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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【3202537】 投稿者: ムーミン ママ  (ID:MOGJfwZlVZs) 投稿日時:2013年 12月 10日 10:53

    しろくま 先生

    昨年来しろくま先生のファンで、いつも元気をいただいています。

    早速ですが…相談は、
    「国語、読解の鈍ったカンを取り戻したい」ということなんです。この表現が正しいのか分かりませんが、あえて息子の言葉そのものを書かせていただきました。

    息子は灘志望です。国語は得意科目で、特に読解は問題無くクリアできていました。理科もまずまずでしたので、6年生になってからは、算数を重点的に学習し、そのかいあってか算数はほぼ仕上がってきました。

    しかし、夏休みくらいから、国語の成績にムラが出るようになり、今では酷いありさまになってしまいました。公開テストや灘冠模試、平常授業の復習テストの結果が良い時は上から数えた方が早いのに、悪い時は数百番の世界です。随筆、詩は壊滅。得意の物語文や説明文でも書けない時があります。

    平常授業と、志望校別特訓の授業はきちんと聞き、宿題もきちんとこなすのですが、最近では、平常授業の宿題の記述も空欄が目立つようになりました。本人が一番焦っていると思います。

    しろくま先生のおまとめブログなど過去のものも全て読ませていただきました。重複する部分もあるかと思いますが、後40日で出来る対策を教えていただけるとありがたいです。

  2. 【3202614】 投稿者: 4年男子国語がにがてです  (ID:AUbYISEdFAs) 投稿日時:2013年 12月 10日 11:49

    しろくまさま

    ありがとうございました!できないことが普通、この一言でバトルをしなくてすみそうです(苦笑)
    そうですよね、できなくて当たり前、そう思うことをしらずにここまできました。2月に入塾してから国語はどうしていいのかもわからず、ただひたすら宿題をやりつづけ、でも授業できいたことだけで問題をとけるようになるわけもなく、というか基本的なこと、どこに線をひく、とか問題のどこをみる、などまったく知らないまま問題だけをやることとても疑問を感じ、ハマックスで指導をお願いしました。それでもまだぴんとくることもなく、もちろん子どもも理解できないまま日が過ぎておりました。
    しろくまさんの過去のスレッドなどを拝見して(大量によませていただきました!)、ようやく具体的にどうやって線引きをしたらいいのか、など教えられるようになり、逆流法をやることによって「こんなものもわからないの?」ということは減ってきておりましたので私や息子のストレスもずいぶん解消されたように思います。答えを覚えてしまう、まさにその状態でした。なので少しでも問題がかわれば答えが間違うといった状態でした。

    しろくまさんご指摘のとおり、浜の内容はかわっていないと思います。国語は塾へいかず家庭教師にお願いしたいとおもっていたぐらいですので、ここは塾のテキストや複テをつかって、勉強する、というスタイルへ変更したいと思います。そのためには今の塾でのクラスや成績は気にしない(気になりますけどね・・・^^;)という態度を子どもにもみせていきたいと思います。

    5年生になればきっと宿題の数もうんと増えてどうなってしまうのだろう、と頭をかかえていたのですが、宿題で勉強する、逆流法でいけばやっていけるのではないかと思いました。

    子どもは先日の公開では素点で40点台とおおきくへこんでおります。1日1題をこなせるようにがんばりたいと思います。

    最後にひとつだけ質問させてください。1日1題の文章はやはり「長文にチャレンジ」のレベルの長文でないと効果はありませんか?いかがでしょうか?

