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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【2403836】 投稿者: しろくま  (ID:89tkQt764NY) 投稿日時:2012年 01月 29日 17:31

    「みれい」さま

     塾での新6年は何月から始まるんでしょうか。しろくまの時代は3月初日が入試でしたが3月から新小6という設定で、3月の第2週くらいまでは新小6と旧小6の「二本立て」でたいへんだったことを今でもよくおぼえています。

     さぁいよいよ小6だっ と、新鮮な気持ちで新しい学年に向かう… よい節目の時期でもあります。

     小5から新小6への移行にあたってのみなさまのお悩みはだいたい共通していてその第一が

    ☆ 日々の課題、小テストは順調に進んでいるのに模試になかなか反映されない

     というものです。とくに女子は、脅かすつもりはありませんが、さぁ新学年だっ と、突然ペースを上げてぐっと成績を伸ばす男子に吹き飛ばされて、2月や3月の模試で、がくっ と成績を落としてしまって親子ともにうろたえてしまう、ということが起こります。この点、先にしろくまが「予言」しておきますから、そうなってもけっしてあせらないでくださいね。

     小テストはまじめにできている、しかし模試に反映されない、という現象は男子よりも女子に顕著に出てきてしまいます。むろんすべての女の子がそうではありませんが、いよいよ小6、という気持ちも強いためにマイナスをカウントしやすくなっていることもあり

     ちゃんと勉強しているのに模試で点数が出ない
     ちゃんとやっていたはずなのに思わぬ抜けが模試で発見される

     え? あなたこんなこと忘れてるの?
     と、顔をのぞきこんでも、本人は困惑したような顔で「う~ん…」と無口…

     そこを追いかぶせるように「う~ん、じゃないわよっ たいへんじゃないの 何をしていたのっ」とは言わないでやってくださいね。

     社会や理科の「抜け」は、この時期の女の子にはしかたがないことです。昨年の10月くらいに算数などの成績がふるわなくなり(あるいは急に模試が下がり)、それまで解けていた分野で失点したため

     「ちょっと算数だめじゃないっ 算数特訓しなきゃ」と、せまったりしませんでしたか? 

     そうなると女の子は算数算数算数… となっちゃって、理科や社会の暗記物なんか後まわし、先でなんとかなるっ とかなってしまい、軽度の学習整理不全に陥り、算数のほうも量だけが増えて空回りしてしまい、ミスが連発、ということに陥ってしまいます。

     春休みと夏休みの二段階で調節していきましょう。

     まずは春休みです。「今しなくてはならない」と思っている部分をあえて「春休み」に先送りしてやります。だめでも、結果が出なくても、これは春休みにしようね、ちゃんとできるようになるから、ということを丁寧に説明してやってください。

     社会と理科は春休みに先送り、という作戦でいきましょう。「結果としてまた模試が悪くてもよいやん、五月の模試である程度結果が出るようにしようね。そのために春休みにしっかりやろうね。」と言うてやってください。

     で、お母さんは、「そのとき」のための材料作りをしてやります。

     社会はもう、お母さんが作ってやってください。おそらく小5の模試は「地理」が中心ですよね。統計に関しては最新のもの(実際の入試で取り上げられるもの)が提示されるのがほぼ5月・6月なので、5月に先送りしてしまうのもけっして根拠のない先送りではありません。

     農業・工業・水産業・貿易・運輸の五大産業別地理は、該当する模試のうち、できていないものを切り張りして、農業ばかり、水産業ばかり、というような形でノートなりルーズリーフなりに整理してやってください。各4問用意すれば、20問そろいます。

