女性宮家創設へ｜掲示板スレッド

言葉が足らなくてすみません、

ラオスの若者の自殺率の高さは、「仏教の影響」とは、私は考えていません、


貧困。
将来への選択肢の少なさ。


現在の私たち日本人には、なかなか思い至らないところではないか？、という気がします。

紙つぶてさん

私の手元には、父親の遺品である戦前・戦後の熊本幼年学校の内部文集・同窓会文集がある。幼年学校の位置づけについてはご存知かと思うが、その論調は意外にもリベラルであり、例えば幼年学校では早期から勝てない戦争であることは当然のこととして議論され、講和の落としどころについての議論が専らである。

その文集の中に紙つぶてさんのお話に関係するものが複数ある。趣旨としては、死を受け入れさせる軍人教育を強く非難するものである。上記の如く早くから講和を是としていた論調からすれば特攻そのものがあり得べからざる作戦であるわけだが、そこで当然問題になる死への恐怖を圧殺し、死を美化する教育が、仏教・神道両面から軍隊に於いて行われていたこと、それに対する非人間的思想教育との非難が書かれている。少なくとも幼年学校レベルでは、桜花・回天・震洋等は単なる自殺兵器であり何の効果ももたないことは当然に認識されており、そこに人間を投入することは如何にしても正当化されないことは明確な認識となっていることがわかる。私にとっては私的文書であるので引用は避けるが、どこかで入手できるかもしれないので試みられてはいかがか。

勿論、散り際の美学、潔さの尊重という思想が日本人の中にあったことは事実であるが、死を前にした若者が自らかかる考えで心を平らかにしたというようなきれいごとではない。そもそも、日本古来の死に対するイメージは決して「美しい」というものでなく、怖れ、穢れと言ったものに結びつく面が強い。日本における葬式が世界的にみても大掛かりで壮麗なものである背景は、仏教的な死の捉え方だけで説明できるものではなく、怖れ・穢れを封じるという神道的な見方と結びついたからこそ定着したというのが私の考えである。

わだつみ等を読んで、日本人の死生観、死に対する考えを仏教に基礎をもつものと結論づけるのは、二俣川さんのご意見の通り、強引であり、ご自分の見たいものを見出してる嫌いがあるように思う。

歴史・資料・想像力　さん、

いつ頃、出てきてくださるかやきもきしていたところでした。

＞（中略)仏教的な死の捉え方だけで説明できるものではなく、怖れ・穢れを封じるという神道的な見方と結びついたからこそ定着したというのが私の考えである。

この点は、歴史・資料・想像力さんに同意しております。「神道と武士道＋仏教」の融合について申し上げています。
関連書籍を読むうちに神道と仏教の壁に当たりました。神道と仏教の教義は平安時代あたりから玉石混淆となり始め、江戸時代の寺請制度、社会の世俗的な合理化によりいよいよない混ぜになったとあります。　

楠木正成に代表されるように後醍醐天皇のために自刃覚悟で湊川での負け戦に臨んだことが後に神道と武士道に結び付けられ、軍国教育に用いられたことは明らかです。ご存じのように、死出の特攻隊員たちは「七生報国」のはちまきをしめていました。
日本軍は神道と仏教の教義から「都合のよい教義」を援用したと考えています。
神道と仏教の混淆の中で、俗に言う諦め観ではなく「仏教の諦観」が死生観に関係していたのではと考える次第です。

民俗学から神道の軌跡を研究した柳田國男の本を今日から読み始めました。神道が仏教と混ざった部分、固有部分などを理解できれば、神道の概念での穢れ、御祓、マレビト、黄泉などが今よりはっきりするかなと考えているところです。

歴史・資料・想像力　さん、

共に考えて頂きたいことがあり、取り急ぎですが、

日本人が極限の精神状態に陥る状態になった時（阪神淡路対震災や東日本大震災など)、なぜ日本人は取り乱さず冷静に秩序を守り行動できたのでしょうか。

戦後民主主義教育の賜物ですか。
それとも、日本民族に染みついた玉石混淆の仏教と神道の通念でしょうか。

あなたはどのようにお考えでしょうか。

＞このドラマから感じた事は、配給が始まった昭和15年までは、本当に戦前の日本は豊かだった事です。
そもそも昭和初期に日本経済は著しい成長の伸びを示していましたし、アメリカとの戦争がなければこのまま右肩上がりの経済成長を続けられたのかもしれません。
戦争以前にアメリカから日本への石油禁輸などの挑発行為がなければ、日本には物資があふれていたはずなのですから。


違うね。
すでに日中戦争は泥沼化しており、日本経済に対する負担は大きかった。
2.26事件に関わった青年将校たちの財閥や無能な政治指導者らに対する檄文をご覧いただきたいものだ。
私は彼らの行動を支持しない。だが、口減らしのため姉や妹の運命を口入屋に任さざるを得なかった貧しい農村部出身軍人らの憤りは理解できる。

また当時の治安維持法の運用は、許されざる事項のみを禁ずるというおおざっぱなものであった。
したがって、その後に始まった網羅的に圧殺する運用というものではなく、その結果大正デモクラシーの残滓が社会全体に残っていた。
しかし、すでに社会全体に暗雲が立ち込めていた。


＞戦争以前にアメリカから日本への石油禁輸などの挑発行為がなければ、日本には物資があふれていたはずなのですから。

「挑発行為」かね。
悪いのは米国か？
日帝は「被害者」か？
なぜ、ABCD包囲網がなされたのか？
その原因はなにかね？

あなたのその言葉の使い方は誤っているのではないか。
史学界の通説とは真逆な評価だ。

紙つぶてさん

時間の余裕なく取り急ぎで失礼させて頂きたく。

＞日本人が極限の精神状態に陥る状態になった時（阪神淡路対震災や東日本大震災など)、なぜ日本人は取り乱さず冷静に秩序を守り行動できたのでしょうか。

充分検討した上でないが、端的に言えば「日本人に」ではなく「人間に」備わった善性の発現であると考えている。日本の震災以上の精神状態に置かれながら人間としての良識・節度を失わずに行動している例はいくらでもある。一例を挙げれば毎日が終わりなき内戦の状態にあったコソボ。日本人だけが取り乱さず冷静というわけではない。

「秩序を守る」ことに重点が置かれる点は日本の特殊性と言えるだろうが、それは良いことばかりではない。

歴史・資料・想像力　さん、

レスありがとうございます。

今日は私も時間がなく、明日お返事させていただきますね。

常態化した無秩序状態と天変地異による無秩序状態は比較対象になるでしょうか。

取り急ぎでした。

おはようございます。

すみません、増税と関係ありませんがこの月末月初は何かと忙しくてここを携帯で覗くこともままならない状態です。
週中には皆様それぞれにお返事やご挨拶をさせていただくことが出来ると思います。申し訳ないです。


冷静にかんがえると様

＞桜の花びらのように舞い落ちて踏みつけられることのないよう、また舞い戻ってきますので、本スレの片隅でもよいから席を空けておいてくださいね。

お別れでもないですしエデュを去られるわけではないのですが、桜にたとえられたからでしょうか？、なんだか無性に胸が締め付けられてしまいます。
舞い戻られたときに又こちらを覗いてくださることを心待ちにしています。
何卒お身体おいといください。


ももたん様のスレが止まっていて心配です。
書き込めなくてごめんなさい、アボカドはまだ芽がでません。