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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2303514】 投稿者: うさぎの母  (ID:vOCfTdCWp06) 投稿日時:2011年 10月 22日 18:51

    しろくまさん


    アドバイスありがとうございます。

    「は」を意識して読んでいけばいいのですね。

    これから、再度「は」に注目して読ませてみます。

    一つ質問なのですが、そのつど文章のパターンをみて、

    「は」 を意識して読む練習をした方がいいのか、

    それとも、最初から説明文は 「は」 も意識するよと伝えていいのでしょうか。

    今は説明文なら、

    ・指示語を確認、

    ・~のだ(~のです)、

    ・逆接語、

    ・つまり、ようは・・・

    に印をつけて読んでいます。





    さて、今回の文章のオチですが、

    「誰もが文字どおり世界に一人しかいない存在であるのだ。
    その形は受精後、自らがつくりあげたものといえよう。」

    です。

    あれだけ専門用語を羅列したのだから、もっともっとすごいオチかと思ったのですが、

    うううん、そっかと終わったオチでした。



    文法はしろくまさんのポイント講座を楽しみに待たせて頂きます。
    よろしくお願い致します。


    それまでに、できる限りの脇がためはしておきます。

  2. 【2303631】 投稿者: りんご  (ID:4uuFnJmJq3.) 投稿日時:2011年 10月 22日 21:10

    しろくまさま またまたよろしくお願いいたします。

    国語についてです。
    過去問の添削は塾の先生がしてくださっておりますが、
    戻ってきたものを見ますと、「読みが雑です。もっとじっくり丁寧に!」
    とコメントが度々あります。

    息子も読んでおりますし、「うん。わかった。」とは言うものの
    具体的にどういうことに気を付けたらよいのかわかっておりません。

    「じっくり考えれば解けるはすだ。」と先生から言われたそうですが、
    これを今後どのように改善していったらよいのか、
    教えていただけたらと思います。

    どうぞよろしくお願いいたします。

  3. 【2303827】 投稿者: 「算数があきらめきれない母」  (ID:/jRNqeBDZEo) 投稿日時:2011年 10月 23日 00:42

    しろくまさま

    いつもいつも暖かいメッセージをいただきまして本当にありがとうございます。
    子供の様子はもちろん、ご相談させていただきました私の性格まで読み取って
    いただいて、いただいたコメント一つ一つかみしめつつ拝読させていただきました。
    ご指摘いただいたように、私はまちがいなく中2の上の息子には、無理難題を与えすぎて
    失速させてしまったのです。その悪影響は中1まで続いていたようで、私もさすがに
    責任を深く感じ本人と共に試行錯誤を繰り返した結果、ようやくこのところ学校の
    ペースにうまく乗ることができるようになってまいりました。今では、なにぶん
    学校側が生徒に課題や学習の到達目標をきちんと与え、それをこなすことが
    生徒にとっては当たり前のことになっているものですから、
    テストも必然と要求するレベルが高く、テストでは定着度を測るため問題数の多い
    テストとなっています。(社会や理科は恐ろしく問題数が多いですが、生徒の
    平均は80点弱という結果です。)
    とても一人ですべてを不足なくこなすことは困難ですのでせいぜい時間の管理や
    理解の深め方のお手本を示してやったり、学校の先生に質問する内容の吟味
    などの最後の微調整を行っている次第です。
    考査ごとに勉強のやりかたや深め方がよくなってきていますので、もうそろそろ
    完全に私の役割は終了にちがいないと思っております。


    小4の弟は小3よりZ会で楽しく中学受験の勉強を進めてきました。
    国語は以前しろくまさまより教えていただいた「模範解答からの逆流法」を中心に
    本人のできるところを大事にしてやり、できないところは、たとえ文中のささいな語句1つでも
    親の私が教えることなくわからないものとして問題を解かせてまいりました。

    問題は解けるのですが、集中力が途中欠けていることが多く、読書の習慣が
    ないからかと大変心配をしていました。ですが、
    国語の問題で読書をしていると考えればよろしいのですね。
    図鑑でもお料理のレシピでも、カードゲームの説明でも確かに興味のある文章は
    たくさん読んでおりました。


