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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【3224934】 投稿者: しろくま  (ID:61Hb2f64dEw) 投稿日時:2014年 01月 01日 12:06

    「悩める親子」さま

     なかなかに難しい問題です。
     ここは、塾など他人まかせにして考えてはいけないところ…
     とはいえ… 実際問題として子どもにとってもっともよい選択を決定しなければならない時間がせまっている…

     ただ、最初にいえることは、

     志望校を決める→受験校を決める→受験する→合格発表

     という大きな流れの中で、あたりまえのことは、どんな難関校もそうでない学校も、「不合格」になる、という可能性がゼロではない、「合格」する、という可能性もゼロではない、という「終着点」のことを考えると、結局のところ「合格したところが本人の、当該時期における適正校である」ということになるのだ、ということだと思うんです。
     (以前に「適正校さがしが始まりました」という投稿を続けたことがあるので調べてみてください。「外の人」さまのおかげで「しろくまさんのまとめブログ」の中で読むことができると思います。)

     合格しても、不合格になっても、「迷ったもう一方」のことが、最初の一年間は(あるいは中学三年間は)気になるものです。

     偏差値だけで、塾の偏差値表のランキングだけできめると、この「後悔」が必ず出てきます。

     どんな学校にも、よいところ、わるいところ、があって、その「一部」で「全体」をついつい「誰もが」(気に入っている人も気にらない人も)評価してしまいます。
     現場の塾講師は、この子はここが適しているな… と、思う場合があっても、自分の所属する塾の「上の」思惑や、コース内の実績(報奨金の制度などがあり)によって、誘導、とまではいいませんが、「迷っているならこっちを受けてほしいな」というバイアスがかかる、というのも一つの事実です。
     もちろん、「親」のプライドや本人のプライドなどもバイアスなんですよ。

     いったん虚飾に、六年間通う「学校」なのだ、将来、自分とかかわる人と出会う場所なのだ、と心を真っ白にしてよくよく考えなくてはならないところだと思っています。

     お話しの中で「親の希望を押し切ろう」としている、という表現があるのですが、しろくまの経験上「、押し切る」というほどの意識を親御さんが持つ場合は、まだお子さんの自身の話をよくきけていない、というわけではないとは思うのですが、お子さん自身が強く自分の気持ちをお母さんに打ち明けていない場合が多いときでもあります。
     「子どもはこの学校がいい、というてるけど、ほんまにわかってそう言っているのかわからないっ 親がしっかりしないと」という感じなのかもしれません。
     もちろん、親の判断が子どもの判断よりも正しいときはありますが、理性的な判断と感覚的な判断で、前者が正しいとは限らないのが人の世の中のおもしろいところでもあります。
     「奈良学園志望者がいない」「通学時間」「入ってからの友人のこと」などが気になっている、ということ「以外の」本人の「素直な」気持ちを是非、子どもから引き出してやってください。
     「あなたの気持ちを(意見を)聞きたい」と、ちょっとあらたまって、子どもの芽の高さにおりて聞いてやると、あんがいと「子どもなりの尤もな」理由を持っているかもしれません。

     しろくまは、昔の人間ですから、私立の教育における「単性教育」は何も悪いところはない、と考えている派です。
     男女共学が自然な形、という考え方があるとするならば、一部誤解があります。

     もともと長~い教育の歴史の中で、高等教育は単性教育がふつうでした。教育にも「性差」があってしかるべきだ、という考え方の中での「教育」は、一定以上の成果があった時代もあります。
     私立学校が男女共学化を進めているのは正直、純粋な教育学上の理由から共学化をしているとは思いにくい、という側面もあります。
     それに学校の思惑とは別に、各学校の大学入試の実績などをみても、共学が始まった年度の六年後の実績は案外と結果が出ておらず、むしろ新しいコースを設置した六年後のほうが実績が出ているのが実情である、という部分もあるんですよ。
     目下のところ「男女共学」のメリットが強調されているので、あまのじゃくなしろくまは、その逆の例も知っているのでお話もしておくと…
     女子校に入った、でも、女の子ばかりの独特な環境が嫌で、公立中に転出しちゃった子がいました。ところが「やはり変わらなかったらよかった。なんとかもとにもどれないのか。なんとか塾を通じて話してもせえないか。」と相談されたことがあったんです。
     「いや、さすがにそれはできませんよ。」となりました。一件や二件の話では実はありませんでした。以来、「いやでも三年間は在籍して高校受験をしたほうがよいですよ」という勧め方をしています。
     小学校と中学校では、男の子、女の子の関係もずいぶんと変わるんですよね。

