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【1928539】しろくまさんにアドバイスを頂きたい人は集まりましょう。パート6

投稿者: 初手天元   (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36

しろくまさま

パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。



相談者の方々に

このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。



イヌイットさま 外の人さま

とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。

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  1. 【1963312】 投稿者: あすなろ  (ID:uREnYskTsBI) 投稿日時:2010年 12月 26日 18:34

    しろくま様
    先日は「出来る事からやって行きましょう」のアドバイス、ありがとうございました。
    投稿が遅くなり、申し訳ありません。

    国語は一日一問ずつでも続けて・・・
    算数は易しい問題の流し・・・
    で、算数の四科のまとめ例題は一通り終わりましたが
    一昨日より冬期講習が始まり、かなり宿題も出る為 自分の時間がほとんど取れていない状況です。

    算数は昨日、今日と プリントの直しと過去問が宿題に出たので解かせてみたところ、
    昨日22年度。今朝21年度の過去問でしたが どちらも解くのは2回目なのに
    前回初めて解いた時より、さらにひどく出来なくなっていて(今朝など38点でした(泣))
    あまりのショックにどうしていいものやら・・・という状況です。

    過去問重視で 捨て問以外の間違えた問題を出来るようになるまで繰り返し解かせたり、類題をやらせるべきか、
    自信がなくなっている今、四科のまとめをしっかりやらせた方がいいのか・・・
    (と言っても、時間があまりに足りなくて・・・)

    本人も、自信がなくなっているのもありますが、今一つ、集中力に欠けるというか
    『本気で出来るようになりたい!!』という意思が弱いように思います。

    理科社会の過去問の出来は、だいたい六割程度です。
    国語算数で取れないのが辛いです。
    国語の過去問は、時間が足りない・・と言います。
    だいたい半分くらいの得点です。
    時間の無い今、焦って過去問や新しい文章をさせるより、国語の場合は冬期講習が終わってまとまった時間の取れる日に、過去問はじっくり取り組ませたほうがいいでしょうか・・・国語だけは宿題が出ませんが、冬期講習の間は、塾の復習を重視すべきでしょうか・・・
    ちなみに、算数は塾での授業は先生の手作りプリント
    日替わりメニューで、一昨日は『角度』の問題ばかり
    昨日は『図形の面積』の問題ばかりを集めたもの。

    国語は、娘は関東受験ですが 現在東海地区在住の為、名古屋の学校の過去問が
    授業のテキストとして使われ、時間を計って解き、解説を聴く・・・というスタイルです。
    理科の宿題プリントが膨大な量で、一日では終わりませんでした。
    (理科社会は一日おきなので、二日がかりで仕上げました)

    お忙しいところ申し訳ありません。
    講習と家での勉強の両立に苦戦しています。
    アドバイスお願いいたします。

  2. 【1963887】 投稿者: 高3母  (ID:5y0a23c5tcM) 投稿日時:2010年 12月 27日 12:01

    板違いをお許しください。

    高3の大学受験を控えた娘を持つ母です。

    しろくまさんには、過去に中高一貫での悩みを何度かアドバイスいただいております。

    ご迷惑を承知の上で、こちらにおじゃまいたしました。


    娘は国公立をめざしあと数週間後に迫っているセンター試験にむけ、日々努力をしています。
    ちなみに工学部の建築をめざしております。

    しかし、思うように成績が伸びず、最悪、地方大学も視野に入れております。

    ただ、建築と言っても内容に幅があり、住宅だけではなく、橋や道路などの土木色の強いところも多く、そちらをまったく考えていない娘には、受験できる学校が限られてきてしまい、まだまだ絞りきれておりません。

    とりあえず建築と名前がついているところだったらどこでもいいと考えていると、入ってから大変なことになるとも聞いております。

    最終決定は、センターの結果次第と思っております。


    今、私立の願書出しが近づき、併願校ということで何校か考えだしました。

    その中でオープンキャンパスに伺った学校の中で、とても充実したカリキュラムの学校があり学校側の熱意も強く感じられました。

    その学校は、今の娘の抑えとして考えていた学校です。
    受験はしてもそれ以上は考えておりませんでした。

    中堅の私立中学でもありますよね。入学の偏差値はそこそこでも、入学してから伸ばしてくれる学校というのが。

    そういった感じで、一級建築士をめざし、将来そちら方面で働いていくための教育をすべてカリキュラムに組んでありました。
    演習や実験等も最大限に組み込まれており、施設もすばらしいものでした。

    かなり厳しく指導していきますともおっしゃっておられました。


    いままで国公立にこだわってきたのは、やはり教授陣が違うということ、就職にも有利であること、
    また、少人数で指導してもらえ、なにより学費が安い!!