     理科は逆に、お子さんと「いっしょに」作っていってください。ああ、こんなことやったなぁ、と、思いながら、色々話をしながらコピーしていっしょに切り張りしていってください。
     「こんなんやったっけ? ぜんぜんおぼえていないっ」「ああ、そういやこんなんあったな」などと言いながらまとめていくと、女の子は「わたし、これやらんとあかんわ」と自発的にやるべき理科の問題をチョイスしていってくれます。
     理科に関しては女の子は根っこのところで「嫌い」「いやだな」と思っている分野があり、親が用意して提示していくと、「なんで自分の嫌いなやつばっかりならべるのよっ」と反発してしまいます。「苦手だからならべてんのよっ」と、無意味な言い合いになって不快な勉強の時間が流れてしまいます。このあたりはちょっとしたコツで勉強の能率をあげられますよ。

     第二は、

    ☆ 家でやったら解けるのに本番で解けない

     しろくまがよくお薦めする「受験環境の同一化」が効果がある、と、言いたいのですが、実はそれは夏休みからでもOKです。
     受験環境の同一化は、前にも申しましたように家でも、模試と同じ、本番と同じ「環境」で勉強させる、つまりは机上のスペースを40×60㎝の世界にして、しっかり机に向かわせて勉強させる、ということです。

     でも、その前に少し気になったところがありまして…

    A「これでもかというくらいに間違えた所は何回も出来るまで復習させて」
    B「難しいところはおいといて、まずは基礎1~5、6くらいまでは間違えずにできる、にしている」

     ということですね?

     Aの方法を強いると、「思考の算数」ではなく「暗記の算数」、に陥る場合が多く、数値替えへの応用ができなくくなったり(同じ問題なのに問い方を変えられたりすると)落とし穴にはまりやすくなる、ということになります。
     ミス、というより、そういう失点になっている気がするのですがどうでしょう。とくに「勘違い」も、これはこの問題と同じだよ、と、一言いうただけで、あ! わかった! な~んだ、と、なっているような気がします。

     Bの対応そのものは間違いではありません。みんなが解ける問題、というのをしっかり「理解」しているかどうかの確認、ということができているのが一番よいのですが… 間違えてもよい、というのは暴言ですが、間違えてはいけないっ ということをせまりすぎると女の子はかえってできている問題、わかっている問題もいじくりまわしてミスしてしまう、ということになりかねません。
     国語なども、できている漢字の書き取りなんかも、何度も書き直したりしているうちにかえってわからなくなって、あれれれ、と、困ってしまう、みたいになるタイプかもしれません。

     前に、「よ~い、どん」学習、というのをお薦めしたことがあります。勉強の開始をしっかり節目にしてやる、ということに慣れさせておくと、「あせり」は軽減しますが、どうもお子さんの場合は、単に模試の時間のレイアウトに失敗しているような気がします。

     一度、算数の模試を親子でしっかりみつめて「本人が本番でどのような手順で始めているか」確認してみてください。
     素人がみても「ああ、そんなところ後まわしでいいじゃない」というところができていない場合ありますよ。ほんとに前から順番に解いていってしまう子います。

     しろくまも駆け出しの講師時代、模試の監督に入ったことがあります。

     算数などは、チャイムが鳴った瞬間、どばばばばばっ と、みんな開始します。勢いに乗り遅れると、女の子などは、うわ、たいへん、わたしもやらなきゃっ と、焦ってしまうのが、見ていてわかる子が何人もいました。中には、そんな周囲の流れは無視して、淡々と問題を眺めて、○△×を問題につけてから、○印から解いていく子もいました。
     お、なかなかよい方法しているな、と思ったことがあります(実は算数科の講師がそういうアドバイスをしていたのが後にわかったのですが)。

     一度模試を親子で眺めてみて、どれから始めているの? ぱっとみて「好き・ふつう・嫌い」に○△×つけてみて、と、やらせて、○印からやっていこうよ、と、示唆してやってください。
     模試はだいたい後からの分析がしやすいように出されている形式、単元が毎回同じようにしていますから、まずはどれからやる、というのをあらかじめ決めておいてやってほしいと思います。

     お悩みのポイントは、ほんとうにこの時期特有のもので、受験を経験した人、みなさんが通ってきたところです。必要以上に焦らず、「とける」という結果よりも、「わかる」というプロセスを重視した学習で春休みまではいってください。