     単に、しろくまは昔の、せっかく私立に行くのだから、公立と同じ教育環境になくてもよいじゃないか、という気持ちがあるんですよね。
     関西は男子校、女子校がすっかり減ってきました。男女共学によって生徒数が確保できた、という流れがある中で、共学化をしていないところは、それなりの(学校によってはむろん違うでしょうが)「教育の成功」を確信しておられるからなのでしょう。
     明星や清風など、それなりの「意味」があって男子校なのだと思うんですよ。

     クラブ活動、ということも、大切な視点です。
     大学入試の実績が大切だっ だから実績のある私立を求める、というのも何も私立選択で悪い判断ではありません。
     でも、どこの私立の先生も、共通して

     クラブ活動に熱心な学年
     生徒会活動に熱心な学年
     校内発表会に熱心な学年

     は、きまって大学実績がよい

     という話をされています。以前に甲陽や灘の先生が、どこかの新聞だったか雑誌だったかの取材に応えられていた話でも、こういうことが書かれていました。
     親にとって「クラブ活動するために私立に入れたのではないっ」と怒りたいときもあるようですが、そのクラブに失望することがきっかけで不登校になる、という子どもがいることもまた確かなのです。
     やはり、しろくまの塾時代の経験でお話ししますと…

     サッカーが好きで、学校案内をみたら一応サッカー部がある。お兄ちゃんは別の私立でサッカー部をやっていて楽しそう。それほど練習もキツつなさそうだし、入学したら、サッカー部に入ろう、と思っていた男の子がいました。
     無事合格してクラブに入ったものの、顧問はとくにサッカーの経験があるわけでもなく、部員も少なく、サッカーどころか玉ころがし的なお遊びクラブ…
     本人の“イメージ”と大きくことなっていて、すっかりモチベーションが下がり、クラスの雰囲気は楽しい、友達も好きだ、というのに不登校になる、という「不思議な不登校」に陥って、けっきょく学校をやめてしまった、という子もいました。
     その子は「やめる」ということを選択しましたが、あんがいと私立にはこういう「潜在的不登校」の子、多いんですよね。理由が勉強にではなくクラブ活動が思うようにできない不満が原因…

     なかなか学校選びにそういう視点、持ち込まないケースが多いのですが、ぜったいに改めてよく調べておいたほうがよいポイントです。

     通学時間… これも安易に考えてはいけないところです。
     おもしろい話をしますと…(もちろん個人差がありますよ)

     女子は通学時間が長いのは苦になりにくい
     男子は通学時間が長いのが苦になりやすい

     え?? 逆じゃないの? と、思うのですが、私立の学校の先生のお話を総合するとこういう傾向があります。
     男は瞬発力、女は持続力、という体力差が出ているのかもしれません。それに… これを言うと怒られるのですが… きっと女の子は、時間がつぶせるんだと思うんですよね。どーでもいい話、延々と続けられて長い電話、できるじゃないですか。男の子は、何もない時間は「何もない」退屈な時間なんでしょう。電車の中で楽しそうなのは女の子で、つまらなさそーにしているのが男の子ですからね~
     同じ一時間でも体感時間に差が出るのかもしれません。

     なんだか、つまらない話になってしまって申し訳ありません。

     何か追加質問があればどうぞ。

  2. 【3224951】 投稿者: しろくま  (ID:61Hb2f64dEw) 投稿日時:2014年 01月 01日 12:36

     新しい年をむかえることになりました。また一つ、この場で歳を重ねることがてぎました。スレ主さま、そして今までお世話になったスレ主さまたちに感謝いたしております。

     受験生のみんな、新しい年を迎えましたよ。ちょっとお正月の話、してみましょうか。

     みんなは「春の七草」知っていますか?