    文章を読んで共感できる部分を増やしていくということが大事なのですね。
    楽しんで読めるように、得意な理科分野で低学年用の本を
    与えてみました。そして試験問題の1題あたりの読みにかかる時間は
    およそ10分ほどと仮定し、
    どんな本も10分だけ、頭でしっかり考えながら読んでみようと、(わからなく
    なったらちゃんと戻りながら読む)と言ってみました。途中で理解が途切れることが
    なかったからか、先日は最後の1章は楽しみにとっておきたいと申しまして、
    1冊読み終わった時、とてもうれしそうにしていました。


    親の私が一番必要なことは、子供が成長段階のどの部分にいるのかきちんと
    見極めることであったのですね。
    そのためには、難しいことを与えすぎてはいけなくて、本人が心地よくこなせるような
    難しいものを段階的に与えることが必要なのですね。
    そのことが理解できましたので、弟の場合は、どの科目も「今できることを最大限
    発揮する」ことを一番の目標にしてきました。兄の方は「今覚えたところは試験で
    必ずできるように今一生懸命頭に入れる」ことを目標にし、出来ないもの、難しいものは
    力をかけすぎないことを目標にしてきました。


    たくさん問題を解くより、今日取り組んだ問題を明日深めるといったことを
    してみたいと思い、
    しろくまさまからもお勧めいただいております「親音読・子黙読」も
    取り入れてみたいと思います。
    中2の兄の方は、問題文を読んだときのイメージをできるだけ細かく大きく
    持つことが必要かと思い、試験前に課題として出された問題集の読解は
    段落ごとに交代で読解・説明を加えながら勉強していました。
    最近は自習力をつける段階にきていると思いますので
    私も問題を問いて、読解に必要な部分を参考書のように説明を
    加えたものを渡して本人の読解結果と比べさせています。
    よい部分は勝手に取り入れ、私の方で不足があれば添削してくれたりします。
    弟の方は、まだまだこの方法は難しいと思いますので、親音読子黙読で
    試みてみようと思います。
    親の音読もまだまだゆっくりのスピードで開始すれば
    よろしいでしょうか。つい問題文の読み方も、設問も問いかけるようにやさしく
    読んでしまうのですが、少しずつ普通の読み方に変えていく方がよいでしょうか。
    そして問題文を読んだ後に、苦痛でなさそうでしたら出題者のつもりになって
    設問を子供に作らせてみたいなと思っています。


    読解のスピードでお悩みの受験生の方も多く、皆様のお悩みのご回答とあわせて
    またアドバイスをいただけましたらうれしく存じます。
    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

  4. 【2303979】 投稿者: しろくま  (ID:FNbu3MHsvg6) 投稿日時:2011年 10月 23日 09:42

    「マッチー」さま

     たいへんたいへんレスが遅れて申し訳ありません。

     女子の算数には苦手の「細かな山」と「大きな山」があります。その「大きな山」が

     「速さ」と「立体図形」

     なんですよね。関西では、進学校の場合は、「男子中・立体図形難・女子中・平面図形難」という難問の特徴があります。

     ちょっと関東の塾の受験戦略がしろくまにはみえにくいところはあるんですが、だいたい関西ですと、10月以降の模試は、男子難関校用に定期の模試でもシフトしていき、女子中をめざす者にとっては、ちょっとへこたれてしまう難問、ことに立体図形がかなり出てきます。入試でも大問6つのうち、3つが立体図形、という学校もあります。立体切断や水を入れてかたむける、くらいのものは女子中でも出ますが、難関男子中は、それを「なんでそんな切り方すんねんっ」「そんな容器、どうやってつくって水入れるねんっ」みたいな、問題のための問題設定がされた難問が出てきたりします。