     何か追加質問があればどうぞ。

  2. 【2404162】 投稿者: 初心者  (ID:OT18StgK2UY) 投稿日時:2012年 01月 29日 22:34

    いつも読みながら勉強させていただいております。
    小4女の子ですが、塾では、これからは、新5年生という扱いになります。

    今は、最難関校を目ざす塾に通っています。
    成績は、「さっぱり(志望校は全てE判定、たまにD・・泣」なのですが、
    とても楽しく通わせていただいております。

    本人の希望は、難関校なので、しろくまさんがお話なる、「冠塾」で、

    難関校希望なら、その学校を「冠」にしているところに転塾しようかと考えております。

    最難関校を冠にしている今の塾では、クラスも下の方のクラスですので、
    最難関校の塾でなくてもよいのではないかと思います。
    しかし、子供は、先生の教え方は良く分かると申しておりますので、
    5年の間は、今のままで、6年生になったら転塾しようかと考えておりましたが、
    その割には、金額も高くつくなあと言うところです。

    ちなみに最初の塾選びで、どちらも体験はしておりまして、
    子供が行きたがったので、今の塾にしました。

    親目線からは、4年生の時に基礎をこの塾で固めておいて、
    5年生からは、希望校目ざして、冠塾で本格的に受験体制を計画していたのですが、
    この掲示板を読ませていただいていると、
    5年生が一番大事な時のようで、どうしたものかと悩んでおります。

    今の塾が楽しい理由には、しろくまさんがよくおっしゃる、女の子は、友達と・・と、
    まさに、お友達がいるから、そのお友達も、5年生になったら転塾する予定だったのが、やっぱりこのまま続けることになり、
    「いっしょや」と喜んでいる次第です。

    転塾先の塾は、あまり仲良くない子もいて、その子に、中学受験がバレるのも、あまり嬉しくないというところです。



    些細な悩みで、お手を煩わせてしまいますが、何か良いアドバイスがあれば、教えて下さいませ。

  3. 【2404324】 投稿者: みるく  (ID:EQN7WIMy33o) 投稿日時:2012年 01月 30日 00:30

    しろくまさま

    はじめまして。中学受験について調べていて、こちらへ辿り着きました。
    小5の娘について相談させていただきます。

    昨年11月突如として受験したいと言い出し、娘の本気度を測りかねているうちに、娘はさっさと志望校まで決めてしまいました。
    そこで、たまたま広告を見た塾のテストを受けさせると予想以上の成績だったため、ようやく私もやってみるかという気持ちになった次第です。その後、この塾の冬期講習を受け、2月から塾通いが始まります。

    最初のテスト結果から一転、冬期講習の確認テストは散々でした。学校で習っていないことばかり、と本人は申していました。
    塾では5年生までで6年間の勉強を済ませているわけですから、改めて出遅れを認識させられ意気消沈しております。

    ご相談したいのは、この出遅れを取り戻すため、どのように家庭学習をすればよいかということです。

    * 娘の得意教科は算数で、学校のテストでは常に90点台後半をとっています。
    * 国語の長文読解が苦手で、学校のテストは70後半~80点台です。
    * 理科と社会は以前は嫌いと言っていましたが、2学期は頑張っていました。テストは90点台でした。
    * 学校では6年で歴史を習いますが、塾では5年で勉強し、6年は地理を勉強するそうです。
    * 私はフルタイム勤務+長時間通勤のため、平日は勉強を見る余裕はありません。

