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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2950913】 投稿者: ゆりこ  (ID:c6pWfx9c7Pw) 投稿日時:2013年 05月 02日 03:04

    しろくまさま

    gwの大事なお時間にお返事頂き有難うございます。

    沢山のアドバイスを頂いて、親の方に肩の力が入りすぎていたのではないかと
    思いました。
    子供にもっと余裕を持たせて問題に取り組ませるべきですね。
    焦らずにじっくりと国語の問題を一緒に取り組みたいと思います。

    塾の先生にも、
    文章自体は読めていると思います、書くテクニックはこちらでお任せください、ご家庭では語彙力をつけてあげてください。
    と言われました。

    読書は好きなので普段の会話には難しいし言葉を使ったりしますが、書くことになると
    全くでてきません。
    語彙力1500 などの問題集をやらせるとスイスイ解いていきます。
    この一歩先、アウトプットをできるようにするために、どのような取り組みをすれば良いでしょうか?
    毎朝30分ほど計算をやる習慣がありますので、その時間に毎日少しずつ取り込めるものがないかと試行錯誤しています。
    よろしくお願いします。

  2. 【2951562】 投稿者: 六年男子母  (ID:/HBinNQuBxM) 投稿日時:2013年 05月 02日 15:38

    しろくま様、いつも拝見させて頂きながら受験勉強をしてまいりました。
    お陰さまで、もう子どもは六年生になりました。ありがとうございます。
    このスレを拝見し、親子で取り組むことで悩みの種でした国語の力が少しずつついてきているのを実感しております。子どもが国語が好きになって単行本を読んでいる姿に成長を感じております。

    六年男子、今は、大手の塾sクラス(偏差値50台)におります。志望校は偏差値(80パーセントで)55の六甲中学です。
    実は、五年から15回の公開テストのうち7回は算数の偏差値が60を超えていましたが、最近偏差値58から45まで不安定な成績を取るようになりました。算数は偏差値69を取ったこともありましたが、悪い点を取ると「得意科目がなくなった」と寝る前に目に涙をにじませることがあり、一生懸命宿題を残さずにやって来ましたので悩んでおります。

    そこで、個別指導に入れましたが効果はなく、ただ、解説を聞くだけではいけないと気付きました。塾の先生に相談しましたが、子どもひとり一人を見て下さらない塾ですから、子どもがどこで躓いているのか分からないようでした。さらに、「偏差値が届かないと希望のコースには入れません。相談はいくらでもできますが、叶うことはありません」と冷たく言い放たれました。

    それから、五年のテキストを家でやり始め、基本から私が教えました。発展問題が解けて基本問題を意外に知らないことに気づきました。塾は五年生から入り、基本のあまりおさえることのないまま進んできたようです。

    そのため、苦手なところの穴を埋めるために、全ての単元の基本と例題を今合格自在でやらせています。塾は土曜スクールという一日で一週間の勉強をするクラスに変更しました。最高レベル算数はやめて、2300人中、450位から600位の発展算数講座を取らせています。

    さらに今になって気付きましたが、割合と比がかなり中途半端に身についていることです。

    特に比は比合わせなど基本練習が足りないため、時間がかかること、そして、逆を使う使い方を時々間違うことです。

    平面図形や、立体図形、推理や規則性はそこそこできるようです。

    塾のカリキュラムに合わせて宿題をこなしながら、基本的な事項の確認を優先と思いますが、塾の先生には、基本問題は出ないし、それは秋以降に自然と埋まるので、難問や発展問題、入試問題をやることが大切だと言われました。

    基本のうえにこそ、発展がとけると思って基本の習得を急いでおりますが、まちがったことをしているのではないかと不安になり、相談させていただきたいと書き込み致しました。

    自力では解けない問題のパレードで、講義はノートを写すのみで終わっている状態ですか、発展の算数講座も取らせています。

    また、授業の復習テストを見ると、平均くらいは取れますが、これだけの量をこの時間で解くなんて到底無理と思います。また、50分の講義でこんなにたくさんの問題の解説ができるわけがないと思います。授業は講義形式で、質問しながら子供の理解に合わせて進むことがないため、全て家で説明し直してやっと着いて行く感じです。一通り宿題をするだけで、定着が浅いまま来てしまったように思います。