    アドバイス本当にありがとうございます。1年前にお伺いできればいればよかった!と後悔ですが、今お伺いできてむしろラッキーと思うようにします!できれば本など出版していただければうれしいな、とも思います。オファーはいっぱいこられてらっしゃるのだと思いますが。。。参考になる記事を印刷していたら大量になり、どこになにがあるかわからなくなってきちゃいましたから(苦笑)

  3. 【3202779】 投稿者: アッシュ  (ID:DcWxKgILXIo) 投稿日時:2013年 12月 10日 14:34

    小学5年生男子の母です。

    学校選びに悩み始め、、、色々話を聞くうちに、受験そのものに疑問が出てきてしまいました。
    どうぞ、相談にのってくださいませ。

    学校は彼の雰囲気に合うところと思い、可能な限り現在までに何校か見学に行っています。
    しかしながら、どこの学校に行っても「先取り授業」を強調され、まいっております。

    先取りってそんなに良い事なのでしょうか?
    もちろん、理系に進む場合、数Ⅲがあるので先取りでないと大学受験に間に合わない、
    という他の先輩保護者から聞かされ、存じております。

    しかしながら、理解が浅いままどんどん進んでそれは本当に彼の力になるのか?
    とても不安です。

    そこで、しろくまさま。
    出来れば、先取り学習のメリット、デメリットもしくは先取りに向いている科目などの
    見解をご教授いただけたらと思います。

    どうぞよろしくお願いします。

  4. 【3202893】 投稿者: しろくま  (ID:V2sSUHbhKpg) 投稿日時:2013年 12月 10日 16:55

    「ムーミンママ」さま

     いやいや、「国語、読解の鈍ったカンを取り戻したい」というのは、お子さんの正直な実感で、一面の正確な情報を伝えていると思います。
     ようするに、国語の学習量が、理科や算数などの学習量に比べて低下していた、ということなのでしょう。
     
     あまりピンと来ないかもしれませんが、国語も算数や理科と同じ、ある段階での学習が抜けると、次のステップには進みにくい、という性質がやはりあるんです。

     小5くらいに国語ができていた、だから算数や理科に力を注ぐ… 小5後半段階から小6夏休みまでの「国語学習」の質・量が低下していた…

     随筆はある発達段階に達していないとなかなか理解できません。書き方はやさしいですが、案外と内容的には難しい。
     楽しいことが楽しい、ではなく、悲しさの中の楽しさ、楽しさの中の悲しさ、みたいな

     A「を」伝える ではなく A「で」B「を」伝える

     みたいな感じになっています。
     「得意の物語文」も、小6で扱うものは、「私」型の複雑な心情描写になってきます。(灘の場合、物語文は出ていませんが)

     そこに行くまでの前段階の訓練となるような文章にあたる回数が少なくなっていたんでしょう。
     今からでも、迂遠なことだ、と、思われず、小5レベルの文章を親音読・子黙読で入って、設問を解いていきましょう。

     国語に関しては、発達段階に合わせてしっかりと学習していく、というのが大切なのです。
     たびたび紹介している「近・中」の小5の説明文から入り、「近・中・標」へとうつっていく。
     量的にこなす時間がないと思うので「1文章1設問」でやっていく。
     早ければ一週間ほどでカンが回復してきますよ。
     宿題や課題はどうしてもものすごい量になっていると思います。量ではなく質、で、しっかり理解しながら進めていきましょう。
     詩なども、灘の過去問にまずはこだわらずに女子中のものなどを利用してみてください。

     問題は「すべて解く」という意識をいったん脇に置いてみましょう。
     今日はこの文章のこの問題を解く、という意識で進めてみてはどうでしょうか。

     灘の随筆、論説文は、文明論や比較文化論などが多いので、女子中ですが、親和中の第一問目の説明文を読ませて解かせる、というようなことも演習として利用してみてください。
     公開テストや冠模試の見直しや復習は、国語の場合、もうやらなくてもかまいません。
     おそらくですが、国語の学習時間を増やす中で、回復できると思います。
     不安を量で紛らわさず、ゆつくり丁寧に取り組ませてやってくださいね。

     何か追加質問があればどうぞ。

  5. 【3202917】 投稿者: しろくま  (ID:V2sSUHbhKpg) 投稿日時:2013年 12月 10日 17:19

    「4年男子国語がにがてです」さま

     国語ができないときって、一番子どもがつらいのですよ。

     「なんでできないのっ こんなのあたりまえでしょ。」

     というのが一番つらい指摘です。
     まったく懲りていない、というような顔をしている少年だって心の中ではけっこう傷ついていて、自分でそれなりに何とかしようとしているんだけれど、わからないものはわからない… その気持ちを押し隠すように、「べつにできなくたってよいねんっ」みたいな強がりを言うているんですよ。