     算数で困ってしまう女の子… たくさんいますよね。わりとつらいんですよね…

     「こんなん補助線こう入れたらとけるっ」
     「こんなん、いつも言うてる○○を使ったらとけるっ」

     とか講師は言うて、すぱっと解いてみせるんですけど、女子の中には心の中で

     「だから、それをどの問題やったら使えるかがわからんっちゅ~ねんっ」

     と、ツッコミ入れている場合が多いんです。

     「そうしたら解けるのはわかる、でも、それを思いつくにはどうしたらよいの??」

     そうなんですよ。解き方や公式や裏技はたくさんわかっているんですが、どの問題やったらそれが使えるか、が、「つながっていない」んですよね。

     単元別学習で、難問をずっと解いていく、ということの「弊害」とまでは言いませんが、「落とし穴」の1つです。

     図形に関しては、ちょっとまとまった一日(祝祭日でもよいので)をとってもらい

    A 遡って戻ってくる学習
    B 実際に図形を自分で描いていく学習
    C 過去問に特化した学習
    D 比の問題、分数中心の計算練習

     で、もっとも「古典的な」パターン認識に持ち込む、という方法ですね。

     Dについては、図形を解くときに使うツールの訓練。できる問題をできるだけたくさん解いておく、ということですね。これは毎日の計算練習代わりに利用していただければよいので、とくに注意点はありません。(いまの時期、分数を含まない計算練習などされていないわけがないので、比の問題の平易なものは加えてやっておきましょう。)

     さてさて、Aに関してです。お通いの塾では、一番最初に「図形」の問題が開始されたのは何年でしょうか?
     一度、その学年の小テストから(あるいはその学年の模試の図形から)、どんどん「易問流し」をしていくんです。(これは理科なんかでもうまくいきます)
     え~ そんなんかんたんやって というところからどんどんやっていきます。おそらく、もうわかっているよ、というようなところからあえてずっと流していきます。
     どこかで、「おや?」と、とまる部分が出てきます。そこからの「掘り起こし」です。

     そもそも立体図形というのは、トータルな算数の「技」の総合で解くものですよね。図形を解くときに使う分野のどれかが欠けていても、なかなか得点には結びつきません。
     ずっと過去にもどって、解きなおしていって、「嫌いだから」「苦手だから」と、ちょっと回避していて演習不足になっていた「時代」があったかもしれませんからそれをチェックしていってください。

     Bに関してですが… これは、たとえ問題集やテキストに解くべき図形が描いてあっても「家庭学習」や「塾での自習」中は、問題の設定にあわせて、自分で描いてみる、という「訓練」です。

     わたし絵が下手で…

     という子ほど、立体図形で困ります。上手い下手ではなく、条件に描かれているものを丁寧に一度再現してみせる、というだけでよいんです。
     友人の女性算数科講師は、「コップに水が入っている絵、描いてみて」と、まずやりました。「オッケー、みんな描いたかな? じゃあ、次はそれをかたむけたときの絵を描いてみてぇ~」とやりました。
     立体図形の講義の「まくら」はたいていこれをやっていましたね。

     サイコロ描いてぇ~ 8つ描いてぇ~ タテに8つつんだ絵、描いてぇ~ 次、それ8つ積んでできる大きなサイコロの絵描いてぇ~ はい、そこから1つサイコロとった絵描いてぇ~

     と、やってました。おもしろかったですよ。(一度お子さんにもやらせてみてください)

     定規とコンパスで、問題の描かれている図形を描いてから、考えて解く…

     これはもちろん模試や本番でもそうする、という意味ではありません。「ふだん」の思考のときに、それをやっておく、ということです。
     本来なら小5くらいでこれを徹底しておくとよいのですが、今からでも遅くはありません。立体が平面で表現される、とはどういうことなのか、を、「図を自分で描く」時間を「わざわざ」とってみてやらせてみてください。
     もちろん、模試や本番では、そこに使われている図を用いたらよいのですが、実際に自分で絵を描いている、という訓練をする中で、「補助線がみえる」ということが起こるのも確かなんです。