    このような状態でも、基本の演習を独学で続けて行くことで成績は安定するでしようか。難問講座を取ることも意味があるでしょうか。

    先日の模試では基本の習得のおかげか、基本的なところを落とさず、また、難問も授業を思い出して解けたと効果を実感して自信を取り戻しつつあります。


    今後の指針をご教示頂けると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

  3. 【2952024】 投稿者: この時期  (ID:XwPAT2Z5buk) 投稿日時:2013年 05月 03日 01:22

    しろくまさま
    はじめまして。
    小学6年の男児の母親です。
    いつも拝見し、参考にさせていただいております。
    切実に悩んでおります。

    通塾は3年2月からしています。
    が、国語、特に読解問題が5割も取れない状況でした。もちろん、文章をきちんと読んでいなかったり、問を最後まで読んでいなかったり、変化にも気付かないとてつもない状況でした。

    しかし、試行錯誤し、5年の終わりには7割近くはれるようになり、ホッとしていました。

    元々五木偏差値60の学校を希望しており、理数系は文句なしだったので、国語が理数に及ばなくても十分大丈夫だろうと言われていました。

    しかし…6年に入り、いつも通りにしているように見えていましたが、この2〜3ヶ月間に受けた模試関係の内容があまりに酷くてショックを受けています。

    まず、得意と思っていた算数が、計算ミスだらけでいつもの偏差値より10ポイント以上落ちました。それも、計算を途中で辞めて回答を書いたり、メモで自分が書いた字がきたなすぎて計算間違いをしたり…

    国語は過去最低の29点…
    漢字を適当に書いたり、留めはねを間違ったり、問題をきちんと読んでいないために違う解釈をしたり、下線部の前にヒントがあるにも関わらず全く違う場所から書き抜いたり…
    文章の意味を理解しているか聞いたところ、時々試験中に上の空になっていることも判明しました。
    毎日読解問題を音読、正解が何故そうなるのかを話し、指示語を確認し、一つ一つの作業を丁寧に解きなおしをしてきました。

    あまりに酷すぎてショックを通り越して、今日、ヒステリーを、おこしてしまいました。

    最近、反抗期もあり、小言を言うものなら、わかってるって‼と強く反発されたので、国語以外はあまり言わずに黙って確認のみしていました。

    それなのに、最近始める切り替えも遅いし、ダラダラして、今までなら30分で仕上げられるものに、2時間近くかかり、イライラしていました。

    最近だらけてると本人にも、指摘していましたが、あまり聞いていない様子…
    今回よく聞くと、学校でも、塾でも、何回同じことを言わすの?と何度も注意を受けていると言われました。

    本人は将来なりたい夢があり、その道に行くための通過点として、その環境の整った私立中学に行きたいという意思から応援していましたが、それとは裏腹に次に生かす努力や行動が伴ってきていないと痛感し、中学受験を辞めようかまで話し合いました。

    しかし、本人はここまできたから頑張る、と言います。

    でも、私からすれば甘すぎで、一つ一つを丁寧に解こうとか、何度も確認しようとかいう頑張る気が見えません。

    できることならもっと伸ばしてあげたい。

    支離滅裂ですみません。

    こういう状況でも巻き返せますでしょうか?

    また、算数は理解はできているのですが、どの様に働きかけたらよろしいでしょうか?

    そして、現状で6年の今からの国語をどのように進めていけばよろしいでしょうか?

    お忙しい中、沢山の質問をしてしまい申し訳ありませんが、アドバイス頂けたらと存じます。

    よろしくお願いいたします。

  4. 【2952102】 投稿者: しろくま  (ID:TSkI4EvG0II) 投稿日時:2013年 05月 03日 06:27

    「国語」さま

     まず、受験、というのは、“トータル”で考えていかなくてはならないことなんです。得点、順位、偏差値、というのは、本質ではなく現象の部分… 全体の中の一部、見えているだけの、氷山の海面に出ている部分なんです。

     小四段階での成績の変動、ということの大部分の原因は“バランスを崩している”ということに求められる場合が多く、そういう部分を生活の面から学習の面まで、しっかりと整えていく、という流れの中で調整していく、というところに気持ちを持っていってください。

     数か月前までは、それなりに上位の成績を出していた、でも、今は崩れている…
     教科的、技術的分析も大切ですが、以前に比べて生活のリズム、食生活のバランス、続けていた習慣が崩れてきていないか… 禁止していたことを何かのごほうび、などから許して、そしてそれがその子の生活の中で大きく占めたことによって、それまでいくらか勉強に向いていた気持ちが希薄になってしまったのではないか… などなど、一見、関係なさそうな、「外堀」を埋めていく、というようなところから「勉強」というものを捉えなおしてみてくださいね。