     国語が苦手な子には「やさしさ」が必要なときが多い、と、お考えください。

     さてさて、「長文にチャレンジ」というモノなのですが…
     すいません。しろくまの時代にはなかったモノでしょうか。オリジナルの教材でしょうか…
     古い話で申し訳ないのですが、しろくまの時代は小6は

     応用自在・最上級問題集・Vエース、それに西北出版というところから出ていた「長文問題の研究」

     という、すべて市販されていた問題集を用いていました。
     しろくまの時代は小5からが中心で、やめる数年前くらいから小4が開講されました。小4はオリジナル教材だったのですが、これがなかなか難しいものになってしまい、小5の教材のほうが簡単だ、というご批判を受けたことをよくおぼえています。すいません、無用な昔話でしたね。

     「長文にチャレンジ」というのがどういうものかちょっとわからなくてすいません。
     ただ、小4くらいの文章のチョイスがなかなか難しいんですよね。
     小5くらいになると、入試で出題されている文章でも使えるものがたくさんあるのですが、小4はなかなかありません。

     何だかうまく追加のご質問に回答できずにすいませんでした。
     何か追加質問があればどうぞ。

  6. 【3202990】 投稿者: しろくま  (ID:V2sSUHbhKpg) 投稿日時:2013年 12月 10日 18:36

    「アッシュ」さま

     お悩みのこと、たいへんよくわかります。お母さまは、ご自身が、そういう先取り学習というものの中ではなく、昔の、コースなんてなかった時代の大阪公立高校の空気や、教育大学の附属校のような空気をご存じの方なのかもしれません。

     そもそも、教育学、とは申しませんが、学習指導や教育法においては

     先取り学習

     という概念は無いのです。

     応能

     つまり、能力に応じて学習を進めていく、ということしかないのです。

    おもしろいことを申しますと、灘は「先取り学習」などではありません。「教えていたら、結果として、ほかの学校よりも先に進んでいく」ということなんです。

     どんどん進んでしまうんですよ。つまり、その集団の中では、「先取り」ではなく、「応能」で学習が進んでいるだけなんです。おそらく灘の先生も灘の生徒も、先取り学習している、なんて意識は無いと思いますよ。

     学校教育において「理解が浅いまま進む」という学習法などはありえないんです。

     理解して進んでいる、それが結果として、相対的に「先に」進んでいる、ということになっていなければ意味はありません。

     それがいつしか「先取り」していく、ということをウリにして説明してしまう、という「不思議な」セールストークが学校で行われるようになっているんですよね。とくに新興の、進学実績をウリにしたい学校さんでは、

     「先取りして進んでいきます」=「進学に力を入れている」

     というようになってしまっているわけです。

     よ~く考えたら変ですよね。

     速く進みます。中1で中3の範囲を終わらせます。中学3年では高校1年の内容をやらせます。

     あの… ついていけない子はどうなっていますか?

     大丈夫です。理解できなかった子は、残って復習や補習をさせますからっ

     ああ、それは面倒見がよい。ありがたい。

     でも、ちょっと待ってください。それって、かなり学習ロスが生じていますよね。ふだんの授業時間で理解させてくれたなら、残って遅くまでしなくてよいわけではないですか。
     速く進む、先取りする、ついていけないなら補習します… 
     
     ついていけないから補習します、ではなく、ついていける速度でやってもわからないなら補習する、というのがフツーの発想なはずです。
     速くしていてついていけない子がいるなら、いくら補習や復習をしてくれてもそれは面倒見がよいのではありません。