     Cについて。

     これはもうハッキリしていて、お子さんの受験予定校の「図形」とくに「立体図形」がどのような出題がされているかをしっかりと調べて、それをふまえてABを徹底する、ということになります。
     立体図形は、もっとも「出題者」および「学校」の個性がよく出てきます。また、入試問題全体の中で、その「立体図形の位置づけ」がどういうものなのかを塾の算数の先生によく評価しておいてもらってください。

     「解けなくてはいけないもの」
     「解けなくてもよいもの」

     というざっくりとしたものでよいのです。しろくまは「捨て問」という言い方は嫌いなのですが、「後回し問題」「結果としてできなくてもよい問題」というのはあると思っています。学校によっては「立体図形」の問いを「うちはそれなりによくできる子が受けるから、こういう問題も出しておかないとね」という「意図」から出題されているものもあります。結果として正答率が10%未満のもの、て、ありますよね。
     学校さんによっては、設問の正答率も塾に教えてくださっているところもあるので、その点がわかれば、正答率30~50%の問題は絶対に解かなくてはならない問題、という目安にはなります。

     志望校の過去問で、「解けなくてはいけない」図形に特化した学習

     ということをしていきましょう。ですから、「今まで間違えたものすべて」ではなく、一度それらを算数の志望校担当の先生に持ち込んで面談(できたら親子-講師の三者面談)する、で、そのときに「分類」してもらって講師の声で、「ああ、これはできなくてもよいやつだよ」という一言を聞かせてやってほしいんです。

     安心と同時に「これはがんばって解くぞ」というメリハリもついて学習効率もあがりますからね。

     何か追加質問があればどうぞ。

  5. 【2304025】 投稿者: しろくま  (ID:FNbu3MHsvg6) 投稿日時:2011年 10月 23日 10:32

    「秋冷」さま

     レスがたいへん遅れて申し訳ありませんでした。

     中学に入っても、

     「めんどくさい」「べつにええやん」「またあとで」

     の、しろくまの「3つの禁止の言葉」は「ふだんの生活から」使わせないように徹底させてください。

     もちろん、勉強もそうなんですが、ふだんの些細な生活でも、これら3つが口癖になっていると勉強もそういう状況になります。

     お子さんのようなタイプの子、いっぱいいっぱいおられますよ~ 程度の差はありますが、中1の二学期まではたいてい男の子はこんな感じに陥ります。

     中学生になったんだからと「本人に任せる」と、たいていはこうなります。あ、でも、それが悪いという話じゃないんですよ。
     小学生には小学生の親の関わり方が、中学生には中学生の親の関わり方があるんです。中学受験のときのような管理を中学生にする必要はもちろんありません。
     その意味では、「本人に任せる」というのはそれでOK。問題は「任せ方」なんですよね。

     生活は当然、本人が未成年ですし、保護者は「保護」者ですから、しっかり管理下にあって当然です。また、本人の意思や考え方も認めてやる必要がありますが、それをふまえてもなお、あえて「ならぬものはならんっ」という家庭の教育方針を貫くのも大切です。最後に決めるのは「まだ」おまえじゃないっ 親だっ というケジメはしっかりと見せておくことも大事です。(すいません、しろくまは昔の人間ですから、ついついこの点は時代遅れなのかもしれないのですが、不愉快に感じられたならご容赦ください)

     「生活の枠」をまずはしっかり確立しましょう。むしろこれは新中1にとっては中学受験よりも大切な部分かもしれません。

     睡眠時間、食事の時間、休憩時間、勉強時間の「帯」は土日をのぞいてすべてズバっと同じにしてゆるぎなくする…
     イレギュラーはゆるさないっ と、生活面は強く出ておく… 勉強の開始時間もこれは徹底させる。
     このあたりの開始に関しては、まぁ、よくあるご家庭の親から子へのプレッシャーでもよいですよね。

     「さぁ、時間よ、宿題あるでしょ? テストがあるでしょ?」と、開始時間はしっかり守らせる…

     勉強の内容に関しては

     「数学の復習主義」「英語の予習主義」

     を徹底する。(これは何もしろくまの専売特許でもなんでもありません。昔の予備校では講師はみんな言いましたし、現在でも塾の先生はこれをよくおっしゃると思います。)

