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投稿者: 初手天元 (ID:iTQCbYqzDik) 投稿日時:2010年 11月 22日 08:36
しろくまさま
パート5が容量オーバー気味の様子ですので、新スレを立てさせて頂きます。
出しゃばり、どうかお許しください。
いつもお忙しい中、親身で適切なアドバイスを下さるしろくまさまに
心から感謝申し上げますと共に、今後とも
中学受験に悩む保護者達に御助力下さいますよう
よろしくお願い申し上げます。
相談者の方々に
このスレでの御相談に対するしろくまさまのアドバイスは
外部ブログに掲載されます。
不都合をお感じの方は、その旨明記くださいますよう。
イヌイットさま 外の人さま
とても控え目でいらっしゃいますが、しろくまスレをこっそり支える
善意の協力者でいらっしゃると思っております。
いつもありがとうございます。
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【3341348】 投稿者: しろくま (ID:xEtTGLtX75g) 投稿日時:2014年 03月 28日 08:48
「ジュエルママ」さま
レスが遅れてたいへん申し訳ありませんでした。
「なぜかイマイチ」
「なぜか得意」
子どもというのは、こういう現象をよくみせます。ただ、この「なぜか」という「ぼんやり」とした部分こそしっかりと分析すべきポイントです。
① 書き込みのきたなさについて。
字がきたいなからできない、とは、申しません。しろくまも字がきたない子、たくさんみてきましたが、たとえば灘に行った子の多くは字は雑でした。
頭の回転が速すぎて字がついていかない、というケースももちろんありますが、単に「その気があるかないか」というところも大きいのです。「美しい字」でなくても「読める字」であることが大切。
「字」そのもののきたなさ、よりも、字の「配列」、書き方の乱雑さが要注意です。
たとえば、算数の場合、計算を「どこに」「どのように」するか…
これはたびたびしろくまが申していることなのですが、入試では(模試もそうですが)、「計算用紙」を配布してくれる学校とそうでない学校があります。
計算スペースがある問題用紙とそうでない問題用紙があります。
お子さんの模試の計算痕跡をよくみてください。
問題用紙のあっちこっちや、裏に、斜めになっていたり、どこにどの問題の計算しているかわからなかったり、字が大きかったり小さかったりバラバラですと、まず算数は苦手…
計算用紙は、「屏風折り」にして、その枠内で解く。
計算用紙がない場合は、たとえば計算スペースのタテ・ヨコをしっかりそろえてしっかりと計算痕跡を残す。
答案用紙の裏からの折り返しをして計算してく、ということもできます。
おそらく塾では、計算用紙の使い方、計算スペースの使い方など指導しているはずです。
そういうことがキッチリできているかどうかが大切。
「どうやって考えて答えにいたったかわからない」書き方はしてはいけないんですよね。
② 指定している解答ができない。
これは小学生ではよくあるところです。「答え」を「すばやく出す」ということを急かされすぎた勉強をしてきた可能性があります。
これは二本立てで学習することで解消できます。
じっくり考える時間
時間制限下で解く時間
勉強の時間を二つ作ってください。できれば場所も変えます。時間制限下の学習は机にむかってしっかり座る。じっくり考えるときはリビングなどでもよいのでくつろいで親の目があるところで…
リビングでの学習がよい、と、一般によく言われるようになりました。でも、しろくまは、それ「だけ」ならだめだと考えているんですよ。
「組み合わせる」とさらによい効果が出ます。
だって、実際の入試はリビングのような環境ではありません。しろくまは「環境の同一化」ということが大切だと考えています。ケアレスミスが多い、模試では解けないのに家では解ける… 「力はついているが習熟できていない」という現象はリビング学習では出やすくなっているはずです。
理解させる学習では有効な方法ですから、時間制限、模試や本番に近い環境での学習時間とスペースは別に設けておいてやることが大切です。
③ 計算ミスが多い。
これはまさに「環境の同一化」不足です。
「わかっている」けれど「ミス」をする…
ミスが「自然に」なくなっていく、ということはないですよ。。ミスがなくなった、という子はそれなりに「ミスをへらす工夫」をされたからです。
これは②でも申し上げたように、「環境の同一化」をおこなうことが大切です。
それと、「時間制限下に解く」ことを強いて、「速さ」を要求する計算練習をするからミスが増えます。
これはミスを減らすどころか、ミスをする訓練をしているような場合もあります。