     数Ⅲにいたっては、数学の理解が前提になければならないではないですか。
     数Ⅲを「もうやっている」ではなく「もうわかっている」でなければならないのです。

     「もうやっている」と「もうわかっている」は違うんです。

     大学入試に出題される内容は決まっています。それを超えて出題されることはありません。
     高2で高3の内容をすませて、1年間は問題演習します、と言われていると、それはよい、と思ってしまいますが、それは高2で高3の内容が「もうわかっている」子にとっての話で、そうでない場合は、わかっていない上にわかっていないことを重ねてしまっている、ということになる子も少なからず出てきます。

     実際、先取り学習や、スピードが速い、宿題や課題が多い学校で、「からまわりの3年間」を過ごしてしまって、浪人してようやくペースをつかみなおした、という子、昔もけっこういました。

     先「理解」学習はよいけれど先「取り」学習というのはちょっと注意が必要です。
     「そのとき集まった生徒のレベルに合わせてスピード調整します」と言ってくださる学校のほうがよほど親切で面倒見がよいと思います。

     ただ、こういうことになってしまったのは、保護者のほうにも責任はあるんですよね。
     「○○中学はもうこんなところまで行っている」
     「兄の学校では、もうこんなところまでやっている」
     「こんな遅いのは進学校とはいえない」

     と、学校に文句を言うていくわけなんですよね。
     とくに第1志望校を不合格になったとき、第2志望校に対して、第1志望だった学校に負けてほしくない、という意識が働くせいか、

     「もう、むちゃなことをおっしゃる保護者の方おられます」

     と、校長先生や教頭先生の中にはグチをこぼしておられる方もおられました。

     塾も同様です。先にどんどん進んでいく。そしてものすごい量を与えてしまう。
     保護者に「××塾ではこんなことをしている」「○○塾ではここまでやっている」と言われないように、進度も早く、量も多くしてしまう…

     さて、これだけ言うておいて、ひっくり返してしまうようで申し訳ないのですが、やはり私立をチョイスする以上は、「ある程度の先取り」をしていてくれるほうがよいことは間違いありません。

     申しましたように、学校の学習の「深度」と「進度」は生徒がつくる、のです。生徒に合わせた結果、公立中やその他の私立より早くなっている、というならば、うまく生徒の力を引き出して、また、引き上げていけている、ということでもあるかわけですよね。
     一定以上のレベルの生徒を試験で選んでいる以上、早く進んで深く進んでいなければちょっと困りますよね。

     ただ、説明会などでよくよくお話を聞いてみてください。一般的に保護者が求められているから営業トークとして「先取り」を強調しておられますが、ふみこんで質問してみたり、通っている生徒さんたちに話をきいてみると、

     「先理解学習」

     に重点を置いていることがわかる発言や説明が出てくると思いますよ。

     速くしているんじゃありません。速くなっちゃうんですよね。
     深くしているんじゃありません。深くなっちゃうんですよね。

     みたいな(あるいはそれと同義な)回答をなさる学校は、うまくやっている学校だと思えます。

     男子は

     中学のうちは理系教科は早く、文系教科は深く。
     高校になると理系教科は深く、文系教科は早く。

     が、よいような気がします。

     理系教科は前に進み、文系教科は幅広く…
     知性は鋭く磨き、教養は幅広くやわらかく…

     男子校の数学なんか、ふと気が付くと、デキるヤツと先生だけでどんどん進んでいく…
     職員室でもデキるヤツの話で盛り上がり、「あいつら、どこまでついてこれるかやってみるわ」みたいな話が多い、そうです。

     女子校の数学なんかは、デキない子をいじりながら足踏みしながら進んでいく…
     職員室ではデキない子の話で盛り上がり、「あの子は提出物が出てない、ぼ~っとしていてやること遅い」みたいな話が多い、そうです。