     まぁ、一貫校の場合は、学校がこれらをしっかりさせるようになっているので、学校の出す宿題をちゃんとやっていればOKだと思うんですよね。計画的に分散させて、提出期日の前日にテキトーにやる、ということがないようにする…

     欠点、という制度を中学生でも導入している学校なんですよね。で、悪いと部活停止ですか。なかなか、厳しい学校ですね~ しろくまなんかは、クラブ活動は好きにさせてやればよいのに、と、思ってしまいますが、でも、どういえばよいのでしょう… 昔の子どもと違って、「自己管理能力」というか「前向きな手抜き」というか、そういうことができない子どもが増えているような気もしますよね。そういうスパイスの効かせ方をしないと、ずるずる勉強しなくなる子もいるのかもしれませんね。

     こんなことを言うと学校の先生には怒られますけれど、「前向きな手抜き」というのは学生時代にはやってもいいんじゃないかなって思うことなんですよね。要領よく、計画的に、目下の自分にとって必要なものを分析して、そういうものからしっかりやっておいて、後は「怒られないように、目をつけられないように」「うまく」「点数をまとめておく」ということ…
     すいません… ほんとはこんなこと言ってはいけないかもなんですが… 中学生や高校生って、そういう「やんちゃ」が必要じゃないですか。手抜きが発覚して、怒られて、「ばれたかぁ~ あははは」って舌を出すような「骨格の太さ」って必要だと思います。

     男の子はやるときはやります。ただ、やるときはやる、と、唱えて10年過ぎちゃう、ということにならないように、「やるとき」と「やる」べきことの環境は整備しておいてやる必要があるんですよね。

     一日の「生活の時間の枠」を明確にて、「勉強する時間は勉強する時間」というのを作っておいてやると、「やるときがきた」ときに取り組みがスムーズにできます。

     それから中学生の「自立」は「放任」と同値ではありません。前から申しますように

     コントロール→ドライブ→レッセフェール(自由放任)

     の三段階の発達段階をふまえる、ということです。
     大きく、小学生=コントロール、中学生=ドライブ、高校生=レッセフェール、でもよいわけですし、学年を細かく分割して、中1=コントロール、中2=ドライブ、中3=レッセフェール、でもよいんです。

     最初に、「まずは、こっちの言うとおりやってみせろっ それができたら条件付きで好きにさせてやる、その条件もクリアしたら、すべておまえにまかせてやるっ」

     という「自立にむけての」見通しのある宣言をしておくのも1つの方法です。

     ですから、中1は管理でもよいんですよ。でも、本人に、それをしっかりできたら先に自由がまっているよ、自分でできることをまずあなたが示すんだよ、自由を獲得する戦いを君はこれからするんだよ、というような話は念入りにしておくほうが男の子の場合は「力」を発揮してくれます。

     自立できている者は「めんどくさい」とは言わない。
     自立できている者は「べつにええやん」とは言わない。
     自立できている者は「またあとで」とは言わない。

     自立するためには「めんどくさい」ことをする。
     自立するためには「べつによいもの」を選ばず「これが一番よい」ということをする。
     自立するためには「いますぐ」取り組む。

     なんなら、これを紙に書いてお子さんの机の前に貼っておいてやってください。

     最後は抽象論になってしまいましたが… こんな感じでどうでしょうか。何か追加質問があればどうぞ。

  6. 【2304054】 投稿者: しろくま  (ID:FNbu3MHsvg6) 投稿日時:2011年 10月 23日 11:12

    「牛車のごとし、クニャ息子」さま

     レスが遅れて申し訳ありませんでした。

     急成長とその後のゆりもどし… 塾の先生もおっしゃっておられたとは思うんですが、これはよくあることです。むしろ、これの繰り返しで成長していく…
     ただ、資本主義の景気循環論と同じで、どかっと下げ幅の大きいディプレッションは来ちゃうとき、ありますよね。
     でも、たいていは、好景気のときにその準備が水面下で進行していたわけです。