    理系なので、私立より、たとえそれは地方の国公立だとしても絶対に国公立だと信じて疑いませんでした。


    ただここにきて、大学の選び方に疑問を感じてきています。

    名前やレベルよりも、将来なにをめざして、そのためには大学でなにを学ぶのか。

    事実、有名国公立をめざし、進学率の高い中高一貫で6年間学んできましたが、みんながみんな国公立に行けるわけではないのですよね。

    世間一般の評判で選ぶのがやはり無難なのか、それとも自分たちの目を信じて賭けてみるのか・・。


    とても悩んでます。

    まとまらない文章で申し訳ないです。

    ぜひともアドバイスをお願いいたします。

  3. 【1963940】 投稿者: 算数があきらめきれない母  (ID:.V71Kds8J.A) 投稿日時:2010年 12月 27日 13:16

    あすなろさま

    しろくまさま、皆様、いつもいろいろと勉強をさせていただき
    大変ありがとうございます。
    今日はしろくまさまがお留守のご様子とお見受けいたしましたので、
    しろくまさまがお帰りになられるまで、私でもできることをと
    あつかましくでてまいりました。。。

    H22年の東海地区での終了組です。我が家は男子でしたが、
    東京の女子校や共学校にもよい問題がたくさんありましたので、
    女子学院や明治大付属中学なども解かせておりました。

    しろくまさまからよいアドバイスをいただけると思いましたが、
    ご心配なご様子で、あつかましく出て参りました。
    しろくまさまから良いアドバイスをいただけました際には、
    私の書き込みなどご放念くださいませ。

    名古屋の学校の2回目の過去問の方が得点できなかったとのことですが、
    もしや、淑徳中学、愛知中学の過去問題ではございませんでしょうか。
    この2校は、近年入試改革を進めたのか、出題傾向が不安定であると
    思いました。
    我が家でも偏差値は十分届いておりますのに、
    問題が解きにくく、愛知中学の国語は、志望校との問題形式が
    異なっておりましたため、(志望校は記述が多くございました)
    国語が苦手であった息子は直前に
    全く解けなくなってしまいました。算数については、得意科目で
    あったので、解けなくなるようなことはありませんでしたが、
    淑徳でしたら算数がやはり傾向が不安定であると思います。
    もしこの2校でしたら、出題傾向が不安定なので、複数回解くよりは、
    他の適切な問題に当たられたほうがよいのではないかと思います。

    算数・理科は愛知中学H22年は難問が含まれておりましたため、
    捨て問だと見抜けなかった学力のある男の子たちは何人も
    その問題に取り掛かり苦戦したと伺っております。
    淑徳中学の算数も、算数が得意な方でしたらクリアできるところ、
    基礎から応用レベルに到達できそうな方には、問題の内容が
    いろいろで苦戦すると思います。2回目に解いてできなくなるという
    現象もありかと思います。あと、実際には解きませんでしたが、
    名古屋中学H22年の算数も難しかったと思います。

    我が家は、昨年無理な受験をさせてしまったため、子供にプレッシャーが
    かかり、入試直前で子供がパニックになってしまいました。
    それは勉強が不足していた科目で顕著で、国語は時間のレイアウトができず、
    拾っていただいた中学に入って少しずつ治しているような状況でございます。
    お嬢様もお友達からプレッシャーがかかってしまわれたご様子、
    でも直前ではなく、まだ1ヶ月も時間がございますから、調整は可能では
    ないでしょうか。

    冬季講習、過去問、いろいろとプレッシャーもあるかもしれませんが、
    子供の状態がよくないと、あれこれと欲を出したくなってしまいますが、
    それも抑えられて、第1志望校の対策、あるいは、今のお嬢様の
    学力でクリアできるところからなさってはいかがでしょうか。