     父性と母性の差が教え方にも出ているような気がします。

     ちょっと話がそれてしまいましたね。すいません。

     受験そのものに疑問を持つのは大いによいことです。
     まずは、果たしてこれでよいのか? という懐疑から入らなければ後々後悔することが多いものです。

     ただ、もう一つつっこんで、いろいろな学校の様子を探ってみてください。
     「先理解学習」ならば、「アッシュ」さまも否定はなさらないと思いますが…

     何か追加質問があればどうぞ。

  7. 【3203133】 投稿者: モル  (ID:zVqlZ4TJbu6) 投稿日時:2013年 12月 10日 21:00

    しろくまさま

    いつも拝見させていただいております。まとめブログの方もちょくちょく目を通させて頂いておりますが、もしよろしければ、娘に具体的なアドバイスをいただけましたらと思い、お尋ねさせていただきました。娘は洛南志望の小5女子ですが、正直、成績の方はギリギリです。しかも、点数の取り方が悪く、国語が非常に不安定で、偏差値も乱高下しております。最初は物語文が得意で説明文が苦手なパターンかと思っておりましたが、必ずしもそうとは限らないようです。その国語の失敗を社会・理科でカバーしておりますので(算数はそこそこです)、国語と算数の配点(各150点、社会理科は各50点)の高い洛南女子だと4科均等配点の学校以上に娘にとっては厳しいものがあると思っています。
    しろくま様のまとめブログに「洛南対策」という項目がいくつかあり、目を通しておりますが、もう少し洛南の国語に向けて具体的なアドバイスをいただければと思います。
    娘は語彙についてはある程度頑張ってきておりますが、長文読解が今ひとつです。どうも、処理能力が遅いのではないか?と思います。親音読子黙読ですとそれほどスピードが遅い感じもしませんし、実際に音読させても読むスピードは早いのですが、いろいろな模擬試験では時間が足りないと申しております。実際に、難易度の高い模擬試験ですと、必ず記述問題に空欄が2-3個あります。洛南の国語はかなり処理能力が必要と聞きますので、あと1年の間に、なんとか処理能力を上げたいと思っておりますが、何か良い方法はございますでしょうか?先程から話題になっております、1文章1設問は少しずつ時間を見つけてやっておりますが、塾の宿題が終わると眠い眠いと申して、毎日は時間を取ることが出来ずにいます。それでも、多くの文章に接することは大変良いことと思うので、できれば継続したいとは思っております。
    また、語彙も頑張っては来ていますが、熟語なども子供が普段使わないような言葉が多いので、何ヶ月か後に見直しますとぽろぽろ忘れています。洛南は定型的な慣用句とか四字熟語とかはあまり出題されず、むしろ大人ならだれでも知っているけれど子供にはわかりにくい慣用表現などが聞かれるとも聞きます(このあたり、分析不足です、間違っているかもしれませんが、ご容赦くださいませ)。こうした語彙力を鍛えるためにはどのようにしたらよろしいでしょうか?塾の語彙教材なども男子最難関向けの教材も利用したほうが良いでしょうか(兄弟がおりますので、手元にはございます)。
    まだ1年ありますが、六年生の1年はあっという間に過ぎてしまうことと思い、新学年のカリキュラムが始まる前に、ある程度心がけておこうと思っております。非常にハードルが高いのは覚悟しており、併願校をきちっとおさえることが親の役割と心得ております。そちらもおいおい考えねばならないと思っておりますが、娘の受験の意志が強いので、国語の成績をなんとか安定させて、チャレンジできるレベルに持って行きたいと思っております。私どもはまだ1年先ですので、6年生のお子様方のご質問を最優先していただいて結構です。お時間がありますときにアドバイスいただければ幸いです。厚かましいお願いですが、どうぞよろしくお願いいたします。

  8. 【3203253】 投稿者: しろくま  (ID:PqjMdR4nF0U) 投稿日時:2013年 12月 10日 22:44

    「モル」さま

     洛南の国語… 現在は150点満点で、制限時間は60分。
     おっしゃるように、時間内にどう処理するのか… 「時間のレイアウト」というのを念入りにして入試にのぞむ必要がある学校です。

     しろくまの時代は洛南は男子校でした。そして、入試は二日入試で、一日目は語句系、二日目が読解系、と、灘を意識したものでした。
     現在は、これを一日に足し算し、語句系は文中型に取り入れて、かつての「形式」を維持しながら一日型に変えています。
     共学になったからといって、とくに女子が解く、ということを微塵も感じさせない出題。何も特別に配慮しません、受けたいなら受けてください、ということが伝わってきそうな作題です。これは算数についてもいえるところ。