「速く解く」という言葉がありますが、「速くできる」よりも「解ける」が重要なのは当然ではないですか。
しろくまはミスが減らない子に対しては、「環境の同一化」に加えて、「遅速計算練習」と「主観的時間制限」をお勧めしています。
「ゆっくりていねいに解く」という計算練習です。計算痕跡を正しく残す。手順や頭の中でパパっと暗算できるものもあえてしっかりと書いていく…
音楽をやった人はわかると思いますが、譜面上の難しいパッセージなどは、ゆっくり丁寧に一音一音弾いたり吹いたりしますよね。指の動きをしっかり丁寧にやってからしだいにテンポをあげていく…
計算練習も同じ。(ミスが減らない子だけの話ですよ。できる子はどんどんやりましょ。それも音楽と同じ。才能がある、ということは訓練が省略できる、ということですから)
さらに「これを何分でやりなさい」(客観的時間制限)ではなく、「何分かかるか計ってみるね。あなたのもっともよいと思うスピードでやってごらん」(主観的時間制限)をおこないます。
今のは何分かかったよ、これは何分でできたよ、ということを告げていき、何分かかったかを点数と並べて記していきます。
遅い、速いのコメントもしてはいけません。本人自身が「もう少し速くできるな」「こういう問題はこれだけ時間がかかるのか」という認識していくことが肝要で、かつ効果が出るんです。
一度取り入れてみてください。
さて、「過去問はまだしないでください。」という塾の講師の「よくある指示」は、「その意味するところ」について注意しなければいけないポイントですよ。
過去問はまだしないでください、まだ過去問を解けるレベルにない(入試に必要な範囲にとどいていない)ですから。
解いても点数が出ないから意味ないですよ、自信なくしますよ、という意味です。
注意が必要なのは、こういう意味で「過去問をしないでください」と塾の講師は言っているのに、「過去問は塾で演習するから家でしなくてもよい」という意味と誤解してしまうことです。
ものすごいことを言うと、「過去問演習」を塾ではしない、ということもありえるんです。
志望校のコースが始まると、親のほうは、過去問を演習して解説してくれるのだろう、問題の中に過去問がちゃんと入っているのだろう、と、勘違いしてしまいます。
過去問では、二度同じ問題が出ないから塾では「予想問題」、「類題」、関連問題だけやります、というスタンスのところだってあるんですよ。
「過去問はまだ解かないでください。解いても今はまだできませんから。やるなら過去問は九月以降にやってください。」
という意味である場合もあるんです。
とくに志望校のコースに、対象校が複数ある場合は要注意です。
「過去問も入っていますから」と塾の講師が力説されても、よ~くお考えくださいね。たとえば対象校が三つあれば、一つの教材に各校三分の一のスペースしかありません。他のコースの教材よりも三倍の厚さになっていますか? 他のコースよりも三倍時間はありますか? 無いですよね。
「1コース1対象校」よりも希薄です。
「うちの子のうける学校の過去問は教材に、どれくらいの量、含まれているのか?」
ということはしっかりと確認しておかないといけません。偏差値のレベルが同じだから、併願する子が多いから、という理由で一つのコースにされていると、「問題の形式と質が似ている」という説明は当然ウソになります。
偏差値が同じでも入試の問題はまったく違う、という場合もありますからね。
しろくまの時代ですよ、(20年以上前)洛南・東大寺・洛星はよく併願する学校で、塾によっては一つのコースで特訓していました。
でもね、この学校の国語の問題。三校とも、まっっっったく違う似ても似つかぬ問題でしたよ。一つのコースで志望校の特訓することは、「形式上」無理があります。
過去問はまだしないでください。今解いてもできませんから。
というのは正しいのですが、解けるレベルになってからは、「ご家庭でしっかり過去問はやる」という意識を持っておかないと、入試がすんでから子どもが「塾では過去問しなかったよ」という衝撃の告白を受けてしまう、という場合もあります。
もちろん、「1コース1対象校」でも注意が必要です。類題や予想問題はするが過去問はしない、という場合もありますが、さらに注意しなくてはならないのは
「通しの過去問演習」
をしない、という場合も多い、ということです。
志望校別特訓では、過去問の難問や頻出内容を集中的に講義しますが、入試と同じ時間で、第一問から最終問までを「通し」で演習することをしない(塾ではできない)場合もある、ということです。
志望校別の特訓が始まる前など、この点を強く深く塾に問うておくことは大切ですよ。
① 「過去問はしなくてもよい」という意味は、「塾でやるからしなくてよい」という意味なのか?