    もし東海地区も愛知県であれば、伝統校でもある年を境に算数や国語
    が難化したり(もしかして算数の難化が一番多かったかもしれません)
    問題の内容に一貫性がなかったりしていましたので、
    受験者平均をご覧になって、同じ学校でも「算数がやや簡単だった年度」
    を数年お調べになって一括して解かれたらどうかと思います。
    関西や関東と違って、愛知県の中学入試はまだ試行錯誤の状態の学校が
    散見されるように思います。
    どうしても愛知県の問題を解かなければならないとしたら、
    H22年度はわからないのですが、南山中学男子部の問題は、
    良問がそろい、今の不安定な状況を解決するにも、易問の応用力を
    試すのにも、よいのではないでしょうか。(国語は長文で不安定に
    なられているお嬢様には少々手ごたえがあるかもしれません)
    またしろくまさまがよく取り上げていらっしゃる親和中学の算数、国語の
    問題も、愛知県の入試ではあまりみられないような基礎的な応用力を
    試すよい問題が多くございました。難関校を受験する前に救われました。


    私は、算数がさほど難しくなかった年度の過去問の出来で、チャレンジ校の受験を決めて、第1志望校を落としてしまったという辛い経験を子供にさせてしまいましたので、失礼がありましたらお許し下さい。
    まだまだ皆様の書き込みを拝見し、勉強させていただいているような状況ではございますが、しろくまさまはもちろん、終了組の皆様からも昨年本当に何度も助けていただき、こんな形でも、他の受験生の方に
    お役に立てれば幸いでございます。

  4. 【1964015】 投稿者: あすなろ  (ID:uREnYskTsBI) 投稿日時:2010年 12月 27日 14:41

    算数があきらめきれない母様

    ご丁寧、かつご親切なお心遣い・・・
    本当にありがとうございます。
    お会いした事もない私に、このような温かい心のこもったメッセージ・・・
    涙が出てきました。

    私の書き方が説明不足でした。すみません。
    昨日、一昨日の宿題の過去問というのは、各自の第一志望校の過去問をやっていくのが宿題でした。
    同じ問題なのに、以前に解いた時より簡単な問題も解けなくなっていて・・・
    それでショックを受けていた次第です。
    子供はもっとショックでしょうから、親の私がこんなではいけないと、頭では分かっているのですが・・・
    娘もまだ自信がなくなった状態から抜け出せずにいるようで、
    「大丈夫よ。前に解けたのだから、もう一度復習して思い出せばまた解けるようになるからね」と、声はかけていますが、
    冬期講習で追われ、「基本的問題の確認流し」が、今手つかずになっています。
    塾でのプリントの直しの宿題と、毎回過去問の宿題も出るので時間が足りず・・・
    娘には「プリントは難関校受験の子にも対応した、あらゆる問題が出ているから、あなたの志望校のレベルに必要な問題だけ先生に印を付けて頂いて、それだけ直せばいいからね。」とは言っていますが、それでもなかなか厳しいです。

    第一志望の学校は、まず最初に4題出る計算がかなりややこしく、大人が解いても途中で嫌になってくる事もあるので、計算がもともと得意でない娘にとっては、ここでかなり時間を取られ、ダメージを受ける様子。
    計算をもっと前から訓練しておけばよかったのですが、今 毎日計算練習だけは続けるようにしています。

    後はなんと言っても、じっくり取り組みたい国語の文章題を家でやる時間が取れていません。
    本当は親子共にゆるぎなく出来る自信があれば、冬期講習でなく、自分でやるべきカリキュラムを決めて家でやった方がいいのでしょうが、どうしてもそれだとダラダラと過ぎてしまったり、バトルになって無駄な時間を過ごす事になってもかえって良くないので冬期講習に行かせる事にしました。

    秋からの授業ではずっと、愛知県の過去問を時間を計って解き、その解説・・・という形でしたので、今『算数があきらめきれない母様』のメッセージを読ませて頂いておしゃっている事がよく分かります。
    愛知中の問題は、驚くような難問が出ていて、他の生徒さんもかなり解くのに苦労されていた様子。他の学校に関しても、塾での愛知県の過去問で解けない事があっても、そのような事情もあると思うと気持ちが少し救われます。

    第一志望の過去問は、捨て問以外は出来るようにし、自信を付けさせてあげないと・・・とは思っています。
    あとは娘に私がプレッシャーをかけず、娘が安心して集中出来るよう サポート頑張ります。