     急成長のときの学習、というのは「急」であるがゆえに、知らず知らず学習に「疎密」があるものです。

     得意な教科は時間も増える、調子よく勉強できるから、苦手な教科の勉強時間も少しではあるがつられて伸びる… そうすると「量」が増えるから苦手な教科は大きく崩れない、得意な教科は大きく伸びる…

     成長戦略は、当然ですが「傾斜生産」方式と同様、得意な教科を選んで、それを引き延ばしてやる、という「選択と集中」によって為すのが常態ですよね。

     でも、選択する、ということは、除外されたものがあった、ということですし、集中していた、ということは、何か疎かになっていたものがあった、ということになります。
     9月や10月の模試は、塾としては「穴」ねらい、この時期、子供が疎かにしているような単元や例年、「できているから後でいいや」と子どもが思いやすい分野をうま~くしぼって出題するんですよね…

     「得意分野-難問」+「苦手分野-ふつうのレベル」

     という組み合わせてで出題されると、得意分野で加点できず、苦手分野で失点して偏差値50切ってしまいましたぁ~ というのが、偏差値60以上の子でも出てくる場合がけっこうあるんです。

     たぶん、8月から後の一ヶ月間の学習が

     「ぱっと見」学習

     になっていたような気がします。ぱっと見て、ああ、これはできる、ちょっとやってみて、うん、これは大丈夫… と、次々流していく… でも、本人はそれでもそれなりに勉強しているような気にもなりますし、「できるできる」「とけるとける」という手応えのものばかり、自然と「選択」してしまっていたのだと思います。

     時間のかかりそうなものは解かない
     わかっているけれど手間がかかりそうな問題は解かない
     前におぼえたモノは今もおぼえているだろう

     こういうことが累積されたのではないでしょうか。

     夏期講習のときに量がこなせなかったことがよくなかった
     調子にのって上位クラスにいたことがよくなかった

     というわけではありませんよ。

     疲労をともなう学習は「秋」は避ける

     というのは重要なポイントです。入試ですから、ときに睡眠時間が少なくなったり、もうひとふんばりして量を解く、という局面があるのは仕方がありませんが、それが持続する学習計画は、そもそもどこかに無理があります。秋は、「生活の時間枠」をしっかりと定めた「規則正しい生活の中での学習」ということを目標にしてみましょう。

     何度も申しますが「模試に時間がかかっても」「過去問で時間内にできればよい」のです。

     過去問を通じた「時間のレイアウト」を徹底しましょう。

     大きく崩した「9月」「10月」、調子がよかった「8月」の模試の「対照分析」は必ずしてください。どういう分野はできているか、どういう問題で失点したか、のメタ認知を本人にさせていく…
     こういう作業で、「ここができているからOKよ」でも「ここは見直ししておこうか」という「親子の会話」をふまえた分析はちゃんとやっておきましょう。
     「できている手応え」を今からの時期はしにくい「模試」が連続してしまいます。「易問流し」、小5の模試のやり直し、というようなこともちょっと時間をとってやっておきましょう。

     いまのところ、塾の先生とのコミュニケーションもできておられるようですし、お話しされている対策も的を外れたものではないと思います。
     ただ、一言「次がんばろう」という声かけよりも、「11月も悪くてよいから12月にそれなりの結果が出るようにがんばろうね」と「次の次」に目標を設定してやってください。

     何か追加質問があればどうぞ。

  7. 【2304078】 投稿者: しろくま  (ID:FNbu3MHsvg6) 投稿日時:2011年 10月 23日 11:36

    「崖っぷちの小学6年生保護者」さま

     いまちょっと出先ですので、明日、帰宅してから洛南の過去問と再度にらめっこして、同傾向異学校を探してみせますね。

     「時間がなく追いつめられた状況に慣れるため」の訓練…

     あいまいな比喩で申し訳ありませんが… 速度を強いる訓練は、かならず雑さを生み出し、算数ならばミスを増やす訓練、国語ならば「読み飛ばし」をさせる訓練に堕する危険性があります。

