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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2410600】 投稿者: 頑張れ娘  (ID:7ZA4GZ/mhiI) 投稿日時:2012年 02月 03日 12:42

    前回、今回も、誤字脱字があり申しわけありません。

  2. 【2410815】 投稿者: しろくま  (ID:uy16LxPIx0c) 投稿日時:2012年 02月 03日 15:41

    「パイの実」さま

     20数年前、しろくまは塾の講師をやめちゃいましたが、それまでの間、そういうお子さん、いっぱいいっぱいみてきました。
     前にも申し上げたように、

    ☆ 受験の不合格は苦手な教科が足を引っ張ったから落ちるのではない。
    ☆ 得意な教科で得点できなかったから落ちるのだ。

     ということがある、ということです。灘の場合は、合格者も不合格者も得点が教えてもらえます。みると、苦手なはずの国語はまあまあ何とかなっていて得意な、いつもできていたはずの○○が…

     という例をたくさんたくさんみてきました。「苦手な教科に気をとられすぎず」「得意教科をできるだけしっかりと磨いておく」ということは大前提として忘れないようにしておいてください。

     それから改めて強調しておくことは、たとえ灘中を合格するような力があるような子でも、基本的には「国語の入試問題」というものはもともと無理なことをさせているのだ、できていないのが当たり前なのだ、という前提に立ってやる、ということです。

     おそらく今まで(お話しにあるような自信喪失のできごと)、そしてこれからも、模試にせよ小テストにせよ、「国語ができていないことを確認する」ような結果がしばらく返ってくることになるかもしれません。
     おれって国語がだめだな… と、口に出すようなこともあるでしょうし、黙っていてもそのような顔をするときがあるでしょう。でも、「そうだね」「あと国語さえできれば…」という表現を親はしてやってはいけません。
     できていない、というのは本人が一番よくわかっているからです。弱音を吐いているときは、それに同調してほしいのではなく、「そんなことはないよ、ほら、こういうところはしっかりできているじゃない」というプラスのカウントを待っているときのほうが多いんですよ。

     偏差値55をうろうろ、49のときもあったというお話しがありましたが…

     偏差値60を越えている場合は、

    「みんなができていないところができている」「みんながしていないことをしている」

     偏差値50前後のときは

    「みんなができているところができている」「みんながしていることをしている」

     ということです。49~55ならば、ふだんの課題は一応こなし、多くの小学生が理解していることは理解できていて、やっておいてほしいところはできている、ということなんです。何も否定的要素はありません。

     「みんなができていないことをする」「みんながしていないことをする」というのはこれから「積み重ねる」という作業をしていくことですから、苦手だから、できないから、ではないことなんですよ。

     プラスをカウントできる「国語」の部分をよく強調してやってください。

     それから、お母さんが「国語が得意教科だった」「とくに対策したことがない」「方法論を持っていない」ということですが、それだからこそ、国語の苦手な子に接することが可能な「方法」があるんです。

     国語が得意な子は、自分がしていること、できていることが「あたりまえ」なので、他者からみると、「いいことしているな」「そういう方法があるのか」ということを自分が気が付いていないのです。

     たとえば、文章の読み方です。是非、親音読、子黙読をしてやってください。

     え? 読むだけ?? 
     はい、まずはそれです。

     国語が得意な人は「音読」だけでも、違うんですよ。物語の場面、会話の間のとり方、心情がこめられている部分の読み方… ぜんぜんっ違います。
     ためしに、説明文の音読でもやってみてください。できる人の読み方は、文章を「わかっている」読み方になっているんです。
     しろくまのいた塾では、厳然としたルールがあって、小学校のように子どもに教材を音読させません。

     でも、ちょっぴりしろくまはルール違反をすることがあって、よくできる子に、ちょっとこの場面、読んでみて、と、やって、その子の音読を聞かせてやったことがあります。あんのじょう、よくできる子は「読み方」が違うんですよ。最初の1音から違います。

     その「国語のできる人」の音読を子どもに聞かせてやる、だけでも、「ここにこれがあるのか」が伝わります。それだけでも十分なんですよ。

     以前に、説明文で指示語が出てくるたびに「何をさしているか」確認しながら読み進めてください、という話をしたことがあります。これなど国語ができるお母さんといっしょに読んでいくと、お母さん自身が、これはここをさしているよ、と説明できますよね。
     「ちゃんと子どもにできていること」すら「国語が得意なお母さん」は気が付いていないんです。

     それから塾のカリキュラムがオーバーワークで時間がない、というのも、ご安心ください。しろくまはそんなことは百も承知。
     ただ、国語云々は別にして、オーバーワークの部分の精査はしっかりとしてやりましょう。