     昔は、町の中の空き地などにも生えていたんだけれど、最近はみなくなりました。え? 理科で習ったことがある? そうだよね。

     セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ 春の七草

     短歌ってわかるよね。五・七・五・七・七で、うたえるんだよね。

     スズナは蕪。スズシロは大根。ナズナは、むかしはぺんぺん草って言ってたんだけれど、知っているかな?
     実物見たことある? 図鑑とかもよいけれど、実際のものを見たいよね。

     一月七日は、七草粥を食べる習慣があったんだよ。そのころになると、スーパーとかに行くと、売っていたりするから、食べちゃう前に、実物みておこうよ。

     さて、みんなは「おせち料理」食べてるかな?
     実は「縁起がよい食べ物」が入っているんだ。でも、縁起が良い、て、いうけれど、どう良いかわかる?

     日本は言霊の国、といって、言葉の持つ力を大切にしたんだよ。だからそれぞれに意味があるんだけれど… 文化人とか学者さんには怒られてしまうかもしれないけれど、かんたんに言っちゃえば

     だじゃれ

     なんだよ。

     最初のお重に入っているのは

     ごまめ・黒豆・数の子

     これは「三つ肴」で基本中の基本。それに。昆布巻き・きんとんが入っています。さて、問題。どんな「だじゃれ」でしょう~ ○にはひらがな一つが入るよ。

     「黒豆」…○○○○しく働ける
     「昆布巻き」…よろ○○
     「きんとん」…○○うんが上がる

     二つ目のお重には、

     鯛・えび・ぶり

     の魚介類の焼き物が入ります。

     「鯛」…めで○○
     
     三つ目のお重は、野菜や根菜の煮物。

     れんこん・ごぼう・くわい・さといも

     「くわい」…大きな○が○るので、○○たい。

     四つ目のお重は、酢の物、和え物。

     紅白なます・菊花かぶ

     さてさてしろくま問題です。次のそれぞれはどういう縁起があるんでしょう。記号で選んでみてね。

     1「数の子」 2「ごまめ」 3「えび」 4「ぶり」
     5「れんこん」

     ア 長寿祈願
     イ 子孫繁栄
     ウ 立身出世
     エ 豊作祈願
     オ 先見の明

  3. 【3225532】 投稿者: 悩める親子  (ID:G8VymZKprdw) 投稿日時:2014年 01月 02日 10:53

    しろくま様

    元日にも関わらず、長文でのご返事ありがとうございます。
    もう一度よく子供と話をして最終的に決めようと思います。

    クラブ活動の話、男女共学の話、通学時間の話、どれも参考になることばかりでした。

    合格をいただいた学校が子供にとって最良の学校であると考えることができれば、どこの学校に行くことになっても、前向きな中学生活が過ごせると思います。

    より良い学校にご縁がありますように、昼から家族で神社にお参りに行きます。

  4. 【3225566】 投稿者: 算数苦戦男子母  (ID:Ox8hO4BltIA) 投稿日時:2014年 01月 02日 11:44

    はじめまして、しろくまさま。6年男子の母です。しろくまさまのスレッドとの出会いは2年前になるでしょうか、またお会いできて大変嬉しく思います。掲示板の書き込みは初めてです。

    息子は男子校志望です。国語と社会は伸びてきていますが、算数が一向に伸びません。
    偏差値でいうと国語と算数の差は14も離れています。

    塾の算数の先生と相談して11月から個別もつけています。先生からは「ポカミスが本当に多い」と毎度毎度叱られて帰ってきます。

    性格はマイペースでおっとり。興味のある勉強は言われなくても勝手にやりますが、苦手な勉強は逃げています。
    じっくり考えるのが好きで逆に固執しすぎてしまいます。それから自分が納得いく勉強法でないと何だかんだと理由をつけてやりません。