     「算数は得意なのに国語ができない」
     「算数が得意なぶん、国語能力がかけているのか」

     まず、算数が得意で国語ができない、というのは、何も特異なことではなく、中学受験をめざして学習している男子の多くはその状態を経験しています。
     かつてしろくまが教えた子たちで、灘や甲陽の合格をめざしていた子たち… 国語が得意だった、という子、全体でひょっとすると数パーセントしかいなかったかもしれません。
     算数に比べて国語がどうもなぁ… という状態でたいていは受験にのぞむことになる… よく万全の態勢で、なんて言いますが、そんなこと実際には無理。入試の直前ですらそうですから、小4くらいの段階で“万全”を求めすぎない、ということです。

     それから「国語力」「文学的才能」と、受験の国語を「解く力」は、別のものです。80点以上、さらに90点以上、という部分になると、そういう力は必要となりますが、受験のときに国語で不合格にならない点数をとることは、国語力や文学的才能をあまり必要としません。

     反抗するとき、というのは、痛いところをつかれているとき、で、男の子の場合は、「わかっている」んですよ。母はときに、子どもに教えたりしつけたりするときに、ちょっと押し返されると、二倍返しくらいにして「わたしのほうが正しいのよっ!」と主張します。
     子どもは心の底で母が正しいことは知っているんですが、正しいこと、ほんとのことを言われているからムカついているだけなんです。そこで「こっちの方法が正しいのだっ」と迫ってもかみ合いません。
     カチン、と、もちろん来るでしょうが、「まずは」、子どもの「まちがえている方法」というのを飲み込んでやってください。

     「通読せず、設問を読んで、そのまま問いになっている線を引いた場所の前後だけ読んで答える」

     な~んてのは、よくある小4、小5の男の子の「国語スタイル」です。

     大きくのみこんで、「あなたにはあなたのやり方があるからね~」と言うてやってください。いっそその前提ですべて進めてやる。
     それなりに、そのスタイルでの成功体験を持っているんですよ、子どもは…
     「うまくいったから次もこれでしてやろう…」というところですね。

     通読しない
     設問は読む
     線を引いた場所の前後だけみる

     いっぺんに解決しないで、いろいろ「いっしょ」にいじってみてください。

     いちばんよいのは、まず、「読みなさい」ではなく、いっしょに読む、というところからスタート。

     模試の見直し、復習、という習慣づけは小4のときに「養成」しておかないといけない部分ですから、ここはまぁ、定着させたいところです。
     そのとき、いくら「読んでから解け」といってもそうはしません。

     今日はどんな問題だったかな、ああ、ここ間違えたんだね。と、一つの設問を指さし、「国語の模試の見直しは、解きなおしても仕方がないから、しなくてよいよ。そのかわり、もう一度、読んで終わりにしておこう」というように持っていきます。
     算数や理科のように、「もう一度やりなおす」ときに、それらと同じよう進めるとたいていの男の子は受け入れません。
     「もう一度やらなくても国語はよい」というところでまずは「救われ」た気持ちになります。根に「めんどくせ~」があるからです。

     そこで、親音読・子黙読。で、模試の「復習」はおしまい、で、最初はかまいません。
     最初に、どこまちがえたかな、ああ、ここね、と一つ指摘して、それから親音読・子黙読、ということにすると、しろくまのよくいう「一文章一設問」学習の、簡易バージョンをしていることになるでしょ?
     読んでから考えると、わりと「みえる」ことがあるな、と、自発的に気づかせていけばよいんです。あなたが気づいたことで、わたしがおしつけた方法ではない、というように子どもに「花」を持たせてやってください。
     男の子は、子どものうちに、いっぱい花を持たせるんですよ。そうしたら大人になってから、りっぱに母に、百倍以上にして「花」を返してくれますからね。

     模範解答からの逆流法へもちこんでください。長く考えさせる必要はありません。なぜ、こういう答えになると思う? から入ってください。

     「今とっている特訓の資格がなくなるのですごく焦っている」

     というのもわかります。でも、特訓の資格があるから志望校に合格するわけではありません。資格を積み重ねて合格できる、という意識が育ってしまうほうがだめなので(子どもよりついつい親がそう思い込んでしまう)、いっそ資格を失う、ということを今、経験させたらよいんですよ。

     そういう特訓の資格を得ようとするための学習が、背伸びを強いて、子どものバランスを崩した学習、生活環境を作った可能性もあります。
     いろいろな受講資格、というのは、「結果として」その資格に届いていたら取る、というような意識を持っていたほうがよいと思います。

