ~んそうか」で終わりにしておく、という流れです。
算数が好きなのに、得点に結びつきにくい… ということですが。これはあくまでも、「現段階」と理解してやってください。ただし、放置していくと、このままの状態で本番をむかえてしまう子もいます。
算数は「わかる・とける・できる」の3つはそれぞれ別である、ということを強く認識してやってください。
「わかる」と「とける」は違います。
塾で習った、わかったぞっ で、2つにわかれるんですよね。おもしろいことに「まじめちゃん」も「さぼりくん」もここは同じ「反応」になります。
「さぼりくん」の場合、わかったぞ! わかったし、もういちいち問題しなくていいや~ めんどくせーし。
「まじめちゃん」の場合、わかったぞ! これはわかったから他の教科、他の分野をやろう~
どちらも演習不足に陥って「わかっている」のに類題やひねった問題を「とけなく」なります。
「とける」と「できる」は違います。
解けたらできるやん!? と思ってしまうのが落とし穴なんです。
これは半分、仕方がないことなのですが、算数は一般に「単元学習」です。大きく「つるかめ算」「面積」「速さ」となって、速さの問題ばかり、つるかめ算ばかり、面積ばかりが、範囲で小テストで、と、なっていますよね。
パターン認識で「とける」ようになります。
でも、実際の模試は、計算、小問、文章題、図形、易問、難問、初見の問題、色々ずらっと並べられていて、できる問題をまず解いて、わからない問題を後まわしにして… など、時間のレイアウトと優先順位をつけながら解いていきます。
家庭でも塾でも、模試と同じ時間帯で、「いろいろな問題」をまとめて解く、ということはしていませんよね? わたしの友人の女性講師がよく言っていた「戦う算数」になっていないことなんです。
ぜ~んぶで「算数」なんです。お子さんの場合は、分野によっては「わかる」と「とける」の間の溝を埋められず、模試では「とける」と「できる」の溝を埋められていないんです。
模試の終了直後、算数のレイアウト確認をしてやってほしいですね。あなた、今回はどういう手順でこれ解いたの? という確認です。
ついつい模試の復習は「暗記物」などに力点を置いてしまいますが、かえってそういうものは「春休み」や「夏休み」に先送りしてもよいんですよね。またできなかった問題だけをねちねちと復習させてしまう、ということも子どものキャラクターによっては避けたいところ。
むしろ、算数好き、でも、いまいち模試に反映されていない、という子は、算数の模試の直後にレイアウト確認させていく、あなたこんな順番で解いてるの? というところを補正してやる、ということが大切です。
場合によっては講師の面談して、「手順」を教えてもらう、ということが大切です。
パーツでわかっているのに全体の模試の中にはめ込まれていると解けない
というのは、「戦っていない算数」になっているわけです。
すべてのおたずねに回答しきれていないかもしれません。ここまでで何か追加質問があればどうぞ。 -
【2427886】 投稿者: ふらふらこ (ID:6x6QcNk4fYc) 投稿日時:2012年 02月 14日 13:25
しろくま様
お返事ありがとうございます。
とにかくやってみます。
いいように形を変えていけばいいんですよね。
算数ですが、今年度から先生がかわり、
今五年生(受験に頻出範囲)の基礎固めをしています。
そうしてもらえてよかったなあと思っています。
難しくてできない!!と切れていた日もありましたから・・・。
これから難度も上がっていくでしょうが
ここまではできるということが
子供の中ではっきりしそうな気がします。
何かありましたらまた相談させてください。
有難うございました。
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