    計算問題にも間違いが多く、スピードが苦手なため時間がないと焦ってしまう様です。
    過去問も難しく混乱も見られます。

    ただ息子は算数が嫌いじゃない、むしろ好きと言います。
    塾の算数の先生は教科書を使わず算数は“図を書く、比・線分図・ダイヤグラムでどんな問題も解ける”というスタイルですが、息子は図を書くのが苦手です。

    第一志望校の問題は計算問題はいっさい出ず、大問5問、それぞれ小問が(1)(2)(3)あり途中式を加算してくれます。

    息子なりに算数を頑張っていますが全く伸びず、一番悔しい思いをしているのは息子だと思います。
    どうにかしてあげたい気持ちと私が何か穴を見つけてあげられず、苦戦しています。

    とうとう入試まであと1カ月をきってしまいましたが、希望はまだ捨てきれません。どうかしろくまさまのアドバイスを頂けたらと思います。

  5. 【3226274】 投稿者: しろくま  (ID:UH5YQXDkM62) 投稿日時:2014年 01月 03日 07:50

    「算数苦戦男子母」さま

     国語と社会が好きなんでしょうね。

     受験勉強、というのを通じて、子どもの教科に対する好き嫌い、また興味のあり様、というのが浮かび上がるものです。

     すべての教科が完璧な状態で入試当日を迎える、ということはありえませんし、よく「~の教科を仕上げて」と申しますが、お勉強が「仕上がる」ということもまたありません。
     やればやるほど深化しますし、やればやるほどできないところが見つかっていく… ゲームもそうですが、お勉強だって中毒になります。
     好きな教科や苦手な分野は一生懸命とりくみますし、嫌いな教科や分野はやりたくないにきまっています。

     教育の「教える」というのは、「子」どもを部屋「耂」にとじこめてムチを持った人「攵」が「教」える、という意味… やりたくないことをある程度は強制するのが「教える」ということですから、「いやなこと」も「やりたくないこと」もやらなくてはならないとき、というのがあります。
     でも、強制に始まって、何かに気付く、何かに出会う、好きになる、わからなかったことができる、啓蒙される、ということもたくさんあるわけです。

     嫌いな教科も、「させる時間」というのは必要なんですよね…
     ただ、しろくまはいつも言うのですが、好きな教科、得意な分野は、たっぷりと勉強させてやってくださいな。
     算数よりも偏差値の差が14もある国語。大切にしてください。国語もたっぷりと演習する。きっと社会も好きなんでしょう。でも、歴史が好きで、地理や政治分野はあんがいと嫌いで「穴」になっているかもしれません。
     これから算数を詰めていく、という中でも、お勉強のしめくくりは好きな教科、できる分野をしっかりと演習させてくださいね。

     さて、

     算数は嫌いではない。むしろ好き。
     スピードがなく時間が足りなくなる。

     で、「受験校の算数は計算問題がない」というわけですよね。

     これはむしろ、受験校の算数には適している、と思いますし、きっと塾の算数、「塾算」の手法を長い時間強いられてきて、「形式上の算数嫌い」になってしまっているだけだと思うんです。
     ある意味、かわいそうなことです。

     もともと、算数にスピードを強く要求する、というのは、算数学習のメリットとデメリットが表裏一体になっているところです。
     しろくまは、速くする、というよりも、できる速度でする、ということを重視している派です。

     おもしろいもので、大人でもそうですが、体感時間は「一定の速度で流れない」という法則があります。開始→終了、という流れの中で、最初10分はゆったりと流れ、「あと10分か…」となったときは「速く」流れていきます。

     後半は焦ってしまう… 計算スピードを速くして、時間内に終わらせる、そして見直しをする、ということになるのでしょうが、これとて「初見正答率」を高めることが大切で、見直したらできた、というのはたいていは試験が済んで「時間外」のときの話で、試験中に「見直し」してできる率は実はかなり低いんです。むしろ、見直して正解しているやつを、誤った答えに書き換えてしまう、という「ミス」のほうが致命的です。

     計算問題が出ないタイプの入試ならば、どの最初の10分も最後の10分も、同じ速度で流れている、ということをしっかり認識させて、体感速度を一定にしなくてはなりません。そして、「速く正確に」と強調されがちな計算を「正確」さを追求するスタイルに変更させてやる必要があります。