② 塾でやってくれる場合、過去問は塾の教材に入っているのか?
③ 「1コース複数対象校」の場合、○○中学の過去問はどれくらい扱ってくるのか?
④ 類題演習、予想問題が中心で、過去問解説はあるのかないのか?
⑤ 過去問の「通し」の演習は塾でやってくれるのかしないのか?
これはクレームではなく、そうではないならこっちでやります、ということが必要な部分です。
とくに⑤に関しては家庭でやっていかないといけません。
それから「過去問はしないでください」という言葉は「過去問を見ないでください」という意味ではない、ということです。
親がどんな問題が出ているのか、確認はしておかないといけません。
制限時間はどれくらいあるのか。
国語などは、説明文・物語文の配分はどうか、韻文は出ているのか、語句系の独立題は出ているか否か…
「見たらわかる」ところはちゃんと確認して知っておき、ふだんの模試や小テストで反映できているところと、これではこの学校の適正は測定できない、ということをしっかり把握しておかなくてはいけません。
灘は物語文は出ません。甲陽は語句の独立題はありません。洛星は物語文しか出ません。
記号選択が多いのか記述ばかりなのか…
算数でも、計算問題はあるのかないのか…(計算問題が無い学校、けっこうありますよ。でも模試は第一問、計算問題ですよね。)
最初の計算問題しっかり解けよ!
いやいや、うちの子の学校は第一問目から文章題ですけど…
みたいな場合、あるんですよ。
理科でも、暗記に偏っているか計算系に偏っているか、「みたらわかる」ところいくらでもあります。
素人でも、たとえば過去問集をみれば、過去にどういう出題をしているか表がついていたりして、かんたんな傾向は理解できます。
解かせる必要はありませんが、子どもに、「見せておく」のも大切です。
「あ、文章長~」とか「うわ、図形ばっかりや」とか「こんなたくさん暗記もんが出てる」とかの「ざっくり印象」は「今のうちに」感じさせておくのは何も悪いことではありません。
過去問の扱い
というのは、なんか塾に一番任せておけそうなところなのに、案外と任せて失敗してしまう部分でもあります。
カーサフェミニナ、というところのものがどんなものか、しろくまはまったくわかりません。申し訳ありません。
ただ、しろくまがいつも言うのは、「解説」が豊富なほうがよい、ということです。とくに記述題は、どのようにしてそういう解答になるのか、どういうところに注意して読めばその解答が得られるのかを説明しておいてほしいところです。
買われる場合は、かならず実物を手にして確認してください。
それから甲陽に関しては、かつて「解説」をこの場に投稿したことがあります。幸い、「外の人」さまが「しろくまさんのまとめブログ」というのを作ってくださっていて、「甲陽」の入試問題の解説がみられますので、一度目を通していただいて、また何かご質問があればお訪ねくださいな。
何か追加質問があればどうぞ。 -
【3341831】 投稿者: 親バカママ (ID:GR79tliTjm6) 投稿日時:2014年 03月 28日 17:58
しろくま様
早速のご返事ありがとうございました。娘と共に読ませて頂きました。女の子によく見られる理系の苦手なタイプですが、本人の意志に任せて見守るつもりです。四天王寺対策のコースで学んでいますが、9月までは成績を見ながら志望校を決めようと思います。
算数は難問を解けるようになりつつありますが,その一方で計算問題にミスが見られます。これを2問でも無くせば、合格圏になるので,本人も随分悔しい思いをしているようです。私としては、自覚がうまれたことに、これは良い傾向であると思っております。
理科も春ゼミの前の休みを利用して、5年の範囲を復習させました。春ゼミで同じ範囲を学習する予定ですので、なんとか苦手を克服してもらいたいものです。