     ある譜面に書かれた曲があります。アレグロにするか、モデラートにするか、レントにするか…
     作曲者の指示がなくても、曲によって適切な速度が必ずあります。

     国語の「読み」というのは、本人にとって適切な速度で読む、ということが大切です。適切な速度、というのは本人が理解できる速度で読む、ということです。速度を速める訓練も「適切に読める」ということをおいてけぼりにした訓練では絶対にだめです。しろくまの経験では、国語ができる子が速読している、という感じは一切持っていません。「適切に速い」ことはまちがいありませんが… (むしろ問題を考える時間が速い、とはいえるかもしれません。)
     私立の先生にお話ししても、「読む時間を考慮して設問を用意している」と必ずおっしゃっていました。申しましたように「大人が音読する速度」よりも速く読ませる必要はありません。読む時間が何分だから残りの時間でどうするか、という「訓練」のほうが結果として得点につながります。

     さてさて、算数なのですが…

     「とにかく最後までたどり着こうと必死」「どたばたと解き散らしている」

     算数も時間のレイアウトが必要ですね。

     「どたばたと解き散らしている」

     という部分の改善はできます。あせる気持ちもわかりますが、「スペース内にきちっと並べて計算する」「あちこち飛んでもよいけれど、どこのスペースに何を解いたかわかるように配列する」ということは必ずさせましょう。
     子どもの心の中の時間は、かなり速くに流れています。

     一度本人に目をつぶらせて、1分になったと思ったら手をあげて、というのをさせてみてください。あせる子、というのは1分になる前、ひどい場合だと30秒くらいでもう1分だっ と、手をあげちゃう子もいます。
     あなたのその作業は、何秒しかかかっていないから、こういうことをしても大丈夫よ、と、あらかじめ時間の流れを伝えておくことは念入りにされてもよいでしょう。

     洛南の算数の問題は実は、「まずこれから解いて、次にこれを解いて、ここまでに何分残しておく」という計画が立てやすい問題です。そういう指導をしている塾も少なからずあるはずですし、算数科の先生はそれができると思います。
     過去問をみせて、先生にレイアウトしてもらってください。例年、配列は同じようなことになっているので、おおざっぱですが、これとこれと、ここをやってから時間次第でここにいけ、ということができると思います。

     最初の計算も、力技でやって、何秒かかるか、計ってみてください。本人は時間がかかったから焦った、と、なるかもですが、本人が思っているほど時間がかかっていない場合も実はあります。
     手間取っても、いまで何分だから大丈夫、という「見通し」をしっかりと持てると洛南のような算数は「とれる問題」を落とさない体質に改善できると思います。

     何か追加質問があればどうぞ。


    前にもちらっと言ったのですが、洛南は「塾算」「テクニックの算数」を取り入れてもよい問題… つまり、あるていど、「裏技」なんかを使って時短を図る前提でつくられている問題も正直、あります。
     

  8. 【2304119】 投稿者: しろくま  (ID:FNbu3MHsvg6) 投稿日時:2011年 10月 23日 12:12

    「うさぎの母」さま

     「は」に関しては、以前にもちょっと話したのですが、これを理解して使いこなすことができない人もいるので、あまり「は」にこだわると混乱する子もいるので要注意です。ただ申しましたように「は」というのは

    ☆ 他と区別する副助詞

     ですから、「他と区別する」ことが明確になっているものは、抜き出しておさえておいても損はしません。とくに数字や漢語表現が多くて… という場合にちょっと意識しておいてもよいかな、という程度です。

     妹「は」大きなぬいぐるみを、私「は」文房具セットを誕生日にもらった。
     運転手「は」きみだ、車掌「は」ぼくだ。

     という場合、何やら「私」や「ぼく」には思うことがあっての主張だな、という気がしますよね。ことさら他と区別するところの表現に注目する、というのはよいことです。

     「~はこうだが、~はこう」という部分があれば抜き出してもよいよ、という程度の話にとどめておいてください。
     何か追加質問があればどうぞ。

     

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