     「得意な文章が出ると奇跡的に偏差値60くらいとるときがある」

     奇跡的ではありません。むしろそれはあたりまえ。お子さんが「読める」力が涵養されている証拠です。

     男の子は、自分の興味がある、自分が体験したことがある状況の文章が出ると、とたんに得点があがります。
     国語ができない野球少年が、クラブ活動などの悩みを描いた物語文が出たとたん高得点になる…
     国語ができない昆虫大好き少年が、生物に関する説明文が出たらとたんに高得点になる…

     国語の文章は、ほんとうに多岐にわたる出題です。いろいろな文章が出ています。
     子どもが興味ある内容が書かれている文章、好きな話、などの問題をチョイスしてやらせればよいんですよね。
     まぁ、これは小5になってからでよいのですが、「できているときの国語の文章」を集めてみて、この子はどういう文章なら解けているのか、という「情報」を収集してみてくださいね。

     これからなんとでもなりますよ。
     とりあえずは、全体から見直して、部分に迫っていく、という感じで子どもの様子をみてやってください。

     何か追加質問があればどうぞ。

  5. 【2952106】 投稿者: しろくま  (ID:TSkI4EvG0II) 投稿日時:2013年 05月 03日 06:34

    「のの」さま

     だいたい3000字、というのが国語が嫌いな子の「限界点」ですね。好きな内容でも、このあたりを超えてくると、読み飛ばしや、流し読みをしてしまいそうになります。
     物語文ですと、全体を均等に読まないと、大きな「心の変化」がつかめませんし、説明文は、例→意見、という構造ですから、最初のほうの例ばかり微細に読んでしまって、意見の部分にたどりつくころには疲れている、という感じにはなってしまいます。
     ここは親音読・子黙読で、入試問題の文章だけ読書していく、という方法での習熟、そして時間測定、ということを加味してやってくださいな。

     おっしゃるように「時間のレイアウト」の失敗が大きかったのでしょう。でも、それこそ「慣れ」の部分です。くわえて自分の語彙をこえた文章が出ていた…
     これはもう、国語が苦手、というのではなく、ある意味、今の段階でのしかたがない結果だった、ということですよ。深刻な問題ではありません。

     おっしゃられること、「すべてやるのだっ」と、キチキチいっぱいに考えないでくださいね。予定したことの七割くらいができれば十分成功、という感じでとらえてやってください。

  6. 【2952114】 投稿者: しろくま  (ID:mHIM7D61ec2) 投稿日時:2013年 05月 03日 06:54

    「娘を助けたいんです」さま

     昨日、返信できればよかったのですが、ちょっと遅れてしまって申し訳ありません。昨日から九州に所用で来ており、移動のために昨日は返信できておりませんでした。

     さてさて… よくしろくまが言うことは、「何をしていいかわからないときは、何をやってもよいときだ」ということです。

     ここはあらためてお子さんの性格をみつめてやってください。

     たとえば、算数、国語、理科、を、一日まるまる一教科で、易から初めて難にまでもちこむ、というように「一日一教科」的な休日の学習方法が好き、という子もいます。
     いや、バランスよく、午前は算数、昼から理科、夜は算数でいこう、というように分割してもよし…

     お母さんがあげられている項目、よくみると、ただ組み合わせの問題だけで、複雑な状況にはなっておりませんよ、ご安心ください。

     国語を伸ばして自信をつける。

    ① 親音読・子黙読で、近中5年生の問題を解いていく。これは「簡易な問題集」であり、「易問流し」に通じます。最初の部分をやれば「語彙」の確認もできますよね。
    ② 復習テストの2月からの直しを親音読・子黙読でやられて、模範解答からの学習法でやる。

     算数の基礎を固める

    ① 復習テストの計算問題部分だけを直しでおこなう。近中5年生の問題で、本人の苦手な問題だけやる。これはそのまま「易問流し」にもなりますし、復習テストの直しもしたことになります。

    ② 計算以外の春講習の問題を「考える」ことを力点において、時間制限なくさせてみる。

     理科の計算系をやる

    ① 復習テストを整理して、物理化学系だけをチョイスし、まちがっている問題だけを切り貼りして問題集をお母さんが編集する。そして明日からやらせる。

    ② 近中5年生の問題をやっていく。

     理科に関しては、女の子の場合は、まる1日を理科でいく、というのもよいかもしれません。学年一つも二つも前にもどって復習テストをどんどん流すように解いていく。これを午前のテーマにし、昼からは模試のできなかった問題を解いていき、そうして夜は、近中5年生を何か好きな単元2つチョイスさせて、時間制限無しでゆっくり考える… これをヨコに3日に分けてもかまいません。
     6年のこの時期、というなら、女の子は、ちょっと理科に傾斜して復習をかけておいたほうが、6月の模試の難問でゆさぶる、という「傾向」に耐震性ができると思います。