大変参考となりましたので、今後ともご指導お願い致します。 -
【3342474】 投稿者: 算数が得意だけど (ID:Q6a1KDi45Yo) 投稿日時:2014年 03月 29日 11:26
新小5の男子の母親です。
算数が得意なのですが、点数に波がありすぎます。
波の原因はケアレスミスです。
ミスがないときは大手塾の模試で偏差値70ぐらい。
けれどもケアレスミスをしたりわからない問題が出た時は偏差値が55ぐらいになります。
わかっている問題でも20点ぐらい落としてしまうこともあります。
よくある理系男子で、国語は悪い時は偏差値40をとったりします。
今までは算数で点数を稼いでいたのにケアレスが目立つようになり、自然と成績も下がってきたように感じます。
けれども親の目から見て算数ができてない訳ではありません。理解はしています。
実は今、大手塾の模試は受けていますが塾には通っていません。
理由は国語が原因で中堅クラスか下位クラスぐらいにしか入れず、そのクラスだと算数が物足りなく退屈だからです。
だから今は通信教育で算数と理科は6年生、国語は5年生のものをしています。
それからケアレスミスをなくす、、、みたいな本を読んで実行しています。けれどもミスは減りません。
親ばかですが、算数に関しては能力が高いと思っています。
でも偏差値(数回65以上悪いときは55ぐらい)は正直だから親の指導方法が悪いのでしょうか?
こういう子にはどのように対処したらいいのでしょうか・ -
【3343119】 投稿者: 新5年生 (ID:gbz/dx5DYrU) 投稿日時:2014年 03月 30日 00:01
しろくまさま
お返事ありがとうございます。
お礼が遅くなり申し訳ありませんでした。
5年生になってからは、答え合わせは私がするようにしました。
算数の答えがあっていても、答えを導く過程がない、もしくは間違っている。
国語においては同意可の記述のものの答え合わせが曖昧。
そんなことが四年の終わりにわかり、それ以降は私がするようにし、間違えなおしの際に、必ず解説を読ませ、塾の前にもう一度解かせる。
国語は親音読、同時に語彙調べ、解説の確認、算数は苦手な問題の解説を私にわかるようにさせ、理科においても要点のまとめからから解説まで親音読し、その後質疑応答するようにしました。
また、春休みに入り、春期講習のテキストのみ購入し、子供に一日の勉強スケジュールをたてさせました。
昼過ぎまで私が仕事でいないので、その間にこなし、私が帰宅してから、答え合わせや理科の復習の確認(絵を描かせたり、質疑応答)などするようにしています。
自分で計画を立てて、子供の自主性に任せないと、関わりすぎると伸び悩むと言われたので、本当は放っておくつもりでした。
でも、それができるのは賢い子供、一部の子供だけなんじゃないか、親の私が後悔したくない一心で、今まで以上に関わることにしたんです。
主人には子供の人生なんだし、お前が教えると伸びるものも伸びなくなるから、放っておいたらいいと言われ続けています。
これでいんだろうかと不安に思いつつやっていたのですがこれでいいんですよね?
春休みに入って、出来るものが少しずつ増えてきたように思います。
すぐに結果がでなくても、必ず後々に結果がついてくるから、めんどくさがらずに頑張ろうと話しました。
そこでまたお聞きしたいのですが、国語の近中の標準をやってみてはとお話に出てきているのを読ませてもらったことがあるのですが、自分では得意だと思っている国語をさらに伸ばしてあげるのに、やってみた方がいんでしょうか?
ちなみにもともとあまり本を読まないうえに、ここ最近全く読んでいる気配がありません。
算数は復習テストや公開の直しは必ずさせているのですが、定着させるためにも間違いノートのようなものを作った方がいんでしょうか?
理科はまとめノートのようなものを作った方がいんでしょうか?