    本当にありがとうございます。

  5. 【1964126】 投稿者: しろくま  (ID:r/KSx1SR39E) 投稿日時:2010年 12月 27日 16:40

    「5296」さま

     お子さんは、いま、「不安」に向き合っておられるんですよ。

     女の子の「不安」は、非合理な理由からくるものです。算数の、何の問題ができない、どの分野ができない、ということそのものよりも、「できない自分に困っている」ということです。ちょっとわかりにくいかもですね… うまく説明できなくてごめんなさい。

     できないと落ちる、ということに対する不安に陥っているんですよ。いま必要なことは、「できなくても不合格にならない」という確信なんです。
     入試は、「できない教科」があっても合格しますし、「できる教科」があっても不合格になる、まことに難儀なものなんですよ。
     算数が不得意だ、と、なるとこれが原因で自分は不合格になるかもしれない… と、女の子は思ってしまうんです。
     なんとかしなくちゃ、と、取り組んでも、この時期、急に算数ができるようになるわけではありませんし、わからない問題はわからないんですよね。

     前にも申しましたが、「女性の算数科の講師」で、本人が「好きだ」「尊敬している」講師はおられませんかね?
     たとえば、変な話ですが、前回紹介した「しろくま模試」のできなかった問題をその講師に持ち込んで

     「あ、これはできなくてもよいよ」「これはこうやって解けばよいのよ」などの「分類」をしてもらえると、本人の不安の解消になるんですが…
     親のサポートのみならず、今のこの時期は、ありとあらゆる「手」を利用しなくてはなりません。

     算数の時間はもちろん一定時間とるとしても、他の教科の、本人の得意な教科も演習させて、「入試はトータル」で向き合うものだ、という意識もしっかりとつけていかなくてはいけません。
     今は「できない算数」を実感しすぎていると思うんですよ… 「解ける」という感覚をもってもらうために、申しましたように一年前にさかのぼる、易問流しは必ずしていきましょう。

     ここまできたら、もう、受験するしかありません。本人が「受ける」という以上は…
     
     すべて完璧にそろえて入試にのぞむ、という人はいません。みんなどこかに「穴」やら「傷」やらかかえて試験を迎えてしまいます。
     もう一度強調しますが、

     できない教科があっても合格できるのが入試
     できる教科があっても不合格になるのが入試

     なのです。できない教科を抱えたままでも合格できるのは、それなりに理由があるからです。算数できなくても神女に合格してきた子、しろくまはたくさん知っています。
     そういう子はできないからといって手が止まっていたりはしませんでした。自分に解ける問題の演習を怠らない、できない問題はあって当たり前と割り切って質問にいく…
     
     子どもは親をうつす鏡でもあります。お母さんも、お子さんの算数のテストの結果をみて「目も死んだようになり、幽霊みたい」になっていませんか? 女の子はお母さんの顔をよくみていますよ。
     算数ができない、と、親が思っているのを、女の子は感じています。だからがんばらないとっ と、思って、そうしてできない自分に困っている…
     算数だけに、お母さん自身も意識を向けすぎず、他の教科も(変な言い方ですが)「平等に」扱って勉強させてやってくださいね。

  6. 【1964147】 投稿者: しろくま  (ID:r/KSx1SR39E) 投稿日時:2010年 12月 27日 16:59

    「過去最低・・・」さま

     しろくまの時代は、完全統一入試でしたので、前受けできる学校、後受けできる学校に限りがありました。おもしろいもので、前受けできる学校の問題は、たとえば4教科あったとすると、どれか1教科が「クセのある」問題になっていました。
     理由はよくわかりませんが、「併願」される学校であることを学校さん自身もよくわかっておられ、その中でも「どこかに特徴を出して」、自校の勉強を意識的にしてもらおう、という意図があるのかもしれません。
     何か特徴があれば、合格のために「勉強」してくれますからね。むろん真相はわかりません。

     でも、実際にはそういう対応を受験者はしますし、塾も指導します。

     「ここは○○中学を受けるための勉強していても対応できますよ、でも、××の教科は特徴があるのでここだけは対策しておきましょう」

     というトークになるハズです。

     じつは、この併願校対策、というのは、併願校そのもののための対策だけでなく、お子さんの「最後の一伸び」の力をつけるお勉強にもなるんです。

     この学校の問題は解きにくい… というのが「クセのある問題」という印象ですが、逆に言うと、「そういう解きにくさ」を感じることは、まだ「のびしろ」と申しましょうか、本人の「今までの学習の甘さ」が隠れている部分でもあるんです。
     