    以上のことを踏まえて、おすすめの勉強法、教材等をご教示願えないでしょうか。
    ちなみに、娘の志望校は神戸海星です。

    どうぞよろしくお願いいたします。

  4. 【2404630】 投稿者: かめ  (ID:3MiUsyoMaCE) 投稿日時:2012年 01月 30日 10:31

    はじめまして。しろくまさん。

    ついででけっこうです。
    同じく新5年から通塾した息子のアドバイスを、
    いただければ幸いです。

    やんちゃな次男、こんど新5年。中1の兄に影響され、1月に入塾。1ヶ月楽しんで通っています。
    最初の塾の実力テストは、教室の最下位でした。あれれ。
    真っ白な答案を見て、ムリしたらだめだと悟りました。
    とりあえず1年間。塾に通い、受験するかも含めて様子を見てみようと思っています。

    目標をたてました。遠くに。
    1.決めた学習時間を守る。
    2.計算日記は毎日やる。
    3.1年後に平均へ(夏までに1科目でも自信をつける)

    勉強は見てあげればやるのですが、
    共稼ぎで両親の帰宅が午後7時以降。
    夕方、一人でマンションに戻って一人で勉強をはじめられる子ではありません。
    一人でいるときは宿題がかなり多い学校なので、ご飯までに宿題だけしようと言っています。
    だから平日は塾+学校の宿題だけです。
    土日に塾の復習を2時間くらいみています。

    3学期の約束は、2つ。
    ・塾に慣れる。
    ・毎日、塾の計算日記と日記200字。
    一応、続いています。
    まだ塾のテストはできなくていいよと。
    毎日漢字をやらせたいのですが、できていません。

    こんなにゆっくりではじめてみました。

    アドバイスをいただければ幸いです。

  5. 【2405627】 投稿者: しろくま  (ID:jK4q2oiCpaw) 投稿日時:2012年 01月 30日 22:11

    「初心者」さま

     新小6、新小5、新小4… いずれにせよ、「新しい始まり」のときに「期待と不安」が併存するのと同じように「できているところとできていないところ」が浮き彫りになるのがこの時期なんですよね。

     お話しをうかがうかぎり、深刻な状況にはありませんよ。いずれの方も「小5は大切」とおっしゃいますが、その理由は

    (1)一定以上のレベルの私立中学を受験するための学力の養成には2年は必要であること。
    (2)実際の入試問題につながる分野、単元が出てくること。
    (3)学習習慣の定着、その結果として力を引き出すのに2年は必要であること。

     という3つにまとめられると思うのです。

     しろくまは小5段階は(3)の視点が大切である、と、思っています。つまり

    ☆ 小5は「学習習慣」を定着させる時期

     と考えているからです。具体的には、一定の時間がきたら机に向かう、塾での学習に慣れさせる、模試などの時間のレイアウトを本人に気づかせる、ということの「訓練」期間と思うんですよね。

     そのためには、やや甘いとおっしゃられるかもですが

     「楽しく」勉強できる。
     勉強することが苦痛でないようにしてやる。
     
     という配慮は必要です。まずは塾が楽しい、通うことが苦痛にならない、という状況は作ってほしいところです。その意味では今の状況は悪いことはありません。

     へんな話ですが、友達関係、人間関係、というのは中学入試においては、けっこう影響を与えるところなんですよ。子どもにとってはかなり大きな部分です。
     あまり仲良くない子がいる、というただその理由だけで(とくに女の子は)勉強に身が入らなくなることはあります。

     むろん、塾が楽しい、仲の良い子が近くにいる、という状況は「両刃の剣」のところもあり、とくに小6くらいになるとマイナスや弊害が表面化します。

     自習のときにトイレにいく。すると友達もトイレに行く。何をしているかと思えば「トイレ会議」をしている、みたいなことがけっこうあるんですよね。
     講義が終わっても、廊下のソファや玄関のフロアで仲良しグループと、うだうだだらだら時間つぶし…

     けっこう塾ではよ~く見られる成績不振少女たちの行動です。

     それに「仲の良い」子が、「仲良くなくなる」とき、というのが怖いんですよね。友人関係の「突然崩壊」というのは女の子の場合、よく起こすんです。
     中学入試のお悩みのうち、女の子の場合、勉強の悩みよりも人間関係の悩み、というのが多い子もけっこういるんです。
     その点、男の子はラクチンで、「あの子が行く学校なんか行かないっ」みたいな、志望校決定にまで影響するような人間関係を持ち込んだりはしません。