     第一に、「遅速計算練習」をお勧めします。
     あえてこの時期、「速さ」を計算練習に求めません。速くする計算練習は、子どもによっては「雑さ」と「ミス」を訓練していることになります。
     四則混合の計算問題を

     「あなたがもっとも快適な速さで解いてごらん」

     と、やらせます。そうですね、5問くらいやらせて、

     「いまので○○分だったよ」

     と告げてやります。たったこれだけ。速くやれ、とは一切言ってはいけません。
     実はこれを続けるだけでも、「自然と速度」は上がります。
     ようするに「快適に感じる速度」が速くならなければ、いくら速く解けるようになってもミスは増える、ということなんです。
     一か月きってしまった、という気持ちであっても、これを続けましょう。この「一か月きった…」という体感速度も、さきほどの話と同じで「速く流れる」ように感じますが、四月から五月、七月から八月、と、同じ「時間」あるんですよ、という意識転換もしてくださいね。
     十分な時間です。まだまだできること、ありますからね。

     第二に、時間のレイアウト、を徹底させる、ということです。
     大問5問。それらを均等に時間配分するわけではありません。過去問でも問題集でもかまいませんから、まずは、一問、コピーしてプリントに貼ってやります。
     そうですね、B4の用紙の左半分に大問一題添付して右側を空白、というプリントにします。
     そして、まずはその一題をみせて、「この問題を解くのに何分必要?」と聞いてやってください。「~分くらいかな」と回答を得たら、「じゃあ時間計ってみるね」と計測します。「どれくらいかかるかわからん」という回答であっても、「じゃあいいからやってみて、時間計るからね」と言うてやらせます。

     「じっくり解かせる」が「時間は流れる」という心理状態をつくる、ということです。
     これをしばらく続けてください。

     選ぶ問題は、「本人の好きな分野」でかまいません。

     そしてそれから同様に「三色問題」に持ち込みます。今度は同じようにプリント1枚1問題にして三枚用意します。
     「速さ」「図形」「それ以外」というものをセットにします。で、今度は三つを解くのに何分かかったかを測定してみてください。

     過去問から選んでもよいですし、問題集からでもかまいません。「過去問」をよくみて、形だけでよいですからよく似た感じのものをチョイスしてみてください。

     一度この方法を提案してみてください。

     なんとかしたい、と、心の底で思っているのはお子さんのほうだと思います。
     親の言うこともわかる、でも素直になれない、という心境で、時間が過ぎていく、というつらい気持ちも持っていると思います。

     こんな方法もあるけれどやってみない? と、提案してみてくださいな。
     何か追加質問があればどうぞ。
     

  6. 【3226295】 投稿者: しろくま  (ID:UH5YQXDkM62) 投稿日時:2014年 01月 03日 08:29

     受験生のみなさん、しろくまです。
     前のしろくま問題の答え、わかったかな。

     1ーイ
     2ーエ
     3ーア
     4ーウ
     5ーオ

     だよ。数の子は子孫の繁栄。卵だからね。たくさん子宝にめぐまれますように、ということだよ。ごまめは豊作祈願。えびは長寿。腰が曲がるまで長生きできますように、という意味。ぶりは、出世魚。はまちが大きくなるとぶり、なんだよ。
     れんこんは穴が開いているでしょ。見通しがよくなりますように、という意味なんだ。

     さてさて、今年の十二支は「午」。十二支の動物たちは「へび」「うま」「ひつじ」とかあるけれど、漢字で書くときに「蛇」「馬」「羊」と書いたらかっこわるいよ~ 「巳」「午」「未」と書いてね。

     子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

     ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い

     ぐるっと円形に書くと、一番上が「子」、一番下が「午」。これで時間や方角をあらわしました。子は夜中の12時。午はお昼の12時。ほら、これで「午前」「午後」って言う理由わかったよね。
     午、つまりお昼の12時の前と後っていう意味なんだよ。12時ちょうどは「正に午の刻」だから「正午」になります。
     方角も北が「子」、南が「午」。北と南を結ぶ経線を「子午線」という理由、これでわかったよね。