     「すべてやります。でも、やっていく優先順位をつけてくださいませんか?」

     と、親子-講師の三者の面談で教えてもらってください。

     まずこことここ、そうしてここから、それで最後はここです、というような「流れ」を教えてもらえれば、ちょっとずるですが「最後は」の部分は、夏休みなどの自習時間の素材に先送り、という「材料」にしちゃってもよいんです。

     さて、しろくまはあるもの利用する主義です。

     学習計画表があり、講師が講義で用いた教材があり、そうして宿題というか次の小テストの範囲に該当する
    問題集がある、というパターンでしょう?
     まず、国語があった曜日に子どもが帰宅します。講師が講義で用いた文章はどれかな、と、きいてください。それを親音読、子黙読で一読します。
     で、ここはその講師のやり方と相応させる方法なのですが、その教材「で」伝えたい、今日はこれの解き方を持って返ってほしいと「テーマ」抽出型の講師と、全問流し解説型の講師がいます。
     前者の場合、ほんとに親音読、子黙読だけて今日はおしまい、で、かまいません。後者の場合は、お母さんが国語が得意である利点をいかし、そのとりあげられている問題の「設問」をざっくりみて、「全体の内容」を問う問題、「主人公の心情を問う問題」などを1問か2問だけしぼって、この問題の模範解答どうだった、と問うてやって、お母さんといっしょにその数問だけにしぼって「模範解答からの逆流法」でやってください。
     さて、ここはご家庭の方針と相応させることですが、国語の講義の前日、つまりは小テストが翌日にあるときに「課題範囲の問題集」を学習する設定されているならば、これも問題文は、すべて親音読-子黙読で進めてください。
     で、文中の書き取りや、文章挿入題などは音読中にやってしまい(答えを教えながら進めていき)、核となる問題だけを、1問は考えさせ、もう1問は模範解答からの逆流法でやります。
     ここは国語が得意なお母さんの腕のみせどころで、ここは大切な問いだな、というものを嗅ぎ取って、それだけに集中させてやります。
     とくに、講師が講義でとりあげた素材で解説されている内容と照合して、同様の問いになっている部分をそのように取り組ませる、ということでかまいません。

     時間を与えて、範囲のものをすべて解かせる、模範解答をみせる、まちがい、これ正解…
     実は、この「ふつうの風景」が国語の苦手な子には何の力もつかない「作業」である場合があるんです。小テストの範囲の答えをおぼえてしまったら意味ないじゃないの!? となってしまう学習になるでしょう?
     模範解答を先に教えて、それがそうなる理由を考えながら読む、ということをいっしょにしていけば、その「時間のムダ」を逆手にとって、「理解させながら」読み、かつ宿題の範囲を終わらせることができます。

     お母さんが国語が得意であるからこそ、「いまあるものをすべて利用できる」学習が可能なんですよ。

     何か追加質問があればどうぞ。
     むしろ、一度これでやってみて、お子さんの反応などをみてから、もう一度様子をしろくまにお伝え願えませんか? 微調節が可能だと思いますから。

  3. 【2411005】 投稿者: パイの実  (ID:KBr7P5lbFeo) 投稿日時:2012年 02月 03日 17:58

    しろくまさま

    お忙しい中、詳細に道を提示してくださり、ありがとうございます。

    私にも手伝えることがあるのだと思うとワクワクしてまいりました。

    まずは親音読・子黙読ですね。
    子どもの音読は学校の宿題などで今までも機会がありましたが、私自身は音読をあまり経験してこなかったものですから、少々敷居は高いですが、やってみたいと思います。

    また、優先順位をつけてもらうことも、早速お願いしてみようと思います。

    塾の先生の教え方については、只今塾の進級時期のお休み中(明日から講義が始まります)で、新学年の先生がまだわかりませんので、
    教材「で」伝えたい、「テーマ」抽出型の講師と、全問流し解説型の講師、どちらの先生に当たるかわかりません。
    とりあえずは、旧教材に親音読・子黙読で取り組んでみます。(新教材の方がよいでしょうか?)