     適度な距離感、が、ある友人関係は女の子の場合はけっこう重要なんです。

     いっしょにいる時間は必要、でも、ずーーーといっしょにいる状態は避ける、ということですね。ちょっとした配慮ですよ。どっかで待ち合わせして塾に行く、とかではなく、ばらばらに行って塾で会う、みたいに変える。帰りもいっしょ、というより、お母さんがお迎えにいって、別々に帰る、みたいな工夫ですね。
     べったり仲良し、というのを無理に引き離すのはいけませんが、小6の夏休み過ぎ以降は、「いっしょに沈没」という状態を作りやすいので注意が必要です。

     もちろん、本筋の「志望校に即した」学習計画、というのも今後しっかり立てていきたいところ…

     転塾というのは色々な意味でエネルギーを使うのも確かです。たとえば、小5の夏期講習などは、そのもう1つの塾にしてみる、というのも1つの方法です。
     案外と、志望校を「冠」としているところでも小5よりも小6にその特徴を濃厚に出す、という傾向が強いのです。夏期講習などで様子を「さぐって」みると、やっぱり小5の間は今の塾でよいのか、という手応えを得ることになるかもしれません。

     小5が大事なとき、ということは間違いではないですが、それにあまりにとらわれすぎて、「今身につけておかなくてはならない」「今理解しておかなくてはならない項目」を疎かにしてはいけません。
     女子の場合は「どこにでも通用する7割」の部分の習得がそのまま合否に直結します。

     女子の場合、小5の時点で、どれだけ「どこの学校にでも通用する」「どこでも出題されている」問題をしっかり理解することができている、ということが大切です。
     難しいことをやりすぎていないか、速く進みすぎていないか、弱点を補強する講座がしっかり準備されているか、などが塾選びのポイントになっています。

     前述したように、人間関係の大切さをしっかり認識した上で、いったん、それを抜きに「改めて」転塾先がそのような対応が可能かどうかを調べて再考する、ということがよいような気がします。

     本人ともう一度、話してみても案外、あっさりと、「べつにどっちでもよいよ」と軽~い返事がもどってくる、という場合もあります。あれこれ深読みしていたのは親だけ、ということが起こる場合も少なからずありますからね。
     まだ子どもだし、とは、思わず、お母さんも悩んでいるのよね、と、子どもに「相談」するような話しかけ方をすると、子どものほうが「大人の回答」をしてくれる場合もあります。

     何か追加質問があればどうぞ。

  6. 【2405745】 投稿者: しろくま  (ID:jK4q2oiCpaw) 投稿日時:2012年 01月 30日 23:14

    「みるく」さま

     「出遅れ」という意識を持つことと、だから「あせる」ということは別です。

     しっかりと計画を立て、「できているところ」「できていないところ」をしっかりと分類し、できるところを伸ばしていく、というところからスタートしていきましょう。

     すいません、この時期ですので確認したいところですが、「小5」ということは、4月からは「小6」ということでしょうか? それとも、現在は「小4」で4月からは「小5」ということでしょうか? おそらく前者であるとは思うのですが…

     いずれにせよ、この時期の「冬期講習」というのは、ある意味、進入塾者のための対応、という意味を塾はしっかり用意してくれています。
     遅れている部分をそこでしっかりと見つけて補ってくださいね、という「指針」を提供できる、ということです。

     ですから、「確信を持って」、まずはこの冬期講習の内容をしっかり復習してください。意気消沈する必要はありませんよ。「できていないところ」こそ「のびしろ」で、それを「見つけるための」冬期講習と塾のテストなんです。「点数が悪くてむしろ幸い、やるべきことが見つかった」ということなんです。

     模試でしっかりとれた以上、受験で必要なベースの部分の得点力があることは証明されているんです。いまできていないところは「できていない」からの失点ではなく「やっていない」からの失点で、あたりまえといえばあたりまえ。