     昔は北東の方角を「鬼門」といって不吉な妖怪、怪物がやってくる方向だ、と、考えていました。
     北東は、「丑」と「寅」の間でしょ。時間は夜中の2時から4時の間… まさに深夜… こわいよね。鬼が出る… 丑と寅の間だから、鬼の姿は牛と虎の合成になっているでしょ。牛の角で、虎の皮のパンツはいているのが鬼なんだよね。

     で、鬼門の反対。裏鬼門。これが南西になります。で、鬼門に対抗するため、南西から西にかけては申・酉・戌。猿と鳥と犬。桃太郎が鬼退治に連れて行った動物たち、猿とキジと犬だったでしょ。鬼に「対する」動物なんだよね。
     昔の話はほんとによくできているでしょ。ちゃ~んと意味があったんだよね。

     さてさて、しろくま問題です。「午」にちなんで、「馬」に関係することわざ、慣用句をまとめてみようか。

    (基本編)

    ・(   )高く、馬肥える秋
    ・生き馬の(   )を抜く
    ・馬が(   )う
    ・馬には乗ってみよ、(   )には添うてみよ
    ・馬の耳に(   )
    ・馬(   )東(   )
    ・(   )馬の労
    ・(   )馬にのる
    ・(   )馬の友
    ・(   )船(   )馬
    ・馬(   )をあらわす
    ・(   )を射んと欲すればまず馬を射よ

    (発展編)

    ・荒馬の(   )は前から
    ・鞍上(   )なく、鞍下馬なし
    ・意馬心(   )
    ・(   )も千里、馬も千里
    ・馬やせて(   )なし
    ・老いたる馬は(   )を忘れず
    ・駆け馬に(   )
    ・(   )をさして馬となす
    ・死馬の(   )を買う
    ・名馬に(   )あり
    ・(   )は馬の背をわける
    ・(   )馬のつまずき
    ・老馬の(   )

  7. 【3227047】 投稿者: 1月校  (ID:L92Yiv/yqtg) 投稿日時:2014年 01月 03日 23:18

    しろくまさま

    初めまして。関東地方の母ですがもうどうしてよいかわからず出てきてしまいました。

    12月初旬から、子供が算数の演習の時間(いろいろな学校の過去問を解き、一人ずつ点数を
    クラス皆の前で言う形式)に緊張してしまい、算数がどんどんできなくなってきてしまいました。
    (塾の先生曰く、問題を配る前から萎縮してしまっているそうです。)


    1月の受験では最初にもち偏差値より20ぐらい下の安全校に合格して、次に通ってもいいと思って
    いる適正校の受験にいく予定でしたが、塾の先生から12月下旬にお電話があり、もう1校安全校
    を出願するようにアドバイスされました。けれどもただでさえ気の弱い子供ですので、受ける予定
    がなかった安全校の話をしただけで、また(自分はできないからだ。)と思ってしまうと思い、
    あえてそこの中学は出願しませんでした。


    それから冬期講習が始まり、やはり算数の演習ではクラス最低点ばかりとっているようです。
    塾の先生にはお話して、うちの子供だけ皆の前で点数を言わないことにしていただいたの
    ですが、周りのみんながあまりにもできるようになってきて、ついていけてない自分に
    冷静でいられないようで、ただ単に緊張しているだけでなく、本当に実力も落ちてきて
    いるのだと思います。


    今日も塾でテストを受けてきましたが、算数は150点満点がいるなか、70点しかとれませんでした。
    理科、社会はそれなりにとれているようです。


    こんな状態で受験に突入して算数の試験中に頭が真っ白になってしまい、ずっと合格可能性
    が80%でていた適正校も失敗してしまったらと思うと心配でなりません。


    本人が一番つらいのはわかっているのですが、明らかに私も主人も動揺しています。
    こんなときどのようにモチベーションをあげていったらいいのでしょうか?