    なお、前回伝え忘れておりましたが、低迷しているとはいえ、子どもがここ2ヶ月ほど国語の復習テストを頑張るようになり、割とよい点をとるようになっています。これは、5年生での国語の担当講師の方に「声かけ」をしてもらった結果だと思われます。(子どもの憧れの先生に声をかけてもらえただけで、随分意識が変わったようです。ただ、残念ながら新学年はクラス落ちしたため、その先生ではないことは確定しています。クラス落ちしたことと、先生が変わることで、子どもは余計に落ち込んでいるようです。)

    また、得意科目である算数と理科について、特に得意でもあり大好きでもある算数については、伸ばしてやれるよう、磨いていけるようにしてやりたいと思います。

    本当に色々とアドバイスくださり、ありがとうございました。

  4. 【2411647】 投稿者: しろくま  (ID:Jx07WSFWjwk) 投稿日時:2012年 02月 04日 06:12

    「初心者」さま

     申しましたように、仲の良い友だちがいっしょにいる、ということはメリットにもデメリットにもなります。
     けっきょくのところ、しろくまが度々申しますように、「バランス」「極端の排除」というのがポイントなんですよね…

     どこの塾でも受かる子は受かる 受からない子は受からない

     身も蓋もないことですが、これは一面の事実だと思います。
     でも、受かる子には理由があり、受からない子にも理由があります。原因のない結果はありません。ただ、その原因は「見える」ものと「見えない」ものがあり、主として成功者の理由は原因が「見えない」だけで、失敗者の理由は「見える」原因に求めようとする…

     どうしてあの子が受かるの? というのは受かる理由がみえないだけ…

     受からない子が受かる

     ようにする、なる、方法は必ずありますがそれが適切に運用されない、あるいはされにくい「原因」が人それぞれにあるんですよね。

     「いつも張り切っている」
     「でも成績は不振」
     「それを気にする様子がない」
     「親だけが空回り」

     まったくフツーの、中学受験親子の「風景」ですよ。

     張り切っている、というのは好きな教科や興味のある教科があり、そして塾に楽しく通える大切な要素とその理由の表現です。
     でも、成績が不振、というのは、あたえられた課題が本人のキャパをこえて、必要な部分、大切な部分もいっしょになって「浅い」取り組みになっているということです。
     気にする様子がないのは、不安からの逃避の表現かもしれません。

     そして親だけが空回り… 

     親のもとめる学習のあり方、のぞむ方向
     子のもとめる学習のあり方、のぞむ方向

     これが不一致なだけ… 親のもとめる学習の方法が子どもに適していないのに、それを求められてなかなか力が出せないだけかもしれません。

     そんなにたくさん時間をかけずとも、日々、いろいろな会話をし、子どもの言動から何かを察するアンテナを、親はそれなりに張っているつもりですが

     かくあらねば
     他の子はこうだ
     塾の先生はこうおっしゃっていた

     という諸々のホコリがかぶってアンテナが反応していない場合があるんですよね。

     一度「とらわれ」から離れて、子どもをじっくりとながめてやってくださいな。

     何か追加質問があればどうぞ。

  5. 【2412157】 投稿者: うたこ  (ID:n1mrBQr5xdw) 投稿日時:2012年 02月 04日 15:08

    しろくまさん

    お忙しいところありがとうございました。

    家で国語の補強をしてみます。短文作りなどに取りくんでみます。

    宿題に取り組むスピードが異様に遅いので何をしているのかと聞いたところ、復習テストの対策のため、暗記しながら進めているとのことでした。娘自ら語句の勉強を苦行に変えていたかもしれませんので楽しく取り組めるように見守りたいと思います。

    社会もおっしゃる通り、産業別がとても弱いので、まとめノートを参考に取り組みたいと思います。

    また何か疑問が湧いた際はよろしくお願いします。

  6. 【2412918】 投稿者: みるく  (ID:TXeSZb6u1Zg) 投稿日時:2012年 02月 05日 01:52

    しろくまさま

    アドバイスありがとうございました。お礼が遅くなり申し訳ありません。
    ご推察のとおり、娘は現在小5で、4月から小6になります。

    算数と理科は塾の復習ですね。
    まずは冬期講習の復習をするように言いました。一通りやり直したはずです。(娘を信じるなら…)
    塾が始まれば、宿題+塾で学習したことをもう一度やる、これでよろしいですか?
    理科はさらに、植物のポケット問題集を買いましたので、これを使って用語を覚えることとします。

    国語についてですが、娘は小5の2学期から速読教室に通っていて、読むスピードは平均を少し上回る程度ですが、読解基礎力はかなりの高判定です。なのに、学校のテストでは「ちゃんと問題文読んでいるの!?」と言いたくなります…。
    お言葉に従い、「近畿の中学入試問題」小5版を買い求めました。「入試問題読書」+「1文章1設問」をやってみます。

    社会についてはしろくまさまのおっしゃる通り、私の思い違いでした。

    「歴史は5年生で勉強しました」という先生の言葉が強く印象に残っていたので、「歴史は塾で教えてもらえないんだ…」と思い込んでいたのです。新6年前期のカリキュラムをいただきますと、夏休み前までに地理と歴史を勉強するようになっています。まずは一安心です。
    こちらも、「近畿の中学入試問題」小5版を購入いたしましたので、地理をしっかりと復習させます。
    ところで、「今日はこの問題をしなさい」と私から指示した方がよいのでしょうか?そして、問題集の最初から順番にやらせたらよいのでしょうか?