     神戸海星は、しろくまの時代もそうでしたが、問題はどの教科も「良問」「素直な設問」で、バランスのよい学習と、どこにでも通用する問題をしっかり理解する、という姿勢で合格点がとれます。
     また、「海星ファン」という一定の層が存在し、成績上位者でも最初からここが第1志望です、という方も多く、その年度のその層の数が合格最低点の微妙な上下を決定していました。

     算数に関しては、塾での学習の「復習」を重視してください。塾の小テストで少々得点が低くてもそれにへこたらず、しっかり「復習」して追いかけていく、というような学習です。

     国語なのですが、長文読解、というところは、取り組みが遅い子の特徴でもありますが、これは時間が解決してくれます。ただ、だからといって「放置」でよいということではありません。
     どうでしょう、しばらく「入試問題読書」+「1文章1設問」という作戦で進めてみられては?

     時間内に読む、国語のテスト、というものの時間のレイアウトの不慣れから「得点化」ができていないと思うんです。
     まずは本人の黙読速度を計ってみて、これくらいの長さならはあなたは○○分で読めているよ、ということを確認しておいてやる必要があります。
     英俊社の「近畿の中学入試問題」の小5版があります。そこの入試問題の文章を設問を解かずに「読書」し、黙読時間を測定してみてください。
     その上で、まずは説明的文章の何か1題(「理由説明題」だけ、とか内容にかかわるものだけ)選んで、解いていく、ということをしていくんです。

     社会に関しては少し気になるところが…

     「塾では5年で歴史、6年は地理」

     と、おっしゃっていますが、間違いありませんか? ちょっとめずらしい塾の設定なのでおどろいているのですが…
     スパイラル型の設定で、小5の前半に地理、小5の後半に歴史で、お子さんが入塾したときは地理が終わっていて、歴史を学習していた、ということではないですか?
     そして、抜けた地理は小6でも用意されている、というようなカリキュラムなのではないでしょうか?

     ここは「王道」に、まずは「地理」から入っていきませんか? おそらく歴史は小6でもう一度最初からやってくれると思うのですが…

    ☆ 小5は「地理」、小6は「歴史」を軸に学習する

     よって、遅れたスタートの子はまずは、「地理」から学習するのがよいと思います。これも英俊社の「近畿の中学入試問題」の小5版が「地理」ですので活用できます。

     理科は算数と同様、塾の復習、とくに冬期講習のものの見直し、復習が入りましょう。ただし、「植物」だけは「1問1答式」の、確認できるような小冊子のものでしっかり暗記しておく、というのを春までにしておきましょう。これは市販のものならどんなものでも可です。

     親ができることはしっかりしてやり、できないことは人にまかせる

     というのでよいのです。お仕事があるなら、まずはお仕事をしっかりし、できないことを無理にする必要などはありません。そのために「塾」があります。ただ、休日などはこまめに塾の先生と面談し、塾での様子をきいてみたり、三者での面談をして、子どもにやるべきことを伝えてもらい、困っていることがあったら先生に言うてごらん、と、子どもに塾の先生と「改まった形」で話をする場は設けてやってください。

     それから、この教科は好き、得意、というのをしっかり作って新学年に進める、というのも大切です。そこが自信にもつながりますし、勉強をするときの弾み(まずは好きな教科で始めて、苦手を間にはさんで、また好きな教科で終わる、というような流れ)をつくれますからね。

     あれもやらなきゃ、これもまだ、と思う必要はありませんよ。まずはできるところから確実に歩みを進めましょうね。
     できないところは得点にならなくてもしっかり復習で十分です。