     レベルが低い質問ではありませんよ。休日を有効に使う、というのは口では簡単に言えますが、実際はそんなにうまくいきません。
     「あれもこれも」と悩まず、「あれかこれか」と考えていく。これが大切。

     しろくまの提案は、ほんの一例です。あくまでもお子さんの性格から考えてどういう方法がよいか、よくよく判断してやってくださいな。

     何か追加質問があればどうぞ。

  7. 【2952127】 投稿者: しろくま  (ID:jZmdZrA3ZZ6) 投稿日時:2013年 05月 03日 07:22

    「ゆりこ」さま

     緑がきれいな季節になりました。桜も美しいし、紅葉も美しい… でも、初夏の緑は、なにか元気をあたえてくれる清々しさがあります。
     今はしろくまは九州に所用で来ておりますが、こちらも緑が美しいですよ。

     さてさて、これは前にも申しましたように短文作成、というのがよいのです。
     ことわざや慣用句を、実際に自分で短文を作らせてみる…

     実際、灘などでも、短文作成題は昔よく出ておりましてね。知っている知識を使う、ということで、言葉は生きたものになります。

     ふだんの会話で難しい言葉を使えるのですから、生きた知識として身に付きつつある時期だと思います。

     たとえば、「一石二鳥」という表現があります。A段階としては、「一石二鳥」という言葉を用いて短文を作成させる、ということですね。
     B段階としては、「一石二鳥」という言葉を一切使わず、これは「一石二鳥」の例だな、といえる、「わたし」の話を書かせる… これは経験ではなく、作り話でよいんです。出だしは「わたし」から始めます。

     こういうのはゲーム感覚、遊び感覚でよいんですよ。

     「一石二鳥」と「目からうろこ」という言葉を2つ入れて作文しなさい、というように、ことわざ・慣用句の「むちゃぶり問題」も楽しいですよ。

     学習している、というより、休憩時間の遊び、というような感じで楽しく進めればよいんです。
     まだ4年生でしたよね、語句系は「遊び」というつもりで参りましょう。

     昔、教育大学や教育学部の附属の小学校では、連想ゲームやなぞなぞ作り、という「国語」の低学年学習がありました。

     グループを3つつくります。2つのグループが出題と回答をおこない勝負し、もう1つが判定者、というようにします。

     先生が、2つのグループにそれぞれ単語を用意します。

     一方が「ふうせん」、もう一方が「かみなり」。

     形のあるものと形の無いもの、みたいな感じの区別がしてありました。
     それぞれ与えられた言葉が答えになるように、連想ゲームの場合は、3つのヒントを考えさせ、相手に出します。答えられたら勝ち、答えられなかったら負け。判定者グループは、出題ヒントの妥当性を考えさせ、そんなヒントでは答えが出ない、というようにトータルでどっちの出題がよかったか、判定する、というものです。
     机に向かうばかりが国語の学習、国語力の涵養ではありません。

     早期に塾に通う子たちは、こういう学習が低学年のうちにスポっと抜けているんですよね…
     そんなの入試に出ない! という考え方から、問題を解く、のが低学年でも役立つのだ、と、考えてしまう…
     高学年からの受験対策は、塾の優位性がありますが、低学年での国語学習、というのは、小学校での学習のほうがはるかに効果があります。
     発想の転換で、お通いの小学校でやられていた低学年学習、しっかりと見直して現在に取り入れてみる、というのもよいですよ。
     国語の教科書、ひっぱりだして、コラムなど読んでみてください。ああ、これ、ずいぶんとよい方法だな、と、思うものがたくさんありますからね。

     何か追加質問があればどうぞ。

  8. 【2952151】 投稿者: しろくま  (ID:WPr.9KWieRc) 投稿日時:2013年 05月 03日 07:54

    「六年生男子母」さま

     時の流れは早いでしょ。六年生になって、昔をふりかえってみると、あっと言う間だったなぁ~ と、小4の夏休みくらいはずいぶんと長く感じたのに、と、思われることもあると思います。
     長~いタームで、じっくりとあせらず取り組めば、国語の力はゆるゆるですがついていくものなんです。無理をさせない…
     植物の生長に国語は似ています。伸びないからって、芽をつまんでひっぱっても、生長が早まるわけでもありません。
     あたえて待つ、の、「待つ」部分が必要なんですよね。