    それから、塾では志望校別の特訓を受けていないません。まずは塾生活に慣れることが大事かなと思ったのと、受講してもついていけるのか?とも思いますし…。夏休みからと思っているのですが、遅すぎますか?

    アドバイス、どうぞよろしくお願いいたします

  7. 【2413147】 投稿者: しろくま  (ID:lQ9XCnaOe4g) 投稿日時:2012年 02月 05日 09:46

    「梅茶漬け」さま

     前に、記号選択の話は、ちらっとだけお話しさせてもらっただけなので、今回は少し肉付けさせていただきますね。

     じつは、しろくまは昔の人間ですので、記号選択問題、というのは、なかなか難しい国語の問題だ、と、思っているんです。
     しろくまの時代、東大寺学園中と大阪の星光学院中が、国語の問題では対照的でした。前者は記号選択中心、後者は記述中心(いまは星光も記号選択が増えていますが)。
     兵庫県は総じて記述が中心でしたし、問題文が長くて設問数をしぼり、じっくり考えさせる、というものが多かったように思えます。
     また、京都方面で申しますと、洛星中が物語文たった1題でほぼ長文記述のみという個性的な出題で、併願可能な東大寺とはきわめて対照的でした。

     にもかかわらず、これらは、併願パターンとして受験者に共通項が多く、また当時は4教科校(実は星光は2教科であったときもあるんですが)であったことから1つのコースに括られており、「国語の事情」を無視したコース制で、国語科の講師はみな苦労していたところでした。

     しろくまが、「模範解答からの逆流法」の効果に気が付いたのは、ふだんの講義の復習テストの勉強方法の有効な取り組み方を考えていたことが第一だったのですが、もう1つは志望校別の対策における記号選択の問題にどう向き合うか、ということからでした。

     定期に行われる模試は、入塾テストを兼ねること、クラス替えの資料になること、弱点をみつけてもらってその後の対策にしてもらう、という要素が強く、いろいろな受験校の「個性的」な部分には対応していないのが実際です。

     記号選択式の問いに関しては、作成者の「考え方」、作題の手法によって、考えるべきポイントが微妙にズレるということがあるんです。
     ちょっとこわいことなのですが、早くから塾での学習に「習熟」してしまうと、習熟が「習塾」になってしまい、塾の問題は解ける、塾での勉強の要領はわかる、塾の模試はできる… という現象を子どもはみせてしまうことになります。

     しろくまのいた塾の創設者は、国語の先生をしておられたこともあり、この点をふまえて

     市販の問題でもよいものはどんどん使うんだ
     オリジナルがよいとか言うが、そんなもん講師に作らせたら自分が教えやすいものばかり作ってしまう

     と、何度も言うていて、「いろいろな問題」にあたらせることから計画表で指定されている教材はほとんど市販のものでオリジナルは志望校別の特訓のものだけでした(それとて過去問の切り張り…)。

     それが全面的に正しいことだとしろくまは思っていませんが、一面の正しさはあります。

     記号選択問題を習熟させていくことは、その「作成者の対策」になっているケースが多く、プロの目でみても、う~ん… この選択肢ならこちらでもいけそうだよね… と、迷うものはけっこうありました。

     「模範解答からの逆流法」は、志望校が確定した段階で、その志望校の過去問を量的に学習していくことでより効果が出てきます。

     国語が苦手な子で、記号選択で2つのうち、1つにしぼられているんですが… という場合は、実は、それでOK、という評価をまずしてやってください。
     数字には出ませんが、「あ~ どっちか迷ってんけれど、こっちだったかぁ~」となっていれば、あまり深入りせずに、再読してどうしてこちらではなく、こっちを「作成者」は正解にしているのだろう、という作業をしていきましょう。

     作成の裏話にはなってしまいますが、まずは正解の選択肢を作成するのがふつうです。そこから次に似たもので間違いのものを用意し、で、まったく違うものを2つ用意して四択、というケースが多いようです。

     ただ、しろくまの後輩の国語の講師は、「それでいくと、答えの型を類推されてしまうので、ぼくは違うやりかたしますね」とよく言うていました。あえて、まったく違う答えから作っていくそうです。彼の記号選択問題はなかなかよくできていました。