     前にも申しましたが、ほんとうに算数を解く力があれば、ほんとうに理科を解く力があれば、ほんとうに国語を解く力があれば、どんな問題でも解けるハズなんですよね。
     これはクセがある、こんなのはできなくてもよい、というのは、角度を変えた「言い訳」という面も否定できません。

     志望校に合格するために志望校の傾向に合った問題をするのはいいですが、じゃあ、もし、その志望校の傾向が変わったら、一問でも知らない問題に出会ったらどうするのか…
     子どもは、そういう問題に「動揺」するんですよね… ぱっ と、切り替えたらよいのに、入試という本番の空気の中で、「後で考えたら何でそんなことをしたのだろう」という心理になってしまうんです。

     志望校以外の受験校の問題の中で「出会う」「クセのあると感じる問題」は、短期で解決するよい課題になるんですよ。それに固執する必要はありませんが、申しましたように塾の講師を利用して、「ああ、こういうことか」という理解に持ち込んでおきましょうね。

  7. 【1964186】 投稿者: しろくま  (ID:r/KSx1SR39E) 投稿日時:2010年 12月 27日 17:43

    「あすなろ」さま

     「算数があきらめない母」さまから有益なアドバイスがいただけてよかったですね。
     この場には、終了組さまや数多くの経験者がおられ、このような有益なお話をいろいろいただけると思います。

     さて、お悩みは多岐にわたるところですが、核心はやはり「時間」ですね…

     入試までの「時間」がなくなってきているなか
     学習の教科別の「時間」配分がむずかしく
     「時間」制限内になかなか問題が解けない

     「3つの時間」との戦い…

     時間がなくなってくればくるほど、そうして時間がかかってしまう教科ほど、「時間にとらわれない」学習をしっかりするべきなのです。

     とくに国語はそうです。

     たとえば、過去問を時間制限内で解いていく演習というのは大切ですが、それは「できる教科」の「できる分野」に関しての話なんですよ。
     国語が苦手で、問題を考えるのに時間がかかる子は、その問題がどうやったら解けるのか、どうやったらその解答に導けるかを、たっぷりじっくり考えて、しっかり理解させてやるのが大切です。

    ☆「わかる」ことが最大の時間の短縮になる

     というのが「根っこ」なんですよ。

     そうして「自分の時間」をしっかり確保する、というのも直前には大切です。

     以前(昨年)にもお話しさせてもらったことなのですが…

     しろくまのいた塾には中学部もあり、灘高校受験をめざす子たちがたくさんいました。灘高受験、というのはたいへんな難関で、合格者が10名こえれば日本一、に、なるくらいの実績争い…(とくに入江さんのやっていた入江塾がなくなってからは灘高受験も塾戦国時代になりました。)
     しろくまのいた塾は中学部も灘高合格者数日本一をめざしてがんばっていましたがなかなか実現はできませんでした… (ライバルの塾が合格者数日本一で、しかも、しろくまのいた塾から灘中を受けて不合格になった子のほとんどはその塾へうつり、灘高へ再チャレンジとなっていたのです。)
     その塾は、超スパルタで有名でしたが、入試の前日、いっさい講義はせず、その日一日は、家でじっくり「自分なりの勉強」をする、という「空白の一日」を用意していました。

     しろくまは、この話を聞いたとき、ああ、それは大切なことだなぁ~ と、ライバル塾のそのやり方にたいへん感心したことがあります。
     入試に向かう意識が高い子は(たとえそうでなかった子でも、入試の一ヶ月くらい前になると)べつに「空白の一日」を作ってもサボったり遊んだりはしません。
     その点、保護者も塾も、子どもを「信じ切ってやらない」ところがあって、すべて「埋め尽くそう」としてしまう…

     入試の直前に限らず、祝祭日や、休日、すべて「何かの講座」や「課題」で埋めてしまう「悪癖」がありますよね…
     (おそらく、空白をつくるとライバル塾に逃げてしまうのではないか、という「不安」があるのかもしれません。)

     もちろん、高校入試と中学入試の違いがあります。やはり中学入試をするのは「小学生」… 不安や焦りを直前に感じない子はいませんから、「みんなといっしょに」前日特訓を受けて「やりきったぞ」という思いを十分にさせ、講師の激励の言葉を聞かせてやるのは大切です。ですから「前日の空白」はかえって不安を増長する場合もあるでしょう。