     しろろくまが言ってもせんないことですが… 志望校のコースに「資格」がある、というのがどうしても釈然としない世代なんですよね、しろくまは…

     ふだんのクラスは能力別に分ける… 最高レベル特訓、というような、難問を鍛える、というところには資格が必要… でも、志望校別特訓は、その学校を志望している子が受ける場、なのですから、第一段階として資格無しにお勉強させてやればよい、と、思いますし、それで全体のバランスがとれると思うんですよね…

     塾の機能の一つに、「配分機能」というのがあります。

     学校を偏差値帯に分け、この成績の子ならばここに合格しますよ、ここは不合格ですよ、と、インフォメーションして、そういう学校をおすすめしていく…
     とにかく、どこか子どもに適した私立中を探したい、という保護者にとってはありがたい機能です。
     大きな塾では、この機能がすぐれていないと、人は集まりません。

     でも、塾の大切な機能に、「できない子をできるようにする」というものがあります。あたりまえですが、成績を伸ばしてやる、という働きですね。
     それと連動して、志望校に合格させてやる、その方便の一つとして、志望校別の特訓を用意してその学校に特色ある問題(結果として難問を解く場合が多い)を解いていく、理解させてやる、という働きです。

     さてさて、こういう塾の機能の根っこを理解しておいてもらったうえで…

     塾の機能と、担当講師の意識が一致しないと、保護者の考えている学習方法がかみ合わなくなってしまいます。

     基礎が抜けているから基礎をやらせたい、と、保護者が思っている、でも、担当講師は、志望校にはそういう問題は出ないから、出ているレベル、傾向のものを六年から解いていくのだ、と、思っている…
     志望校に合格させたい、今の成績が悪くてもなんとかしたい、と、保護者が思っている、でも、担当の講師は、こういう成績の子は、この学校には合格しないのだから、この講座は受ける意味がない、この志望校別の講座は受けられない、さらにはだから志望校を変えなさい、と思っている…

     算数の先生の多くは、ご家庭で復習しなくても、これからのカリキュラムの進み具合で、スパイラル(繰り返し)がおこなわれるので、今やらなくても、もうすぐまだ同じことします、だから、今やっていることに力を入れましょう、という考え方で説明します。
     家で復習する、塾の勉強もする、さらに別の講座の範囲の学習もする… 負担が大きいでしょ、だから、こちらの流れにまかせてください、という論脈なんです。

     ただ、お母さんがお子さんを「分析」しているように、講師が一人一人の子どもの実態を把握している、とは、とても思いません。
     子どもにとっては講師は一人ですが、講師にとっては、子どもは40人。40分の1の対象です。
     この時期の調整局面は、大きな学習計画は塾にまかせるが、子ども一人一人違うであろう背景、原因は、こっち対処させてもらいますわっ というくらいの意識でちょうどよいですよ。

     夏休み前までは、お母さんの考えられている方針で参りましょうよ。そもそも間違えている対処法ではありません。

     自力では解けない問題も、解答を読めば納得できる、わかるならば、それは、算数版の模範解答からの逆流法、というような感じで、解答・解説をみて理解すればよし、としてこだわらないようにしましょう。むしろ基本問題、中級レベルの問題は自分でしっかりと考えさせる…

     今まで、課題をこなしていくことに力点が置かれて、考えて解く、という時間的ゆとりがなくなっていたような気がします。
     なぜ、それがそういう方法で解けるのか、リクツ抜きの解き方暗記の連続が、いまになって空洞化をもたらしているのだと思いますよ。

     わかる、と、できる、は違うのが算数です。わかる、を、できる、にするのが易問流し、なんですよね。
     ああ、これは解き方わかるからやらなくてよいわ、だから、次、とやっていては、いつまでたってもミスがなくならない、本番でば勘違いする、ということになります。
     できる問題をどんどん解いていく時間を増やし、あとは、お母さんが進められている方法で間違いはありません。
     高く跳ぶためにはまずはしゃがまなくてはなりません。みための成績や得点にふのまわされず、とにかく理解する、ということに力点をおいて進めて参りましょうね。
     しろくまも応援しますから。

     何か追加質問があればどうぞ。
     

     

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