     もし、国語の学習に応分の時間をとっていただけるのでしたら以下の方法、あるいはその組み合わせをやってみてください。

    (1)模範解答からの逆流法
    (2)1文章1題

     これらは『電話帳』(色々な学校の過去問集のギョーカイ用語。みくに出版の銀本など)から記号選択問題を選んで「いろいろな」学校にあたっていく、ということが第一段階です。

    (3)記号選択問題の改変

     正しいものを選べ、という問いの場合、正しい選択肢を空白にし、「あなたならどういう答えにする?」というものに改変する、という方法。

     ただ、申しましたように記号選択問題の本格的な対策は「志望校」「受験校」のそれにしぼったほうがよい、それまでは「2つのうちのどちらかの迷い」でとどめて、「解説」を読んで「ふ~ん… なっとくいかないけれどそういうことね」くらいに「やわらかに受け止めておく」でよいと思います。
     ここで執拗に対策をしていくと、国語嫌い、かえって混乱、ということになります。

     2つに1つにしぼられたらそれでよいやん

     と、やや大胆に言い切ってやることも必要です。

     何か追加質問があればどうぞ。

  8. 【2413179】 投稿者: しろくま  (ID:lQ9XCnaOe4g) 投稿日時:2012年 02月 05日 10:08

    「頑張れ娘」さま

     時計の針は前にしか進みません。「過去のお子さん」のことはもはやそのままで、「いまのお子さん」「未来のお子さん」のことを考えてやりましょうね。

     子どもは「信じるものではなく理解してやるもの」という話をしました。これは実は「塾」に関してもそうなんです。たびたびしろくまは「できないことはできる者に任せたらよい」ということを申しておりますが、

    ☆ 塾は「信じる」ものではなく「理解」するものなのです。

     この塾の看板校はこうだ
     この塾はこういうやり方をして実績を出している
     この塾の学習方法はこういうやり方だ

     というように、淡々と「事実認識」をした上で、それが自分の子にとってどうなのか… まったく他の塾がよいなら転塾、ということですが、実際はどこの塾でも「100%満足」はありません。
     不満な部分があるのに「塾を信じて」やってみよう、ということはしないほうがよいのです。不満は厳然たる不満で、それが過半数をこえたら転塾、半数未満なら「自己調整」していく、ということです。

     どんどん要求すべきことは要求し、利用すべきところは利用していく… 「まかせる」とは受動ではなく能動であるべきなんですよね。

     たしかにお子さんもお母さんも、受験を通じて辛い思い、悲しい思いをされたとは思いますが、それは1つの「経験値」となり、今後の「お子さんの構成要素」になります。そうしてかならず「あの時」を笑い話にすることができる日がきます。

     「人を蹴り落としてでも」

     というお話しがありますが、しろくまの経験では、むしろこういう性格の子のほうが受験は失敗しやすいのです。いろいろなことを考えすぎ、他人はどうだ、よその塾はどうだ、ということにふのまわされ、「自分を見失って」しまうタイプが多いのですよ。学習を通じてけっきょく

    ☆ 昨日の自分を乗り越えた今日の自分、今日の自分を乗り越えた明日の自分

     という自己の克服、「過去の自分を蹴り落とす」という明代の哲学者、王守仁の「克己」というのが受験合格の極意だと気が付いていくんです。

     むしろお子さんのようなタイプの子のほうが、大学入試には適していると思いますよ。

     楽なほうへ楽なほうへ目標を下げるのは、その目標がホンモノの目標になっていないからです。

     課題があればこなし、遠慮気味に自分を位置づける子は、「謙譲」の精神を持っている子です。自分はできない、自分にはできていないところが多い、と、思っている子ほど、そうして課題を淡々とこなせる子ほど、「ホンモノの目標」ができると、「できていないスペース」を淡々と埋めて前に進んでいきます。

     つまり精神年齢の向上とともに、必ず「ホンモノの目標」ができるようになりますし、今後の親の大目標は、いろいろな経験(習い事でも読書でも旅行でも芸術鑑賞でも、それこそ学校の授業の音楽・家庭科・美術の学習)をさせて、「ホンモノの目標」に気づかせる「機会を多く準備してやる」という一見迂遠だがたいへん重要な「仕込み」をさせてやる、ということです。

     できれば、第2志望の学校で、と、しろくまも考えてしまうところですが、子どもはほんとうに変わります。その化学変化を起こせる場、というのは、案外と「親の作為」があると間違ってしまうことも多いのも確かなのですよね。「次の」決定への時間もないことでしょうが、いまいちどお子さんの思うところ、思ってきたことを吐露させる機会をつくって選択してほしいと思います。

     何か追加質問があればどうぞ。

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