子供の可能性を潰さないように頑張っていきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。 -
-
【3343129】 投稿者: しろくま (ID:xEtTGLtX75g) 投稿日時:2014年 03月 30日 00:22
「算数は得意だけど」さま
まず最初にお話ししたいことは、「小五のしろくま原則」についてです。
小五の段階は、
好きな教科たっぷりやらせてやる。
嫌いな教科よりも得意な教科をたくさんやらせてやる。
得意な教科を作り出す。
ということです。
同じ教科の中でも得意不得意はかならずあります。
変な話ですが、「あえて」そういうことを際立たせてやる、ということです。
こうすることによって、格段に子どもの勉強への意識ができます。
この教科が得意だけれどこの教科は苦手。
この分野は得意だけれどこの分野はできない…
こういうところをハッキリさせると、対策が立てやすくなりますし、得意な教科をたくさんさせることによって、勉強時間を延ばす、増やす、ということができて、学習習慣の転換も図りやすくなります。
苦手を放置せよ、という意味ではもちろんありませんが、夏休みやさらに先の冬休みに「重点部分を先送り」する、その間に、やるべきことを精査して、教材を用意しておく、ということを進行しておくんですよね。
算数が得意な子で、新小5のこの時期に出てくるケアレスミスの原因は、
「慣れからくる手抜き」
です。
暗算でできる、と称して「計算痕跡」をしっかり書かなくなる、正しい手順を抜かしていっぺんに答えを出そうとする…
時間内にやろうと意識しすぎで、作業が「雑」になつているんですよね。
男の子にとくに顕著に出てきます。
能力が高いことと、得点が高いということは一致しません。
テストの結果、というのは半分は「習熟」ですからね。
いくら能力があっても、テストの形式や段取りをまったくしなければ得点化できません。
新小5くらいですと、時間のレイアウト(どの問題から先に解くか、どの問題に何分時間をかけていくか)もできない場合もありますし、家での学習環境と、模試の実施環境が変わると、それでもうミスは出るし、正しい思考もできなくなるのが子どもというものです。
国語はいっそ小4対象のものをやらせてもよいくらいですよ。
「読める文章」で「問題を解く」ということが大切です。
国語の学習は「読める文章」の問題を解く、という演習をしないと解答力はつかないのです。
語彙はいずれ増えていきます。とにかく今は「読める文章」をたくさん読んでいく、当該精神年齢で理解できる文章を解く経験値を増やしていってやりましょう。
さて、算数に話をもどしますが、家庭での学習環境は「二つ」用意してやりましょう。
時間制限下で作業系の学習をするときは、勉強部屋で、椅子に座って机にむかう。
話もさせない、一定時間はトイレも行かせない。(模試と同じ環境に置く)
時間制限抜きで、じっくり考えさせるときは親の目がとどくリビングなどでリラックスして勉強する。
作業と思考の時間と空間を別にする、ということです。
他の方へのしろくまの回答も是非、参考にしてお子さんに適した方法をチョイスしてみてくださいな。
たびたび紹介している英俊社の「近・中・標」の算数は「作業」系の時間制限学習には利用できます。
算数や理科に関しては是非「易問流し」をしてやってください。
解ける問題もどんどん解いていく…
こんなのわかる、こんなのできる、というものをあえてざっと流していく…
おそらく、難しい問題ばかりを解く、ということに時間をかけすぎてきたのではないかと思います。知らず知らずのうちに思考の時間が長くなった分、簡単な問題の演習量が減少していたんだと思いますよ。
お子さんには「ほめていく」一年で接してやってください。
好きな教科はたくさんやらせてやる。
得意な教科、分野をたくさんつくっていく… そのためにはまず自信をつけさせてやる。
苦手な分野や嫌いな教科は易問流しをしていく…
できない分野やまちがえた問題は1問ずつコピーして切り貼りして、ノートの見開き左に添付して右側は空白にする。
そういうノートをたくさん作っておいて、夏休みの復習のための教材を用意しておく…
こんな感じでどうでしょうか。
何か追加質問があればどうぞ。 -
【3343161】 投稿者: しろくま (ID:xEtTGLtX75g) 投稿日時:2014年 03月 30日 00:56
「新5年生」さま
男親というのは、女親の教育に対して
ほっとけっ
ぐちゃぐちゃ言うな
そんな言い方だったら頭に入らない
それでは教えているんじゃなくてケンカしてるんやっ
そんなん言うならあんたがやってよっ!