     でも、前日の「みんなといっしょに」の効能は否定しませんが、前日までのどこかで、「わたしはみんなとちがう」という時間と空間を用意してやることもまた大切だ、と、思うんですよ。
     慎重に検討しなくてはなりませんが、冬期講習だって、ほんとうにすべて行かなくてはならないのか、休日の特訓に参加しなくてはいけないのか、という精査は必要です。
     「みんなが行っているのにうちの子はいかなくてもいいのか」という不安はあるかもでしょうが、「みんなといっしょ」が必要な子と「みんなとちがう」が必要な子はしっかり見極めてやらなくてはなりません。

     女の子は「みんなといっしょ」にやる気と安心を感じる
     男の子は「みんなとちがう」にやる気と安心を感じる

     と、申しましたが、直前の対応をより細かくつきつめていくと

     女の子は、苦手な教科は「みんなといっしょ」、得意な教科は「みんなとちがう」
     男の子は、苦手な教科は「みんなとちがう」、得意な教科は「みんなといっしょ」

     が、よいような気がしますし、塾もそれを意識した直前対策をしている、とは思います。
     ただ、お嬢さんの場合は、ちょっと苦手な国語の記述題だけは、ひねって「みんなとちがう」家でのじっくり学習、でもよいとは思うのですが…

  8. 【1964227】 投稿者: しろくま  (ID:r/KSx1SR39E) 投稿日時:2010年 12月 27日 18:15

    「高3母」さま

     「センター試験」ですね。以前に別の方へのお話しの中で、「共通1次試験」なんて昔の言い方で説明してしまって、ちょっと恥ずかしいです。すいませんでした。

     関西では、センター試験と中学入試が重なっていて、その日は「受験デー」になります。寒くなりすぎない、よい天気に恵まれることを祈るばかりです。

     さてさて、お悩みの件ですが…

     一級建築士に限らず、資格系のものに関しては、しろくまは、その資格をとる実績をしっかり持っている大学を選択するべきだ、というように思っています。
     たとえば薬剤師なども(しろくまの時代と違って現在では六年制になっているんですよね)、国公立大学よりも私立の薬大のほうが実績をしっかりと持っているケースがあります。
     国公立大学の理系の場合、たとえば京都大学の理学部なんかは、しろくまの時代はほとんどが大学院に進んで研究しよう、という輩が多く、薬学部も薬剤師をめざす場合もありましたが、大学そのものが資格試験の指導をする、ということはありませんでした。
     「研究」そのものに重きを置く場合と、就職や資格、という部分に重きを置く場合で、大学選びはびみょーに(場合によっては大きく)変わってきます。

     おっしゃるように、一口に工学部の建築学科、といっても、さまざまで、じっくりと調べて選択しなくてはなりません。また、しろくまの時代は、工学部の女子占有率はきわめて低く、10%未満、というのがフツーでした。なかなか理系は男尊女卑の学部学科が多くて「女なんかおれの研究室にはいらんっ」と言ってのける教授がいたり(あくまでも昔のことですよ)して、なかなかたいへんでした。

     ひとついえることは…

    ☆ 「選択」は「賭け」であってはならない

     ということです。

     「賭け」にならないように持ち込んでから「選択」するのだ、という意識を強くもってください。「賭け」となっている段階では、まだまだ情報不足です。
     それから「自分の目」も信じてはいけません。「信じる」ことと「わかっている」ことは違うのです。

     あらためて、「信じている」ことを「わかっている」ことに再構築してみませんか?

     地方大学であっても国公立だっ と、信じていたなら、それが信じるにたる知識と情報なのかしっかり精査すべきでしょう。やっぱりそのとーりだっ と、なるかも知れません。
     「自分の目」を信じて、うちにまかせてくださいっ ちゃんとやらせますっ という私立にする前に、もう一度情報を再整理して、「自分の目」のとらわれから外れた状態で、やっぱりそのとーりだっ と、なればそれでよし…

     蛇足ながら…

     「国公立に行けるわけではない」という表現に、すでに「国公立への志向」が強くにじんでおられるのがわかります。自分のやりたいことや進路によって、国公立ではなく、ちゃんとしっかり私立を選択しているという高校生もいますよ。

     国公立に行けないから私立

     という考え方もいったん白紙にされてじっくりとご検討くださいな。

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