    ちなみに主人は子供を東京の難関校に行かせたいため、子供の不得意分野の場合の数や規則性
    立体図形の問題演習ばかりやらせていて、子供はますます算数が嫌いになっているようです。


    主人は主人になりに考えて、子供の志望校の過去問の弱点克服のためにやっているようですが
    いまの子供の状態では難しい問題より何か自信をつけさせる方がいいような気がするのですが
    わたしが助言しようとすると「じゃあ第一希望に受からなくてもいいのか。」と逆にくってかかって
    きます。そのような状態ですので、子供も主人と勉強をするのを嫌がります。


    かといって私が算数を教えてあげることもできず本当に悩んでいます。もう試験は目前です。
    しろくまさまの今までのご経験からなにかアドバイスをいただけたら幸いです。
    よろしくお願いいたします。

  8. 【3227135】 投稿者: 算数苦戦男子母  (ID:Ox8hO4BltIA) 投稿日時:2014年 01月 04日 00:48

    しろくまさま


    ありがとうございました。勇気を出して書き込み本当に良かったと思っています。
    息子に直接しろくまさまの書き込みを読ませました。


    難しい年頃にも入っていますので母と言うフィルターを通すことがかえって素直に100%受け取らないと思ったからです。
    息子の第一声は「本当に本当に本当に今の気持ちをぜーんぶ代弁してくれた。それから“形式上の算数嫌い”もまさにその通りだ」と言っていました。


    計算問題の新たな取り組み、大問一枚方法、三色方法、「やってみる?」と聞いたら「うん」と言っていました。
    新しいやり方というのにまず拒否反応を示す子なのでこんなに素直に受け入れるということはしろくまさまから何かを感じ取ったのでしょう。


    それから私はとても大切なことに気付かせて頂きました。勉強と言うのは強いてさせられる部分もありますが、受験期と言えども何割かはやはり勉強って楽しなとかもっとやってみたいとか思える勉強でなければいけませんね。学びたいという原点です。
    大変な時期に入り私なりに一生懸命子供のサポートをしているつもりでしたが、肝心な息子の心に寄り添っていませんでしたね。


    国語も社会も簡単に偏差値を取ってきたわけではないのに、漢字の小テストでも100点を取ったと言われても私は口だけで褒めていた事に気が付きました。その何倍も算数の反省会に費やしていましたから。

    それから見直しという機能がほとんど働いていない現実、ここからあえて計算に早さを求めないこと本当に良いアドバイスを頂きました。何回も何回も読みました。



    お言葉に甘えて質問をさせて頂きます。
    ここから入試本番までの勉強のことです。
    予定では過去問を100点になるまでやりこもうと取り組んでいます。算数はすでに3回やりこんでいます。

    というのも志望する学校はこの学校を第一志望とする偏差値帯の子から見ればかなりの難問、なかなか骨太の問題ばかりです。学校は合格最低点は非公表です。この難問をモノともせず果敢に取り組む子が欲しいのだと思います。今後6年間の子供の成長を温かく鍛えてくれる学校です。


    なので息子には慣れるという意味で解説を深く理解しながら100点を目指して何回も何回も過去問を繰り返し何かを掴んで欲しいと思っています。算数に関してはしろくまさに教えて頂いたB4プリント方法と合体して過去問をやり込みたいと思いますがこれでよろしいでしょうか?


    過去問題をコピーし一問一問切り貼りしてプリントにする。それを時間を計りながらこなしていく。バツ問題だけもう一度→解説を理解→さらにバツ問題だけをもう一度・・・を100点になるまで繰り返すというイメージです。


    理科は苦手な計算問題と塾のテキストを使って暗記物の定着プラス過去問の繰り返し。社会は歴史が苦手なので歴史を中心に暗記の定着プラス過去問の繰り返し、国語は塾でこの学校の過去問はいくら遡っても手に入るのでひたすらやっていくつもりでおります。


    なかなかの量になりますが、しろくまさんがおっしゃった通りですね。これからの26日と6月下旬に7月の夏休みまであと26日もあると遥か先に思う日数と全く同じ時間量なんですね。まだ時間はあると自分に言い聞かせました。
    宜しくお願い致します。

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