あなたがそんなこと言うてるからこんなことになるんでしょ!
ほっといたらこの子はほんまに何もしないのよっ
と、お勉強がそのまま夫婦ケンカにスライドされてしまう、というような場合もけっこう出てきてしまいます。
ただ…
「別人からの視点」を受け入れる、ということも大切です。
しろくまは、
コントロール→ドライブ→レッセフェール
という三段階が大切だと思っています。
これはそのまま「小学校・中学校・高校」の流れにもあてはめられますし、細かく
小学校では「小学4年」「小学5年」「小学6年」
中学校では「中1」「中2」「中3」
でも該当します。
各学年の一年間でも、三等分し、最初はしっかり管理。その次は管理しつつも本人にやらせる。そして最後は任せる。という方法がよいと思うんです。
5月までは、いや、夏休み前までは、「しっかり管理」「目を離さない」でよいんですよ。
お父さんにも、「今はしっかりと管理しておくわ。あなたの言うように、ほっておくために、今はちゃんと管理します。」と確信をもって宣言すればよいのです。
お勉強は「自発」でなければ結局身につかないことなんですよ。
突然成績が伸びた、と、実感するときは、「自分で進んで取り組む」ときなんです。
他者から「やらされている」というのは、どこか伸び悩みの原因になります。
これでいいんだろうか、と、不安になられる気持ちはよくわかります。
でも、それでよいんですよ。
今の時期は、すぐに結果が出ることを求めてはいけません。というか、求めても結果は出ません。
申しましたように、得意な国語はどんどんいっぱいさせましょう。「得意を伸ばす」がしろくまの小5原則です。
さて、ついつい「読書」ということもしてほしい、と思うところですが…
実はしろくまは「入試問題」や教材の問題を解く、というのも立派な読書になっている、と、思っている派なんですよ。
だってそうですよね。問題文、読んでいるんですから。
それに、自分から手にとって絶対読まない文章に「出会う」ことができるのが受験勉強です。
「入試問題読書」
というのもしていくにはよい機会ですよ。長さも適度ですし、一番よい場面の抜き出しですからね。
ちゃんと一冊読まなければいけない、なんて、何も検証されたことはないリクツです。
たくさんいろいろな本を読む、ということに関してはある意味、受験勉強がもっともよい「手段」です。
第一段階「入試問題を解かないで読書する」
第二段階「問題を1問だけ選んで、読んでその問題だけ解く」
というようにもっていけばよいんです。
算数の間違いノートは作ってもよいですが、やるのは先送りでよいですよ。
理科は「まとめノート」を作るのはもちろんよいのですが…
これもできる子とそうでない子が出てくるのも確かなんですよね。できない、というのに無理にさせても定着しません。
最良の方法でも、その子にできない方法なら意味はないのです。
すべての「方法」は、できなければ効果は出ないものなんです。
理科は「発表型」を取り入れてみてください。「この問題の解き方をお母さんに教えて」という方法です。本人に解説させる、ということですね。
ただ、お話しを伺うかぎり、お母さん、少し考えすぎですよ。
お悩みのことはすべてできません。
「あれもこれも」
ではなく
「あれかこれか」
で、参りましょう。できるところをまずはする、ということでよいのですからね。
お母さん自身が、ご自分のマイナスをカウントされすぎですよ。
「こんなことができていない」
「こんなことをしてやれない」
そんなふうに心の底で思い始めておられませんか?