     選ばれている文章は例年、レベルが高いですが、設問そのものは難しいことを問うているものではありません。実に基本的な問いですが、選択肢が長く、文章以上に問いそのものもしっかりと「読む」必要があるものとなっています。

     まず第一に「戦う国語」が徹底されていなくてはいけません。
     60分の中で、どのように「取り組んでいくか」しっかりと「あらかじめ」計画を立てておく必要があります。

     申しましたように、もともとは語句系+読解系で、一日目と二日目に分かれていたのを、一つにくっつけたわけで、それが今でも「形」にしっかりとあらわれています。
     ですから、これをまず「分離」して解いていく、ということをする必要があります。
     簡単に言うと、語句系の問題は文中型でありながら、実はそれぞれが独立題で、本文とは関係がなく解ける、ということです。
     問題が配布されたら、まず、語句系と読解系にすばやくわけます。たとえば、設問に、語句系に○印と読解系に☆印をつけて、語句系は先にどんどん解いていき、それで20分以内でやり、残りを読解にまわしていく…

     実戦的な「時間のレイアウト」をしっかりと組んでおく、ということになります。
     が、しかし、これは小6の夏休み後になってからのお話。

     小5の段階から小6夏休みまでは、洛南や四天王寺や神戸女学院、といった冠名をいっさい取り払ったお勉強、ということを「じっくり」進めていく、ということでよいと思うのです。

     基本的に語句系は、「灘」タイプですので、灘の一日目は同傾向異学校に用いることができますし、しろきまのよく紹介する「近・中」の小5に始まり、「標準」「発展」の、語句系の単元を通してやっていけば十分に対応できます。

     さて、読解ですが、やはり「記号選択」がポイントになります。

     ただ、そういうテクニカルな学習の前に、しっかりと「読む」そして「解く」ということをしていく必要があります。

     一般に、

     関西は、文章易・設問難
     関東は、文章難・設問易

     という傾向があります。

     第一段階として関東の学校の過去問を用いて訓練し、そうして洛南の過去問に移行していく、というような方法がよいかもしれません。
     とくに説明的文章は、関東のものがよい訓練に用いられます。

    1.親音読・子黙読で1文章1設問で関東の学校の問題を解く。

     この1問は内容に関係する問題がよいと思います。みくに出版から出ている『電話帳』が利用しやすいと思います。
     これはあくまでも、文章レベルの高いものにあたっておく、ということが主眼ですので、「読書」のつもりで参りましょう。

    2.「異学校同傾向」問題に取り組む。(1)

     文章レベルが高く、記号選択の問題の「内容」がよく似ている学校として関東のフェリス女学院中のものが利用できます。
     よい文章で、しかも小学生にはちょっと無理かな、というようなものです。精神年齢が高い子にとってはそれほど難とは思えないかもしれませんが、よい訓練にはなります。
     ただ、ここでも、親音読・子黙読で読み進め、「この言葉の意味はこうよ。」「これはこういうことよ。」と親が軽く解説を入れてもかまいません。
     まだ、「読む」ということに主眼を置いてほしいからです。ここは複数問題を解かせてもかまいません。

    3.「異学校同傾向」問題に取り組む。(2)

     ここは「通し」で参りましょう。

     日本大学第三中学・攻玉社中学

     この二つがよい訓練になります。

     「読解」はこういう形でよいと思います。

     で、語句系に関してですが、さきほど述べたように「近・中」を利用しながら進め、そしておつしゃるように「塾の教材」にとりかかってみてください。

     洛南は、算数もそうですが、「塾の教材」での対応がある意味しやすい学校です。算数なども、いわゆる裏ワザを用いてテキパキとすることが要求されます。
     国語に裏ワザはありませんが、時間のレイアウトをしっかり訓練した上で、灘の一日目対策のような語句系の学習をしておけば(量的にたくさんする必要はありません。毎日少しずつで十分です。)OKです。

     何か追加質問があればどうぞ。

    2.

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