     何か追加質問があればどうぞ。 
     

  7. 【2405821】 投稿者: しろくま  (ID:jK4q2oiCpaw) 投稿日時:2012年 01月 31日 00:17

    「かめ」さま

     兄に影響され、ということは、きっとお兄ちゃんが好きなんでしょうね。自分もがんばるぞ、というところでしょうか。
     他の方へのレスでも申しましたが、小5は、「快適な環境」つまり、本人が楽しく通塾できる、ということがまずは前提です。
     勉強楽しい、塾がおもしろい… まずはそれが大切なところ。

     それからお母さんの対応、たいへんよい感じですよ。中学受験の親の姿勢としては、桂枝雀ではないですが、緊張と緩和。この順番が重要です。

     え? う~ん、こりゃいかんな~ ま、でもいいかぁ~

     ということです。テストを受けて、ちゃんとできていないところをみつけて、まぁ、これくらいしかたがないか、と、いうように

    ☆ 真剣に考えて大きく受け止めてやる

     ということができれば受験親の達人認定です。

     さらに、「目標をたてました。遠くに。」ということ。ますますOK!

     以前にも申しましたが、わるいテストが返ってきたときは、(少し真剣な顔で)できていないところを指摘し、「次のテストにすぐに結果が出なくてもよい」でも、「次の次で結果を出そう」ということにするんです。
     たとえば1月の模試が悪かったとします。ひととおりできていないところを分析し、2月の模試では結果が出なくてもいいから苦手なところをしっかり見直しして、3月の模試で何か結果が出るようにしようね、と、話してやることです。
     「次の次」、「ひとつ向こう」に設定してやる、ということですね。

     アドバイスをするところがありません。

     毎日漢字をやらせたい、という気持ちはわかります。毎日少しずつでもよいからやってほしい…

     ほんとに少しずつにしてやるんですよ。本日の漢字、みたいな形で、カレンダーのように部屋に貼っておく、一日が終わるごとに本人にめくらせていく、というようなことでもよいわけです。

     お仕事が忙しい、という場合は、以前にお話しした「成績の可視化」は取り入れられてもいいですよ。本人の自発的学習にもっていきやすいからです。

     大きな紙に、模試の教科別の折れ線グラフをつくって部屋に貼ってやるんです。勉強部屋より、リビングなど家族でみんなが見られる場所がいいかもですね。
     昨年の10月くらいからのものをすでに描いて貼って、来月のものから新しく書き込んでいく。

     色々な学校の合格A判定の偏差値のラインを引いておいて、今回は○○中学合格! あ、理科だけは××中学合格したね~ みたいな話ができるようにしてやります。
     色々な学校の名前も知ることができますから、受験に向けての意識も高めていけます。

     子どもは「かめ」にも「うさぎ」にも「鷹」にも「竜」にもなります。ちょっとした工夫で化けられますからね。

     何か追加質問があればどうぞ。

  8. 【2405998】 投稿者: うたこ  (ID:5huVXDINJ92) 投稿日時:2012年 01月 31日 08:46

    しろくまさん、こんにちは。

    丁度、一年前くらいに、国語の件で、ご相談させて頂きました。(webで平常をとっていましたが、秋から通塾に変えました。)

    春から最レの国語を取り、いい感じで進んでいたのですが、秋から最レを一切辞めたところ、段々と成績が下がり、ついに資格もなくなってしまいました。

    どうも、語句の分野が、娘にはあっていたようで、日頃の娘の書いた文章を読んでいても、言いまわしがおかしかったり、ボキャブラリーの少なさを感じます。せめてもの救いは、記述でたまに偏差値60以上とってくることくらいです。

    新6年なので、知識分野の達人?というテキストが加わるので、その取り組みに期待していますが、。。。

    漢字も苦手意識があります。

    幸い、算数は安定していますが、理社が、不安定なので、2月からの日曜特訓で、基礎の充実を図る予定です。

    このまま、塾の波に乗っていればいいでしょうか。それとも積極的に、何かアクションを起こすべきですか。理社は「みれい」さまへのアドバイスを参考にさせて頂きます。

    この先、早いうちに最レの女子版のトップレの資格を得たいと思っています。公開テストであと30点ほど上げたいです。

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