「~しないように頑張る」ではなく「~するように頑張る」で参りましょう。
( A )をしなければ( B )できない ではなく ( A )をすれば( B )できる
という姿勢でいきましょうね。
何か追加質問があればどうぞ。
-
【3343926】 投稿者: 新5年生 (ID:5/ii/0uX.TA) 投稿日時:2014年 03月 30日 20:56
しろくまさま
ありがとうございます。
まさにその通りなんです。
もう少し、それが半年か一年かわからないですが、管理していこうと思います。
今日、算数の間違い直しをした問題について説明してもらい、間違えた要因も聞いてみました。
ちゃんと理解していて、わかり易く説明してくれたので、凄いやんっ前は全然わかってなかったのに賢くなったなぁと褒めたら、凄く喜んで、いつもと違いヤル気がでたようでした。
あれもこれも出来てないと言ってしまうことが常だったので、今日の子供の様子やしろくまさんのアドバイスから、気付かされ、気付けたことを忘れずにやっていこうと思います。
仕事、子供会役員、親の介護、子供の事、あれもこれもしないとと自分の首をしめていたのかもしれません。
子供がこの春休みで、理解出来るようになったものが増え、親が関わるだけでこんなに違うんだと実感しました。
後一週間、息抜きしながら楽しくやってみようと思います。
つまづきそうになった時、ご相談させてもらいますのでよろしくお願いします。
ありがとうございました。 -
【3350597】 投稿者: 新四年生男子 (ID:aMY0wPwvBTQ) 投稿日時:2014年 04月 07日 10:21
しろくまさま
この数年間ずっとこちらでしろくさまさまのお話を聞いてきました。
今回思い切って質問させていただきたく投稿いたしました。
息子は新四年生。
この2月から初めて大手進学塾最上位クラスからの通塾生活が始まりました。
慣れないカリキュラムに追われる怒涛の二ヶ月が過ぎ、少しずつリズムがつかめてきたところです。
しかしながら、国語の学習方法については未だ学習方法がつかめずにおりこちらに参りました。
息子は読書好きではありますが、物語は苦手です。
ずばり、国語のテスト(読解)で点数が取れません。
例えば算数などの学習は、できないところの解説を読み、繰り返しやり、類題をやり…で定着させられます。
が、国語のテキストをどのように復習→定着させればよいのでしょう。
4年生のテキストの本文はどれも読みやすく容易な文章ながらもテーマ(近代文明批判、比較、自然…)がはっきりしているうえに、設問も指示語や接続語の関係をうまく問いてくるなど、とてもいい文章だと思います。
しかし、息子はそれらの構造には気づかず、また指示語、接続語に留意することなく「感覚」で解いています。
現在はおよそ平均点。
これでは5年生になり、文章が難しくなってくると確実に点数がとれなくなると思うのです。
今の学習方法を申し上げます。
一緒に本文を音読し指示語、接続語にマルをつけ、それが何かを確認する。
そして、私が本文のテーマを示しながら接続語、指示語、重要語句などをつかって構造的に解答を見つける。
抽象的(一般的)文章とそれに付属する具体的(例えば…)の文章を分け作者の言いたいことを短くまとめる。
また、記述問題は模範解答と丁寧に照らし合わせて、意味の通る文になるよう一緒に考えています。
息子は、指示語などを利用して構造的に語句埋め、接続語埋めなどが解けることをやってみせたら「うぉ~!算数みたいや!」というのですが、テストで所見の文章が出るとまったくできません。
これまで一緒にやってきたことが全くリンクされていません。
客観的に読むということがどうしてもできずにいます。
しろくまさんにお伺いしたいのです。
国語のテキスト文をどのようにして自分のものにしていったらよいのでしょう。
同じ本文を何度も読み返し、その解き方や内容を何度も確認することで、いずれ初見の文章にもつながる「何か」を得ることができるのでしょうか。
しろくまさまのおっしゃる「中学受験の国語には無理がある」ことを認識していましたので「どうしてわからないの!」とは思って取り組んでいません。
ただ淡々と、淡々と「ほら、こういうふうにしたら解けるでしょ」をひたすら毎回繰り返しているのですが、息子には、指示語にマルをしたから、またテーマがわかったからといってそれがどういうふうに解答につながるのかわからずポカンとしているようです。
これまでのおよそ1年間、しろくまさまが推奨されている国語の問題「りんご、バナナ、みかん、、、すなわち・・・」、「ママはりんごが好き、しかし・・・」、など数々挙げられた類の作文、四こま漫画の切抜きからの再構築、音読をやってきました。よくできるようになりました。
もちろんすぐには結果は求めません。
入試の日に最難関レベルの国語の入試問題が解けるようになってもらえるようにするために、「今」できること、今留意しておくこと、今後どのように国語学習を進めていったらよいのか教えてください。
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